2010-11-22

鯛のレモン焼き:本格ベスーゴ・アル・オルノを小さな鯛で一人分

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 この料理はスペインの漁師料理と言われていて、大きな鯛を一尾丸ごと使ってオーブンで焼き、大勢で分け合って食べるそうです。私も、半身でしたが以前作ったので、鯛の尾頭付きにするならこの料理にしようと機会をうかがっていました。見た目もゴージャスですが、とても美味しいのです。レモンの酸味が身に染みこみ、表面にはアーモンドと松の実のペーストが香ばしく、焼いている最中から出来上がりが待ち遠しくなるのです。いつか作りたいと思っていましたが、大きな鯛を食べるほどの人数も集まらず、未だ実現していません。なので、今日は、小さな鯛で作ってみました。

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 一人分のサイズとして最大でも25cm程です。三分の一は頭ですから、食べる部分は限られています。ただ、頭が付いていると美味しい出汁がでるので、ソースにすると、これが絶品なのです。このソースのために尾頭付きを指定するようなものなのです。実は。
 作り方は、以前作った方法と同じですが、材料を少し変えています。ペーストに松の実を入れない代わりに、アーモンドのスライスをたっぷりかけてみました。香ばしくて焼き立てはカリカリしているので、食感が楽しめます。また、注意するのは、鱗を綺麗に取り除くことです。食べている最中に硬い鱗が混ざるのは、美味しさを半減させてしまいます。

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 最近の鯛は、天然のほうが安価で、買い求め安いお値段になってきていると思います。なんだか、今のうちだぁ的に一度試してみませんか。以前作った時のレシピ記事で、知人の、そのまた知人のスペインのおかあちゃんが作っているのをYoutubeにアップしてくれました。参考にどうぞ☞こちら

材料

  • 鯛・・2尾(25cm)
  • 玉葱・・半分
  • レモン・・1個
  • オリーブオイル・・大さじ1
  • 白ワイン・・30cc
  • 水15cc
  • アーモンド(スライス)・・10g
  • にんにく・・10g
  • オーブンシート・・1枚

   ※付け合せは、茹でた里芋です。焼いて香ばしくします。
作り方

  1. 玉葱を1cmの櫛型に切り揃える。
  2. 鱗を卸して内蔵を取り除く。
  3. 鯛の皮目に斜めに中骨まで包丁を斜めに入れて4本レモンを挟む切り込みを入れる。
  4. レモン1/2を8等分に切り、種を取り出し鯛の切り目に挟み込む。
  5. オーブンシートを天板にのせて玉葱をバラバラに散し、オリーブオイルを振り掛け鯛を乗せる。
  6. 残りのレモンを鯛にまんべんなく絞りかけてアーモンドスライスを散らし、10分ほど置いて味を馴染ませる。
  7. オーブンを200度に予熱し、鯛に混ぜ合わせた白ワインと水を振り掛けて焼き始める。
  8. 全体で25分焼きますが、15分後と20分後に焼き汁をスプーンで掬いながら鯛に回し掛けます。(15分よりも早くオーブンを開けても焼き汁があまり出ていませんので早く開け過ぎないこと)
  9. 20分後、皿の底に溜まった焼き汁を魚をうまく押さえながら擂鉢に移し、よく混ぜ、このソースを鯛に回し掛けてオーブンに戻す。
  10. 同じ温度で5分仕上げ焼きをして出来上がり♪

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