2011-08-11

寝苦しい夜にこれ、どうかな

 この夏で一番寝苦しい夜がついにきた。さっき起きた時の気温は、27℃であった。25℃以上の夜は「熱帯夜」と呼ぶようになったのはいつからだっただろう。それだ。ヒートアイランド現象の影響で、1990年ごろから熱帯夜が増加と長期化し始めたのを覚えている。この言葉は、その頃、NHKの解説委員などを務めていた気象エッセイスト、倉嶋 厚氏が造った言葉だ(参照)。
 「熱帯夜」とはよく言ったものだと、当時感心して使い始めた言葉だが、それでも諏訪の家庭は平均してクーラーなどは入れていない家が多かった。今でもそうかな。うちでクーラーを入れたのは10年ほど前からで、それまでは必要を感じたことはなかった。そして、クーラーを使わない日は今でもあるし、それなりに涼しく過ごせる土地ではあると思う。諏訪よりもずっと暑い土地に住む岐阜の友人や、東京から娘や息子達が帰省で戻ると大変涼しいと喜んでいるのも道理だ。人の体は環境に順応するようにうまくできていて、私の体はもはや信州型に更新されてしまっていて、夏にここよりも暑い場所ではバテてしまうようになっている。ところがその諏訪も、熱帯夜を数える日が多くなった昨今である。
 お他所のブログで毎日、暑さにバテバテな一文を目にするようになって気になっていた。寝苦しい夜の温度調節のため、毎晩の失点抜刀話は笑うに笑えない状況になってきていた。そう言えば昨年も、その前の年も確かこの時期はこの話でもちきりになるなあ、などと振り返っていた。昨年だったか、毎晩暑さと奮闘して一つの結論を見出したのを思い出し、そうコメント蘭に書き込んだ。「寝具を厚めにエアコンはしっかり効かせる」って、そう結論していたんじゃなかった?なんて、なんて心無いことを言ってしまったのだろうと、後で思った。理由は、彼は今年は、夜中も節電に取り組んでいると知ったからだ。それでも、夜中だったら節電しなくてもよさそうなものだとも思った。つまり、東電の節電対象はピーク時のものだと私は理解していたからだが、そもそも根本の考え方が違っていることにさらに気づいた。
 東京電力という大ブレーカーが落ちるか落ちないかが問題ではなく、電気に頼らない生活の心得の問題なのだと思った。だから、暑かったら夜中ならクーラー入れればいいじゃん、という問題ではないのだと思う。
 考えてみると、今後の日本の原発はどんどん消えて行きそうだし、もっともっと電力使用量が制限されて行くと思う。後に新しい電力源が開発されるとしても、まだまだ先のことだと思う。そう言えば、細野原発事故担当相は一昨日、化石燃料はリスクが高いと述べた上で、ストレステストで安全性が確認できた現存の原発の再稼動を認めるべきだと発言した(参照)。そんなことは当たり前だろと思ったが、政府は、それが当たり前ではなったということを明らかにしたような発言だ。脳死状態の政府に言っても始まらないが、菅さんの発言の元には根拠や計画性があまりないため、現実問題からいろいろ理詰めで考えて行くと、元の話に帰結しないことが多い。細野氏の話は普通に納得できる。ともあれ、新たな原発は、しばらく建設されることはないだろうと思う。
 本題までの話しが伸びたね。寝苦しくてバテバテな方に、涼しく寝るための方法だった。暑いからといって、クーラーのスイッチを入れる問題ではないと。

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オンリーワン BOX型水枕
浪華ゴム工業

 ここでお勧めなのが、昭和よりも前の世代だって愛用したはずの「水枕」だ(参照)。これが頗る快調で、とてもありがたい。先月、NHKの朝の何かの番組で水枕を造る工程を紹介していた。大きなローラーを回しながら原料の天然ゴムとレンガ色の染料を一緒に伸ばして板状にする。これをカッターのついたプレス機で枕型に型抜きし、二枚を熱でぴったりはぎ合わせて枕の形ができる。こうして、然ゴム製の水枕が出来上がるまでを知った(参照)。そして、あの冷た過ぎずぬる過ぎない絶妙のひんやり感が長持ちする理由も分かった。
 番組を見ていて思い出したのは、子どものころ、熱を出すと作ってもらった水枕の感触と、氷と水の耳元の囁きだった。寝苦しい夜にこれはよいなと思い、早速買って使っている。他のメーカーもあるし、色やデザインが多少違うものも多く見かけるが、他のものは使ったことがないのでよく分からない。天然ゴム製であればどこのでも良いような気はするが、昔から変わらずに愛用され続けてきたメーカーが安心かと思う。
 何十年ぶりだったろう、本当に懐かしい。頭を乗せると中央がへこむようになっているため、安定して気持ちがよい。また、この気持ちよさがその懐かしさにある。枕の硬さは水の量で、冷たさは氷の量で加減する。タオルを巻きつけて枕にすると、後頭部から首にかけて冷やされ、次第に体のほてりまでが消えて行く。その頃には眠りについてしまい、気づくと朝になっている。
 クーラーの温度調節やタイマー管理が上手く行かずに途中で起きたリ、苛立ったりすると目が覚めて眠れなくなり、明るくなってしまうこともあると思う。こういう不快感に覆われると全身がぐったりしてしまうのもよく分かる。
 お役に立つとよいなと思った。

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