おからの巾着煮(油揚げの袋詰め煮)
暑い暑いとうだっていた先週が、嘘のように寒く冷え込むようになりました。一気に例年とおりに戻るならまだしも、最低気温が10度という寒さです。体調を崩したりしないよう、衣服の切り替えなどの気配りが必要になります。そんなわけで、食卓も一気に冬ヴァージョンに様変わりです。鍋物にしました。
今日の鍋は、おでんの前振りとでも言いますか、メインはおからの茶巾です。献立を立てた時点では茶巾煮だけでしたが、大根や買い置きの具を見繕っておでん風に土鍋で煮込みました。
この茶巾と言う方法はまことに便利な方法で、中に何を詰めてもいいのです。今日のおからは下味程度に煮てあって、それだけでも食べられますが、鰹出汁に浸してさらにゆっくり煮込むと、非常にしっとりとしたおからの煮物に早変わりします。おからだけでは寂しいのでにんじんときくらげの千切りを混ぜて味付けしてありますが、このおからの作り方は、「おからとひじきの出汁煮:臭みのないしっとりしたおからにする秘訣」
(☞レシピ)のとおりに作りました。混ぜる出汁は半分で、味付け調味料も半分です。ぽろぽろした感じに仕上げてスプーンで油揚げに詰め込み、スパゲッティーを縫い針に見立ててちくちく袋を閉じます。楊枝やかんぴょうで結ぶ方法もありますが、スパゲッティーだと簡単ですし、そのまま食べられます。
沢山作って冷凍保存もできるので、煮物などにどんどん使いまわすとよいです。実は、おからは400gとか500g単位で袋売りが多いので、茶巾の冷凍保存なら扱いが楽ちんです。
材料(茶巾8個分)
- 油揚げ・・茶金用8枚(通常の1/2のサイズ)
- おから・・200g
- にんじん・・70g
- きくらげ・・5g
- スパゲッティー・・2~3本
- 鰹出汁・・200cc
- 醤油・・大さじ31.5
- 砂糖・・大さじ1
- 酒・・大さじ1.5
他の具
- 大根・・500g
- 竹輪・・二本
- こんにゃく・・1丁
- さつま揚げボール・・8個
出汁の分量
- 鰹出汁・・1000cc
- 白醤油・・大さじ2
- 酒・・大さじ2
- 塩・・小さじ1
作り方
- 大根は米のとぎ汁で茹で始め、沸騰後火を弱めて5分茹でた後蓋をしたまま最低30分は予熱で火を通す。
- その間に、こんにゃくは下茹でし、竹輪、油揚げ、さつま揚げは熱湯で油抜きする。
- おからは、でいればフッ素加工のフライパンで乾煎りする。なければ通常のフライパンで焦がさないようにサラサラになるまで乾煎りする。
- 別の鍋ににんじんときくらげの千切りを分量の鰹出汁200ccで煮て火を通し、調味料を加えて味付けしたら3のおからを加えて混ぜ合わせる。
- 2の油揚げを破らないように真ん中を広げ、4のおからの1/8を詰め込み、パスタで口を閉じる。
- 平鍋に「出しの分量」の鰹出汁に1の大根を洗って一煮立ちさせる。
- 調味料で味付けし、2のこんにゃく、竹輪、さつま揚げを食べやすい大きさに切って加え、5の茶巾も並べて10分ほど弱火で沸騰させないように煮る。
- 好みで練り辛子などを添えて出来上がり♬
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