鶏肉のぶつ切りとトマトのシンプルなスープ:放り込むだけで30分!
スープと言えばスロークッカーが十八番になってしまった私ですが、今日のスープは違います。普通に厚手の鍋で作る「放り込むだけスープ」の定番にもなるかと思うほど「美味しい、簡単、安い、速い、栄養満点なスープ」なのです。こういうスープを考えるのは、息子達の健康管理からですが、私が実際手を下すわけではないので、せめてレシピくらいはと思ったのです。
末の息子曰く、都内とは言え、西東京から世田谷までの通学時間は料理時間のスケジュールを著しく乱すそうです。そういう生活でも、野菜と鶏肉の旨味がたっぷり取れると元気も出てくるのではないかと思うのです。まあ、ここを見るかも問題ですが、そういうところから思いついた次第です。スープのベースがあれば茹でた野菜を後から加える事もできますので、まずは、30分でシンプルなスープを多めに作っておくとよいかと思います。今日は、そのレシピからです。
手順は、潰したにんにくをオリーブオイルでソテーして香りをオイルに移します。ここに肉の皮目を下にして軽く焼き色が付く程度にソテーし、冷凍トマトのぶつ切りとタイム、ローリエを加え、煮汁が半量になるくらいまで煮込みます。この後水を加えて一煮立ちさせ、アクを掬います。最後に、塩と胡椒で味付けをしたら出来上がりです。
まず、鶏のもも肉のぶつ切りを使ったのには理由があります。鶏がらで美味しいスープをとる場合も同様ですが、骨が切断されていると濃いスープが取れます。これは豚骨でも同じです。しかしながら家庭の包丁ではなかなか骨のぶつ切りはできないので、肉屋さんに骨付きで切ってもらうか、骨付きのぶつ切りもも肉を購入します。因みに探してみたら、アメリカ製やブラジル製の冷凍だと¥500~¥600/1kgくらいです。国産のぶつ切りは特にそういう加工品はなく、ももの骨付きを切ってもらうことになります。
トマトは、我が家は畑で熟したトマトを冷凍しておいたものを使いますが、缶詰のカットやホールトマトで代用できます。これににんにくがあれば調理スタートです。
そうそう、鍋ですが、蓋付きの厚手鍋がベストです。かと言って、圧力鍋はこの場合不向きです。骨の切り口が弱くなっているところへ圧をかけると粉々に粒状に散って口に残ってしまいます。
ここで出来上がりなので、このままチキンスープとしても良いですし、別に茹でたじゃが芋やにんじん、セロリ、キャベツ、パスタなどを賑やかに加えて、ミネストローネのようなスープのバリエーションも楽しめます。
材料
- 鶏もも肉ぶつ切り・・500g
- 完熟冷凍トマト・・500g
- 水・・800cc
- にんにく・・3片
- タイム・・小さじ1/3
- ローリエ・・1枚
- オリーブオイル・・小さじ2
- 塩・・小さじ2
作り方
- 冷凍トマトを室温にしばらく置いて皮を剥き、ヘタを取って大きめのぶつ切りにする。
- にんにくを潰す。
- 厚手の鍋にオリーブオイルを引いてにんにくをソテーする。
- 肉の皮目を下に並べ、中火で軽く焼き色が付くまで焼く。
- 4に1のトマトを加えて蓋をして蒸し煮し、煮汁が半分くらいになるまで15分ほど煮込む。
- 5に水を加え、タイムとローリエを加えて一煮立ちさせアクを掬う。
- 塩と胡椒で調味して出来上がり♬
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