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2009年8月 5日 (水)

ステーキ(Steak)の焼き方

 

ステーキを美味しく焼く4か条

1) 肉を焼く前に室温に置いて肉芯の温度を上げる。肉から血が滴るのをレアとは言わない。それはただの生肉。

2) 火加減は強火で肉の表面を素早く焼きつけ、肉の旨味を閉じ込める。家庭の火力でフライパンでは、肉一枚を焼くのが限度。まとめて焼くと誰が焼いても肉が煮物化する。

3) 一流は、温めた皿に盛り付ける。熱く焼いた鉄板に肉を乗せてじゅーじゅー焼きながら食べるのは三流以下。せっかくの食べごろが台無しでしょ。

4) 塩・胡椒は焼く直前にまぶす。軟らかい肉を塩締めなどするのは邪道。

以上、当たり前のことをこなせば家庭でも美味しいステーキにありつけますよ。ところで、4か条でよかったかな?また、思い出したら追記しますね。

  【焼き加減の目安】

20080412045049200804120450512008041204505020080412045048

レアー⇒ミディアムレアー⇒ミディアム⇒ウェルダン

 4か条だけで本当に焼けるのかという問題ですが、後にNHKの「ためしてガッテン」で知った、肉の「ジューシーライン」の話で(両面の焼き具合が、肉の厚みの中央で出会う部分のこと☛参照)、 うまくぴったり出会うように片面ずつ焼いた状態が、ステーキで言うところのウェルダンです(画像右端)。
 ところが、たまにしか焼かないス テーキをその時だけ上手に焼くのは、料理に慣れていても少し緊張します。ですから、鶏肉や魚をソテーしたりポワレしたりする時などに、焼き方や焼け具合の 方に常に意識を置いておくと、少しずつ勘所がつかめてきます。焼ける様をじっくり観察して、それがどういう状態なのかを判断する能力を養うということは、 「勘」が鋭くなる練習をしていることと同じだと思います。調理の為のよい条件に、この「勘」がプラスされることで料理の腕が上がるのだと思います。私も目 指しています。

【参考料理】

□ 牛フィレのステーキ

□ 醤油ソースの和風ステーキ

□ 桜ステーキ(馬ハツ)

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