2011-07-24

心理学的に自分の「性格」を調べてみようと思う件

 先日、就任後9日間で復興相を辞任された政治家が、「私は九州の人間だから語気が荒い。B型で短絡的なところがある」と、着任後訪問された被災地の知事との会談でこの話しが飛び出してきた。このとき、本気で言っているのか冗談半分なのか疑った。その表情からは本気かなと思い、その顔をまじまじと見てしまった。また、この発言を知った自民党の三原じゅん子B型議員は、「暴言を血液型のせいにするなんて失礼ですよ。私もB型です。」と、本気で反旗を翻した。あらら、この方達本気で血液型による性格診断を信じているんだと驚いた。(※、この政治家は辞任後の調べで、精神障害もあったと知ったが、血液型による性格診断を信じるか否かとは関係ないと思うので、あえて触れなかった。)
 というのは、血液型と性格との関係は結びつかないとほぼ決着がついている。血液型による性格診断が大流行した時期もあったし、そう信じられたことも勿論あったが、未だにそれがまかり通っているという点で認知度が低いのだと思った。
 私の経験に、初対面の人で血液型を聞いて来る人が時々いたが、これも、私の性格を自分で見分けるよりも血液型のせいにする人のようだった。そうやって逃げるという意味だったのかは定かではない。これは、私の性格を血液型で見分けるつもりだからだろうと思うが、目の前の私との人間関係から実感するのがあなたの思う私の人柄や性格ではないの?なぜ、血液型によって判断するの?という疑問がわく。 血液型で判断された私がずっとインプットされたままになるのは嫌だなという違和感と、血液型から判断された私の性格がその規格から外れた場面ではどうなるの?修正できるの?などを考えるうちに、その人物との付き合い自体がそれ以上深まらないことを自分に感じたことがある。血液型で性格判断するのが趣味のようになって、会話の間で、「そういう思い方をするのもA型の特徴だ」などと言われるとげんなりしたものだ。
 人の性格を調べたいとは思わないが、自分の性格のことは気になる。性格というよりももって生まれたものというか、嫌だと自分で思うことは多少は改善できても、自覚できていない部分は良いも悪いもない。たまたま昨日書いたエントリーで、英語を今更勉強してもどうなるものでもないにもかかわらずなぜ、こうも好奇心や勉強意欲がもりもりわいてくるのかと不思議になった。これも性格だと思っているが、そのメカニズムがあるのなら究明したいとも思っている。

cover
性格のパワー
世界最先端の心理学研究でここまで解明された
村上宣寛

 性格診断テストというものがネットでもある。髄分前に知って試したことはあるが、自覚できていない自分の性格として意外な部分が発見できたりする(参照)。が、全部を信じ込んでしまうと先の血液診断のように、信仰的になるのが危険だ。診断によって自己暗示にかかってしまうのはよくないと思う。
昨日、極東ブログで紹介されていた「性格のパワー 世界最先端の心理学研究でここまで解明された」(参照)は、この手の本としては初めてになるが、今回、読んでみようと思った。
 このように紹介されている。

 別の言い方をすると、おそらく一般の読書人が読んで心理学的な、かつ有意義な「性格」を理解するには、本書が最適であろうと思う。なお、村上宣寛氏の著作の真骨頂というなら、地味なタイトルの新書だが「心理学で何がわかるか」(参照)だろう。

 「一般の読書人として」というのが決め手になった。今まで、極東ブログで紹介されている本は殆ど読んできたと言いながら、昨年の3月に紹介された同じ著者の書籍は二冊とも読んでいない。精神的に参っていたこともあり、避けていた。かなり精神的にきつい時期で、心理状態によっては、信仰宗教化してしまいそうで嫌だった。今振り返ると、ある程度自分で気持ちが整理されている時でないとフラットに解釈できないような自信のなさが働いたのだと思う。だから、心理学者などによるその類の本は、意識的に読まないようにしていた時期だった。
 余談だが、性格なのか疾病なのか紙一重のようなことを疑って悩んだ時期があった。精神的に参って思い悩む自分を客観的に見たとき、病名が付くとしたらこれは何という病気だろうか、とか。それを直す薬はあるのだろうか、と疑って心療内科へ行った時、1時間くらいかかる心理テストを受けることになった。凄い量の質問だったが、微妙に語彙が違うというだけで同じような質問に繰り返し答えてゆくのだが、そのうちあれ、この質問さっきも出たみたいという疑いが出て来る。すると答えを同じにしないとダメみたいな心理が働いて困ったものだった。結果は、異常はなかった。少し疲れているだけのようだったが、この後、気が楽になったのは良かった。思い切って医者の門を叩いたというのが、肩の荷がもうその時点でかなり下りたという実感を持ったし、長々と質問に答えてゆくうちに気持ちが軽くなるのを覚えた。医者の問診に呼ばれる頃は、既に私は健常かも、と思えたものだった。この時、心の病と性格の関係を不思議に思ったし、なにか深い関係を思わずにはいられなかった。

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