2011-02-11

肌で感じる諏訪の景気や中国、台湾、マナーのことなどいろいろ

 諏訪に住んでいて、敏感に感じることができるのは製造業の景気の動向かなと思います。企業名では、エプソンを筆頭に、一部上場の企業もいくつかあります。人口53000人のうち、第二次産業(製造業)に携わる人口は10300人ですから、五人に一人。因みに、第一次産業(農林水産業)は1100人、第三次産業(サービス業)は16400人で、生産年齢の人口は34100人なのです。5人家族なら、お父さんは工場へ、お母さんはパートでラーメン屋さん、おじいちゃんは山で芝刈りみたいな構図になるのかな。つまり、隣近所には製造業関係の仕事についている人が多いのです。それも、精密業が盛んで、昔から、東洋のスイスと言われて空気は澄み、水は清らかだからです。温泉地ということもあって観光客も諏訪湖周辺のホテルには多く、また、高原の空気に触れるにはもってこいのアルプス連山にも近く、住むにも良い土地です。それに、諏訪城址もあり何かと歴史のある古い町であり、造り酒屋や味噌や醤油、寒天、高原野菜など、気候に合った食品製造も多いです。
 景気の動向を感じると言えば、近所の小さな工場が廃業したり、リストラされたお父さんが毎日犬を軽トラに乗せて畑に通う姿を見かけるとかで情報が見えるのです。駅前のまるみつ百貨店は今月20日に閉店が決まっています。昭和39年から地元に親しまれてきた唯一のデパートですが、郊外の大型ショッピングモールや大型ホームセンターなどに経営は押されぎみでした。今まで何度も経営危機があり、数年前、旧精工舎(現エプソン)の創業者の関係筋が、この町に残したいという気持ちから資財を投げ打って再建に当たったのですが、これ以上の経営改善ができなくなったようです。
 この土地の不景気が日本の平均的なものとは言いがたいですが、こうして見ていると、この先に景気回復の道はあるとは思えません。とにかく、購買意欲なるものはないですから、作り手が余ってるのです。皆、仕事がしたくてうずうずしているのです。
 最近、ニュースで中国人観光客を呼び込むための商戦情報を聞きますが、諏訪では、外国人観光客は少ないです。内陸なので無理もないのですが、テレビで報じている中国人観光客の勢いを見ていると、急成長時代の頃の日本の外国観光を思い出します。欧米から、メガネをかけてカメラをぶら下げたちんちくりんのおっさんは日本人だ、と失笑を買ったことも忘れられません。その頃、私はイギリスで、日本人の男性観光客のナイトツアーの案内を頼まれてアルバイトをしたことがありますが、ガツガツしたおっさんが夜の街に繰り出す目的は一つといったところでした。
 昨日見かけたニュースで9日、台湾に訪れた中国人観光客とのトラブルを報じていましたが(サーチナ)、それとは関係なく、そういえば台湾は今年「国父」と慕われる孫文らが清朝を倒した辛亥革命(1911年)から100周年にあたり、様々な慶祝イベントが開催されていると聞きますから、中国人観光客で賑わっているのもそのはずです。例の如く、ここでちょっとその状況を調べてみました(読売)。

2010年に中国から観光やビジネスで台湾を訪れた旅行客が激増、1967年から09年まで43年間最も多かった日本人客を大幅に上回ってトップとなったことが、台湾交通部観光局が11日に発表した統計で明らかになった。
08年の馬英九政権発足後の中台関係改善を反映した形だ。

同観光局によると、08年7月、中国人の台湾での団体観光が解禁されて以降、中国人旅行客が急増。10年は前年比67・8%増で163万735人を記録。日本人旅行客は同7・9%伸びて108万153人となったが、中国に大きく引き離されての2位だった。
台湾当局は、中国人の個人観光を4月にも解禁する方向で検討を進めている。

 こうなると、中国人が観光客としてどこでも喜ばれて当然です。日本の秋葉原では一人平均20万円は買い物をしているとも聞きましたし、急成長を遂げている中国を受けれて、第三次産業復活となれば嬉しいです。
 が、これだよ。中国ってこれだからあかん、と言われることにマナーの悪さが際立つことです。先の台湾でのトラブルが、その代表的な一つです。まあ、小さな記事ですが、ここでは大きく取り上げておくことにします。

台湾の有名観光地、阿里山国家風景区の森林鉄道で、大陸からの観光団が列車の座席を取りあって乱闘する騒ぎが続出している。分かっているだけでも6日に1回、7日には2回発生した。苹果日報などが報じた。

6日午後に発生した乱闘では、ミネラルウオーターのペットボトルも飛びかった。現場を目撃した台湾人観光客はインターネットで写真を公開し「あまりにもレベルが低い。双方ともそもそも、並ぼうともしなかった」とあきれた。
7日の「乱闘」は、神木駅と阿里山駅で発生した。神木駅で乱闘に巻き込まれたという福建省からの観光客は「私たちは列に並んでいた。列車が駅に到着したとたん、山西省からの旅行団が割り込んできて、争いになった」と主張した。

 これって、先進国ではマナーが悪いと言いますが、興進国中国においては当たり前。昔の日本のおっさんがイギリスでガツガツしていたのとは全く違う意味でガツガツというか。
 拓殖大学の台湾人客員教授 黄文雄さんが中国について面白い分析をしています。「中国が嫌われる七つの理由」、これ、よく勉強しておくと良いかもしれません(参照)。

  1. 自己中心
  2. ご都合主義
  3. 独善(悪いのは全て他人だ)
  4. 責任転嫁
  5. 人間不信(二人で井戸をのぞくな)
  6. 土匪国家(その土地に住みついて害をなす集団。土着の匪賊(ひぞく)。土賊。(Kotobank)
  7. 危険な「友好」

 こんなことはほとんど知り尽くされているのかもしれませんが、最後の「友好」はちょっと曲者で、解釈の違いと日本人の国民気質に落とし穴があるようです。

 中国を相手にする側にとって、中国が強調する「友好」ほど不安なものはない。なぜなのか。その理由は「友好」の解釈権がもっぱら中国の側にあり、中国の規定する「友好」におとなしくついていかなければならないからだ。ことにしたたかさをあまり持ち合わせていない日本人は、腹芸が下手でタヌキとキツネの化かし合いができない。しかも日本人は外圧に弱く、中国流の「友好」パフォーマンスに対抗するのがきわめて下手である。
 友好」という言葉を額面どおり受け取っていると、思わぬ落とし穴にはまることになる。実は中国が「友好」を語るとき、ことに相思相愛を語るときが最も危険なのである。それは歴史を振り返ればわかる。たとえば、中ソ、中印、中越戦争が起こったときは、いずれも両国の「友好」関係が蜜月のピークに達した時期にあたり、まさに老子のいう「物極まるときは必ず反(かえ)る」という結果になった。
 だいたい人間の歴史で、民族間、国家間に「子々孫々の友好」などあったためしがない。中国との「友好」は、すなわち彼らの独善的な価値観を全面的に受け入れることでしかない。日本人は中国がたたみかけてくる友好の嵐に翻弄され、身も心もくたくたになってしまう。そして考えれば考えるほど嫌悪感を越えて怒りがこみあげ、やがて「日中友好」の滑稽さに気づくことであろう。

 へー、とか思っちゃうのは、うちの会社でも中国の娘を三名受け入れたことがあるのですが、雇用関係にあったからか、上記に関係して思い当たる悪い印象はないです。でも、5の人間不信については、あります。
 彼女達は、中国製品を絶対に信用していません。買い物に行っても必ず「Made in China」をチェックします。電気製品は、中国製は直ぐに壊れるから絶対に買わないのだとか。ふむ、納得。野菜は絶対に生では食べません。これは、中国で作っている中国野菜は不衛生だからだと。理由は肥料にあるみたいだったな。中国製のインスタント調味料もできるだけ使わない。これは、添加物だらけで薬を食べるようなものだからだって。でも日本製のは美味しいんだって。同じなんだけど。しかも、中国に味の素が進出したからインスタント調味料の分野が広がったんだけどね。鶏肉とか、肉類をよく洗って使っている。これは、中国では市場の道端に放り出してあるから汚いんだって。それは日本でも肉の塊を荷台に乗せて市場を行き交っているらしいけど。
 あれ、話の流れがおかしくなってきたみたいです。話しを戻して、中国と言わず、色々な国の人達と関わりを持つようになる日本が目指すとしたらどんなことかなあ、と考えてたのです。
 広義には、他所のどこの国よりも居心地の良い国だと絶賛されるような観光地を目指すのはあるとしても、製品はやっぱり日本製、接客態度は世界一という評価を目指すとしたら、究極的には個人力の結集になるのかな。先の、中国が嫌われる7つの理由を反面教師に襟を正すということもあるけど、なんだかなあ。

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