里芋ご飯:NHK「あさイチごはん」第二弾
だん 昨日のNHK情報番組の「あさイチご飯」で紹介の、「里芋のベーコン炒め」が美味しかったので、引き続き里芋ご飯も作ってみました(参照)。
芋類をご飯に入れて炊き込むというのは、戦前戦後の食べ物が少ない時代のご飯のイメージが強く、私自身は食べた経験が少なかった献立です。嵩増しの目的で炊いた貧しさを思い出すから嫌だと言っていた父のお陰と言えばそうですが、そのせいか、かえって炊き込みご飯が好きです。特に芋類を一緒に炊くというのでは、むかごご飯(☞レシピ)や薩摩芋や里芋のおこわ(☞レシピ)は味わいがあります。お米とは違った甘さと食感が混ざり合って、一度に二つ味わえるというのは炊き込みご飯の醍醐味だと思います。
今日の里芋の炊き込みご飯には、磯の香りが一つのインパクトだというレシピで、オリジナルは乾燥若布を使用していましたが、四万十川特産の「青さ海苔」を頂いていたので代用しました。この海苔は、非常に細い繊維なので細かく切って、最後の蒸らしの時にぱらっとまぶして香りを移しました。また、青い柚子も香りは魅力ですが、私は磯の香りまでが限界で、香りを重ねて使わないのでやめておきました。
我が家は、お櫃を使い始めてから炊飯器は仕舞い込んでしまったのです。ですから厚手の鍋や土鍋を使って炊きます。今日は厚手の鍋を使用しています。時間も短縮できる上、ご飯が美味しく炊けるのは言うまでもありません。
放送でも繰り返し話していましたが、里芋の足は案外短く、傷みやすいので保存には注意が必要です。根菜は基本的には冷蔵庫では保存しません。できるだけ表面が乾燥している状態を保ちますが、冷凍保存もできないので早目に使い切るのが一番よいです。
材料
- 里芋(小)・・200グラム
- 米・・2合(360ミリリットル)
- 四万十川青さ海苔・・適宜
- 白子干し・・カップ1/3
- 鰹出汁・・米2合の水分量
- 酒、醤油・・各大さじ1
- 黒炒りごま・・適量
作り方
- 米は、炊き始める30分間~1時間前に洗い、ざるに上げ水けをきっておく。
- 里芋は皮をむいて一口大に切る。
- (1)を炊飯器の内釜に入れて、分量の目盛りまでだしを入れる。醤油と酒を加えよく混ぜあわせる。
- (2)とわかめとちりめんじゃこを(3)の上にのせ、蓋をしないで強火で加熱し、沸騰したら蓋をして弱火で10分炊く
- 火を止めて青さ海苔を散らして10分蒸らす。
- さっくりと切るように混ぜて、器に盛り、仕上げに黒ごまを指でひねりながらふる♪
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