諏訪周辺で作られるポピュラーなきのこ汁(市販茸で作るためのレシピ)
先日作った信州味噌仕立ての「きのこ汁(平茸・椎茸・しめじ)」(☞レシピ)でも触れましたが、いつか食べた信州のきのこ汁の懐かしいさを思い出されという方の話から、都会では入手できない茸ばかりを使ったレシピでは気の毒な気がしていました。舞茸などを使えば出来るだろう、と推測的な考えを言った手前、それは自分でも作ってみないことにはチト無責任な気がしたので、早速作りました。しかも、こちらで作るポピュラーな味付けでないと再現した事になりませんし、その雰囲気にも浸れないのではないかと思ったので醤油味にしました。また、加える野菜も当地の一般的な材料である白菜だけです。
結論から言うと、きっとこれだ!と、納得の行くきのこ汁ではないかと思います。普通は、茸と豚肉に白菜を加えて煮こむのですが、ここに山芋(大和芋)を擂って、団子のように一口大に切りながら落としました。これだけはオプションですが、理由は、適度なとろみがお汁を冷めにくくするので、真冬には大変体が温まるためです。因みに、長芋は使用禁止です。固まらずに汁に溶けてしまいますので、間違えないように購入時に要注意です。
さて、肝心の味付けですが、決め手になるのが「舞茸」です。勿論栽培物で、普通にスーパーに売っているものです。このマイタケがきのこ汁のベースの味になるというのは言わずもがな、良い出汁がでます。これに、エノキダケとブナシメジを加えるだけで十分に風味が豊かなになります。また、白菜をたっぷり入れてしなしなになるまで煮こむと、白菜の甘さがお汁全体をまろやかにします。
これなら都会で味わる茸汁として太鼓判を押します。是非お試しあれ。
材料(5~6人分)
- 豚バラ肉・・5mm厚で100g
- 舞茸・・1パック(200g)
- エノキダケ・・1/2株(市販のサイズ)
- ブナシメジ・・150g
- 白菜・・300g
- 昆布・・10cm
- 水・・1500cc
- 白醤油(普通の醤油でも可)・・大さじ2
- 醤油・・大さじ1
- 酒・・大さじ2
- 塩・・小さじ1(味見して加減)
- 大和芋・・300g
- 七味唐辛子・・適宜
作り方
- 分量の水に昆布を浸して半日以上置いて、水出汁を取る。
- 豚肉を切って鍋に並べ、弱火でじっくり油を出す。
- 2の豚肉の油で白菜を炒める。
- 1の出汁を加えて煮込み、沸騰したら小房に分けた茸を入れ、沸騰直前で火を弱くして10分煮込む。
- 大和芋を擂って一口大に箸で切りながら落とし、浮いて火が通ったら味付けする。
- お椀に注ぎ分け、七味唐辛子を振ってでき上がり♬
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