2011-07-07

中国江沢民元中央軍事委員会主席の死亡にまつわる覚え書

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    胡錦涛国家主席、 中国共産党中央軍事委員会主席に就任時

 中国共産党創立90周年記念式典に欠席した江沢民(Jiang Zemin)前国家主席(前総書記)(84)事で、ネット上や一部のメディアで話題になっている。
 中国は元々、国家の要人の病気療養や死亡について、その公表の仕方や内容を慎重に扱うところがある。北朝鮮などを見ていても分かるとおり、両国ともよく似ている。はっきりしているのは、軍や内部の力関係が複雑で、もれた情報が自分たちの弱みにならないよう警戒心も強く、内部事情が漏れないようにかなり神経質なところがある。
 と言いつつ、昨日初めに江沢民が病床について危篤状態だと知った時には、昭和の顔として感慨に浸ってしまった( 参照)。が、夕刻からTwitter上で死亡説や隠蔽説などの憶測が飛び交うようになり、ニュースには注意を払っていた。そして、今朝になって、中国当局がネットで「江沢民」の検索に対してブロックをかけていると言うワシントンポスト紙を見て(参照)、中国政府が慌てて情報の拡散を阻止しようとするその意図を考え始めた。が、肝心の中国政府の動きや状況が読めない。難しい。今の段階では手に負えそうもないので、とりあえず備忘的に記事をクリップしておこうと思う。緊張がやや走るのは、胡 錦濤(こ きんとう、フー・チンタオ、1942年12月21日 - )は江沢民氏の後継者であり、現在の最高指導者であるため、江沢民の死は大きな影響を与えると見られている。中国に関する記事は少ないが、その都度ここに追記して行こうと思う。
 今のところの最新では、産経記事の「江沢民前国家主席が死去 今後の日中関係にも影響か」のようだ(参照)。

中国の江沢民前国家主席が6日夕、北京で死去したことが7日分かった。日中関係筋が明らかにした。84歳だった。遺体が安置されている北京市内の人民解放軍総医院(301病院)では厳戒態勢が取られ、共産党や政府、軍の要人が次々と弔問に訪れている。

江氏は1989年から2002年まで中国の最高指導者である共産党総書記を務め、改革開放路線を推進して高度経済成長を実現する一方、貧富の格差拡大を生み出した。次期最高指導者と目される習近平国家副主席の有力な支持者でもあり、江氏の死去は今後の政局や日中関係にも影響を与えそうだ。

中国のメディア関係者によると、江氏は長期間にわたり膀胱(ぼうこう)がんで療養していた。4月ごろから体調を崩して入院、6月下旬から危篤の状態が続いていた。7月1日の中国共産党創建90周年の祝賀大会を欠席したため、重病説や死去説が流れていた。

 また、afpはM中国政府の内部について次のように触れている(参照)。

中国政府は、国家元首の健康悪化が党の団結や政治的安定を損なうとの懸念から、国家元首の健康状態を国家機密扱いにしてきた伝統がある。江氏は来年に予定されている国家主席の交代にも多大な影響力を発揮したと見られており、2009年10月の建国60周年記念式典以来、公の場に姿を見せていない。(c)AFP

 また、今日の「finalventの日記・今日の大手紙社説」で、この中国の様子に関して概要をまとめられているので参考までに☞参照

 現在の問題として、南シナ海の領有権に関して昨年辺りから徐々に中国軍の主張が強くなってきた。ベトナムとフィリピン等の国を相手に、かなり緊張が高まってきている。これに関しては、「日本の庭先で中国とASEAN諸国が係争中について雑感」(参照)が直近のエントリーで、この執拗なまでの中国軍の攻勢の目的などは、はっきりと掴めていない。
 

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