中落ちのネバネバ丼(ネバネバサラダのバリエーション)
先日のネバネバサラダをヤズ(=イナダ)の刺身に絡めた丼ものが旨かったと、美味しいものを並べて満足げな話は愛媛のulalaさん宅のご飯でした(参照)。これを知って鮪でためしてみたいと思ったところへ、中落ちをゲット。おっと、鮪(まぐろ)の中落ちの話をしてこなかった気がします。
この中落ちという名前からして、中の方のことだとは分ると思います。魚を自分で下ろすと分るのです。三枚に下ろすというのは、身の部分が二枚、真ん中の骨の部分を一枚と数えて三枚になります。その骨や、骨についている身のことを「中落ち」と呼んでいます。小型の魚の場合は、水から茹でて出汁をとったりしますが、少し大きくなると「粗煮(あらに)」と言って、醤油や砂糖で甘辛く煮付けます。マグロのような大きな魚になると、身の部分をこそげ取って刺身で食べるほどの切り身に匹敵する大きさになります。この部分が手に入るのは稀で、非常にラッキーです。脂も程よくのっていて身は甘く、本マグロの中落ちは、独特の酸味を感じません。中落ちは、形がある大きめの身の物から叩きのように身が崩れたような物まで様々ですが、手に入ったらどのようにでも料理します。
良く作るのは叩きですが、今日は、その叩きとネバネバサラダを最初に混ぜ合わせてしまいます。ネバネバサラダの出所はこちら☞で、食べ方は、そのままご飯と混ぜて、納豆の食べ方と同様です。これだけなのですが、私の脳内の「庶民の味」のイメージが重なる丼物です。
材料は、ネバネバサラダ(☞レシピ)に叩いた中落ちを混ぜ合わせるだけです。ダブるのですが、材料もそのままこちらにも書いておきます。※今回は、鰹節は加えません。
☆➠お弁当に
材料(ご飯3~4杯分)
- 納豆(たれ付き・・1パック(90g)
- 梅干し・・1つ
- オクラ・・4本
- 山芋・・1/6本(120g)
- 沢庵(たくあん)・・2切れ
- 卵黄・・1つ(全卵使用)
- マグロの中落ち・・200g
作り方
- 梅干しの種を抜いて潰してペーストにする。
- 納豆は、挽き割りのように刻み、たれと卵黄を入れてまぜておく。
- オクラ、山芋、沢庵は5mm立方体くらいのサイズに細かく切って梅干しのペーストであえておく。
- 2を1に入れ、中落ちも加えて軽く混ぜ合わせて出来上がり♪
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コメント
美味しそうですね~。いつもはオクラ、山芋、なめたけ、納豆、刻み海苔で似た感じのを作るのですが、梅干を入れるとサッパリして良さそうですね☆ たくあんを入れるのもすごく新鮮です。いつも素敵なレシピをありがとうございます(*^-^)
投稿: Makobell | 2010-09-13 08:12
Makobell さん、その組み合わせも素敵ですね。なめたけは味付けの代わりにもなるので風味が良くなりそう。私も試してみます。
沢庵が歯に当たるとシャキッとして食感が楽しいのと、梅干にもカリカリ梅なるものがあるのでです。但し、あまり売っていないので、沢庵がその代わりになってよいと思っています。
投稿: ゴッドマー | 2010-09-13 09:31
画面だけで、ごちそうさまです。
前回自分も作らせてもらったときに、山芋をとろろにしないでサイコロ状にするところの食感が、非常に素晴らしいなと思いました。
日本人は基本的にねばねば好きなんだと思うけど、外国ではこのような料理あるのでしょうか?
たくわんもいいよね。ほんとヨダレでてきそう。
投稿: ulala | 2010-09-13 17:44
ulalaさん、食材の切り方って重要ですよね。ちょっとしたことだけど、繊維に沿うのか逆らうのかでは大根なども奥が深いです。そろそろ秋めいてきたので、今年の料理のページもめくって、と。
愛媛の海の幸は魅力ですが、そんなことはそっちのけできっとまた、ジビエに走る秋冬ものになるのかと想像します。
投稿: ゴッドマー | 2010-09-13 20:27