2010-09-23

極東ブログ「スウェーデン総選挙に見る社会民主主義政党の凋落」なんて、やだやだ

 極東ブログの今日のエントリー(参照)を読み終わってから感じたことをまず言わせてもらいます。「がっくし。私ってなんて忙しい世の中に生まれたのだろう。民主的な社会は生きているうちには見ることができないのだぁ」という、落胆のような感嘆のようなです。最初にため息をついてから書くのをお許しください。
 本文冒頭で触れている「スウェーデンが「社会民主主義のメッカ(Mecca of social democracy)」とも呼ばれる国であるということが、このエントリーの読みどころではないかと感じ、非常に興味深く思いました。ともするとこれは、現代社会の動向を掴む大きな鍵だと思いました。
 まず、「社会民主主義」ってどういう主義?ということが気になります。きちんと掴む必要があります。こんなこといまさら何?かもしれませんが、定義を書いておいた方がよいように思います。そして、引いてくるのはWikipedia ですが、これも今後書き換えられてゆくのかもしれないという変な気持ちになったので、あえて引用します(参照)。

社会民主主義(しゃかいみんしゅしゅぎ、英: social democracy)は、社会主義思想、民主主義思想の一つであり、自由・民主主義社会における中道左派思想の一つである。政治的目的としては、自由競争市場経済や資本主義経済により発生する、労働者の貧困、失業などの問題を議会や政府の管理と介入により軽減・解決し、実質・実態としての政治的・経済的・社会的な公正や機会平等、人権保護、環境保護、国際協調と国際社会との共生を追求する。また実際に政治運動を進める際には特に労働運動との密接なつながりのもとに行う。

 この社会民主主義は、日本の現在の民主党が党の目指す社会をまんまで行くような思想と言えます。結論から言うと、現民主党は、戦後の自民党の劣化型でありヘタレ政党だと思う私ですが、世界からは特に突出しているわけでもなく、見渡す限り何処も同じだということなのです。その理由にというのも変ですが、今回のスウェーデンの選挙で、僅差で勝利したのは中道右派で、20議席をスウェーデン民主党が取ったからです。ここで誤解なきよう付け加えてあるのがスウェーデンの民主党のことです。わが国の民主党の実態はさておき、それとは違います。でも、実態は同じじゃん、と気づくのも直です。この民主党は、先に挙げた社会民主主義の全く逆を行っていて、かなり保守的と言えます。同様の例として挙がっているのが、フランスとアメリカの現在の状態なので、あっぜーん、なのです。

 フランス・サルコジ政権によるロマ不法移民追放も、表面的にはつい右派的な傾向であるかのようにも見られるが、むしろこうした欧州各国の政局の状況からすると、国民戦線の台頭に先行してその芽を摘む動向と見たほうがよいかもしれない。

 はっ?、「国民戦線の台頭を専行してその芽を摘む」とな。つまり、サルコジ政権の足を引っ張る奴らの活動の原因となるものを先に掃除しちゃいましょうということです。

 さらに広義に見るなら米国に置けるティーパーティの台頭もこうした傾向にあると言えるかもしれない。共和党的な動向と見られてきたティーパーティもすでに共和党と軌を一にしているわけではない。

 はぁー?オバマ政権の「大きな政府」に反対して立ち上がった運動団体の名称ですが、そういえば、最近噂も聞かなくなりました。なんとなくですが、この運動の母体と言うのは白人種が多く、それだけで反オバマと言うのに充分かと思います。この時代に人種的に集合する団体と言うのは、既に偏った団体です。これが既に劣化したとなると、アメリカの中間選挙でどういう行動を取るかが鍵ですか?

高福祉高負担を目指す政党の退潮と再編成は、現在の英国の政局でもキャメロン政権による高福祉リストラが中心的な話題となっている。
 おそらく日本の現民主党政権も終了後には同種の傾向が出てくるか、存外に現民主党が変質せざるをえなくなるだろう。スウェーデンの「民主党」を思えば、「民主党」という名のまま右派政党化しても国際的にはそれほど違和感はない。

 世界の主要国ですらこうなのです。だから、何?
 だから、日本も現民主党が同様になるか。ならないとしたら、それは民主党が長続きしないで終了し、新たに立ち上がった政党が純然たる右派政党であるほかないということです。景気で言えば、一番底に行く手前の中途半端なデフレを長く持ちこたえ、そういうイヤーナ状態です。一番底に仮に着いたとしても跳ね返りを見ずに二番底へと落ちる、みたいな、そんな感じですかね。


注)ティーパーティー運動( ティーパーティーうんどう、英:Tea Party movement )とは、2009年からアメリカ合衆国で始まった、バラク・オバマ政権の自動車産業や金融機関救済への反対、さらには財政政策[1]や医療保険法改正[2]における「大きな政府」路線に対する抗議を中心とした保守政治運動である。
オバマ大統領の就任式の直後から始まったことから反オバマ運動としての側面もある。
「ティーパーティー」(Tea Party)という名称は、当時の宗主国イギリスの茶法(課税)に対して反旗を翻した1773年のボストン茶会事件(Boston Tea Party)に由来しており、同時にティーは「もう税金はたくさんだ」(Taxed Enough Already)の頭字語でもある(Wikipedia)。

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