銀鮭のオリーブオイル焼き:何もしないから美味しいオーブン焼き
放りこむだけの煮込み料理道具の筆頭が「スロークッカー」だとすると、焼く料理の筆頭は「オーブン」です。私が使用しているオーブンは、20年前に家を新築した時に組み込んだビルトイン式で、しかも、ビッグオーブンです。庫内の内法が45cm×35cmで二段式の200v仕様です。付属機能は、電子レンジとグリル、それを併用できるコンビネーションの使い分けができます。と、こんなことを書いて何が言いたいかですが、毎日レシピを平然と書いていて、各家庭が使っている器具は千差万別だろうに、我が家の器具がどんな基準であるかと言うことにはあまり触れてこなかった気がしています。なので、少し触れておきます。
また、今日の鮭のオーブン焼きに使う器具でもあるので、持っていないという方には、オーブンはお薦めな器具だと言いたいのが密かにあります。独身時代はないくても何とかなりますが、食べさせて育てる側になったとき、オーブンの使い方に慣れておくと、それは強い味方になります。
さて、放りこむだけで美味しく出来上がるために、何をどのような順番でセットするかが鍵です。鮭は薄く塩の効いた切り身もありますが、よほど慣れて買い付けている店のでないと、塩分の度合いが分からないで失敗のもとになります。出来れば、生の鮭切り身で購入します。オーブン料理では味はあまり染み込まないので表面に濃い目の味付けをすることが多いですが、食べるときにソースやレモン汁、追加の塩や胡椒などで調節できるので、旨味を引き出す程度の下味でおっけです。
また、肉や魚の乾燥が一番天敵なので、焼く前にオイルをたっぷり塗ってコーティングしておくことが必須です。切り身などの肉や魚は、オイルが繊維の間に入り込むので、それだけでも柔らかい出来上がりになります。そして、表面が最初に焼け、中まで火が通る時に全体の表面から均一に熱が中心に向かうため、焼き過ぎにさえならなければ、水分が閉じ込められた状態になるので、ふっくらとジューシーにできます。
これらの料理のコツと、オーブンの癖を掴んでしまえばもうこっちのものですが、途中で挫折してしまう人も多くいて、オーブンは持っているのにあまり使わないという話を聞きます。そういう方が取り組むのに、今日のレシピはかなり失敗率が低いです。なんせ切り身ですから、熱の通りも速いし、何よりも肉眼で焼き加減が確認できるからです。
強くお薦めします。
材料
- 銀鮭切り身(生)・・2枚
- 玉葱・・1/4個
- じゃが芋(大)・・1個
- プルーン(生)・・2個
- 塩と胡椒・・適宜
- オリーブオイル・・小さじ4
- レモン汁・・適宜
- オーブンペーパー
- 白ワインと水・・各大さじ1を一緒にする
作り方
- 玉葱は5mm幅にくし型に切り、じゃが芋は5mmの厚さに輪切りにしてオーブンシートに広げる。
- 鮭の両面に塩と胡椒を軽く振り、オリーブオイルを全体にまんべんなく行き渡るように手で揉む。
- 2の鮭を1の野菜の上に乗せて白ワインと水を振りかける、プルーンを添える。
- 230度に予熱したオーブンに3を入れ、12分にセットして焼く。
- 出来上がったら皿に盛り付け、レモン汁をかけてでき上がり♪
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コメント
美味しそう♪
投稿: 空想 | 2015-04-12 07:23