極東ブログ「韓国人が居住する延坪島に北朝鮮が砲弾を撃ち込んだのはなぜか」日本は世界一の暢気者
昨日の極東ブログの「韓国人が居住する延坪島に北朝鮮が砲弾を撃ち込んだのはなぜか」(参照)では、北朝鮮について考えるのがやっとでした。しかし、金正日氏を「世界一の臆病者」と罵った私の、もっと気になっているのが日本の平和ボケと、その暢気で陽気な政府です。そのことが頭にあって、気楽にTweetもできない始末です。
さて、その昨日のエントリーの最後は、「弱そうなところがどこかについて、解説は不要としたい。」で終わっているのです。これ、日本じゃないと思っている人いませんよね。こんなタイトル出してしまうと、ウヨウヨ出てくるのかもしれないですが、気になることを少し書いておくことにします。
北朝鮮の今後について色々気になることもあり、ネットのニュースなどには注意しているのですが、日本が気を付けなくてはならないのは、アメリカの動きに敏感な中国の動きを読むことだと思います。何故日本に白羽の矢が立つのか?それは、いじめやすいからです。抵抗という抵抗はしませんし、うるさく騒ぐと直ぐにしっぺ返しがきます。それに打って出ない気弱さが日本なのです。また、尖閣諸島沖の漁船衝突問題では、ビデオ流出騒ぎで隠れてしまった仙谷sorryの「密約」問題も、結局問題にもならないで葬られてしまいました。よって中国には、日本と秘密を共有して、政府同士の内々の仲良しもできない阿保だと思われているはずです。
さて、黄海上の韓国・延坪島(ヨンピョンド)に砲弾を撃ちこんだ北朝鮮は、アメリカの出している条件をのまないことには六カ国協議への復帰はできない状況です。が、経済的にも困窮している北朝鮮にとっては、核保有を認めさせた上で制裁措置も解除してほしいというのがその腹の内ではないかと思います。これに関しては、昨日の極東ブログでも引用されていたThe Teregraph(参照)が分かりやすいです。
砲撃後の現在は、そんな馬鹿な事はお云いでないよ、と言われるのかどうなのか、様子見をしているといった状態にあるのだと思います。この北朝鮮に核保有を認める国はないと思いたいですが、北朝鮮がソウルや日本に照準を合わせて、その射程距離においていることは間違いないことです。いざとなれば狙い撃ちできる能力を持っているのです。極東ブログは、北朝鮮がソウル市民を人質にしようとすればできるということを見せつけるための砲弾だと分析しています。だとすると、どこにそれが向けられてもおかしくない話です。脅かしやすい日本かもしれないのです。特に、韓国と同様に日本もアメリカと同盟国ですから、アメリカの首を縦に振らせるためにとばかり、こちらに向く可能性だってあります。さしづめ、東京でしょうか。
昨日の前原外相のコメントについて、ごもっともなお説なのですが、日本の立場が一言も語られていないのは何故なのか?何もしないのか?何か考えているのか?六カ国協議の一員としの自覚がどこにあるのかがさっぱり分かりません。どこかで他人事にしているような気がしてならないのです。
➠6カ国協議の再開狙う=北朝鮮砲撃で外相指摘(時事ドットコム)
前原誠司外相は24日の記者会見で、北朝鮮による韓国・延坪島砲撃について「6カ国協議の再開、あるいは米朝の直接協議で自らの要望を受け入れてもらいたいという意図があるのではないか」と述べ、北朝鮮には国際社会の関心を引く狙いがあったとの見方を示した。その上で、「ゆがんだ意図は国際社会で到底受け入れられない。国際法に反するような蛮行を一切やめないと、対話の糸口は狭まり遠ざかると認識すべきだ」と、北朝鮮を強く非難した。
また、この政府が武器輸出三原則を解禁するであろうという観方についても、変化しつつある世界情勢とNATOとの連携を思うと、それも苦渋の選択となるのかもしれない、というところまでは思考もついてきたところでした(極東ブログ「民主党政権下で日本の武器輸出三原則が終わるだろう」参照)。この重大な案件をどのように結論し外交をどのように推進するのか、今の政府にかかる責任は重いものです。これについて、どのように議論されるかも関心はかなりありましたが、こんなニュースを見つけてがっくり。
➠三原則見直しに異論続出=新防衛大綱提言案で-民主調査会(時事ドットコム)
護憲派でつくる議員グループ「リベラルの会」世話人の今野東参院議員は、原案に盛り込まれた武器輸出三原則見直しについて「今までの民主党の考えと違う。いろんな点があいまいだ」と批判。「日本のソフトなイメージを損なう。リスクが大きい」との慎重論も出された。国連の役割をどう位置付けるかが不明確だとの指摘もあった。
中川氏らは25日以降も全体会合を開いて意見集約を進め、月内に調査会としての提言案を取りまとめたい考えだ。(2010/11/24-18:43)
ついでに言っちゃうと、おもいっきり右派的な意見ばかり言っているわりに「リベラルの会」なんですね。滑稽です。
それにしても、この「今までの民主党の考えと違う。いろんな点があいまいだ」と「日本のソフトなイメージを損なう。リスクが大きい」は、議論ではないです。国の方向性もなければ、正当性を問うような内容もなく、これ何ですか?特に「日本のソフトなイメージ」って、そんもので北朝鮮の砲弾を避けられるのですか?アメリカと協調しなければ、守られるべき市民の命は誰が保証するのですか?
まったく、その暢気な阿保も大概に、馬鹿も休み休みにしてください。
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