2011-07-23

えへ、今更だけど英語の勉強だよん

 今日は、タイトルのまんま。私の英語は全く以って劣化の途を辿っているが、一時期はかなり勉強した。当時の事を思いながら少し、英語の基本動詞について考えてみた。
 ところでその前に、以前にも書いたことがあるが、英語圏で英語を勉強する方法はいくつかある。そのうちの一番安上がりな方法で私はイギリス英語を半年間、英語学校で学んだ。その後、カレッジで陶芸に関わることになるが、その話はまたいつかということで、そのステップに上がる前に英語で読み書きしゃべるが必須ではないか。何をするにも英語。イギリスに10年住めば英語がしゃべれるようになるわけではない。日本人の中にいれば、イギリスにいても日本社会である。英語を学ぶために海外で生活するのなら、日本人とは縁を切る覚悟で当たらないと短い期間で英語を見つけるのは困難だと思う。英語で思考できるまで位を目標にするのなら、日本語のない環境で暮して働くというものだ。と、意気込んで行った。
 イギリスでは、英語を学ぶ目的の女性を対象にAu-pair(オペア)ビザという特殊な滞在許可がある。英語教師を目指すEU諸国の女性達は、このビザでイギリスにやってきて半年~1年、英語学校に通ってケンブリッジ大学の英語認定試験であるESOL検定(通称ケンブリッジ英検)のCPE(Certificate of Proficiency in English)の取得を目指す。これを取得すると、自国の英語教師の資格が同時に取得できるためである。この協定のお陰で、イギリスには多くの英語学生がいる。
 Au-pairの条件は、イギリス人の家庭でベビーシッターや家事の手伝いを一日4~6時間手伝うのを条件に住み込み、お小遣いをもらいながら英語学校に通うというもの。私は、始めは観光ビザで入国し、直ぐにAu-pairを紹介するエージェンシーからイギリス人家庭を紹介してもらい、直接面接してNashさんというお宅でお世話になった。この制度を利用すると、ほとんどお金を使うこともなくイギリス人家庭にホームステーできるので、大変お徳である。ついでに、家事労働も苦にならなくなるよ。
 話のついでに紹介と思ったため英国留学の話しになってしまったが、私は、この制度で半年間英語をみっちり勉強した。いろいろな英語教師がいたが、実用的な英語の勉強法として基本動詞の用法を叩き込んでくれた教師がいて、コーパスを採用したということが後で分かった。彼はオクスフォード大学の出身だった。
 コーパスによる学習法というのは、例えば一つの動詞の用法例を出来るだけ集め、どのような場面でそれが活用されているのかを実例で分析しながら覚え込むような方法だった。彼は、非常に自由な発想の持ち主で、教科書のページを順に追って教えるのではなく、教科書の内容を指導目的ごとに分類整理していた。本来なら半年くらいかけて終わるはずの教科書が、一ヶ月位で全て勉強したことになるようなスピード(合理性)だった。
 黒板にその日教えたい事を一気に書いてしまい、授業の最初の15分はそれをノートに転写する作業で始まった。次の30分で内容を一つずつ噛み砕いて教え込む。最後の15分で教科書に戻って確認するという流れであった。今でも覚えているが、この授業は大変ユニークで面白かった。彼に、なぜこのような一風変わった方法で教えるのか尋ねると、自分が英語を勉強した時に使った方法だからだと言っていた。これがコーパスというものだと知ったのはずっと後だった。
 この学習法が素晴らしいと思う点は、英語を話さなくなった今ではかなりの英単語を忘れてしまっているにもかかわらず、基本動詞の用法だけでいくらでも会話が出来ることだ。と思って、基本動詞「come」の用法について思い当たるだけ書き出してみた。

  1. come   to move toward
  2. come  S+V  Please come __. to the lobby at 9 o'clock/to my house
  3. come from  S+V I come from __. Japan/ America/China/Tokyo
  4. come I came here __. on vacation/on business/to study
  5. come  I came here __. alone/recently/yesterday/last week
  6. come  いらっしゃいませんか Would you like to come?
  7. come  I'm coming いま、行きます
  8. come Please come __. with me/again/right away
  9. come across I came across George at the station.
  10. come back  What time will _ come back? you/he/she
  11. come in Please come in.こちらへどうぞ
  12. come on "Come on ,George." ジョン、がんばれ
  13. come out  My Coke did not come out from the vending machine.自動販売機からコーラが出てこなかった
  14. come to A good idea came to me. よい考えが浮かんだ
  15. 色やサイズ The shirt comes in three sizes. サイズが3種類あります。
  16. 重要度合(主語が人とは限らない) My work comes first.何より仕事が大事だ。

 棒線の部分に後に続く単語を入れて、そのロケーションをインプットしながら単語を印象付け、使い回しを覚えるのがその方法だ。懐かしいなぁと、昔の授業風景やその時の会話まで思い出していたら半日過ぎてしまった。

cover
コーパス・フレーズ練習帳
コーパス100!で英会話
投野 由紀夫

 さて、このきっかけは極東ブログの「コーパス100!で英会話|コーパス・フレーズ練習帳(投野由紀夫)」(参照)の紹介だった。このエントリーを読んだ最初は、まさかに私がこの書籍を手に取るとは思わなかったがな。書評を読んでいるうちにやっぱりちょっと気になった。それが、先に挙げた基本動詞のことだった。
 エントリーでもいくつか動詞を取り上げて説明されていて経験上、コーパスだと動詞を広い範囲で理解できるため、覚えたそばから会話や文章に使うのが楽しくなる。「come」では、「来る」という意味と「行く」という両方に使うのも面白い。
 日本でもよく例文に出てくる一緒に行きますというのは、I will come with you.と普通は使うが、日本語の直訳からだとI will go with you.と言いがち。間違えではないしこれでも通じるが、comeは、よりその相手に寄り添うという意味合いがある。こういうのは理屈ではなく、英語圏で英語を話し慣れてくるとI’l go with you.が不自然な言い方だと分かってくる。
 今から英語を見直してどうするという目的などはないが、なぜかやっておきたいという欲望があるから不思議だ。友人にもよく言われるが、興味の範囲が広いのは別に得なこともないが、なんだかこういうことを日夜追いかけて楽しんでいるというものだろうか。

Marsha_krakower

 もう一点親近感を持った理由に、NHKの語学講座「コーパス100!で英会話」が元になっていることだ。この番組は連続してみていたわけではないが、NHKで懐かしいのは、マーシャ・クラッカワーさんがとても若い頃出演していた「テレビ英会話StepⅡ」だった。再放送か何かでしばらく見ていた。彼女の英語がきれいで、声が好きだった。特に「r」の発音でトーンが低くなった時にムードがあった。日本語にはない音の変化が英語にはあることや、それが表現に大きく影響すること、また、リズムがあることなどいろいろ感じ取った。英語とは魅力的な言葉だとそのときからずっと思ってきたので、私にとっては英語の最初の先生かもしれない。そのマーシャさんに似ていると若い頃言われている時期があって、今だから白状するが、内心飛び上がるほど嬉しかった。
 そういうわけで、私の人生では大きな影響を齎したNHK英語講座が元になった書籍なので、それだけでも嬉しい。

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コメント

はじめまして。ペンネーム goraoと申します。
イギリスのオペアの制度を、インターネットで検索しながら、こちらにたどり着きました。
イギリスで、語学学校に通いながら、出来ればオペアの制度をに参加したいと思っております。
詳しくお話を聞いてみたいと思いましたので、メールでのやり取りなど可能でしょうか。

もしよろしければ、goraoboouchan@yahoo.co.jpまでご連絡いただければ幸いです。

投稿: gorao | 2013-06-24 12:16

goraoさん、こんにちは。
えと、プロフィールでメールのやり取りができるようになっています。オーペアについては昔のことですが、よろしかったらメールで内容をお知らせくださいませ。出来る範囲でやり取りが出来るかと思います。

投稿: | 2013-06-24 18:09

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