2011-03-09

ファイナンシャルタイムズが図星の社説-Woops. There goes another Japanese minister.

 フィナンシャルタイムズの社説にJapanの「J」を見た瞬間、げっ、と思ったら、社説も「Woops」で始まっている。前代未聞だな、こりゃ。今度は何を言われているかと注意深く読んだのですが、同日の早朝に「前原元外相が日本を見捨てた本当の理由」(参照)を書いたばかりだったため、釣られて書くにせよくど過ぎやしないかと遠慮した次第です。でも、海外の視点として、日本の政治や政治家はいったいどう見られているのか、それこそが気になっていました。そして昨日、極東ブログ「フィナンシャルタイムズの日本政局評価もトホホ」(参照)で、早速この社説の紹介記事があがったのです。とても微妙な言い回しの訳に苦慮していたため、支えになりました。ありがとう。
 さて、本題です。社説としては短い記事ですが、かなり端的にまとめてあります。この政権になってから一年半で首相は二人目、外相は次が決まれば三人目という数字に驚いて見せているのですが、これに続けて痛烈な批判なのです。

It is a sorry testament to the thin layer of talent within the DPJ that pundits are struggling to come up with a credible name.
それは、民主党の人材が薄っぺらであるという証であり、これは専門家ですらその人選に苦慮しているほどです。

 と訳してみて、これってどういうことを言っているんだろうか?普通は人材層が厚いからいくらでも替え玉がるのねと、こう思いガチ。日本人が実際この政府を見ていれば、全く逆で、そんな些細な問題で辞任させて・・・後釜はもういないだろう、です。この感覚を念頭に、フィナンシャルタイムズは、この記事を書かかれたに違いないのですが、これはすごい感性だと惚れ惚れします。
 記事全体は、最初に下げて、途中上げて、最後にもう少し上げて、最後はどん底に下げる。そんな感じですが、政府がこんなに酷いのに、日本という国が何とか保たれているのは官僚のお陰であると、そう言い切れるのもすごいことです。

This, remember, from the party that promised to put politicians in charge and cut bureaucrats down to size. The sad fact is that rudderless politicians are more than ever relying on a professional – albeit overly conservative – bureaucracy. If Japan were not blessed with a cadre of well-trained mandarins it really would be in trouble. Its policies, both internal and external, could lurch dangerously from pillar to post.
 これ、思い出してごらんなさい、官僚統制を縮小し、政治主導を公約した政党だったんですよ。悲しい事実は、舵取りのきかないこの政治家は、プロであるにせよ、保守的な官僚をますます当てにしているということです。 不幸にして洗練された官吏の枠組みが無かったら、本当に困窮していたでしょう。内政であれ外交であれ、たらいまわしの危険さらされたでしょう。

 ここまで言ってもらってありがとうというべきか、全くその通り。内乱が起こるでもなく、なんだかんだ言っても、日本は平穏です。だから、日本の法律で定められてるとはいえ、些細な問題で外相から降りた前原氏が、降りても何とかなるとはね。「If Japan were not blessed with a cadre of well-trained mandarins it really would be in trouble. 」のように、最悪の想定を未来過去形で例えられているのは、逆を強く肯定的にする言い回しになるので、日本は、官僚なくして成り立たない国だと言われているのです。また、僅かな可能性ではあるにせよ、前原氏は、いずれ首相のポストに返り咲くのではないかとほのめかしているのには驚きました。 これがこの記事の最後の持ち上げ部分ですが、最後の落としはキツイ。

The question is: by then, will anyone care?
問題は、その時までに誰か関心あるかな?

 これ以上の屈辱は無いと思いますが、20万円ぽっちの献金疑惑に便乗して沖縄問題から逃げた前原氏が、無能といわれる政府であれ、その党首になんぞとんでもない話です。
 また、タイミングよく、昨日からNHKでも何度かニュースに出てくる、米国務省の日本部長さんがとんでもない失言をしたと大騒ぎになりかけています。(参照)信憑性はイマイチ分かりませんが、謝罪するというコメントを出したそうです。内容はどうであれ、沖縄の市民が怒っているため、沈静化に奔走している様子です。
 昨日、このことを知った時点で、またきっと大騒ぎになるとは思いましたが、多少口が滑ったとしても、誰でもこれくらいのことは言いますし、そういう感情がアメリカ人にあってもおかしくないことです。そもそも、事実関係はどうなのか、この話は昨年のことですし、何もはっきりしていない時点でこの有様です。このタイミングでこういう話しが出てくること自体、変でしょう。
 私の気がかりはこの失言問題ではなく、この騒ぎをアメリカの落ち度として、政府が、沖縄基地移設問題をうやむやにするのではないかという懸念です。ファイナンシャルタイムズに言われなくともこの政府は舵が取れないので、どの道どうなるもものでもないのです。が、今朝のニュースでは、沖縄県民が大騒ぎをしていると報じていました。これを盾に、アメリカの軽い発言のせいでまとまるものもまとまらなくなったと、政府の言い訳に沖縄の人達の怒りを利用して欲しくないのです。前原氏が逃げたことも相俟って、いいタイミングにこの件が持ち上がったものだと、とほほです。
 また、ファイナンシャルタイムズは、沖縄問題を何というだろうか。

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コメント

前原で検索中です
私は たまたま テレビで 国会中継を この場面と他を少し 見ていました。
途中 質疑で 何をいいたいのだろうと思ていた。最終的に うーんという結果になった。
その後 少し ウェーブとかで 調べました。
その事実を把握してないと ニュースで 少しみる。私は どう思ったか。いろいろ裏読みも考えます。
私の人生問題にもあるかなぁ。前原さんの人相~。岡田さんの顔もきついですね?(メンゴ)
大切な話もあるので あちこちに貼り付けています
国会では 民主党・前原さんの中学2年の頃の付き合いの在日からの献金により法律違反で辞任
(違反という罰則 罰金 違反 事件の金額の問題?)強制と志願
前原さんの奥さんは 創価学会員ですね。奥さんは 公明党支持者かなぁ?
飲食店に創価学会(公明党)も多いですね。(多いという言葉の割合)
飲食店 商店 ほか のトラブル問題。
国会どうなるかなぁ。消費税が 気になります。国会の行方を 推理したいですね。
シナリオなき 策略なき 政治 茶番劇じゃない。
ということで 名古屋市議選はじまります
税金で 生活する?政治家 公務員
国の財産を一般企業にする。民営化大企業と天下り。一般企業の危機。
民営化後の消費税値上げ 国家赤字増加
世界では 内乱もありますね。
日本経済 諸外国の株投資家 日本の企業株 日本製品
日本は 島国ですね。輸入 輸出。
国の政治的歴史と事件と世界の歴史 そこにある事実と繰り返される事があるだろうか
鳩山元総理の 母親からのおこづかい。
国民は 娯楽と仕事と生活の中で。 
政治研究会(名前検討中 ホッシャク金問題 メール事件とはいかに
在日研究会(名前検討中 人種問題研究会
前原さん 鳩山さんの辞任の潔さ~ 鳩山さんは 鳩山家でチョー名門ですもんね。伊藤博文さんの子孫も出てくるんですね 千円札 懐かしいです。
だいぶ プログ内容とずれています ゴメン
前原さん 本だしたんですか

投稿: ジョンレノン&村石太事件 | 2011-03-09 20:47

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