秋田のだまこ鍋(ライスボール鍋):寝覚めの悪い「サービスたっぷりの鳩山真空発言」
秋田と我が家の関わりが実質は遠ざかってしまったからではないのですが、最近秋田の料理からは遠くなっています。寒い冬空の下を何人かの同級生の親同士で食べ歩いたのが懐かしいです。そして、あの秋田流のお酒の酌み交わし、というか差しで飲むあの流儀は、本当に腰を据えて「あんたと語り明かそう」というような、なんとも温かい人の心を感じる嬉しい一時でした。
懐かしさに誘われてだまこ鍋を作りましたよ。今更ですが、秋田では主語の語尾に「っこ」つけて会話しますから、この場合はご飯の玉のことをダマっこと呼ぶのです。秋田弁は可愛い響きが沢山あって、諏訪の怖い言葉と全く違います。この辺の会話は東京の人が聞いたら、喧嘩をしているのかと振り向くほどキツイ語調なのです。
秋田では勿論秋田産のアキタコマチの新米で、艶々したきりたんぽやだまこを焼いて鍋に入れます。我が家は友人が作る岐阜の新米です。これがまた噛めば噛むほど甘くて、大変コシのあるお米なのです。なんだか、いろいろ言っても私はとても恵まれています。
さて、作り方は秋田の旅館の女将さん直伝の方法で、炊き立てのご飯をボールによそって粗く潰してから丸めます。私は艶と張りを出すために塩水で手を濡らして丸めます。表面が滑らかだと焼き色も綺麗につくので香ばしくなります。また、煮崩れしにくくなるのでこの方法をお奨めです。秋田では塩や塩水は使わないと思いますので、このへんが改良後の我流です。
焼かずにそのまま鍋に入れてもいいのですが、焼く場合は、フライパンを使って転がしながら焼くというのを多く聞きます。私は、オーブントースターかグリルで、バットにだまこを並べてそのまま焼きます。フライパンよりも熱が放射状に当たるので、焼き色がついたら反対の面を焼くだけなので、ある程度目を離せます。
だまこ鍋の基本は鰹出汁をしっかりとって、鶏のもも肉と牛蒡を最初に煮てスープの味を作ってから具を加えていきます。鶏肉は、経験値だと、地鶏は火が通っても固くなりにくい肉で、ブロイラーはパサパサになります。前に使い分けてみて分かったのですが、鍋物には固くなりにくい地鶏が良いと思っています。でも、これはあくまでも私の経験からです。
最後に用意した野菜などを加えて、煮立ったらだまこを加え、スープがよくしみこんでから頂きます。
秋田のきりたんぽやだまこ鍋で欠かしてはならない具というのがあって、これだけは入れてケレと言われるので特記します。
鶏肉・牛蒡・油揚げ・舞茸・根芹(この辺の栽培ものは悲しいかな、根を切り落としてあります)
鍋の材料(3~4人分)
- 地鶏モモ肉・・1枚(一口大)
- 牛蒡・・1本(笹がきにして)
- ほうれん草・・1束
- 芹・・適宜
- 長葱・・1本
- 舞茸・・1パック
- 豆腐・・1丁
- 白滝・・1袋
- 油揚げ・・1枚(湯通しする)
- 鰹出汁・・1200cc
- 酒・・大さじ3
- 味醂・・大さじ6
- 醤油・・大さじ4~6(好みで)
- 塩・・適宜
だまこの材料
- 炊きたてのご飯・・4杯分(3㎝で25個分)
- 塩水・・1/2カップの水に塩大さじ1
だまこの作り方
- ご飯が炊けたら直ぐにボールに茶碗4杯分をとり、麺棒やコップの裏で潰す。
- ご飯粒が少し残る程度で、粘りが出てきたら手に塩水を付けて両手で丸める。
- そのまま冷まして艶を出す。
- グリルで両面を香ばしく焼く。
鍋の作り方
- 鰹出汁を煮立て、牛蒡と鶏肉に火を通す。
- 醤油、味醂、酒、塩で少し濃い目の味に調味する。
- 次に野菜や豆腐を加えてに火が通ったら最後にだまこを入れ、十分出しを吸ったら出来上がり♪
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