2012-08-13

パンの耳のおやつ

触れると何でも金になる力を持つミダス王は、その力を太陽の神アポロンからもらったという話は、ギリシャの神々が関わる話としてイソップ寓話に出てくる。このミダス王は、業突く張りで、アポロンに、太陽を率いるしか能がなく、黄金の光をそこら中に撒き散らすだけの浪費家だと詰った。そこでアポロンは、威厳を保つためにミダス王の望むとおりの力を授けた。が、食べるものも飲むものもみな金になってしまうことが不便になったミダス王は、アポロンに頼んで元に戻してもらった。この話はここで終わったかに思えるのだが、ミダス王の業突く張りはこんなことでは収まらなかった。

ある日、彼はシュリンクスと言う笛を上手に吹くパーンと言う神と友達になった。パーンは冗談で、自分の笛はアポロンの竪琴よりも素晴らしいと自慢げに言うと、ニンフ達が腕比べをすることにした。これが、「王様のロバの耳」の話のきっかけとなった。

ジャッジを務めた山の神はアポロンに軍配を上げ、負けたバーンもそれを讃えていた。ところが、ミダス王だけは、バーンのほうが上手だったとジャッジに文句を言った。これがアポロンを怒らせ、アポロンは、ミダス王を懲らしめるために彼の耳をロバの耳にしてしまった。その後、口止めしてあったにもかかわらず床屋は、ミダスの耳がロバの耳だということを結局、口外してしまったが、アポロンの慈悲によって許され、命を救われたことを急場で思い出したミダス王は、床屋を許したという話だ。人の寛大な気持ちに触れるというか、そう子供らが育つことを大人が願っているという含意が読み取れる。

いや、今の私にとっては耳の痛い話で、このところの政治家や代官様のすることを許せない庶民である。と書いても、懺悔の気持ちすら起こらないくらい当然で妥当だと思っているから救われないのだろうな。先日、参院で可決された消費税増税法案だが、あの時、政治史に残る一大事であり、これからの日本の風景がどう変化するのかを思っていた。政府の増税の目的は既に耳ダコではあるが、「社会保障と税の一体改革」である。ここでもう一度、この増税で改革が出来るものかどうなのか、試算してみた。その前に、財務省のデータを確認した。もちろん、増税がよい訳はないということが読み取れる。

一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移

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そして、計算上はどうかと試算してみた。以下はTwitterでこっそり流したそのコピペ。

1) 現行より3%消費税が増税されると、約6兆円の税収が見込める。が、この実施にあたって、年金や生活保護手当の支給額を上げることが条件になる。また、政府の支出自体が消費税によって108/105だけ増えるため、従来通りの歳出のままでは支出が膨らんでしまう。 

2) 今の年金支給額、約34兆円に3/105(8%と5%の差3%)を掛けると約1兆円。サラリーマン家庭は、消費税が上がっても昇給するわけでもないのに、年金受給者の年金はこうして増える。という試算がたつけど、あくまでも税収が6兆円あったらの話(納税が見込めない原因は、増税によって消費生活自体が低迷する)。

3) 国家予算の80兆円の、仮に半分が消費税対象として3/105を掛けると、1兆円超える。政府はこの支出を削るのか、それともこのまま支出して、消費税増税分だけ歳出を増やすのだろうか。歳出が増えるなら増税の意味がない。

4) 消費税が上がって国民生活はますます苦しくなるが、国家予算も倹約に努めるのであれば6兆円が6兆円として生きるのかもしれないが、そうでないと、赤字になるのは目に見えている。しかも、計算上の6兆円なので、今のところ、絵に描いた餅状態だぜ。

5)望みのない社会になると言われている消費税増税が、本当にそうなのか?と疑ってみた上で大雑把な試算したけど、どうやってもいい法案とは言えない。国民が政府不信に陥るのは然り。今後の政治家選びは、日本の景気回復と社会保障や増税にどんな政策を持っているかじっくり見る必要がある。

試算してみて自分で納得したのでいいとして、野田さんのやっていることには国民のために非ずである。こんなマヤカシ、私にも見抜けるというのに、本当に政治の体をなしていないことが明らかになって、ふむ、返ってよかった。

日本のこれからの風景は、なんというか、昭和のあの感じになるのねと、自分で納得したした次第であった。

ところで、今日は、パンの耳を使って、昔ながらのおやつを作った。普通は、油で揚げてお砂糖をまぶすのだが、今日は、黒ゴマと黒大豆を生地に練りこんだパンと何も入っていないパンで、油で揚げない低カロリータイプのを作った。前者は、胡麻の風味を活かしてプレーン味。後者にはカルダモンとシナモンをそれぞれ、広げて冷ます時に好みの量を振りかけたら出来上がり。冒頭から話が外れっぱなしでごめんネ。インスピレーションで「王様の耳はロバの耳」に脱線し、そのまま昭和の風景まで描いてしまった。関係があるとしたら、質素な暮らしがこれから始まる点ではあると思う。

私が子供の頃の甘いおやつといえば、パンの耳の揚げたのにお砂糖をまぶしたかりんとう風のだったり、ドーナツやホットケーキといった、母の手作りだった。ドーナツは、型抜きしないため、ドーナツの穴のドーナツはなかった。おやつを作ってくれたのは、半日学校の土曜日が多かった。夏場の暑い日なのによく母は作ったものだと思う。縁側で食べていると蟻が足元に寄ってきて、お相伴にあずかっていたのを覚えている。そういう夏の風景が蘇ってきた。心は豊かにこの時代をやり過ごしたい気満々になってきた。

大して珍しいレシピじゃないかも知れないが、画像を見て食べてみたいと思ったが吉日。オーブンかオーブントースターがあれば誰でも簡単に、短時間で出来るのでお勧めよ。質素な中にも豊かさを感じさせる、なんだか味わいがあった。※画像では表面が濡れているようだが、かりっとした飴のような食感で乾燥している。上から順に、胡麻、シナモン、カルダモン。

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材料           

パンの耳(胡麻と黒大豆)・・6枚(約150g)         
砂糖・・50g         
バター・・50g         
はちみつ・・25g         
プレーンタイプは上記材料を同量とシナモンとカルダモンのパウダーを用意する。         
         

作り方            
1.
火の通りが均一になるようにパンを出来るだけ同じくらいの太さに包丁で切る。       
2. 天板にパンを並べてオーブンに入れ、150度になるまで(約15分)焼き、180度に設定しなおして軽く焼き色がつくまで約5分ほど焼く。       
3. 2と同時進行で、大きめのフライパンで砂糖とバター、はちみつを弱火で煮溶かし、ブツブツと泡が出て画像のように粘りが出てくるまで混ぜる。

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4. 3がドロドロになったら焼きあがった2のパンを一気に入れ、飴状のソースを絡める。       
5. オーブンシートの上に4を広げて冷ます♪

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