極東ブログ「[書評]近江から日本史を読み直す(今谷明)」を読んでいたら近江八幡の旅に出たくなった
![]() 近江から日本史を 読み直す 今谷 明 |
書評なので紹介の書籍を買って読むのが順当なのですが、それよりも近江八幡への旅が魅力的になってしまいました(参照)。
旅というと、電車やバスで乗り継ぎながら軽装でパイキングスタイルが良いなあなどと地図を見ながら妄想している時、ふと思い出したのは、数年前岐阜の揖斐郡に住む友人と訪ねた伊賀の里と信楽の里の里山歩きでした。あの時は、車で名神高速で竜王で下り、近江八幡とは反対方向へ南下したのでしたが、美しい山の景色は忘れません。ことに、長野の山々との比較で京都付近の山に感じるのは、高い山が聳え立つのではなく、広い平らな岡に小高い山が続くと言うようなスケールの小ささはあるものの、木々の美しさが目前に広がるので、歩いてそばに寄っていきたくなるような衝動に駆られるのです。
あの時の旅は、早朝に揖斐川町をでて夕方までに帰着すると言う予定だったため、ほとんどが車の移動でした。そのせいか、足早に通り過ぎた感が残っていて、それは物足りなさでもあることに気づきました。
大きな地図で見る 早速、お勧めの坂本から比叡山、京都へ下るルートを地図で当たってみると、名神高速の京都東インター付近を通り過ぎると背後に比叡山が見えるような角度となり、死角に入ってしまうようです。そういえば思い出した。名神高速で京都の碁盤の目のような通りを下に見ながら山のある方へ向かう登りの左手が比叡山の位置でした。黄色い土の色が印象的で、粘土質なのだろうか、焼き物にはこの土が良いのだな、などと思って通りかかったこともありました。
園城寺(おんじょうじ)とは、三井寺(みいでら(参照)のことで、この寺の背景に壬申の乱で敗れた弘文天皇の菩提を弔うため、皇子の大友与多王が天武15年(686年)に建立したと伝えられています。私も壬申の乱位の歴史は覚えているぞ、と、なんとなく身近に思えるから不思議です。
境内諸堂配置を見るとかなり広いという印象から、極東ブログで書かれている「一泊二日で初日園城寺を見て、翌日は坂本から叡山を訪ね、京都に下るという旅をお勧めしたい。」の部分に納得です。昼前にこの寺に着き、午後はこの寺でうろうろしているうちに夕方となります。宿にチェックインして入浴後食事をしてゆっくりすると、翌朝一番で比叡山に登りたくなるというものです。うふふ。なるほど、これは良い感じがします。
そして、今年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」の主人公江崇源院の名前の「江(ごう)」の由来が「近江」からではないかという推察を知って、どうも気になり始めました。
![]() 街道をゆく〈24〉 奈良・近江散歩 司馬遼太郎 |
さて、紹介の「近江から日本史を読み直す(今谷明)」で歴史を押さえて司馬遼太郎の「街道をゆく〈24〉近江・奈良散歩を参考に観光ルートを作ってみようかと早速注文してみることにしました。旅のほうは、春先が良いような秋口が良いような、どうしようかと迷ってしまいます。揖斐の友人を早速誘ってみることにします。
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