大根葉の佃煮:30分煮込んでできる野菜の佃煮;ポイントは酢
霜が下りる季節になっても、大根の葉や白菜の葉は枯れることなく元気です。寒さを耐え凌ぐために葉や茎は、少しだけ厚みを増して丈夫になるのです。これが夏場の野菜と違うところです。そして、筋張ってきて硬くなりますが、冬場の葉物は貴重なので何か保存に耐えるものに作り変えるのが田舎の知恵です。近年のように、年中野菜が食べられるようになってもこの辺りでは、冬場の保存食への知恵は残っています。
近所のお婆さんから教えてもらった大根葉の佃煮のレシピですが、大根の葉が出回っているうちにここで紹介しておくことにします。以前、ゴーヤの佃煮を紹介しましたが、味はよく似ています(☞レシピ)。近所同士なのでそれもありなのかと思います。
ところで、今日の佃煮の分量は、大根ニ本分の葉で作っています。我が家のように家庭菜園でも作っていない限り、普通の家庭で大根ニ本分はなかなか一度に消費できないと思います。ここで、どうするか?八百屋さんには大根の葉をいらないからと言っておいてゆく客もいるものです。聞いてみると案外あるものです。スーパーも同じです。ここまでやれる方が果たして世間にどれだけいるかな?とか、思いますが、それでも作って欲しいと思うのがこの佃煮です。
大根葉にご縁があったら是非作ってみてください。
材料
- 大根葉・・ニ本分(茹でて硬く絞って300g)
- 醤油・・50cc
- 酢・・30cc
- 砂糖・・70g
- しらす干し・・大さじ2
- 鰹節・・カップ1
- 白炒り胡麻・・大さじ2
作り方
- たっぷりのお湯を沸かして1%の塩を加え、大根の葉が鮮やかな色になるまで塩茹でする。
- 1を溜まり水に取り、固く絞って3cmに切りそろえる。
- 鍋に調味料を合わせて中火にかけ、2の大根葉を入れて蓋をして30分煮る。
- 煮汁が残ってていたら蓋を取って蒸気を飛ばして煮詰める。
- 最後に火を止めてしらす干し、鰹節、炒り胡麻を混ぜ合わせる♬
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