2010-09-26

極東ブログ「柳条湖事件と盧溝橋事件の比喩性」で知ること

 激しく応援したわけではありませんが、極東ブログは「書くな」と言っても書くし、「書きたくない」「書いて少し後悔した」などと言いながら書く方なので(えへへ)、内心、やることはやる人だと安心しているのです。
 中国関連の件で補足がエントリーされました(参照)。
 何故か泣けた。何故だろう。しばらくこの自分に向き合わないことには書くに書けない。そう、自分の胸に聞いていました。歴史が教えてくれることに、ただただ感動したのです。そして、中国と日本の大きな戦争の終結から、まだ、80年です。そのことを記した文献が、共産党にあったというのもそもそもなのですが、あってよかった。柳条湖事件と盧溝橋事件が起きた真相は、エントリー中の後述にいくつかの推論を通してより鮮明になって行くのですが、このような歴史も通して、中国という国をもっと知るということに尽きるのだと思います。
 冒頭にあるとおり、このエントリー「柳条湖事件と盧溝橋事件の比喩性」の趣旨は、

 昨日尖閣沖衝突事件の中国側の背景について触れたが、もう一点補足と関連の話をしておいたほうがよいかもしれないとも思った。なぜこの時期に中国は領海問題というタッチーな問題で騒ぎ出したのか、そして、なぜ胡錦濤政府は過剰なまでに強行的な立場を取るのか

 思い出してください。今朝ほどの私のエントリーにも引用させてもらいました通り(参照)、中国のこのところの執拗なまでの要求の意図が不明なためです。ここを日本人としての私も是非知って、政府の動向を掴んでおきたと思うのです。以下がその「理路」の引用です。

  • 尖閣沖衝突事件が偶発的なものでなければ、なぜこの時期に画策されたのか?
  • この時期の中国内政の最大の懸案は上海万博の成功である。
  • 上海万博を揺るがすことは胡錦濤を揺るがすことになる。そこが狙いか?
  • 中国内政の権力闘争があるなら、中核は習近平氏である。
  • またその権力闘争は今後の中国社会の政治・経済的な不安定要因を背景にしているのではないか?

 結論から言うと、中国の今の動きで誰が得をするのかを嗅ぎ分ければ、それが何のためで、果たしてそれは日本にどう影響するのか、と考察すればよいということだと思います。いつも言うように、私はこの手の思考は苦手で、「ほら、そこ」と、言われて始めて衣類を裏返しに着ていることに気づくようなドジです。今回私は、次なる見解を促していましたし、中国を知るための貴重な情報とその探り方まで示唆されていることを嬉しく思いました。後から言うのも何ですが、今朝ほど書いた私のエントリーで、毛沢東の政治について少し触れました。この時、実は、中国の現主席胡錦濤氏は中国共産党員であることや、鄧小平にいたく可愛がられていたことなどにも触れたかったのです。そこで何が言いたかったかというと、毛沢東は、後で反発を買ったにせよ、新民主主義社会の構想を持って建国に努めたにもかかわらず、途中で、急に社会主義へと移行したのです。中国共産党に批判的な知識人らを排除し、その手腕は建国に向けられたかに見えたのですが、その政策目標に無理があったため質が伴わずして失敗に終わったのです。中国共産党は、その権力を維持するためにありとあらゆる手を使ってここまできたのです。内紛もかなりありました。
 極東ブログの本エントリー後半にはその共産党の足掻きが書いてありますが、中国の内政を知っていればあの戦争は起こっていなかったとしているところが重要なポイントです。
 話を最初に戻すと、

  • 何故中国はこの時期に漁船の衝突事件を起したのか?
  • 上海万博が失敗に終わると(世界の笑いものになると)誰が喜ぶのか?
  • 中核である習近平氏はポスト胡錦濤。中国共産党員から次期代表を誰かが狙っているのか?

 先に引用した「理路」に当てはめてみたのですが、これらの点を考察すると、浮かび上がる人物とその政治的な背景が透けて見えてきそうなものです。
 最後のこの言葉は大切ですね。

 日本人は気軽に、友好とか平和という言葉を使うが、真の友好、真の平和を願うのであれば、まず相手がどのような国なのか、どのような国民性なのかを知る必要がある。

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