2012-03-22

「痴漢」が性癖の病であるという認識に立って考えてみた

今朝、NHK朝ドラ・カーネーションを観ていて、懐かしいシーンがあった。それは、デザイナー先生である糸子さんが、通い付けの病院の受付の待ち合いに座っている顔グロの女性に、「女は腹を出すものじゃない。大事にせいや。」と言って注意した時だった。今ではこんなことを言おうものなら、仕返しされるか、老人ならメッタ打ちにされてしまうかもしれないことだ。が、ドラマでは、その女性は意外に素直な態度だった。その様子はどちらかと言うと、お腹を出さない方が良いと言われた意味が理解できていない感じだった。また、へそ出しでショートパンツのその女性の姿は、今から10年ほど前の頃のファッションと合致する。あんなにみっともなかったかな、とつい思った。

今は、この流れは、少し変わっている。ジーンズの股上は短く、前かがみになるとお尻の山が見えたり、大きく胸の開いたキャミソールのようなシャツからは、胸の谷間も丸見えで、殆ど露出状態に近い。そして、今はまだ春先とあってコートや上着に隠れているが、そろそろ露出度の高くなる季節にも突入する。今日の内容も、時節柄、ちょうどいいのかもしれない。露出度が高くなると出てくる来るのが「痴漢」だからだ。また、タイミングよく今朝、「「痴漢」という奇特な性癖の病と闘い続けた俺の半生を語る」(参照)をTwitterで見つけた。リンクをたどると、タイトルの通り、痴漢という性癖で苦しんでいる人物の手記がこのサイトに投稿されているのを読んだ。そして、私の「痴漢」 に対する認識が少し変わった。今日は、この辺を書き留めておこうかと思う。

リンク先を読んでもらうとわかるが、これはツリで書いたのではないと思う。どこにも打ち明けられずに、幼い頃からの実体験をそのまま書いたんじゃないかと思った。とりあえず、世の中にはこういうことで苦しんでいる男性がいるということは理解に加えてみた。

では、今までは「痴漢」をどう思っていたかだが、手癖の悪さの問題で、自己中で自制心の無いだらしない性格だからと思ってきた。こう思い込んできたのには理由がある。昔、私が会社員だった頃、自宅から都心に電車通勤をした何年かの間で、何回か痴漢に遭遇した経験がある。それと、会社にいた妻子持ちの開発設計をやっていた男性社員の話が忘れられない。ちょっと耳を疑うような話だが、こんな感じ。

いつから始まったの忘れたが、確かこの男性が大学に通う電車内で始まり、当時の通勤車内でもやっていたという話だった。彼は「痴漢」の常習者だったと自分で得意げに話をしていた。それというのも、それを聞く女性社員の反応を面白がっていたのかと最初は思って話半分に聞いていた。未だに彼の痴漢行為がどういう心理からのものだったのかまったくわからないが、面白おかしくその痴漢行為の一部始終を話している彼は、本当に楽しそうで罪悪感など微塵もない感じだった。まるで、痴漢行為そのものがゲーム様な感覚に聞こえた。対象の女性は、生意気そうな子じゃなく、一見大人しそうで大声で喚いたりしないような子を見つけるそうだ。間違って大声など上げられても知らぬふりをしてしまえばそれで終わるらしい。だが、男を見下げるような顔つきで睨まれると、「つけあがるんじゃねぇ」と言って、逆に捨て台詞の一つも置いてくるのだと、そんな仔細に渡って話が続いた。

そして、先ほどのリンク先の男性の気持ちを知って、当時の同僚は、もしかしたら同じ性癖を持っていたのではないかと疑った。明るく話していた中に、いくつかその共通点があるからだ。その一つだが、ここが気になった。

家に帰ると、玄関で親父に顔面をぶん殴られた。
なぜか安心している俺がいた。

後で顔半分がパンパンに腫れ上がったので本当に全力の鉄拳だったと思う。
もう説教と言う説教はなかった。
痴漢で捕まった時に全ての思いを伝えたからだろう。

痴漢行為が見つかって罰を受けても繰り返し同じ事をする理由かと思われる部分だが、見つかって開き直るという感じではなく、安心するという部分だ。昔の同僚男性に置き換えると、女性社員に痴漢行為をしていることを話すことで懺悔でもしているような、そんなことでは甘いだろうか。この辺の心理はよくわからないが、無くられたり、他者に話をすることで罪悪をチャラにするというか。それで止まらない性癖は、やはり病なのだろうと思った。

さて、世の中にはこの様な男性がいて、痴漢といってもいろいろな癖を持つ人もいるのだろう。一言で言うと、そのようなDNAを持って生まれてきてしまっただけに、気の毒とも思える。この様な男性はその度に捕まって罰を受け、それでも止められないのなら、自分の人生への決着として全てを受け止めて生きていくしか無いのだと思う。対峙にいる私達女性はどうしたものか。私のようなオバサンの話じゃない、若い女性達はどうしたものかと考えてしまった。女性専用の車両もあるが、もしも痴漢に遭遇したら、泣き寝入りなどはしたくはないだろう。悔しくて怖くて、車内で一人心細く震えているしか無い。何とかならないものだろうか。

せめてものアドバイスだが、男性を挑発するような服装はこの際、止めてはどうだろうか。糸子さんではないが、へそが見えないようにするとか、お尻の割れ目が露出するようなジーンスは電車に乗る時は履かないとか。胸の開いたシャツは着ないとか、何か出来るだろう。お説教がましくなってきたついでにもう一つ、思い出した。昔、こんなことを聞いたたことがある。泥棒だけが悪いんじゃない、盗ってくださいと言わんばかりのところに置いておく方も悪い、と。

|

コメント

痴漢に怯える女性の気持とは比べものにならないほど些細なものですが、痴漢扱いされたらと怖れる側の気持ちもあります。混んだ電車で近くに女性がいると、首元で両手を握って、動かないように踏ん張ります。そんな人も少なくないのでは。不意の減速などで女性を押し付けたときに、微笑みを返されると、女神にように思います。痴漢扱いを怖がるというのも、潜在的な痴漢癖なのかな。痴漢癖人がなくならないとすれば、女性車両を増やすのが一番かも。

投稿: tekukami | 2012-03-23 06:46

tekukamiさん、電車で男性と目を合わせないようにしていますが、女性が凄い目つきで男性を睨みつけている場面に遭遇すると、周囲の誰かが何かをやらかしているようなサインに感じます。その時に視線を浴びて犯人扱いされるのは迷惑だろうと思います。時差通勤とかも回避努力の結果だと思いますが、この問題は難しいです。

投稿: godmother | 2012-03-23 07:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/516876/54280892

この記事へのトラックバック一覧です: 「痴漢」が性癖の病であるという認識に立って考えてみた: