2011-05-24

妊娠中毒症に効果的なL-アルギニンの話ーアメリカの研究報告

 子癇前症(妊娠中毒症)にはL-アルギニンのサプリメントの服用が効果的だ、というアメリカの研究チームの報告を読んで嬉しくなった。ま、少なくとも25年以上前に遡った私の妊婦時代だったらどんなに嬉しいかという話だ。でも、ここを読まれている人にこれから妊婦になる計画があるとか、その可能性を持つ方にとってはきっと役立つ情報であると思う。それよりも、一般常識として、男性が知っていても良いような話だと思うので取り上げることにした。
 昨日、Twitterで拾ったBBCのクリップ記事「Pre-eclampsia supplement 'can protect against disease'」(参照)によると、イギリスの医学ジャーナル誌BMJ(参照)で発表されたアメリカの研究チームによる研究報告で、子癇前症高リスクの妊娠女性を対象にした単盲検ランダム化比較試験(RCT)から、葉酸やビタミンCなどの抗酸化ビタミンとL-アルギニンの同時摂取でそのリスクが低下したそうだ。
 対象人数やデータ結果についてはここでは省略するが、葉酸の摂取に輪をかけた効果が期待できるのだと思う。何故この研究が素晴らしいと思うかだが、妊娠中毒症は妊婦や胎児にとっても厄介で、回避したい問題だからである。妊娠、出産経験者なら、誰でも健康管理の筆頭に置くのではないかと思う。まあ、この取り組みが母親になる一歩でもあるが、健康管理していても妊娠中毒症にかかる人は多いと思う。
 妊娠中毒症という言葉を私がはじめて知ったのは、妊婦になってからだった。昔はその程度の認知度だったと思う。どんな症状かと思ったら、それは、血圧が高くなり、むくみが出たり、蛋白尿が出ておなかの赤ちゃんに栄養が行かなくなり、自分の命も危なくなるといったことを引き起こすことになる。分かりやすく説明しているサイトがあったが、どうだろうか(参照)。

妊娠中毒症とは、妊娠に対してママの体がうまく適応できない状態をいいます。
 ママの体は、おなかの赤ちゃんを異物とみなし、赤ちゃんが体内にいることにより、体のいろいろな機能をそれに合わせようとしていきます。たとえば、お産のときの出血に備え、次第に血液が固まりやすい傾向になります。
 こうした変化に対して、体に負担がかかりすぎると、血圧が高くなったり、尿にタンパクが出てきたり、むくみが生じたりといった「不適応」の症状が出てきます。この状態が妊娠中毒症です。ほとんどの場合、赤ちゃんを出産して各器官への負担がなくなると、こうした症状は治まります。

   ずっと下まで読んで行くと「妊娠中毒症を予防するには?」に書かれているいくつかの注意事項は、かつて私の時代で医者から言われたことだ。

日常生活に気を配っていけば予防は可能です。妊娠中毒症は妊娠そのものが原因ですから、その原因を取り除くわけにはいきませんが、妊娠によってかかる負担を少しでも軽くすることがカギです。

まずは体を疲れさせないこと。つかれがたまってきたなと思ったら、早めに休むことが大切です。体だけではなく精神的な疲れも禁物です。ストレスをためないようにしましょう。

そして、食生活にも気をつけましょう。塩分を控えること、低カロリーに抑えること、高タンパクのものをとることが予防の3大鉄則です。

 文字面は簡単そうだ。だが、行うは難し!
 例えば、過度に疲れないようにと注意を払うとあるが、妊婦は、いつも疲労感というのはある。だからつい、休んでばかりいることになる。動かないのになんだか四六時中食べていたいという妊婦もいるし、これで食べ過ぎない努力も同時進行だ。これって、結構ストレスになるが、これをストレスにせずに溜めるなと言われる。良い循環を保ちたくても、一つ歯車が狂うと全体的に「やっちゃダメ」の方向へ向かうのでしんどい、めんどい。妊娠中毒症にならないための努力は、妊婦なら誰でも取り組む必要性を感じてきたことだと思うが、理由は兎も角、努力してもかからない保証はないし実際、中毒症にかかって入院で生活管理する場合も多いと聞く。
 ここで、今回の研究成果のありがたみを感じたのは、葉酸やビタミンCなどの高酸化ビタミンとL-アルギニンの併用でリスクが低下したことだ。つまり、サプリで補うことが出来ることだ。
 この葉酸とは何か?かなり周知のこととは思うが、産婦人科の医者のサイトの説明には次のようにある(参照)。

葉酸はほうれん草から見つかったビタミンB群のひとつで、読んで字のごとくブロッコリーをはじめとする野菜、大豆、キノコ、穀類に含まれ、生体内でのDNA合成の際の補酵素として重要な働きをします。赤血球への成熟過程や成長および妊娠の維持にも必要で、葉酸欠乏により巨赤芽球性貧血が起こります。特に細胞分裂の激しい妊娠初期はより多くの葉酸摂取が必要で、近年欧米をはじめとする諸外国の調査で、妊娠初期の葉酸の十分な摂取が赤ちゃんの奇形のひとつである二分脊椎、無脳症などの神経管閉鎖障害(neural tube defects、以下NTD)発症リスクを減らす効果があることが明らかになり、各国の国をあげた対策によりNTDの発症は減少しました。

 また、極東ブログ「そろそろ葉酸について一言言っておくか」(参照)では、当時、葉酸について一般的な認識として定着していなかったとも言いがたいが、何が葉酸で、何故妊婦になる前からの摂取が大切かなど詳しく説明されている。

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 以上が妊娠する前からと妊娠中の注意すべきことだが、葉酸については、妊娠に関係なく普段から補うというのではないかな。動脈硬化の原因と言われるホモシステインの産生を抑制するのに葉酸やビタミンB6やB12などのビタミンが効果的だと言われている。因みに、このサプリは私も普段服用している(入手先参照)。
 また、アルギニンに関して徹底的に書かれているサイト(参照)にサプリメントの選び方などが詳しく書いてあった。このようなサイトは沢山あるが、信頼の置けるものかどうかいつも気になるのでプロフィールは必ず見るようにしている。参考までに☞人物Amazon

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