2011-03-04

乳房再検査の話

 昨日、乳房の超音波エコー検査を受けてきました(まただよ、また!)。年に一回受けているドック検診結果によるものでした。何もなければ書かないのですが、今回は、再検査が半年後に組まれたこともあり、癌やその検査に関して多くの方が書いていることとは承知の上で、マンモグラフィーを受ければ安心ということでもないという点についてだけ触れたいと思います。また、これについてまつわるいろいろな思いもあるので、書きとめることにします。
 まず、何故定期検査を受けるのか?全く検診を受けないという考えの人もいるので、あえて選択の意味を書くことにします。
 受ける受けないの究極の分かれ道は、死に至るような癌や何か重大な病気を早期に発見し、積極的な治療をして延命を図るのか、自覚症状として異変を感じてから最終的に病院へ行くか(または行かないか)、のどちらかだと思います。どちらが長生きか、それは全く分かりません。これは、自分の生き方の選択肢だと思います。検査は誰も強制はしないことなので、まずここで積極治療の意思決定が必要です。ドック後、再検査の必要を指摘されたら100%応じるのだという覚悟を最初にもってドックに望むのです。これが曖昧だと、検査が苦痛になり、不安定な気持ちにもなります。一般的に、検査には痛みに対する我慢や、内視鏡検査などにともなう事前準備の必要など面倒なこともありますが、私は、病気の早期発見に努め、早期治療をもって完治を目標としているということを前提にしています。
 仮に私が75歳で余命5年です、と言われたらもう検診など受けないでしょう。人生80まで生きたらよしとするような気がします。また、80歳になっても悪いところはどこもなかったら検診はその辺で止めておくかもしれません。因みに、ご近所の100歳のご夫婦は、検診には行っていないと聞きます。検診という制度は昔はなかったし、人生の習慣として存在しなかったからという理由でしょうか。運よく重い病気にかかることなく、百歳まで無事でこられたということです。
 前置きはこのくらいにして、乳房検査の話に入ります。ここ数年話題になっている、マンモグラフィーという乳房のX線の検査をドックの基本検査である触診に追加し、ここ数年受けていますが、毎年再検査へ回ります。マンモグラフィーだけではどの道検査は片手落ちだとも言われていますが、マンモグラフィーで映ったものが何であるか、それを超音波エコーで調べるためです。専門医師の話しで、触診、マンモグラフィー、超音波エコーの三拍子が揃っても完璧とはいえないのが検査だと聞いている通り、それぞれに調べる目的が違います。マンモグラフィ-で影が映ったからといって必ずしも悪性ではなく、私が持っている「のう胞」のようなただの水の袋も映し出されます。また、マンモグラフィーでは映らないのに超音波エコーなら映る、という場合もあるのです。
 マンモグラフィーの検査方法は、乳房の縦と横を左右合わせて4回撮影します。簡単に言うと、おっぱいを透明の板に挟んでできるだけ薄く潰した状態に保って撮影するのです。これが超痛いのです。一般に言われているのは、垂れパイの人は痛みがあまりないそうですが、私は、垂れパイではなく張りがあるので、激痛が走ります。まったく。マンモグラフィーの激痛は、ある意味優越の境地とでも思わなければ、そうそう我慢できるものではありません。
 問題は、このマンモグラフィーの検査の後、何故さらに毎回再検査になるかです。私の場合、マンモグラフィーで白い影が映り、それが何かをつきとめるため超音波エコーによって乳房の断面を診るためですが、毎年「のう胞」だという診断が下るのです。またか、という思いを繰り返すだけなので、今年は触診だけにしておこうか、などというブレも起きます。そこで気を抜かないようにひたすら自分に言い聞かせ、過去にまあいいかで失敗し、後悔先に立たずの苦々しい経験を呼び起こして検査に挑むのです。
 そして、昨日、超音波エコーで見えた影は今までのとは違う全く新しいものでした。これが半年後の検査をすることになった犯人です。診察では触れない上、マンモグラフィーにも映っていないのです。これが、医者の言う「三拍子」の意味です。但し、現時点では癌だと断定するものではないため、半年後に生育状態を観察するのだそうです。
 ここまでが乳がん早期発見の検査過程ですが、ちょっと理不尽さも感じます。これについて、私の意見を言わせてもらいます。
 乳がんの検査はもっかのろころ触診、マンモグラフィー、超音波エコー、組織検査で行われていますが、ドック検診では触診が基本で、マンモグラフィーは希望による追加項目です。毎回これに引っかかるのが分かってるので、マンモグラフィーに加えて超音波エコーまで一緒にやって欲しいと申し出た時、それは出来ないと言われたのです。これは病院の方針によるものなのか、医療的な決まりなのか定かではありませんが、今回のように超音波エコーでしか映らない影の発見にもつながるわけで、受診者が希望する範囲で実施されても良いのじゃないかと思うのです。何故ここに規制のような形で制約されてしまうのかと不思議です。逆に言えば、マンモグラフィーで何も映らないからといって、安心できないということです。超音波エコーでしっかり映し出された映像を見せられると、うげっ、なにこれ、と驚きました。が、結果的に見つかってよかったと、いうことです。ところで、ここで見つかったことを喜べるかがっかりするか、それが先に述べた受信の最初の腹決めが関係します。積極的に治療を望むと決めたからこのステージにいるのです。それを忘れてはいけません。
 脅かすわけではないですが、昔は触診だけで、それでは充分ではないから今はマンモグラフィーを盛んに勧めています。それほど遠くない日に、超音波エコーが検査項目に加わる時が来てもよいと思います。

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コメント

そうですね、私はマンモとエコーと両方を毎年やってます。乳がんと思われたものが、実は違っていたのですが、成長するかもしれないから、病院で毎年、です。検診ではなく、がんセンターでの事だからフルコースでやってくれるんでしょうね。

ほんと、検診は大まかな検査で、ラッキーな人はみつかる、という感じだと思います。

投稿: くりくり | 2011-03-04 06:44

くるりさん、そういう風に定期チェックとなれば当然医師が必要とする検査は万全によういされるのでしょうね。でも、それは医師が必要とした場合で、何の疑いもない人にとっては一か八かみたいな検査を受けるしかないのですよね。しかも、疾病の疑いがあれば保険適用ですが、希望してうけるような検診は費用が全く違うし。

最近乳がんや子宮頸がんが増えているので、もう少し充実して欲しいと思う次第です。

投稿: ゴッドマー | 2011-03-04 06:52

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