2010-11-02

秋刀魚の炊き込みご飯:輸入物の魚からAmazonの配送料に至るまで

 やっと秋刀魚漁が安定してきた感じがします。一尾100円というのがそう言えるレベルの値段かと思っています。が、なんだか最近は、ノルウェーやカナダ、チリ産の魚はやけに充実していて、それと並んでいると客足もそちらへ流れて行く気がします。それも、円高の折とあって、どんどん値段が下がるようです。このような風景を町で見ると、これからの日本の産業は、デフレと円高の影響でどうなってしまうのだろうかという心配な気持ちが深刻化します。
 これはネットの販売にも起こっているというのを一昨日知って、これは顧客の流出になるのかと思ったら、日本のAmazonがその価格をフォローしているというのです(参照)。しかも、そのAmazonが昨日発表したところによると、「配送料無料 - 便利な配送サービスについて」と題して、全面的に配送量の無料化を決定したそうです。私は、Amazonプライムという有料サービス(年間3900円の会費)で、今まで 一部を除く配送量無料のサービスを受けていましたが、そのメリットが無料の枠内にカバーされてしまいました。お得感がなくなってがっかり。

 ドルが安いのでいろいろ米国から買おうかなとかつい思う。ITMS(iTunes Music Store)で簡単に曲が買える時代だが、ドル安を考慮してないので、米アマゾンからのほうが安価になってきた。と思ったら、その価格を日本アマゾンがフォローしている。すごいとしかいいようがない。そういえば先日、ある商品をいつもショップから買おうと思ったが送料が高いので、ためしに米アマゾン経由でかったら、送料が安かった。呆れた。

 そういえば、サプリメントのクルクミン(ターメリック)をアメリカのネット販売を通して直に買った時も、商品は円高で半額以下の価格になっていた上、送料も1000円ちょっとでした(参照)。「買おうかなとつい思う」の「つい」はなんとなくわかるな。安いからと言って外国製品ばかりに飛びつくと、日本の産業がダメになってしまうのが気がかりです。頑張ることでもないのですが、可能なうちはできるだけ国内の品物を買うようには心がけていますが、何ともね。

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 さて、先日の「ごま鯖の炊き込みご飯」(☞レシピ)に続いて、今日は秋刀魚の炊き込みご飯です。「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」で紹介していたというレシピの元は、秋刀魚を使っての炊き込みご飯でした(参照)。ごま鯖は、その時点で買い置きだったための秘策でしたので、秋刀魚も試してみたかったのです。
 今回の秋刀魚は脂が乗っていて大変大きく、丸々と太っていました。ところが、秋刀魚の脂はしつこさがなく、サラッとした感じにお米に馴染んでしまいました。そこには秋刀魚なりの味の主張を感じ、鯖とは全く違う出来上がりに両者とも甲乙つけがたいと思いました。

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 作り方は鯖とほとんど同じですが、秋刀魚は三枚に下ろす必要はなく、頭と尻尾を落としたら内臓を引き出して洗い流し、大きく三つくらいにぶつ切りしてグリルで両面を塩焼きします。勿論、塩を振って、水が染み出してきてから良く吸い取るという下準備は欠かしません。炊きたてはよいのですが、時間の経過と共に生臭みの元となります。 また、焼いた時に相当の脂が出ます。これがかなりびっくりものなのですが、それでもご飯に混ぜて炊き込むのです。青い魚の脂は体によいことは誰でも知っている通りなので、ここは躊躇しません。

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 炊き上がったら秋刀魚だけ取り出して骨を取り除き、ご飯に戻してふっくら混ぜ合わせます。甘酸っぱいガリを散らしていただきます。また、翌日のお弁当ではさらに味が馴染んで美味しくなっていました。
➠お弁当に

材料

  • 秋刀魚・・2尾
  • にんじん・・60g
  • 野シメジ・・120g
  • ガリ・・適宜(☞レシピ
  • 米・・2合
  • 味醂・・大さじ3
  • 白醤油・・大さじ2
  • 塩・・小さじ1/2
  • 鰹出汁・・味醂、白醤油を足して普段の分量に大さじ1を足す。(野菜に火を通す時に消失するため)

作り方

  1. 米を洗う。
  2. 秋刀魚の頭と尻尾を落とし、腸を出して流水で洗い流してから三つにぶつ切りする。
  3. 水気を拭き取って両面に軽く塩(分量外)を振り、臭み抜きをする。
  4. その間に、にんじんを短冊に切り、椎茸を5mm幅にスライスする。
  5. 1の秋刀魚の水気を吸い取り、グリルで軽く焼き色がつくくらいに両面を焼く。
  6. フライパンでにんじんと椎茸、分量の出汁から大さじ3ほどの出汁で火を通す。
  7. 続けて残りの調味料と出汁を加えて沸騰したら米を加えて均一にならし、5の秋刀魚を乗せる。
  8. 沸騰したら蓋をして弱火にし、15分過熱後10分蒸らす。
  9. 秋刀魚だけ取り出して骨を取り除き、ご飯に戻してさっくり混ぜ合わせる。
  10. 器につぎ分け、千切りガリを乗せて出来上がり♬

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コメント

godmotherさんのblogのエネルギッシュさにはalways脱帽です。
ただでさえエントリーが多いので、あれよあれよと記事が過去にうもれていって、見るのも大変なのですが(そんな読者ぶりやがって!)、今朝このエントリーを発見!日曜日に、ケンタローくんの作るさんまご飯を見て、作ったとことでした。

あっちは頭も入れて炊き上げてから身をほぐすというものでした。確かに、炊き上げてから経過しすぎると生臭みが出るのかも。でも、みんな美味しい美味しいと3杯食べて、残りは子供の弁当になりました。
上にガリ載せるところが絶妙ですね!
自分は普通に細ねぎだけでした。

ごちそうさまです。

秋刀魚って3枚におろさなくって首ちょんぎったりするだけなのでいいですが、つい遅い時間のスーパー買いになったり、前日の買い置きになったりするので、めったに調理しません。せっかく日本人に生まれてきてんのにね。

またまたごちそうさまです。

投稿: ulala | 2010-11-02 08:19

ulalaさん、エントリーが沢山あると思うと山に見えるけど、脈絡のない話がてんこもりに続いていると解釈してください。幾分か気が楽になると思います。
 
ケンタロー君の秋刀魚ご飯エントリーを昨日目にした時に、この原稿は既に進んでいました。まあ、図らずもすっかり被っちゃったね、ってかんじです。しかも私達がカブッタというより、テレビの番組でそもそもなんですが。

忘れていましたが、前回の車麩の乗ったキャベツの蒸し鍋の画像ですが、いつものように貼らせてもらいました。
http://bit.ly/cyDCIB

投稿: ゴッドマー | 2010-11-02 09:56

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