2010-10-14

極東ブログ「中国によるパキスタンへの核武装強化の支援」から見る中国の姿について

 どれほど恐ろしい内情の炙り出しが飛び出すのかと、怖いもの見たさというかドキドキしました。
今朝ほどエントリーでも触れたように(参照)、中国のこのところの軍備のスピードと、それにやや手を焼くオバマ政権率いるアメリカとの二国間に、何が起こるのかとヒヤヒヤしている私です。日本は、何が起こっても、両手を揚げて戦争は仕掛けませんとしか言えない国ですし、核兵器を持つ中国や北朝鮮に仕掛けられたら終わりです。こんなことを言うと「そんなことは直ぐには起こりませんよ」と言われそうですが、ここをどう見守るのか、本当に深刻な事態を迎えていると思います。
 極東ブログでは、昨日のエントリー「北朝鮮の核開発が一段と進展する中国は非核化にコミットしない」(参照)からさらに考察が深まっています。当然ですが、中国の核の扱いには注意の眼差しを向けているようです。
 今回のエントリーは、私も気になっていた中国の、パキスタンの原子炉保有と同時に、パキスタン国内の新原子炉建設を支援するという話から展開して、現在の中国像を描き出しています。そして、その姿を日本政府がきちんと捉えることができたなら、私がワナワナ震えて怯えることもなくなる、という日本の取り組みまでも引き出して言及されています。
 これは、文脈をどう読むかにもかかると思いますが、私はこんな風に感じました。ずる賢くしたたかな中国というイメージから一転して、「幼稚で、実は扱いやすい中国」なイメージです。だからといって気を緩ませる相手でも勿論ありませんが、付き合い方次第のような、なんとかなる相手という感覚を持ったのです。果たしてこの読みが正しいかどうかは分かりませんが、でも、中国がどういう国なのか、その具体例を知ると納得です。
 まず、中国は何故、パキスタンに介入して原子炉を作る支援をしたり、プルトニウムの増産を世界に隠れてやらないのか?なのです。本当なら、後ろめたいはずだという見方は、核軍縮を推進するアメリカが持つのは当然なのです。理由は、

 中国は、核拡散防止条約(NPT: the Nuclear Non-Proliferation Treaty)に署名していない国に核施設の販売を禁じる原子力供給国グループ(NSG: Nuclear Suppliers Group)ルールを無視してきた。

 だからです。では、中国はこのルールを知らないのか?そんなことはありません。加盟する以前の問題だから正当だと言っているそうです。
 もう一つ中国が強気な訳は、

 中国にも中国の理屈があり、またインドのNSG免責は西側諸国のご都合ではないかという批判もあるだろう。だが、現実を見れば、インドの核化は既定でありパキスタンも対抗して核化した以上、この均衡を取るしかない。しかも、パキスタンについていえば、実質アフガン戦争の主体であり、タリバンがパキスタン核を入手または支配する危険性もあり、国際社会はパキスタンを抑圧せざるをえない。他方、中国はといえば、これは対インドの軍事関係上のバランスからパキスタンに肩入れしているのだが、よりによって核を選んでいるにすぎない。
 

 こんな子どもじみた言い分、と言っては話が終わってしまうのですが、そっちがそうならおらっちも、といった中国のこの態度にどう付き合えばよいのか?また、どうすればアメリカ側のルールに従わせることが出来るのか?やっと日本に御鉢が回ってきたようです。

 重要なのは、中国の、結果的な核化拡散の攻勢をできるだけ国際社会の話題の上にあぶり出し、国際社会の正しい振る舞いを表示し、これに中国を従わせることだろう。
 そしてその最先端に立たなければならないのは、非核原則を持ち、武力攻撃を放棄した平和日本であるべきなのだろう。

 私もそうだと思います。話は飛びますが、ルワンダは世界から孤立させてはならない国ですが、中国は逆のようです。
 「武器を持って戦いを仕掛けないと誓った日本が本当は一番強いのだ」と、戦争に駆り出された小学校の先生がいつも話していました。「日本は力では負けるから頭で勝つんだ。両方なくてもいいんだ。」とよく話してくれました。
 昨日、国会で日本の武器製造の関わりについて、これまでの法を緩和するような要望を言っていた野党のバカちんがいましたが、覇気のない口調で菅さんは、緩めるつもりはないと断言していました。ここで、もう少し元気だしてくれよぅ、菅さんと思ったのは私だけではなさそうです。
 オバマさんは、このところ武器や戦闘機の輸出を盛んに増やしていますが、日本はアメリカとは違うのです。非核三原則(「核兵器をもたず、つくらず、もちこませず」)によって、戦争に加担しないと、故佐藤栄作総理は誓ったのです。国がどんなに貧乏でも、戦争ごっこで私腹を肥やさないと誓った国なのです。
 見る所を間違えては困ります。

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