餅料理

2009-01-15

モッフルの中華おこげ:Vitantonio ワッフル&ホットサンドベーカー使用:政府管掌のドック健診に思う

 昨日は、年に一度のドック健診でした。40歳に突入してから始めた全身チューンナップのつもりというのはそうなのですが、若い頃と違って、だんだん結果が気になるようになったのも事実です。私は、相変わらずの安全数値で、ボーダーラインを割ることはないのですが、夫は、やはりコレステロールが300を越えない程度の横這い状態です。何年か食事に取り組んできている成果として、悪化しないだけましなのかもしれません。薬を飲むほどでもない数字なので良しとするところです。
 文句のような事になりそうですが、社会保険関連の実例として、ちょっと書いておこうと思います。今回は、毎年ドック健診を受けている病院では人数制限で受け付けてもらえず、隣の茅野市の「諏訪中央病院」というところで受けました。毎年いろいろ微調整があるそうですが、病院がどうしてあのような対応になるのか、その理不尽な感じが拭えません。制度事態を良く理解していませんから、そこがいまいち不安定な気持ちになる部分なのだとは思います。
 社会保険で、政府管掌として給付金が出るドック健診というのは、自費ドックと違って、検査に使用できる薬品や手法に違いがあるそうで、そりゃそう、国費を必要最低限に抑えて、社会保険の適用が多くの人に行き渡る為の予算の範囲ということでしょう(建て前はそうでも、加入して保険料を支払っているのは個人ですが)。でも、昨年まで受けていた大きな病院では、受け入れる人数が減って、かなり制限しているようです。多くの人が受診できるような国の計らいと、病院が希望者を受け入れにくい問題の関係が良く分かりません。このことを全国社会保険協会長野支部に問い合わせると、病院には出来るだけ多くのドック健診希望者を受け入れてもらうように要請しているそうです。が、病院の都合ということで、件の病院ではかなり受け入れ人数が少ないという事です。それは、病院の規模に対して、受け入れ可能な人数よりも少ないという意味です。実際、自費だったら予約できるのかと聞いたところ、できるという返事が返ってきたのです。どうして政府管掌のドックは受け入れたくないのでしょうか。病院にとってマイナス要素があるからなのは歴然で、理由を聞いても電話の窓口では、しどろもどろな返答でした。このような質問に答えるマニュアルがないのでしょう。
 何故このような事を書くかといいますと、素人ながらに心配するのは、毎年受けている病院には自分のデータが残っていて、何かの時には、それが役立つという事と、気持ちの上でも安心なのです。それに、もしも再検査したり最悪手術を受けたりするような展開になった場合、自宅から近い病院が便利で、家族の負担も少なくなります。いざとなったら病院を移ればいいというのはありますが、そこで検査を繰り返すという二度手間になります。
 利用者の為のシステムとは言えないというのが政府管掌の場合の印象ですが、病院にとってもそうなのでしょうか。例えば、関わると儲からないとか。何か割に合わない問題があるとしか思えませんし、釈然としません。

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 今日は、ビタントニオのワッフル用プレート(☛参照)を使用したレシピなので、誰にでも出来ると言うものではないのですが、お餅の応用で、中華おこげを作りました。
 本格的な作り方は、ご飯を薄く潰して乾燥させたものを香ばしく揚げて、野菜あんかけにするのが中華おこげですが、以前からお餅でやってみたいと思っていて、お正月のお餅の残りがあったのでチャンス到来。因みに、ビタントニオのワッフル用プレートで作るお餅のことを「モッフル」と呼んでいるらしいです(☛参照)。

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 あんかけにする野菜は、基本的には何でも良いと思います。今でしたら白菜を主に、赤色、青色の野菜に蒲鉾や竹輪などの練り物。旨味の要素で、肉や烏賊などを一緒に炒め合わせてとろみを付ければモッフルと良く絡みます。

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 モッフルは、餅を挟んでから5分で焼けますが、少し香ばしくしたかったので8分焼きました。それでも焼き色がつかなかったので、もう少し長く焼くと良いのかもしれませんね。薄くなってパリパリに焼けた部分には早くタレが染み込み、次第にお餅に戻ります。そこがすごく美味しい部分です(って私が好きな部分です)。揚げないのでカロリーも抑えられます。

材料(2皿分)

  • 白菜の葉・・4枚
  • 玉葱・・1/4個
  • ピーマン・・1個
  • 人参・・50g
  • 竹輪・・1/2本
  • 豚肉スライス・・40g
  • 海老・・4尾
  • 長葱・・1/2本
  • 生姜・・適宜
  • 餅・・適量
  • 塩・胡椒・・少々
  • 片栗粉・・大さじ1.5(同量の水)

合わせ調味料

  • 鶏がらスープ・・300cc
  • 塩・・小さじ1/2
  • しょうゆ・・大さじ1
  • 味醂・・大さじ1
  • 酒・・大さじ1

作り方

  1. ワッフル型に餅を並べて焼き始める。
  2. 白菜は、白い部分はそぎ切り、葉は3cmのざく切りにして、他の野菜もスライスして適当な大きさに切る。
  3. 海老は殻を取って背腸を抜き、豚肉も一口大に切っておく。
  4. 合わせ調味料を小さなボールで合わせておく。
  5. 炒め油を鍋に引いて、みじん切りにした生姜と豚肉、海老を最初に炒め、海老の色が変わったら野菜を全部一緒に強火で炒る。
  6. 野菜に油が回ったら、軽く塩・胡椒をして、野菜がしんなりなったら合わせ調味料を加えて煮立てる。
  7. 野菜を混ぜながら水溶き片栗粉を加えて、1~2分煮込こむ。
  8. 大き目のスープボールに移し、テーブルで食べる分だけ注ぎ分けて頂く

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2008-11-22

笹の葉の中華粽(ちまき):今更だけど「人は生かされている」と明道尼さんから学ぶ:「ほんまもんでいきなはれ」を読んで

 村瀬 明道尼の「ほんまもんでいきなはれ」を読み終えたところで、朝のNHKテレビ「生活ほっと(08:35)」で、偶然インタヴューの様子が流れたので聞き入ってしまい、本書で語られていることと、自分の思いに触れて、少しだけ書いておこうかと思います。
AmazonNetShop  この間は、畑で長年放置状態だった渋柿の木から沢山の柿をもいだ話をしましたね(☛参照)。アルコールでさわしたので、すっかり甘く熟して、普通の柿よりもそれはそれは甘く、今ではありがたく頂いています。先週でしたか、ご近所で、よくお漬け物の作り方などを教えてもらう方に、少しお裾分けしたときの話です。柿が山のように沢山あることで気が大きくなった自分が、人様に差し上げると言うのに、ぞんざいな扱いで袋に詰めたのです。単に忙しかったからですが。差し上げる時もわざわざその言い訳をして、それで無罪放免だとしました。でも、ここがすでに正直ではないのですね。言い訳をして許されたいと思う元に、少なくとも、「このように沢山の恵みをくれた自然に感謝」している私で、その自然をお裾分けしているだけですから、ぞんざいな扱いをすること自体に既に後ろめたさがあるのです。そこを、忙しさで誤魔化した自分なのですね。
 少し前のこの出来事は、「ほんまもんでいきなはれ」を読んでから、自分が恥ずかしくて仕方なく、二度とこのような思いはしたくないと思いました。相手の方にしてみたら、もらっただけでも良かったのかしらと、私が思うのも変な話で、自然の恵みに感謝する気持ちをお裾分けすると思ったら、あなたもあたしも自然に感謝ですねと、同格の喜びのはずです。こういうことを昔の人は「お天道様が見ているよ」と、言ったのですね。
 このことは、「食べ物は天からいただく命の源。なおざりにしてはいけない」という道元の『典座教訓』の教えです。明道尼がほんまものの精進料理の作り手として極めるようになったのは、この典座(てんぞ)からだそうです。典座とは、一言でいいますと、寺の僧侶の食事係のことです。
 明道尼の話は、人間臭さく、それでいて厳しさが当たり前に認められて、すっきりと正直なのです。真っ直ぐで、鋭く言い当てたその言葉は、心に突き刺さるような鋭さがありながら、それでいて当たり前のことなのだとスーッと入って来るので不思議です。自己本位で生きるということではなく、人は生かさせているということが前提だからなのでしょう。それは生きてこの世に生を受けているもの全てが平等であるということです。大変気が楽になるお話しでした。
 明道尼が作る精進料理は、時には何百名分にもなる、その準備を大勢で作るそうです。その時の叱咤は、ものすごい大声で飛ぶそうです。それというのは、出来上がった料理の一番美味しい瞬間を逃すことなく食してもらう為に、命をかけて食材と向き合っている姿だからです。特に胡麻豆腐は、あっさりとした素朴な味付けで、素材の風味をそのまま味わえるようにと一番初めに出されるそうです。鱈腹頂いた後に、味わえるものではないからだそうです。誰もが舌鼓を打つ、そのような胡麻豆腐を作ってみたいものだと思いました。

 何かを求めて止まない姿と言うのは、叶えるためにそうするのではないでしょうか。明道尼さんは、命を全うさせる精進料理を叶うものにした人ではないかと思います。それで、最後に「本当は、生涯かなわなかった恋にあります」と仰るのです。「人間は一度しか死ねない。死に急がなくてもちゃんと一度はちゃんと誰でも死にますから、それまでは精一杯生きなはれ」という言葉が、すうっと入ってきます。だからブログでも料理でも仕事でも何でもいいんです。生き方は一つしかないのです。

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 今年、畑のそばで見つけた大きな笹の葉で、笹団子でも作ってみようかと摘んでおいたのを思い出して、中華風の粽(ちまき)を作ってみました。笹の葉は、熱湯にくぐらせて干しておいたので、水で戻してしなやかにします。葉を丸めて三角の頂点を作って、ここにもち米を詰め込んでから三角形に丸め、最後の葉の付け根の部分を差し込んで閉じます。もち米が柔らかくなるまで気長に蒸します。味付けしないうるち米を入れて軟らかく茹でるのが、秋田(☛参照)や新潟(☛参照)の粽です。私が作ったのは笹の葉一枚ですから、大変小さく、一口か二口で食べられるので、ちょっとしたおやつにいいかと思います。参考までに、蓮の葉の中華粽は☛こっちです。
 明道尼さんのお話しからいきなり中華風の手作り粽の話に飛びますが、初夏に山から採ってきた笹の葉に、もち米を詰め込みながら、山、畑、新潟、秋田、柿、人、生きるなどのことを沢山思いました。蒸し上がった粽が嬉しかったです。

材料

  • もち米・・1.5カップ
  • シナモンパウダー・・小さじ1/2
  • ココナツミルク・・大さじ3
  • 笹の葉・・10枚

作り方

  1. もち米は洗ってたっぷりの水に浸して一晩置く。
  2. 笹の葉を水に浸して何かで重石をしてしんなりするまで戻す。
  3. もち米を笊に上げて水をよく切り、シナモンとココナツミルクを加えてよく混ぜ合わせる。
  4. 笹の葉を手の平に、葉の先端を指先の方に置いて乗せ、その先端を手前に引き寄せて丸め、三角の頂点を作ったら3のもち米を匙で詰め込む。
  5. 手前の葉の茎の部分を蓋になるように刺し込み、飛び出した葉の先端も引き寄せて、米がこぼれないようにしっかり締める。
  6. 蒸篭を火にかけ、充分蒸気が上がったら5の粽を並べて、軟らかく蒸す。(約40分)

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2008-08-30

電子レンジで手作りの大葉餅:食欲減退の夏バテにはもってこい!

 大雨の被害に遭われた方々に、こころからお見舞い申し上げます。

 実は、昨日、秋田から長男が一人で上京しています。目的は大学のオープンキャンパスです。「はっ?なに?オープンキャンパスって!」と、いう方も多いと思います。調べたら1990年以降始まった「入学促進イベント」だそうです(☛参照)。最近の事と思ったら、もう20年前からになるのですね。我が子の進路で関係しない限り縁のない話ですから、知らない人も多いはずです。ターゲットの大学に出向いて、大学を見学するわけです。中には、これに参加していることが受験の条件になっている大学もあるそうです。息子は、先輩を追ってある大学に入学したいという希望を持っていますので、わたし達のころとは違って偉いなあと思います。そもそも、共通一次や、センター試験の経験も無く、ぼさぁーとしていても何とかどこかに紛れ込めたような、結構のんびりしていた時代だったか私がそうだったのか、そんな親ですから、子どもが自分で自分の事をやるしかないのですね。よくしたものです。ただ、私、個人としては、大学に行って欲しいなどとは全然思っていません。むしろ、勉強が好きな子でもないので、行く意味が無いんじゃない?などと振っています。息子は「いやー、僕は今まで勉強らしい勉強をしてこなかったから、これからやるんだよ。」と、言うのですね。ほぉ、奨学金を借りて、自覚を持ってそれを後年、返済していくくらいの意志があるのかと、そこまで問いました。なんですか、最近高校での学習に意欲が出てきて、成績がグッと上がった事を盾に、そう申しております。父上、よろしいでしょうか。と、いう場面を設けないといけなくなりそうです。こういう段取りは、私の仕事なのです。(ここだけの話、父ちゃんにはカッコつけておいてもらわないとね)
 息子と何処か東京で合流する予定でしたが、あいにくの豪雨であちらこちらの交通が乱れ、寸断されたようで、出かけなくて正解でした。代わりにと思ったのが罰当たりだったのか、水泳にすっ飛んで行ったのは良かったのですが、このような日は、やはりついてませんね、めちゃくちゃ混んでいる上、プール係りの場内整備の心得がまったくなっていませんでした。職業意識に欠けていると言いますか、おばちゃんは、怒れてしまいましたよ、ホントーに。昔なら一喝していたところですが、今はそんな無駄な事は一切しません。入場料を徴収している以上、誰もが目的を果たせるように場内整備をするのが係りの仕事だ、というのが筋です。そのことを理解はできていると思いますが、、どうしたらその仕事を全うできるのか、体を張る人間の少ない世の中になってしまいました。おばちゃんは、がっかりなんです。そして、下衆の邪推と非難を覚悟で言わせてもらうと、シルバー人材センターなるところからの派遣社員さんと、その親子関係かしらと思われる年恰好の若い職員さんのコンビですから、物を言っても始まらないと。諦めて早々にプールを後に、退場してきました。本当についてません。
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 帰り道、いつもの野菜のお店に寄って、柔らかい大葉を見て気分を変える事にしました。この地域では、大葉の旬を迎えると、お餅を搗いて大葉に挟んでお醤油(または砂糖醤油)をつけて食べるのです。そう、この時期ならではの食べ方です。食欲の落ちる夏場に、昔から食べてきたそうです。私は、お餅大好きなくせに、今まで一度も自分で作った事がなかったのでチャンス到来です。まー、見てくださいな!二人分くらいの搗いたばかりのお餅は、ちょちょいのちょいです。P8300001 ミキサーと電子レンジであっちゅう間に出来上がります。このお餅の作り方は、次男が小学三年生の頃、テレビの番組で見ていたのをメモして、私に教えてくれたものです。その後、改良を重ねて、今では私のレシピとして大いに役立ってくれています。
 というわけで長くなりましたが、ミキサーと電子レンジで作ったお餅を台の上に広げて、しばらく置くと硬くなって切り餅のような扱いができます。八つくらいに切り分けて大葉に挟んだら出来上がりです。余って硬くなったらフライパンで焼くと、香ばしくて美味しいです。
 実は、暇が無くてまだ充分に解決できてない部分があります。耐熱の容器でレンジにかけるところまではいいのですが、出来上がった熱々のお餅を取り出すのに、ベタベタへばり付いて、綺麗に取れません。オーブンペーパーのようなつるつるしたものか、何かを上手く使ってこのお餅の扱いをもっと合理化できないものかと、毎回思いつつ忙しさを理由に、健忘と物臭をしています。何か良い手は無いものでしょうか。
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 おっと、ちょっとぐぐったら、実験している人がいますねー。ご覧ください☛実験室。なんですか、ああ男性って感じですorz。でも、失敗談込みというのがありがたいです。私は、この方法で、180g以上のもち米を試した事がないので、実験って助かります。

ほうれん草と柚子の絡み餅も合わせて参考にどうぞ☛レシピへ

材料

  • もち米・・180g
  • 水・・150g
  • 大葉・・8枚
  • パウンドケーキ型

作り方

  1. もち米を良く洗って水を切り、分量の水と一緒にミキサーに3分かける。
  2. 片栗粉を溶かしたような質感の「餅クリーム」ができたらOK。多少の粒は残っていても加熱で餅に変身します。
  3. 餅クリームをパウンド型に流し込み、ラップをかけて、レンジ(800ワット)でまず3分、取り出してかき混ぜて、熱が均一に行き渡るようにする。
  4. 再度、ラップをして2~3分、ラップが膨らんで中の餅が少しクリーム色掛かった、透き通った感じになったら取り出す。
  5. 熱いうちに台に取り出し、しばらく冷まして手で持てるようになったら8つに切り分けて、大葉に挟んで出来上がり♪

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2008-01-31

大根餅ー最強のおやつ:中華街の食材店「愛龍號」のおばちゃんレシピから

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 遂に大根餅を作ることになりました。凍った大根のお陰と言うべきか、数日の寒さで家の中で凍らせてしまった大根2本を持て余していたところへ、Feecleでのつぶやきに反応して頂いた声がきっかけです。最強のおやつだと言っていた白○さんには既に火をつけられていたのですが、ここでそれが蘇りました。基本的には上新粉と大根を混ぜた生地に好きな具材を細かく切って混ぜ込んで蒸した中国のお餅です。長い時間蒸す間に大根の存在がわからなくなるほどになるのですが、甘味と風味がやはり冬の王様的印象を強くします。また、具はそれ自体に味があって出汁が出る食材がマッチします。と、こうなるとやはり乾物ということになります。幸い自家製の干し肉がありますので、これと干椎茸、干海老、干貝柱を水で戻して上新粉300g・浮き粉80gに加えました。中国食材の腸詰を本来は使うようですが、干し肉も大差はないので。どうしてもなければ、市販のハムでね。おばちゃんのレシピでは中国産の上新粉だけを使っていますが、家に大量の浮き粉があるので、25%強加えて生地がなめらかになるよう試みました。大根の切り方ですが、繊維の方向によってひどく食感が違います。繊維と平行に切った野菜は繊維がそのまま残り、食感も強く感じます。逆に繊維に対して90度にすると全く感じません。f:id:godmother:20080131045407j:image:w300:right今回はこの中間の45度にしました。なます切りと呼ばれている切り方です。大根の皮をむいて丸ごと横に寝かし、45度の角度で2mmにスライスし、スライスをまとめて横に寝かして端から2mm幅で千切りにします。餅の中で大根の存在感が残り、かといって繊維質な感じが残らず、大根餅には成功だったと思います。

 蒸す時間はかかりましたが、調理の手間は大根と具材を千切りにすることと、蒸し上がった餅が冷めたら切ってフライパンで焼くだけです。思ったほどの手間ではありませんでした。しかも、乾燥気味の部屋で蒸気と一緒に大根の香りが心地よかったです。オリジナルのレシピには塩を加えるようにありますが、干し肉と干海老から出る塩分で充分ですし、食べる時には酢醤油をつけて食べますので加えませんでした。3つほど食べるとお腹が一杯になりますが、もたれるという感じではなくつい手が伸びます。夫と2人で作った量の半分食べてしまいました。私3つ、夫5つは嘘。

 オリジナルのレシピをそのまま乗せますが、自分で変更した部分は文字色を変えて特記しておきますね。因みに、このレシピの隠れ家は☛“迷亜細亜菜”

おばちゃんの居場所は☛“愛龍號”

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材料

在来米粉 300g・大根 800g・腸詰 2本・蝦米 適量・干貝柱 適量・干椎茸 適量塩・胡椒 適量・胡麻油 お好みで

(上新粉300g、浮き粉80g、大根800g・干し肉100g、干海老20g、干貝柱20g、耐熱容器外径で30cm×18cm)

作り方

1)、蝦米、干貝柱、干椎茸を戻し、細かく切っておきます。(戻し汁は捨てないように!)

 干海老、干貝柱、干椎茸を300ccの水で一緒に戻し細かく切り、戻し汁は粉を練り合わせる時に使用する)

2)、大根を細切にして茹でておきます。(茹で汁は捨てないように!)

 (茹で上げた大根は冷めたら両手で挟んで水が出なくなるまで良く絞る)

3)、腸詰は縦半分にしてスライスしておきます。

 (干し肉は薄くスライスして更に細く切る)

4)、在来米粉に蝦米、干貝柱、干椎茸の戻し汁を300ccと大根の茹で汁300ccを加え混ぜ合わせます。

 (上新粉と浮き粉を混ぜ1)の戻し汁、2)の茹で汁(冷まして)300ccを加えてよく練り合わせる)

5)、4)に1)2)3)を加えて混ぜ合わせ、塩・胡椒で味を調えます。深めのタッパーにラップを敷き流し入れて蒸した後、冷蔵庫で冷やし固めます。

 (塩・胡椒は加えませんが、市販のハムなどを代用する場合は、少し塩を加えてもいいかと。耐熱容器に油を塗って生地を平らにならして1時間半蒸したあと、外に出して冷ます。)

6)、1cm程の厚さの四角形に切り、鍋に油を敷いて両面をカリッと焼いて出来上がり。。。

 (うちの容器では3cmの厚さでしたから、8等分して、厚さの半分の1.5cmに切ったサイズ)

※焼き上がり直前に胡麻油を香り付けに少し入れると、さらに美味しく焼きあがりますよ。。。

※白○お勧めのタレ・・・そのままでも良いのですが、2枚・3枚と食べるなら酢醤油に豆板醤で決まりです。。。

 recipe提供者 愛龍號のおかぁちゃん。。。

 追記: 昨夜、中国から輸入された冷凍餃子のニュースが流れ、このレシピはちょっとタイミングが悪いと思います。が、中国産から引くようであれば、材料は全て国産で賄えるもので代用するといいと思います。

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2007-01-04

電子レンジで絡み餅

昨日の記事で、海外にお住まいの方から、「海外では日本のお餅が高くて・・」というコメントがきっかけで、我が家で時々作る方法を記事にします。海外のみならず、絡み餅はつきたてでしか出来ませんので、お餅好きにはたまらないです。少量ですが、三つ葉、ほうれん草、黄粉などのご用意をどうぞ!

 この作り方は、中坊が小学校の3年生くらいの時に仕入れてきたネタです。以来お世話になっています<(_ _)>

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写真は、もち米・・カップ(180ccのカップで)1、水・・160ccです。

必要な器具

  • ミキサー
  • 耐熱皿
  • 電子レンジ

材料

  • もち米・・1.5カップ
  • 水・・1~1.5カップ
  • 絡みにする具

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作り方

  1. もち米を洗ってざるで水を良く切る。
  2. ミキサーに分量の水ともち米を入れ3分ON。
  3. 耐熱皿(又は耐熱のミートローフの型など)に移し、サランラップできっちり蓋をして、電子レンジの強で3分。
  4. 手水をして具と絡めて出来上がり♪

注意)もち米の水分はまちまちですから、水加減は上下します。でも間違いなく、米の量より少なめです。ずっと少な目の方が餅らしくなります。


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2007-01-03

お餅のフォイル焼き

子どもが大きくなってくると、お正月らしいい遊びで賑やかに遊んだり、お出かけの楽しみもだんだん少なくなってきます。長男が下宿先へ帰還した後は、なんだかゆっくりと時間が過ぎていきます。

 今夜は、お餅に具をのせアルミフォイルで包み焼きにしました。開けて見る時が楽しみなので、具をいろいろ入れるのがいいかと思います。
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材料(4人分)

  • 餅・・4切れ(6個ぐらいのサイコロに切る)
  • 海老・・4尾(殻と背わたを取る)
  • 椎茸・・4個
  • 湯で筍・・適宜
  • かまぼこ・・4枚(5mmの厚さ)
  • 三つ葉・・適宜(1cmに切る)
  • レモンスライス・・4枚
  • バター・・適宜
  • 塩・胡椒・・適宜

作り方

  1. オーブントースターのトレーに薄く油を塗って餅をのせ、中に少し芯が残るくらいまで焼く。
  2. アルミフォイルに油を塗って餅を並べる。
  3. その上に椎茸、かまぼこ、海老、筍、レモンスライス、三つ葉を綺麗に並べ、最後に塩、胡椒、バター少々をのせて包む。
  4. オーブントースターの高温で15分ほど焼いて出来上がり♪

レモンはさっぱりしますが、ピザ用のチーズですとボリュームアップします


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2007-01-02

我が家の今年のお雑煮です(毎年具が違います^^;)。

毎年具が違っても、鶏ガラ出汁は変えないという我が家のお雑煮です。味付けはほんのりお醤油の香りが漂うあっさりした味付けで、具沢山なタイプです。

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材料

  • 鶏がらだし・・2リットル
  • 鶏もも肉・・200g(一口大に切る)
  • 牛蒡・・1/2(千切り)
  • 人参・・10cm(千切り9
  • 干し椎茸・・4個(戻して千切り)
  • 昆布・・(水洗い後千切り)
  • 三つ葉・・適宜
  • 切り餅・・適宜
  • 塩・・大さじ1
  • 醤油・・大さじ2
  • 味醂・・大さじ2
  • 酒・・大さじ2

作り方

  1. あらかじめたっぷり取った鶏がらだしから必要な分量を鍋に取る。
  2. 出汁に牛蒡、人参、椎茸、昆布を入れアクを取りながら野菜に火を通す。
  3. 鶏肉を加え、更にアクを取ってから分量の調味料を加える。
  4. 焼いた餅をスープに入れ、適度に馴染んだら銘々の器に盛り付け、三つ葉を落として出来上がり♪

他の元旦のメニュー

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