2010-09-10

極東ブログ「チェルシーの結婚」に、何か問題でも?

 おっと、少しどころか随分前の話じゃないですか?この結婚話は(参照)。

少し旧聞になる。7月31日、ビル・クリントン元米大統領とヒラリー・クリントン現国務長官の一人娘、チェルシー・クリントン(Chelsea Clinton)さん(30)がニューヨーク州ラインベックにあるアスター・コーツ(Astor Courts)という豪邸で結婚式を挙げた。 

 こういう話、つまり「浮世話」であり、ゴシップ記事になり損なったようなことには非常に疎い私で、その手の情報はトンとないのです。クリントンさんの娘さんとなんだかいろいろ問題ありげなユダヤ人のご子息の結婚に、何か問題でも?というほど鈍感なのです。極東ブログでは、このエントリーで何を読ませようというのだろうか?その意図すらよく分らない。この辺は、同時代を生きてきても、関心の向け方が違うというか、リテラシー力を全開にしても付いて行けない開きを感じるところです。
 でも、「文脈を嫁」という指令を感じたので、キーワードをいくつか拾い、そこから食指を伸ばしてつなぎ合わせる努力をすべく、頑張ってみた。この手の話は朝飯前の人がここを読まれていたら、笑ってスルーしてくださいな。まず、そのキーワードですが、「知名度」「政治」「ユダヤ人」「クリントンパパの不倫」かな、と。
 クリントンパパが不倫をした相手というのは多分一人じゃないなはずだけど、発覚してスキャンダルになったのは1998年のモニカ・ルインスキーさん(名前も注目のこと)。彼女がユダヤ系だということと、不倫相手という関連は?あるかもしれない。因みにこの時のクリントン氏が公然と言い放った言葉というのは「I did have a relationship with Ms. Lewinsky that was not appropriate.」として、あまりにも有名です。
 さて、クリントン氏のこの不倫が、実は、愛娘チェルシーの結婚と深い関係があるのではないかと勘ぐっています。いえ、不倫とは関係ないと思いますが、クリントン夫妻はユダヤ人がお好きなのか、政治的にも商売的にもユダヤ人と手を組むのは大変なメリットがあるといわれているのは、アメリカ社会では特にそうです。ご他聞に漏れることは、よりによってクリントン家にある筈はないのです。移民という歴史を経て、ユダヤ人が主に自由にその力量を発揮できたのは、アメリカがそれを受け入れる国家だったからです。保守的なヨーロッパでは、30年前はまだ「ジューズ」とか「ジューイッシュ」と呼ばれて、偏見の目で見られていたほどですから、あまり表立った派手さはなかったです。
 エントリーの中では、1996年に親と共に社会問題討論会に民主党として同席したのが出会いだったということですが、新郎の父親が受刑者であれば、クリントン家ともなれば家柄を重んじて、ゴシップ記事のネタになるよう様なことは避けるのではないかという判断が過ぎるのです。が、何のことはない、時期はずらしたにせよ、めでたくゴールインしたというのも驚きです。日本の政治家なら、既におわっちんぐなのは先日も話したとおり(参照)、メディアが放ってはおきません。まず、大物政治家であれば叩きのめされて名前が消える話です。小渕さんのように自殺してしまう首相もいました。そして、その娘が同格の政治家の息子と結婚できるか?それは、人の噂も七十五日というくらいですから、二ヵ月半は最低静かにしていないと話が再浮上して薮蛇なことになりかねません。これが日本社会です。あの、途中ですが、極東ブログがこのエントリーを今頃挙げてきたのは、その辺への配慮かもしれませんね。ブロガーから漏れ聞き知ったメディアがどんなネタにするかしれませんですし。
 さて、クリントン氏が、下院議員であった新郎の母から二年間の在任期間で借りがある、とあります。この時期は、新郎と新婦が出会う少し前ですから、二人が最初に出会った件の討論会での引き合わせになった経緯に、クリントン氏からしたら娘を嫁がせることがお礼の意味と、ユダヤ人組織票の獲得に有利に働くという計算があったなんて誰も言っていません。が、クリントン氏は政治家としてスキャンダルを乗り切り、立派に大統領の職務を遂行したのです。
 私の下衆の勘ぐりはこの程度ですが、極東ブログのエントリーの終わり方に何か意味深なものを感じてなりません。知りたいなぁ、とは思うものの、これこそきっとお口にチャックなのかもしれませんね。
 では、これにて。

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