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2009年9月

2009年9月15日 (火)

秋刀魚の塩焼き

Sanma

 煙と臭いをこもらせないように焼くのが、魚を美味しく焼くポイントです。魚が小さければ適当なサイズのフライパンで、蓋をしないで焼く方法がよいと思いますが、秋刀魚などのように40cm近くあり、このようなサイズの場合は、鉄板が重宝します。
 これに直接秋刀魚を乗せて焼くような無謀はしません。使い捨てのオーブンシートの上で塩焼き秋刀魚の実験です。火元は円形ですが、鉄板の厚みと広さを計算されているのでしょうか、真ん中に集中するでもなく、中火で周囲にも十分熱が伝わってきてます。秋刀魚の中央にほどよい焼き色がついてきたら裏返すタイミングで、程よく全体も焼けていいます。その証拠に、表になっていた方の秋刀魚の目が白くなって火が通っています。

Sanma2

 十分焼き色が付くと言うことは、裏返しても焦げ付かないというのが道理ですが、ここは安全を見て敷いたクッキングシートのありがたさです。焦げ付くこともなくきれいに焼き目がついています。ここで、裏返して全体に火が通ったら出来上がりです。
 不思議なことに、煙は出ませんし、臭いもこもらないので大変美味しく焼けます。強めの中火をキープしながら、様子を見て焼きあがりに注意してください。

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 画像は、腹の部分を開いています。内臓が崩れずにそのままの形で残っていますが、これは、秋刀魚がかなり新しいという証拠です。また、焼き時間も短く、最初の面が4~5分で裏面(盛り付ける時は表になる面)は3分ほどです。
 このような鉄板があると嬉しいです。皆さんも捨てずに置きっ放しの鉄板とかってあります?秋刀魚の塩焼きを試してみてはどうでしょう。私は、今後魚の塩焼きは、鉄板方式にしようと思っています。

2009年9月12日 (土)

こんにゃくの下ごしらえ

 水分が90%以上を占めるこんにゃくに味付けすると言うのは不思議なことです。でもこの水分が余分に残っているればいるほど味が付かなかったり入らなかっ たりするのは道理ですから、下ごしらえとは、できるだけ水分を抜くことを意味します。また、グルコマンナンという成分が、えぐみやぬめりの元になっ ているのでこれらも除いてしまいます。方法は以下の三種類です。
 、まず、たっぷりのお湯で下茹でする方法です。臭みやえぐみも同時に取れて一番多く使う方法で、料理に相応しく切ってから茹でても切らずに丸ごと茹でてもどちらでもオーケーです。下茹でしたあとの熱を再利用して煮物の途中で加えると、味が馴染みやすくなります。
 、次に空炒りです。料理する前にあらかじめ切ったち千切ったりしたこんにゃくを空炒りしますので短時間で適度に水分を抜く方法です。
 、 塩を振って叩く方法です。塩を振るというのは内部の水を抜くためですが、その上叩いて水分を出すのです。この方法はこんにゃくは切らずに丸ごと叩きます。 水を出した後切ったり千切ったりしますので短冊に切るような和え物やトン汁の具に小さく切って使用する料理に向いた方法です。

【参考料理】
こんにゃくの土佐煮

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