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2010年9月

2010-09-30

極東ブログ「日本を巻き込む米中貿易戦争の開始」について

  中国人民元の切り上げを迫るための制裁法案が、アメリカ下院で可決されたようです。しかも、賛成が348、反対が79という結果でした。正直、賛成がこのような数字に表れるとは思っていませんでした。が、それは、私が日本人で、日本寄りの都合で考えていたからなのだと分りました。
 とは言え、中国に対してこのまま何の制裁も加えないではこの先道は開けない、というのがアメリカの可決に至った理由なら、それは日本にとって何を意味するのか?イマイチこの先が読めずにわからない状態でした。
 私は、その意味が日本にとって軽いダメージですむのなら、何も世界全体が「スムート・ホーリー法」で味わったような羽目に合う危険を冒すことはないだろうと思っていました(「Newsweek曰く「米中「貿易戦争」を覚悟せよ」、マンデル教授曰く「災難」(参照)が、オバマさんも必死です。

 アメリカはどうしたらよいのでしょうか。益々オバマさんの頭を悩ますことになりそうです。アメリカの不景気と雇用問題が改善されないとなると、11月の中間選挙が気になるところです。その前に、明後日の下院で、この法案が通るのか通らないのか、それがまず問題です。注視することにします。

 何故、アメリカ議会はこの危険をあえて選んだのでしょうか?今日の極東ブログはそこに触れられているので引用します(参照)。

 道は二つしかないという。(1)誰もが敗者となりうる貿易戦争を始めるか、(2)中国流の世界経済秩序設立を認めるか。
 二番目は「世界を破滅させるかもしれない」と訳されているが、原文では、"potentially disastrous"であり、「破滅」と読むまでもないようにも見える。
 ただし日本は戦後、米国の「旧来の秩序」である公海の自由を基盤に自由交易の上に成立してきた国であり、二番目の選択はそれがなくなるということからすると、米国にとっては"potentially disastrous"であっても、日本にとっては"eventually destruction"になりかねない。

 (1)は、オバマ氏もおそらく望んではいないでしょうし、マンデル教授も世界中が「災難」になると言い切っています。つまり、かつて経験した「スムート・ホーリー法」(参照)が如何に悲惨な大恐慌だったかを物語っています。が、今回の可決は、この線で進みそうなのです。
 (2)は、「中国流の世界経済秩序設立」というのは、輸出に関してはどこよりも安く、輸入に関しえてはどこよりも高く輸入し、自国の都合しか考えない貿易です。実際中国はこの方法でこの十年間で経済大国となったのです。
 この際、日本のことだけについて損得を考えるならば、極東ブログの見解ではこの(2)も実は日本にとっては壊滅的な結果に至るだろうと推測しています。それは、公海の自由を中国に主導されるということです。
 ここで出てくるのが、「アメリカはいいよなぁ」というため息とも思うような気持ちです。

 米国はその原油輸入の状況を見てもわかるように南米と一体化したブロック経済圏が取れないことはないし、大西洋側の欧州・アフリカとの連繋も可能だが、日本にはそうしたチョイスはない。

 これです。アメリカは中国との貿易が凍結状態に陥っても救済措置が取れるのですが、日本にはありません。アメリカと同盟国であるため、中国の日本の扱いは、アメリカと同等でしょう。そうなると日本は沈没してしまうか?中国の言いなりになるしかなくなるのか?中国に乗っ取られてしまうのか?
 望みの綱は、選択したくない(1)をアメリカ上院が決め、オバマ氏がサインをし、WHOからの物言いも付かなかずにGoサインが出るという仮定だと、中国に対してアメリカと一緒になって大きな駆け引きにでるしか方法は残りません。そこで望みが出るとしたら、中国が人民元を操作して、外国並みまで引き上げるかです。
 私は、この事態が飲み込めた昨日から気が動転して「アメリカのドルを下げて、中国並みにすればいいのじゃないか?」なんて、馬鹿な考えが脳裏を過ぎりました。それこそが中国の思いのままになるだけで、むしろ安くなった米ドルに対して円が益々高くなってしまうだけじゃん。
 中国という国は、恐ろしいほど国益しか考えない国なのだと痛感しました。日本は、本当にお人よしです。それよりも、中国が国益を考えるあまり「屈する」ようは必殺技、ありませんか。

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「ゲゲゲの女房」武良布枝―終わってみて

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 NHK朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」が終わりました。結構毎朝楽しみに観ていた割りに、終わっても残念な気持ちが不思議と残りません。私にとっては自分が育った時代背景で、「つばさ」に続いて昭和をたっぷり味わうことができました。だからか、満たされて終わったように思います。また、昭和の色が滲み出る場面が沢山あって、その場面に配置されていた生活雑貨品に遠い昔の記憶が蘇り、耳は役者の台詞を聞き目はそれらの小物に心を奪われた状態で、食い入るように見ていました。また、キャスティングでは、要所要所に名の売れた俳優の存在はあるものの、全く知らない顔ぶれも多かったというのにぎこちない印象はありませんでした。後から聞くところによると、NHK朝ドラとしての視聴率は良かったそうです。
 漫画が売れない時代が長く続き、赤貧の生活をしていた村井家を見ながら、昭和の私の子ども時代を回想していました。当時の貧しさは村井家だけでなく、どこの家も慎ましく生活していた時代でしたが、やはり東京オリンピックというのは日本に大きな変化を齎し、時代の分かれ目でした。まだ子どもだった私は遊びに夢中でしたが、ドラマを見るうちに、次第に親の苦労が見えるようになってきたのも確かです。ドラマでは、当時の生活を明るいタッチで描いていましたし、実際の人々の暮らしも明るくのんびりとしていたように思います。そして、村井さんのように戦争を生き抜いた人というのは、死の境目を経験しているせいか、人間的に心の広い器の大きな大人でした。そういう大人が周囲に一人でもいると、受け止めてもらえるという安堵感が得られ、皆頑張れた。そういう空気があの時代にはありました。ただ、ドラマは、「漫画家の水木しげる」として展開しているのではなく、たまたまそういう人物と結婚した女性が夫を支えて生きて行くという部分に光が当たっていると思います。それが、現代の日本女性に薄れてきた部分であり、私などは「それって、私が目指す女性だわ。」と、武良布枝さんの生き様に感動する部分もあります。 
 あれから日本は急激な高度成長を遂げて、現在はデフレ貧乏をしています。この貧乏と、あの時代の貧乏では一体何が違うのだろうかと考えると、デフレ貧乏に人は先が見えないのですよ。当時の日本は可能性が期待できたし、頑張れたのです。一生懸命働いていれば何とかなるといいながら、登場人物のそれなりの生きる姿を描いていたあの通りだと思います。ドラマの展開に、デフレ貧乏に至る前までの日本がきちんと埋め込まれていていたので、見る側も世代を超えて時代を感じ取れたように思います。
 村井さんのサクセスストーリーは、あの時代ならではのもので、好きなことに一生懸命打ち込んで、辛抱強く取り組めば必ず日の目を見る。そう信じて夢を抱いていた若かりし頃の私を思い出し、また、それが叶わなかった果かなさや無念さを思い出していました。また、途中いろいろな気づきが自分自身にもあって、「悔しさ」の気持ちを素直に受け入れられたのも新鮮でした。
 村井さんのような精神性は、昭和の戦後生まれの私達にも多少残っていまが、団塊世代の持つ見えないパワーに踏みにじられ、虐げられて潰れて散ったのです。取り戻せないという悔しさは、もうどこにもぶつけようがない。だから諦めるしかなかった人生でもありますが、今の若い人達に比べたら総じてよい時代を見ながら生きてきたとも言えます。
 このドラマの原作になっている著書についてや昭和の話について、私と同じ世代の男性の立場で書かれているブログへもどうぞ➠極東ブログ「[書評]ゲゲゲの女房(武良布枝)」

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ツボダイのフライパン照り焼き:脂がのって激しく旨い!

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 ツボダイという魚に初めて出会いました。頭も尻尾も落とした二枚下ろしで、しかも、冷凍でした。ただ単に、初めて知った魚であるという理由から買ってみたのです。大きさは、この状態で私の大きな手の平サイズなので、煮つけか焼き物によいという意味を感じましたが、解凍してみると、縁側部分に脂がしっかり乗っていて透き通っているのです。これは、カラスカレイのような煮付け料理に合うかもしれないと直ぐに思ったのですが、Netでちょっと調べてみました。図鑑系でいくつかヒットしましたが、どこも記述は少ないです(参照)。

特徴
ツボダイの頭部と背部はカワビシャのようにくぼんでおらず、まっすぐになっている。背びれの棘は長くやり状になっている、口先はかなり尖っていることなどが特徴である。表層にすむ幼魚には体に不規則な斑紋があるが成長するにしたがって底生生活に移ると斑紋は消えてしまう。

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 とあり、頭と尻尾が付くと何ともひょうきんな顔をしている可愛い魚です。他をみると、鮮魚としては滅多に出回らないとあり、しかも、輸入物が多いとか。私が購入したのは「近海物」の表示だったので、きっと九州産でしょう。
 解凍後の脂のノリからは煮つけと思ったのですが、照り焼きにして表面にだけ濃い味をつけ、あまり味の染みこんでいない身も味わいたくなりました。また、鱗が固いとあったとおり、かなりごわごわしていて皮も同様に固いので、私の照り焼方法ならイケると思い、早速取り掛かりました。

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 この方法は、皮に醤油を塗ってフライパンで焼き色をつけながら、八割方火を通します。このときの皮の焼き目は、後の照り焼きで香ばしさを添えることになります。
 ▶まず皮の中央部分に隠し包丁で浅い切込みを入れ、表面に刷毛で醤油を塗ります。フライパンに薄く油を引いて皮目に焼き色をつけ、裏返して八割方火を通したら一旦取り出します。同じフライパンで照り焼きの調味料を煮立たせ、皮目を下に魚を戻しいれ、タレを絡ませながら完全に火を通します。

材料

  • ツボダイ・・1尾(二枚下ろし)
  • 端噛み・・4本(☞レシピ
  • 醤油・・小さじ1

照り焼きのたれ

  • 酒・・小さじ2(10cc)
  • 醤油・・小さじ2(10cc)
  • 味醂・・小さじ2(10cc)
  • 砂糖・・小さじ1(4g)

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2010-09-29

極東ブログ「尖閣沖衝突事件、欧米紙の論評」から、今後の問題は、中身のない日米安保条約

 「フィナンシャル・タイムズ、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストの社説が出揃った」(参照)というところで、早速、尖閣諸島沖追突事件の欧米紙の評価について、極東ブログでエントリーが挙がりました。
 毎度の事ながら、極東ブログには頭の下がる思いです。欧米大手紙の情報を収集した上、訳文とコメントまでつけてくれるようなサービスが、もしも有料であればとんでもない金額になるでしょう。それを簡単に無料で拝読できるのですから、どれ程豊かな環境に私はいるのかと、贅沢していると思っています。金額で計ることではないですが、情報を有料で買い取った経験を持っている方なら、私がどんな意味で言っているか分るでしょう。もう一つ言えば、この歳になったらもう図書館で本を借りて読むなどはしません。一度誰がが読み終えたものが古本屋に売られていれば、それを読んだとしても転売などはしません。物を書いている人への対価としてですが、買って読むというのが筋だという古い考え方を持っています。まあ、個人的な思いなので人をこれで計るようなことはしません。あくまでも私の考え方です。
 さて、今回比較に並べられた社説はご丁寧にTwitterにも投稿されていて、順次各紙のサイトで読んでいました。その評価のほどを読み知りながら、他方で、日本や中国の情勢をニュースで知る度に欧米紙との比較をしたり食い違いに疑問を持ったりするようになり、頭の中はフル回転の状態でした。この刺激はたまらなく好きで、情報に対して貪欲になって行く自分に気づきました。また、Twitterでは、人と一緒に同じ話題を囲んで対話するという楽しさも味わいました。そして、自分の思うことをブログに書いてみる。
 単にそれだけなのですが、日本に日本人として生きる者の当たり前のことのように思うのです。海外生活の経験から、より日本を知りたくなったことは大きな理由で、おそらく海外に出たことのない日本人は、今話題になっている中国やアメリカのことに対する関心は薄いのだろうと感じています。これは、海外に住んでそう思ったので、私にその経験がなかったら今どうなっていたかと思います。
 人一倍怖がりだからか、事態の急変は嫌なのです。だから、少しでも早く現状を把握したい衝動が強いのかもしれません。私が特異なだけかもしれませんが、極東ブログの情報には感謝しています。
 さて、今後の視点として気になる指摘があるので触れておきます。
 まず、ファイナンシャル・タイムズへのコメントです。

 より重要な指摘は、日本民主党の内閣がいわば政策面で無秩序状態になっていたということだ。多少勇み足なコメントをすると、今回の事態、日本側からすると、民主党内の分裂状態を見据えたうえで、前原外相が一気に夜討ちをかけたに等しかった。言い方は悪いが、日本をあえて窮地に追い込んで人質とすることで民主党内と米国に脅しをかけ、党内を親米路線に固める狙いがあったのだろう。おそらく仙谷官房長官としては党内理由だけでこれに舵を切ったのではないだろうか。

 この部分は、「勇み足なコメント」となっているように、あの船長逮捕時点では、前原外相が打って出た策が良いとも悪いとも評価できませんでした。が、結果的に日本の政府は中国に屈し、それに対して批判的な日本人が多いということが分りました。また、極東ブログの他の関連エントリーに付いた多くの誹謗中傷コメントから見て取れるように、中国嫌いな日本人も多いのだという事実が判明したことでもありました。この怒りや鬱憤から見えることは、政府のみならず、国民も誰がこの国を守るのか分らない中で右往左往したというだけに終わったのです。
 ニューヨーク・タイムズ紙のオバマ氏に触れた部分では、

南シナ海に東シナ海を含めた領土問題で、オバマ政権が対話会合を呼びかけているというのは、意外とこの間、日本からの報道からは見えないのではないだろうか。
 日本の従来のいわゆるリベラルな視点からすれば、対話による平和がもっとも好ましいだろうが、主導権が米国にあると見られ、米国による新支配のように受け止められているからかもしれない。
いずれにせよ、ASEAN(東南アジア諸国連合)は今後、こうした方向に進まざるを得ないが、中国の現状としてはなかなか応じることは難しいだろう。繰り返すが、現状の日本からすると日米安保条約が強調されるが、重要性はそれ以前のルール作りのほうに存在している。

 「日米安保条約以前にルール作り」というのは、極東ブログでは何度も触れて書いていることで、麻生政権時にこの話を煮詰めるべく、日本からアメリカに話を持ちかけていたところで鳩ポッポに変わってしまい、その鳩が尖閣諸島に関して「領土問題」と言及した上で、アメリカに確認すると発言してしまったのは失態でした。今後は中国どころか、後継者が決まった北朝鮮の方がその勢いを強めてくることでしょう。アジア全体の共通の問題としても、北朝鮮に対してどう対応してゆくのかなど、中国とは緻密な対話を交えなければ協力体制が作れないと思います。
 ワシントン・ポストでは

 今回の事態で、日米同盟を含め、この地域の米国の同盟国の絆を確認する機会となったというのだが、ワシントン・ポストとしては、オバマ大統領の事実上の外交失敗がこうした事態を招いたという批判の含みがある。

 確かに、オバマ氏が同盟国に言及して声明を出さなかったら、民主党は自国の力でこの問題を解決できただろうか?当時、できるとは思わない私でした。アメリカの「同盟国」という言及のお陰で、事がやっと終息に向かうことに安堵して終わっていました。
 そうか!対等とは言葉ばかりで、今後は何かとアメリカの「核の傘」の下にいることを肝に銘じなければならないという事ですね。このままルール作りをしなかったら、何かとアメリカに対して「従」のままなのですね。借りを作ったとは意味合いが少し違いますが、アドバンテージがこのままアメリカにあるうちは「対等」ではなく「従属性の高まる日米関係もまた政権交代の結果でもあった。」で終わってしまうことになるのですね。
 菅さんは、来週開かれる、ASEM=アジア欧州会議に出席するそうですが、アメリカを蔑(ないがし)ろにするような変な発言をする予感がします。空気が読めていない菅さん?
 ここは、極東ブログが懸念しているように、日米安保条約の具体的なルール作りの方が先じゃないですか。ついでに言うと、シーレーンもない日本が「守る」といっているのと同じです。

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Newsweek曰く「米中「貿易戦争」を覚悟せよ」、マンデル教授曰く「災難」

 昨夜のTwitterクリップ記事には驚きました。「米中「貿易戦争」を覚悟せよというNewsweekのタイトルです(参照)。何が始まるというのか?と、また中国か?という関心と嫌な予感がしたのですが、読んでみると大国同士の深刻な貿易摩擦問題でしたが、かなり深刻な状態だということと、これは中国とアメリカだけの問題ではなく、やがては世界中が影響を受ける大きな問題と発展するような兆しを感じる内容でしたので、気になる部分を取り上げておくことにします。。
 冒頭にいきなり

「スムート・ホーリー法の歴史を知っている人なら、間もなく米中貿易戦争が勃発すると聞いて平常心ではいられないだろう。」

 このように始まっているのです。「米中貿易戦争の勃発」というだけでも充分驚きではありますが、すみません。「スムート・ホーリー法」は知りませんでした。早速調べてみると、検索結果にいきなりWikipediaぢゃないですか。知識のない人には要注意だと先日指摘を受けた辞書でありバイブルなので、ちょっとスルーして他を当たってみました。少し長いのですが、以下は詳しく説明しています。この場に及んでは、「スムート・ホーリー法」をばっちり学習せねばという思い入れだけですが。

ホーリー・スムート法
引用アメリカの下院は、景気が絶好調だった一九二九年五月に、関税を大幅に引き上げる法案を通過させていた。 それは、外国産業が低賃金労働によって、またはダンピングによって、アメリカに安い商品を輸出することを防止し、 アメリカの産業に悪影響を与えないことをめざす法案だった。 アメリカには資本も資源もあり、また技術や労働力にも恵まれている。 したがって、「高度の自給自足状態」が確保できれば、経済の繁栄が持続できるという理屈だった。
株式市場が崩壊した後にも、議会では、アメリカが海外経済からの悪影響を断ち切れば、国内の産業が保護され、 順調に操業・雇用が維持され、経済は回復するという考えが強かった。 こうして三〇年三月には、上院でも関税引き上げ法案が通過した。 三ヵ月後、両院の協議を経て、法案推進の中心となったホーリー下院議員、スムート上院議員の名前にちなんだ法律が成立した。
それは、アメリカの関税率を平均一三パーセント引き上げ、五割強にする関税法だった。 ただしアメリカでは、課税品の割合が三分の一程度だったため、輸入品全体に対する税率は、四パーセント増の一六パーセントとなった。 しかしこれは、すでにアメリカが世界最大級の貿易国(二九年に世界の総輸出の一六パーセント、総輸入の一二パーセント)になっている状況に対して、 近視眼的、自己中心的な政策だった。 このように関税障壁を高くすれば、ますます世界貿易が縮小し、世界経済がいっそう悪化することになるからである。
木村靖二・柴宜弘・長沼秀世 「世界の歴史(26)」  P.295

 これを中国に対してのみ行使するという法案を二日後に通そうという、このことに対してNewsweakが慌てるのもむりはありません。しかも9月24日、米下院歳入委員会で可決してしまったのです。この調子で下院本会議で通過すれば、示唆の通りの「貿易戦争」になるというのです。
 確かに中国の人民元だけが最小評価であるし、そのお陰でこの十年間、輸出主導で経済成長を遂げてきているとは思います。輸出品を安価に輸入品を高値で扱っているため、アメリカ輸入業者は最も安い中国製品を買うのです。すると、自国の製造業者が太刀打ちできないため廃業に追い込まれ失業者を生み出している、というのがアメリカの抱えている雇用問題だというのです。これって、アメリカだけではありませんよね。日本だって韓国製品も多い中、衣類などは中国製がかなり安価です。まあ、インドの絹のスカーフなども数百円であります。
 ここでこの法案が通ると、中国輸入品には高い課税が課せられることになるので業者は輸入を自粛したり、他国のさらに安価な商品を輸入するようになります。また、それに対抗して、中国がアメリカ製品の輸入をしなくなれば日米間の貿易が凍結状態になりかねません。ここで中国がこれを回避するために動くか?が大きな「賭け」なのです。人民元のレートを引き上げるようなことがあれば、それが本来の狙いだとは思いますが、そっちにはなびかないのが中国という国ではないかと思います。
 それでもNewsweekは

 いま対立しているのは、世界秩序に関する2つの考え方だ。旧来の秩序を作り上げ、守ってきたアメリカは、おぞましい選択に直面している。中国の野望に抵抗して、誰もが敗者となる貿易戦争を始めるリスクをとるか、あるいは何も手を打たず、中国に新たな通商体制を構築させるのか
 前者は危険を伴う。だが、後者は世界を破滅させるかもしれない。

 以上のように、下院で法案が可決されることに賛成意見のようですが、同じくTwitterでクリップした記事、「マンデル教授:人民元の上昇促す米国の法案、通過すれば「災難」に」(参照)では、このように話しています。

9月27日(ブルームバーグ):ノーベル経済学賞受賞者のロバート・マンデル米コロンビア大学教授は、人民元の上昇を中国に促す米国の法案は立法化されれば「災難」を引き起こすと指摘。対中貿易赤字を縮小することはできないとの見解を示した。
 マンデル教授は同法案について、「世界経済やアジアの安定に大きなダメージを与えることになる」とした上で、「国際関係の安定を傷つけることになる。経済の歴史において、法制度によりある1国の通貨が他国の通貨に対し上昇を強いられた例は存在しない」と付け加えた。
  また、中国が元の上昇を容認することで米国、もしくは米国の国際収支にプラスとなるとは過去の歴史が示していない指摘した。
  同教授は「米国の赤字に大した影響はないだろう」と予想。「米国は1980年代以降、巨額の赤字を抱えてきた。中国が為替レートを変えても、米国の巨額赤字が変わることはない」と続けた。

 それでは、アメリカはどうしたらよいのでしょうか。益々オバマさんの頭を悩ますことになりそうです。アメリカの不景気と雇用問題が改善されないとなると、11月の中間選挙が気になるところです。その前に、明後日の下院で、この法案が通るのか通らないのか、それがまず問題です。注視することにします。

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切り干し大根のキムチ牛挽肉和え:ご飯のおかずにお漬物風

 大根のシーズにはちょっと早いこの時期に切り干し大根を気軽に食べられるような常備菜的なものが欲しいと思って、ちょっと風変わりな食べ方を考えました。
 切り干し大根にはいろいろなサイズがあって、細長いものや輪切り、短冊切りなどです。このタイプでもよいのですが、戻しかたはそれそれで、大概買った時入れてある袋などの裏に「戻し方」と「料理例」などが書いてあるはずです。その戻し方に沿って戻しますが、煮物にする場合とは違って、大根のしゃきしゃき感をしっかり残したいので水で戻した後熱湯をかけるだけです。半生状態ではありますが、干した大根の甘さと独特の風味もしっかり残ります。

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 味付けは桃屋のキムチの素を使用していますが、最近は市販でいろいろなブランドから出ているようなのでお好みのものでよいと思います。味付け程度のつもりだったのですが、牛の挽肉が、これまたキムチとあいます。白菜のキムチ漬けにも少し加えると旨味が加わって美味しくなるので、そこからヒントをもらいました。これを作っておけば、例えばスパゲッティーやうどんと炒め合わせたり、チャーハンの具としても味付けとしても即使える調味料になると思います。

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 今日は、白いご飯に乗せて小口切りの葱と一緒に混ぜ合わせてみましたが、好みで量を加減すれば辛さも調節できます。何かと重宝なおかずだと思います。
➠お弁当に

材料

  • 切り干し大根・・50g
  • 桃屋のキムチの素・・大さじ3
  • 牛挽肉・・150g
  • 熱湯・・500cc

作り方

  1. 切り干し大根を溜まり水でしごくように二度洗い固く絞り、ボールで熱湯を掛けた後水気を切って固く絞る。
  2. 1を1~2cmほどに荒く切る。
  3. フライパンを弱火にかけ、牛挽肉を混ぜあがらゆっくり火を通す。
  4. 肉の色が変わったらキムチの素を加え、混ざったら火から下ろす。
  5. 3の切干大根に4の牛肉を加えてよく混ぜ合わせる。
  6. 炊きたてのご飯に乗せ、小口に切った葱をを散らす♬

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2010-09-28

極東ブログ「雑音多し、2010年度補正予算」もう、エールを贈りますよ!

 なんだか久しぶりに経済の話、キターッ。と思ったと同時くらいに引いてしまいました。というのも、タイトルの「補正予算」に続いて「朝日新聞」の文字が表れた時点で「朝日の例の社説かいな!?」が当たったからです。傑作中の傑作というほど底抜けな面白さorユーモラスいっぱいな何かなら兎も角もです。全く中途半端。
 それにしても、極東ブログの思い切った採点にはためらいのほども感じません。「無内容。ただの雑音だった」なのです。朝日新聞社もここまで言われてどうするの?なのですが、朝日新聞に本当に思っていることを言ったところでウヨサヨは出てきませんし、なんだかな。
 ファイナンシャルタイムズとイギリスキャメロン首相の国防費に関する掛け合いを先日見せ付けられたばかりで(極東ブログ「財政再建か、安全保障か」参照)、日本の大手紙もその名を返上すると言うものではないかと思いました。
 また、日本の経済紙ではトップと聞く「日本経済新聞」がやや内容が良くなってきているとは言っても、天下の経済紙ですからね。ファイナンシャルタイムズのように、今の日本の経済を数字で分析するなりの独自性を持ち、政府が読まずにいられない内容をもったらよろしいと思います。そして、管総理を引きずり出して掛け合いに応じさせるくらいのデータ、日経だったらあると思います。経済紙なのに会社情報がメインな新聞じゃ買う人も少ないでしょう。
 おっと。新聞の批評になってしまったようです。
 まあ、今日の極東ブログのエントリーは、民主党がねじれ国会という関門を通る見所を掴み、野党の口をついて出てくる言葉などに惑わされるなよ!と、いう温かいエールですよ。新聞屋さんは新聞作りのお仕事をしてくださいということです。それを噛み砕いて丁寧に書いてくれたのと、お手本になるファイナンシャルタイムズを並べて分りやすくしてくれたのだと思います。
 新聞各社さん、頑張ってくだい。

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「遺伝子組み換えサケめぐり論議―米FDA諮問委」に何故か違和感を感じる

 昨日、「遺伝子組み換えサケめぐり討議‐米FDA諮問委」(ウォールストリートジャーナル)のニュースに関してTwitterで少し話題になったのですが、こういう問題の何が問題で、どう捉えていったらよいのか良く分りませんでした。話は、通常の鮭の2倍の速さで成長するように遺伝子を組み換え(GM)、食用として安全だとする鮭がアメリカで誕生したというのです。この鮭の販売が認められれば、GM動物としては最初の販売になるということがまず注目点であること。もう一点は、製品ラベルの非表示問題です。

GMサケ販売が認められた場合、それを食べているかどうか消費者自身には分からないということも起こり得る。現在のFDA規則では、GM食品が伝統的食品と大きく異なる場合にのみラベルに明記しなければならないということになっており、米食品医薬品局(FDA)はGMサケは従来型の大西洋サケと基本的に同じだとの見解だ。

 この問題に関連して直ぐに脳裏を過ぎったのは「遺伝子組み換え大豆」です。除草剤に耐性のある品種を生み出したと知った時は衝撃でしたが、生物の遺伝子を操作することに違和感があったのと、除草剤を口にすることになるのが嫌だと思ったのです。日本では、これに表示義務があるので納豆などを買う時は必ずチェックしますが、ほとんどの製品に「遺伝子組み換え大豆不使用」と表示されています。これを思うと、誰もが除草剤を好まないわけですから、GM大豆を生産する意味がないと素人の私は思うのです。
 さて、事は鮭に話が及んでいるのです。開発側の鮭に関する安全性をこのように話しています。

販売許可を申請したのはマサチューセッツ州に本社を持つアクアバウンティー社で、同社のロン・ストティッシュ最高経営責任者(CEO)は公聴会で、このサケは安全であり、環境的にもサステナビリティーがあると強調した。

これに対して

 しかし、反対派はこのGMサケを「フランケンフィッシュ」と呼び、人体にアレルギーを起こさせ、最終的には野生のサケを滅ぼしてしまうと主張している。

 記事ではこれ以上詳しい部分まで言及されていませんが、ここで何が問題なのか?私達はこの問題をどう捉えたらよいのか?が良く分らないままで終わりたいくないので、意見を聞いたところによると、

とりあえずそうなったが、「科学的なら」無表示でもよいのではないかという議論が今後主流になる。つまり、表示意味のない遺伝子組み換え表示を求めるのはホメオパシーの砂糖玉と同じだみたいな偽科学批判の構図になる。(finalvent

どんなに非科学的でも遺伝子組み換え動物はいやだなという市民の権利はありえるか? これはコストに反映し、社会コストに反映する。遺伝子組み換えなし国産大豆とかだと話はそれほど違和感ないけど。(finalvent

 ちょっと難しい話になるのですが、科学的根拠に基づいて安全であれば、「遺伝仕組み換え鮭」の表示の必要はなくなります。そこで、食べている鮭の誕生をわざわざ知る必要がどこにあるのだ?となり、あえて問うのは馬鹿げていることになります。ここで、感情論が出てきて「でも・・・。」と気が進まなくなるのは何故?となるのです。

倫理学というのはそれなりにごりごりとした議論をするのだが、そのせいか、おそらく自然と人間の関係の一線を越えてはならぬという禁忌の設定はできないだろう。しかし、人の心というのは自然の宗教性からそう自立するものだろうか?(finalvent )

 宗教性は私自身にはないと思っていたのですが、生き物を作り変えるということに違和感は確かにあります。気持ちのどこかに「生命の神秘に科学の手を入れてはいけない」と思っているのは確かなのです。かと言って、妊娠できない人が体外受精で子どもができてよかったね、みたいに思うところをみると、これには反対はしていません。考え出すといろいろな部分に矛盾点が出てきます。非常に難しい問題だと感じるのですが、「科学的」に整理されて、一般市民に分りやすい解説があるとよいと思います。
 鮭といえば、日本にはカナダ産の鮭が多く出回っています。カナダでGM鮭が売られるようになれば、当然日本にも輸入規制の問題が発生します。製造コストの低いGM鮭の日本向け輸出は、円高で苦しむ外国の生産者にとっては嬉しいニュースであると思います。
 それにしても、世の中はどんどん変わって行くものです。少し寂しい気がします。

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鶏肉ハンバーグの中華風煮込み:つなぎは長芋だけのシンプルな挽肉料理

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 町の肉屋さんで買う時は、肉は好みに切ってもらったりその場で加工してもらいます。鶏胸肉の皮なしの挽肉もその一例です。今日はこのひき肉で中華風のハンバーグ煮込みにしました。
 地鶏だと一枚250gくらいなので二人分では多すぎ、3人分では少ないので、小型のハンバーグに作ります。小さめに作ることで個数で分けやすくし、また、別に取り置いて、お弁当のおかずに他のバリエーションで楽しむことができます。今日は、つなぎにはすった長芋を使いましたからきめが細かく、食感もなめらかになるので、小さい子どもやお年寄りにも食べやすくなります。卵や片栗粉などをつなぎに使うことが多いですが、鶏肉団子は硬くなってしまうという理由から、長芋を使います。火が通っても滑らかで、肉との隙間に空気を含んでいるので、ソフトな食感になります。長芋と同様につなぎに代用できるのは、里芋(☞レシピ)やオクラ(☞レシピ)です。

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 鶏肉を好みの大きさに大雑把に分けて楕円形にかたどり、焼き目をつけて火を通します。これを鶏がらスープで一煮立ちさせてから具財を加えて味付けし、とろみをつけます。

材料

  • 鶏胸ひき肉・・250g
  • 長芋・・60g
  • 塩・・小さじ1/2
  • 胡椒・・適宜
  • 砂糖(隠し味)・・小さじ1/2
  • エノキダケ・・1/2株
  • 絹さやえんどう・・70g
  • 鶏がらスープ・・400cc
  • 塩・・小さじ1
  • 醤油・・小さじ2
  • 酒・・大さじ1
  • 片栗粉・・小さじ2(同量の水)
  • 胡麻油・・適宜

作り方

  1. ひき肉をボールで粘りが出るまで捏ね、塩、胡椒、砂糖、擂った長芋を加えてよく混ぜ合わせる。
  2. 1を好みの大きさに分割して小判型にかたちどり、フライパンで焼いて焼き色をつける。
  3. 鶏がらスープを火にかけ、沸騰したら2の反ハンバーグを加えて一煮立ちさせ、エノキダケと絹莢エンドウをくわえて味付けする。
  4. 水溶き片栗粉を少しずつ加えながらかき混ぜてとろみをつけ、2~3分煮て胡麻油で香りを付けたら出来上がり♬

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2010-09-27

極東ブログ「スーダン情勢についてのオバマ米大統領演説」

 近頃急に涙腺が緩み出したのか、昨日といい今日といい泣けることばかりです。
 人はよく、嬉しいから泣くのだといいますが、嬉し涙だなんて存在しませんよ。泣くというのはどういうこと?心の奥底を調べると、嬉しさの奥には実現できない無念な気持や、実現のために苦しんで頑張った自分が哀れで惨めで辛かった時の感情の存在です。それがあまりにも悲しくて泣けるのです。
 今日のエントリーで泣けたのは、オバマさんの演説(参照)に感動したのではなく、演説を読みながら私の脳内には、生きることに精根使い果たしたスーダンの人々の痛ましい姿が映像として蘇ってきたからです。彼らには、いつになったら普通の人間らしい暮らしが戻るのだろうかと傍観している私は、その辛さが自分の何かと重なったのです。その無念さや歯痒さを思っても、何もできないことがわかっていて口にすることは不謹慎だとさえ思っていました。
 今回の会合で、オバマさんがスーダンに約束しようとしている国際社会への招待は、先進国ができ得る限りのオファーではないかと感動しました。どれほどの希望を与えたか、この実現が早急に進むことを願うのみです。
 オバマさんの提案がとてもクールなのは、無条件に支援すると言うのではなく、スーダンにも支援されるに相応しくあれと、いくつかの条件を出しているところです。これは当たり前のことですが、この演説を聞いたなら、誰でも直ぐに手を出して助けて欲しいと言いたくなるような内容ではないかと思います。そして、その条件とは、「即座に暴力の停止と、平和に向けての条件作り」だけなのです。ここが何とも素晴らしい部分です。戦争をしている国も今から始まるという国にとっても簡単なことです。何故、こんなに簡単なことが直ぐにやめられないのかと思いました。

 条件とは、この地域に入れることと安全です。支援者と平和維持部隊が必要に応じてこの地に入ることができれば改善が可能になります。社会基盤と公的サービスの改善が求められています。市民や支援者、平和維持部隊を標的とする者たちは訴追可能にしなければなりません。

 ここで眼前の挑戦に向き合いながらも、私たちは水平線の向こうに平和が可能になる別の未来を見ることができます。そして私は南北のスーダンの人びとに直接語りたいのです。お二人は大変な困難に直面してこられました。しかし、今が平和という成果を得るチャンスなのです。私たちは未来がどのようなものか知っています。それは、水を求めて終日を費やす子供ではなく、安全に学校に行き来できる子供たちのいる未来です。キャンプから開放され父祖の農地に戻れる家族のいる未来です。
 南北、東西、そのスーダンの人びとが招く未来がここにあります。その道が、お二人の前に今日開かれています。この道を選び、歩むことで、お二人はアメリカ合衆国という確固たるパートナーを得るのだということを知って下さい。

 このメッセージに私からも素敵な日本の曲をプレゼントさせてもらいます。

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極東ブログ「柳条湖事件と盧溝橋事件の比喩性」にもう少し言わせてもらいます

 めそめそしたことを長たらしく書くのも何だし、そもそも中国と日本との関係では杓子定規に事が進まない外交の難しさであったりするため、昨日は状況を書くに止めたのです。ですが、一日明けて、私の心情的なものが置き去りになってしまった感がどうしても拭えないままなので、少し書くことにします。
 満州事変が起きた原因となった日本の関東軍の謀略が、6年後の日中戦争の発端となった盧溝橋事件でも同様の手口だったと信じられたまま、抗日・排日感情が中国人の心に残っているのが何とも悲しいのです。その真相があまりに衝撃的で、受けたショックは大きかったのです。この誤解は、80年近く、日本に対する中国国民の誤解と共に抗日感情となって蓄積されてきたのかと思うと、無駄に涙が出るのです。しかも、その誤解の仕掛け人は中国共産党だったのです。極東ブログの冒頭に書かれた抗日運動も、その流れであるというのには驚いたのです。

9日のことだが広東省広州市の日本総領事館外壁に中国人男がビール瓶投げつけ公安当局に取り押さえられた(参照)。また12日には天津市の日本人学校のガラス窓が撃ち込まれた金属球で割られる事件が発生した(参照)。こうした絵に描いたような反日運動誘導的な事件だが、時期的に今回の尖閣沖衝突事件の文脈で報道された。

 尖閣沖衝突事件に絡んで書かれていれば気づくわけもありませんし、実際この記事の担当者も、日中戦争から引きずっているとは疑いもしなかったのでしょう。
 そして、もっと悲しいのは、中国の中国共産党と国民党の権力争いのダシに日本が利用されたという説です。一番悲惨なのは、その謀略にまんまと踊らされた中国の国民です。政治家の綱引きの「綱」だったのです。推論で言われているようでもないのですが、これをここで私が事実だとは言い難いだけで、中国人はそのような行動規範があるのは了解しました。この綱引きの「綱」が今度は日本だとは、そんなことは誰も信じたくないことです。でも、そのまさかの中国ではないかという疑念は、次第に疑念ではなくなってきています。
 昔の悲しい因習が、今でも中国人の中に抗日感情として残っているということと、尖閣諸島沖衝突事件には舞台裏があり、それを「ポスト胡錦濤時代の権力闘争があるのでは」(参照)と推論を立てることに何の間違えがあると言うのでしょうか。このエントリーに付いたコメントと、はてなブックマーク(通称ブクマ)の誹謗中傷の多いことを見れば、お気に召さない方が多いのは分ります。これが私が嘆くもう一つの理由です。
 極東ブログの書き手であるfinalvent氏を擁護するというようなことは彼に失礼であるし、こちらがグループと勘違いされて、対抗の構えを持っていると思われるのは避けたいですが、あえて言わせてもらいます。
 中国のことを腐していると感じれば右翼が、擁護していると解釈すれば左翼か?と思しき方の中傷がほとばしっています。これではまるで、極東ブログはNetのウヨサヨとの戦のために中国ネタを蒔いているように誤解されます。現在の中国が、ポスト胡錦濤時代の権力闘争のために日本をダシにしているのと同じなら、では、極東ブログは何のため?と仮に誹謗中傷好きの側から見ても、極東ブログには権力闘争する相手がいないじゃないないですか。右か左のどちらかにポジション取れよと、そう言わないと気が済まない日本人が多くて困りものです。書かれた内容は、そういう盛り上がりを期待してはいない、とは理解できませんかね。

 

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おからの巾着煮(油揚げの袋詰め煮)

 暑い暑いとうだっていた先週が、嘘のように寒く冷え込むようになりました。一気に例年とおりに戻るならまだしも、最低気温が10度という寒さです。体調を崩したりしないよう、衣服の切り替えなどの気配りが必要になります。そんなわけで、食卓も一気に冬ヴァージョンに様変わりです。鍋物にしました。

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 今日の鍋は、おでんの前振りとでも言いますか、メインはおからの茶巾です。献立を立てた時点では茶巾煮だけでしたが、大根や買い置きの具を見繕っておでん風に土鍋で煮込みました。

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 この茶巾と言う方法はまことに便利な方法で、中に何を詰めてもいいのです。今日のおからは下味程度に煮てあって、それだけでも食べられますが、鰹出汁に浸してさらにゆっくり煮込むと、非常にしっとりとしたおからの煮物に早変わりします。おからだけでは寂しいのでにんじんときくらげの千切りを混ぜて味付けしてありますが、このおからの作り方は、「おからとひじきの出汁煮:臭みのないしっとりしたおからにする秘訣」
☞レシピ)のとおりに作りました。混ぜる出汁は半分で、味付け調味料も半分です。ぽろぽろした感じに仕上げてスプーンで油揚げに詰め込み、スパゲッティーを縫い針に見立ててちくちく袋を閉じます。楊枝やかんぴょうで結ぶ方法もありますが、スパゲッティーだと簡単ですし、そのまま食べられます。

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 沢山作って冷凍保存もできるので、煮物などにどんどん使いまわすとよいです。実は、おからは400gとか500g単位で袋売りが多いので、茶巾の冷凍保存なら扱いが楽ちんです。

材料(茶巾8個分)

  • 油揚げ・・茶金用8枚(通常の1/2のサイズ)
  • おから・・200g
  • にんじん・・70g
  • きくらげ・・5g
  • スパゲッティー・・2~3本
  • 鰹出汁・・200cc
  • 醤油・・大さじ31.5
  • 砂糖・・大さじ1
  • 酒・・大さじ1.5

他の具

  • 大根・・500g
  • 竹輪・・二本
  • こんにゃく・・1丁
  • さつま揚げボール・・8個

出汁の分量

  • 鰹出汁・・1000cc
  • 白醤油・・大さじ2
  • 酒・・大さじ2
  • 塩・・小さじ1

作り方

  1. 大根は米のとぎ汁で茹で始め、沸騰後火を弱めて5分茹でた後蓋をしたまま最低30分は予熱で火を通す。
  2. その間に、こんにゃくは下茹でし、竹輪、油揚げ、さつま揚げは熱湯で油抜きする。
  3. おからは、でいればフッ素加工のフライパンで乾煎りする。なければ通常のフライパンで焦がさないようにサラサラになるまで乾煎りする。
  4. 別の鍋ににんじんときくらげの千切りを分量の鰹出汁200ccで煮て火を通し、調味料を加えて味付けしたら3のおからを加えて混ぜ合わせる。
  5. 2の油揚げを破らないように真ん中を広げ、4のおからの1/8を詰め込み、パスタで口を閉じる。
  6. 平鍋に「出しの分量」の鰹出汁に1の大根を洗って一煮立ちさせる。
  7. 調味料で味付けし、2のこんにゃく、竹輪、さつま揚げを食べやすい大きさに切って加え、5の茶巾も並べて10分ほど弱火で沸騰させないように煮る。
  8. 好みで練り辛子などを添えて出来上がり♬

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2010-09-26

極東ブログ「柳条湖事件と盧溝橋事件の比喩性」で知ること

 激しく応援したわけではありませんが、極東ブログは「書くな」と言っても書くし、「書きたくない」「書いて少し後悔した」などと言いながら書く方なので(えへへ)、内心、やることはやる人だと安心しているのです。
 中国関連の件で補足がエントリーされました(参照)。
 何故か泣けた。何故だろう。しばらくこの自分に向き合わないことには書くに書けない。そう、自分の胸に聞いていました。歴史が教えてくれることに、ただただ感動したのです。そして、中国と日本の大きな戦争の終結から、まだ、80年です。そのことを記した文献が、共産党にあったというのもそもそもなのですが、あってよかった。柳条湖事件と盧溝橋事件が起きた真相は、エントリー中の後述にいくつかの推論を通してより鮮明になって行くのですが、このような歴史も通して、中国という国をもっと知るということに尽きるのだと思います。
 冒頭にあるとおり、このエントリー「柳条湖事件と盧溝橋事件の比喩性」の趣旨は、

 昨日尖閣沖衝突事件の中国側の背景について触れたが、もう一点補足と関連の話をしておいたほうがよいかもしれないとも思った。なぜこの時期に中国は領海問題というタッチーな問題で騒ぎ出したのか、そして、なぜ胡錦濤政府は過剰なまでに強行的な立場を取るのか

 思い出してください。今朝ほどの私のエントリーにも引用させてもらいました通り(参照)、中国のこのところの執拗なまでの要求の意図が不明なためです。ここを日本人としての私も是非知って、政府の動向を掴んでおきたと思うのです。以下がその「理路」の引用です。

  • 尖閣沖衝突事件が偶発的なものでなければ、なぜこの時期に画策されたのか?
  • この時期の中国内政の最大の懸案は上海万博の成功である。
  • 上海万博を揺るがすことは胡錦濤を揺るがすことになる。そこが狙いか?
  • 中国内政の権力闘争があるなら、中核は習近平氏である。
  • またその権力闘争は今後の中国社会の政治・経済的な不安定要因を背景にしているのではないか?

 結論から言うと、中国の今の動きで誰が得をするのかを嗅ぎ分ければ、それが何のためで、果たしてそれは日本にどう影響するのか、と考察すればよいということだと思います。いつも言うように、私はこの手の思考は苦手で、「ほら、そこ」と、言われて始めて衣類を裏返しに着ていることに気づくようなドジです。今回私は、次なる見解を促していましたし、中国を知るための貴重な情報とその探り方まで示唆されていることを嬉しく思いました。後から言うのも何ですが、今朝ほど書いた私のエントリーで、毛沢東の政治について少し触れました。この時、実は、中国の現主席胡錦濤氏は中国共産党員であることや、鄧小平にいたく可愛がられていたことなどにも触れたかったのです。そこで何が言いたかったかというと、毛沢東は、後で反発を買ったにせよ、新民主主義社会の構想を持って建国に努めたにもかかわらず、途中で、急に社会主義へと移行したのです。中国共産党に批判的な知識人らを排除し、その手腕は建国に向けられたかに見えたのですが、その政策目標に無理があったため質が伴わずして失敗に終わったのです。中国共産党は、その権力を維持するためにありとあらゆる手を使ってここまできたのです。内紛もかなりありました。
 極東ブログの本エントリー後半にはその共産党の足掻きが書いてありますが、中国の内政を知っていればあの戦争は起こっていなかったとしているところが重要なポイントです。
 話を最初に戻すと、

  • 何故中国はこの時期に漁船の衝突事件を起したのか?
  • 上海万博が失敗に終わると(世界の笑いものになると)誰が喜ぶのか?
  • 中核である習近平氏はポスト胡錦濤。中国共産党員から次期代表を誰かが狙っているのか?

 先に引用した「理路」に当てはめてみたのですが、これらの点を考察すると、浮かび上がる人物とその政治的な背景が透けて見えてきそうなものです。
 最後のこの言葉は大切ですね。

 日本人は気軽に、友好とか平和という言葉を使うが、真の友好、真の平和を願うのであれば、まず相手がどのような国なのか、どのような国民性なのかを知る必要がある。

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極東ブログ「尖閣沖衝突事件の背景にポスト胡錦濤時代の権力闘争があるのでは」について

 昨日報じられた、中国の「謝罪と賠償」(参照)の要求には些か呆れました。この執拗さはなんだろう、と、不気味な感触さえ覚えたほどです。また、この中国の態度に対して「受けて立て」くらいの勢いで、民主党の対応に批判が飛び交っているようでした。衝突事故の責任問題を保留にしたまま中国の船長を釈放した民主党政権の判断は、この時点でできる中国に対する最大の譲歩であったということは昨日も書きました。その点について、日本国民が政府に対する批判の声を大きくしているのも確かだと思います。それでも、日本では暴動などは起きない大人しい国であるのは周知のことだと思いますが、現民主党は、支持率が下がるとぐらぐらブレて国民のご機嫌伺いをします。そこをヘタに強がるというか正義然としてしまうと、前原お尻青い君のように「粛々」の連発で何も言えなくなってしまう、というよう状態になるので困ったものです。
 そして、この執拗なまでの中国の日本に対する行動から、一体中国では何が起きているのだろうか?と、中国のことが気になってきました。繰り返しになりますが、中国漁船の衝突問題で、ここまで中国が日本に噛み付いてきたことはなかったようです。
 外交に不慣れな民主党が試されているだけでは済まされない、何か大きな理由が中国にはあるのではないか?そう疑って、中国を調べるような観点で極東ブログのエントリーが挙がっています(参照)。
 理路が端的に挙がっているのも珍しいのですが、非常に分りやすいです。それより何より、疑問点を解決してゆくための普通に辿る理路だということが分ります。

  • 尖閣沖衝突事件が偶発的なものでなければ、なぜこの時期に画策されたのか?
  • この時期の中国内政の最大の懸案は上海万博の成功である。
  • 上海万博を揺るがすことは胡錦濤を揺るがすことになる。そこが狙いか?
  • 中国内政の権力闘争があるなら、中核は習近平氏である。
  • またその権力闘争は今後の中国社会の政治・経済的な不安定要因を背景にしているのではないか?

 この理路に添って、衝突時の不自然さからいくつか挙げた上で説明されています。
 何か問題を起すための衝突事故のようであり、それがいかに意図的だったかと、そう思えてなりません。また、これらが上海万博の成功を妨害するための陰謀だったとすると、その反対勢力を調べるしかないです。つまり胡錦濤主席の対抗勢力を操っているのは誰かです。
 中国の政治には昔から権力争いはつき物ですが、毛沢東の「社会主義」思想によって統一されていたため、つまり国民に選択の自由がなかったこともあって、国民の声が表面化することはなかった国ですが、国交を開き、国がどんどん他国からいろいろなものを取り入れ変化してきています。それに伴い、中国の政治家も民意を受け止めるのに躍起にならざるを得ない部分もあるのではないかと感じます。偶然ですが、日本の小沢一郎氏は1942年5月24日生まれで、胡錦濤氏も1942年12月21日生まれの同い年です。日本では、「小沢氏の政治理念はもう古い、今の時代には通用しない」といわれていますが、中国だって同じです。むしろ、中国の現代は急成長していますから、その温度差は想像以上かもしれません。
 極東ブログの冒頭部分に触れられている

 尖閣沖衝突事件について日本人が日本側から見るのは自然なことだし、この地域の実効支配が日米安保条約つまり実質米軍に支えられているにもかかわらず日本からナショナリズム的に強行論が出てるのも、戦後が遠くなる日本らしいのんきな風景でもある。

は、日本ののんきな政治家達のことを思いますが、中国は違います。核保有国として常に自国を守る緊張感のある国です。中国政府の外交に寄せられる期待は、国民感情もともすると死活問題でもあり、危機感の緊迫から来る切実な思いでもあると思います。感情を逆撫でするようなことが起こると、それは内紛となり、国政に支障を来たすことになります。中国という国が、そのように変化してきたということだと思います。
 極東ブログの中国ウォッチングに期待して、さらなる見解を待ちたと思います。

 

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ゴーヤのふりかけ:あっさりとした佃煮風

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 夏の終わりに畑に取り残されそうなると言えば、瓜。兎に角諏訪というところは漬物好きな土地柄ですから、年間通していろいろな漬物がお目見えします。漬物好きな年配のお宅では漬ける野菜も自前の畑のものです。年齢と共に、漬物にも贅沢になるように思いますが、今日は、その畑の残りの瓜は瓜でも苦瓜。ご近所の畑から頂いたゴーヤです。
しかし、せっかく頂いたのに困った。ゴーヤ料理に幅がなく、先日も中華風旨煮(☞レシピ)の思いつきで目先を変えたばかりです。しかも、空気がここで冷たくなってきたせいか、ゴーヤの表面がごわついてい色も濃く、かなり歯ごたえがありそうです。ここで思いついたのがふりかけなのです。長く煮詰めてしまうので、苦味はほんの少し残る程度で丁度よい感じに出来上がりました。
 作り方は佃煮と似ていますが、味は薄めでサラサラとしています。醤油の塩気よりも甘さの方が強く感じますが、こればかりは好みで調節するしかないのです。但し、今日の調味料は既に配合した自家製調味料で、ここで人気のある「割り下」(☞レシピ)と酢だけです。甘くなく辛くない味付けができますが、途中味見をして好みで砂糖や醤油のどちらかを足すと失敗がないと思います。すき焼きの甘辛さをイメージされるとよいです(☞レシピ)混合比は、醤油:醤油100cc:味醂100cc:砂糖大さじ6を火にかけて砂糖を溶かし、200ccだけ使用します(多目に作って冷蔵庫保存=万能調味料)。

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 また、具と調味料の割合は、全体量に対しての比率なので、全体の重さが問題にリます。従って、具は好きなものと組み換えて楽しむことができます。今日使用したゴーヤは、比較的水分が少ないので、逆に良く味が染み込んだように思いました。

材料

  • ゴーヤ・・800g
  • 小女子(または、かちり)・・140g
  • 鰹節・・40g
  • 炒りゴマ・・20g
  • 割り下・・200cc
  • 酢・・100cc

作り方

  1. ゴーヤは立てに割って種を取り出し、5mm幅で切り、熱湯に15分浸けて固く絞る。
  2. 鍋に割り下と酢を煮立たせ、1のゴーヤを煮る。
  3. 煮汁が半分以下になったら火を止めてゴーヤを笊に掬い取り、一旦冷ます。
  4. 残った煮汁を沸騰させて再度3のゴーヤを戻し入れ、焦がさないように煮切る。
  5. 最後に小女子、鰹節削り、炒りゴマを混ぜ合わせる♬

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2010-09-25

極東ブログ「尖閣沖衝突事件の中国人船長を釈放」でやっと深層が読めた

 昨日、前原外相とクリントン国務長官との会談後、クリントン氏が日米安保条約第五条の適用に言及し、日本とアメリカの関係を明示しました。このことが中国をどう動かすのか、不安と緊張の状態で見守っていたところでした。但し、このことよりも先に、中国のG20での演説で、日本に屈する意志のないことを硬く表明した後でしたから、クリントン氏の言及によってそれがきっかけとなるような中国の大きな動きに期待はできないとも思っていました。本当に困ったものだと、不安で一杯でした。しかも、前原外相は、日本は、「粛々と対応する」と述べたことで、問題の漁船の船長を容易く釈放することはないという事だと解釈していましたので、この時点で、このまま日本が断固として態度を変えないのであれば中国の判断に任せるしかないと思っていました。
 中国政府にしてみれば、中国国民の勢いをどう沈静させるか、それがかなりな難問であり、ヘタに日本に屈してしまうと暴動も起こりうるお国柄でもあります。日本は、船長を人質に取っている訳でもないでしょうが、表向きにはそうなってしまったのがこの問題を難しくしたと思いました。
 さて、事態は急変したのです。その船長を釈放したのです。しかも、これまで「粛々と対応する」と断言していた割りには釈然としない理由でしたが、これ以上の良案もないと思いました。心底ホッとしたのです。だって、中国政府に勝ちを譲らなければ中国の民衆が黙っているはずがありません。中国政府としては、国内で反発を買うよりは、日本相手に盾になって船長を取り返さないと面子がなくなります。ですから、一番よい方法で終息を迎えるのではないかと思いました。と、ここで極東ブログのエントリーが挙がり、さらに納得したのです(参照)が、その解説と言うか展開が面白いのです。

 むしろこんな児戯に等しいパフォーマンスをご丁寧にやってくれたものだなという中国の心情を察するべきで、そうでもしないと通じない日本の民主党へのいらだちがある。

 とは如何に?私が昨日クリップしたニュースである中国における日本企業の4人の拘束と、ハイテク製品には不可欠なレアアースの輸入ができなくなっているという問題は、民主党を動かすためのパフォーマンスだった?うーん、そうは簡単に思えないものもありますが、確かに日本では大騒ぎになったようです。そして、私の不安も、前原さんの正義があまりにも硬いので、これが崩れるとは思えなかったのです。青かったのね、前原さんのお尻。また、中国主席の演説は、中国政府のはっきりした見解ですから、ここは日本が折れるしかなかったのです。
 中国から借りている雄のパンダ興興の死までは、金銭で解決と思っていた私ですが(参照)、やはり船長の釈放が何よりだったわけです。

 その意味で、中国による尖閣諸島実効支配への弛まぬ努力は単にお仕事をしているだけで、しかもいつものプロトコルどおり「漁船」から繰り出しているのであるが、不慣れな民主党政権は、やや強行に出てしまった。
 しかも、中国軍側のお仕事に「やってよし」というシグナルを出したのは、直接的には中国軍であるが、「いいんじゃないの」という雰囲気を醸し出したのは日本の民主党政権である。

 正しければ良いという事ではないという教訓ですね。この意味では、自民党の経験豊かなお人に影でこっそり相談してもよかったのではないかと思いました。
 ところで、極東ブログからのメッセージと言ってよいと思いますが、ピューリッツアー賞を何度か受賞している知名度の高いニコラス・クリストフ記者がニューヨークタイムズ紙に書いたコラムが、クリントン長官の日米安保条約の第五条を言及させるための前振りだったというのには驚きました。日本の駐ニューヨーク日本総領事館が反論文を出した(参照)元になった、問題のコラムです。当然、私も最初はその文脈に引っかかりました。しかしながら、これだけのジャーナリストがそのようなドジを踏む訳もないだろうし、一体これは何事なのだろう?という疑念がありました。
 昨日、唐突に彼のコラムの原文が掲載されている米ニューヨークタイムズ紙のリンク先が、極東ブログから(finalvent氏)Twitterで流れてきたのを奇異に感じ、この原文を読み直したのです。が、何故突然これがTwitterで流れてきたのか、その文脈がどうしても読めないのです。読めるのは書いてあるとおりの表面の文字の意味だけでした。が、これもすっきり解決しました。

 今回の事態で私が面白いなと思ったのは、そうした中国軍の思いを在米の中国サイドがわかりやすくメッセージを出してくれたことだ。特にニューヨーク・タイムズでニコラス・クリストフ記者が傑作だった。

As I noted in my previous item, the U.S. in theory is required to defend Japan’s claim to the islands, based on the wording of the U.S./Japan Security Treaty. In practice, we wouldn’t, but our failure to do so would cause reverberations all over Asia.
 前回述べたように、日米安保の文言からすれば、米国は理論上は尖閣諸島についての日本側主張を守ることを求められる。実際のところは、米国は動かないだろう。しかし、そうしないとアジア諸国全体に影響を与えることになる。

グッジョブというところだろう。おかげで米政府はこの機会に尖閣諸島問題にもう一歩踏み出した言及に迫れることになった。

 私が文脈を落とした理由は「but our failure to do so」でした。「しかし、そうしないと」は、クリントン氏によいメッセージだったと言えます。「ええそーよ。私達が動けば中国を攻撃することになっちゃうワ。そんな戦争はノーベル平和賞を頂いたオバマ大統領が許すわけはなし、困ったわね。じゃーここで私が中国を牽制しておきましょう。」なんて、思わせるに至ったかは兎も角、現実に、アメリカ政府に言及させる形になったのです。
 ジャーナリストが政治を動かすというお手本的格調の高い上品さです。私にとってはこれも、極東ブログの解説なしでは英文そのものを何度読んでも読みきれない文脈でした。そして、日本の歴史に残しておくべきアメリカの厚意ではないかと思いました。
 このことが大きなきっかけだったのは間違いありませんが、では、中国政府はどうだったか、この読みも興味深いです。

 中国軍側のお仕事とは逆に、北京政府側としては、領有権だの歴史問題だで反日ナショナリズム運動が暴発するのが一番の迷惑である。愛国の旗を掲げて実際には政府側を批判するというのが中国政情不安の定番でもある。しかし、日本の稚拙な強攻策のおかげでまず中国内政に手を打たざるを得なくなってしまった。

 これが民主党の不慣れな外交に端を発したのだと、誰が思うでしょうか。でも、今までの中国は一貫してこうなのです。この中国政府の立場を立ててあげないとどうにもならない国なのです。そういう意味で日本の「船長釈放」は勝ちを譲って勝ちを取ったと、そう解釈すべきです。既に昨夜から、与野党からの批判や非難が轟々たるものですが(参照)、人の評価とは、結果に必ずついてくるものです。

 「好日ムードなんか要らないから、北朝鮮のほうにちょっと色を付けてねとメッセージを出すべきだろう。」

 ここまで市民に言わせちゃいけませんね。でも、これをやってくれたら間違いなく国民は民主党にエールを贈ると思いますよ。頑張ってください。

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鰍(かじか)の味噌汁:カジカの醍醐味!

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 魚屋さんでもなかなかカジカにはお目にかかれず、先日珍しく子持ちカジカの煮付けにありついたばかりでした(☞レシピ)。この時点で欲張って、味噌汁まで行きたかったのは山々でしたが、如何せん材料が足らなかったのでした。この時の食べたい気持ちがなんだか執念深く残っていたのか、魚屋でカジカを見たときには迷わずゲットしました。今日は、このカジカで味噌汁だけのつもりで、、小さなサイズをぶつ切りにして、骨も一緒にしばらく煮てしっかり出汁を取りました。
 捌き方は非常に簡単です。頭と尻尾を落として内臓とあれば卵を傷つけないように取り出し、皮の表面を包丁の刃を当てぬめりを取り除きます。ここで一旦流水で洗い流し、食べやすい大きさにぶつ切りにします。ここで軽く塩を振って10ほどおき、表面の水気を吸い取ったら下ごしらえは終わりです。
 一方、味噌汁の準備は、出汁昆布を分量の水に一晩浸します(朝浸して夕食用でもOKです。)そのまま加熱し、沸騰したら火を止めて昆布を取り出します。このあと食べやすく切った根菜に火を通し、下ごしらえの終わったカジカを加えて火を通します。酒と味噌で調味し、小口に切った葱を散らしたら完成です。

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 これだけなのですが、海のそばに住んで、新鮮な魚が手に入る環境なら塩を振って臭み抜きなどの必要はなく、ぶつ切りでどんどん放り込みます。勿論内臓も頭も全て煮込む方が美味しい出汁が出ますが、この辺の魚でも新鮮だとは言え、内臓や頭は傷みが速いので注意が必要です。

材料

  • カジカ・・1尾(30cm)
  • にんじん・・70g
  • じゃが芋・・中2個
  • 大根・・5cm
  • 昆布・・10cm
  • 水・・800cc
  • 酒・・50cc
  • 信州味噌・・80g強

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2010-09-24

クリントン国務長官の日米安保条約第五条の言及と中国のこのところの動き

 菅首相は、昨日から行われているG20に出席していますが、日中間の状況が気になる私であることを自覚しながら、どうも落ち着かない日でした。よもや、Twitterで関連情報でも流れてはこないものかと変に期待していました。そういうところから小刻みになるのですが、クリップ程度に関連ニュースを取り上げておくことにします。
 菅首相とオバマ大統領の会談の予定は、今日の午前中のはずです。このレベルで「核の傘」に関する話に言及されるとは思いませんが、同行している前原外相はクリントン国務長官と初会談し、クリントン氏から日米安保条約の第五条の適用について言及があったと報じています(参照)。

外相は日本の国内法に基づいて粛々と対応していることを説明した。これに対し、長官は理解を示したうえで、「尖閣諸島には、(日本への防衛義務を定めた)日米安保条約5条が適用される」と明言した。

 長官が安保条約適用にあえて言及したのは、強硬姿勢を崩さない中国側をけん制する狙いがあったとみられる。外相は「日中2国間の問題で、東シナ海に領土問題はない」と強調し、「外交問題として、大局的な見地からしっかり取り組む」と応じた。

これはアメリカ政府としては初めてだと思います。ところで、気になるその「第五条」ですが、調べてみるとこうあります(Wikipedia)。

第5条
前段は、米国の対日防衛義務を定める。後段は、国連憲章上、各国による自衛権の行使は、国際連合安全保障理事会が必要な措置をとるまでの暫時的性格の行為とされていることから、定められている。

 これじゃ意味が分りません。ということで、YOMIURI ONLINEに付属の「用語解説」のリンク先を見ると

日米安保条約5条とは
 日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃(があった場合には)……共通の危険に対処するように行動する。

と、あります。これでも要領を得ません。次のこちらはどうでしょう(参照)。

日米安全保障条約第5条
日米安全保障条約第五条(共同防衛)
1.各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
2.前記の武力攻撃及びその結果として執った全ての措置は、国際連合憲章第五十一条の規定に従つて直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し維持するために必要な措置を執つたときは、終止しなければならない。

日米安全保障条約に関する交換公文(条約と効果はほぼ同じ
「合衆国軍隊の日本国への配置における重要な変更、同軍隊の装備における重要な変更ならびに日本国から行われる戦闘作戦行動(前記の条約第5条の規定に基づいて行われるものを除く。)のための基地としての日本国内の施設及び区域の使用は、日本国政府との事前の協議の主題とする。」

 さて、この条約が何故日本にとって大切かという点ですが、日本は、戦後経済大国として発展する方向を選んだ祭、軍事費にあまりお金を費やさないことが懸命だとする吉田茂の考え(吉田ドクトリン)があり、当時の吉田政権下でそれを実現したのがこの条約です。
 当時の日本の首相が本当にこう思っていたか?と、興味は深まるのですが、これは置いといて。つまり、クリントンさんと前原外相で、アメリカの「核の傘」にお世話になることは共通理解に達したと見てよいのだと思います。これが中国に伝わった時、どのように中国側が対処するかは、今後注視する必要があると思います。
 一方、時事問題ですが、昨日は二件クリップしました。一件目は、「中国:日本人4人を当局取り調べ 「軍事目標」撮影で」(参照

 尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近での衝突事故で日中関係が冷却化する中、日本政府は新たな懸案を抱えた形だ。中国では軍事情報の収集で有罪となれば、国外退去処分から死刑まで厳しい処分が予想される。
 共同通信が日中関係筋の話として伝えたところによると、4人は日本の建設会社の関係者で、遺棄化学兵器関連事業を受注する準備のために下見に来ていたとみられるという。

 これに似た行動に、ジャーナリストの個人的な取材行動がかつて問題となりました。今でも問題はあると思いますが、個人の責任ではありますが、国民の一人です。政府が関与する必要が出てくるのは必須で、両国家間の緊張状態で個人的な問題を起すのは慎みたいことです。
 また、中国側の企業対応として、日本に圧力がかかっている例として「中国、レアアースの通関停止=米紙は「日本向け禁輸」と報道」(参照)。

中国の関税当局が、ハイテク製品の製造に不可欠なレアアース(希土類)の輸出について、通関業務をストップしていることが23日、明らかになった。米紙ニューヨーク・タイムズは22日、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に絡んで、中国当局がレアアースの日本向けの輸出を全面禁止したと報じた。
 訪米中の温家宝首相は21日、「日本が船長を釈放しない場合、さらなる行動を取る」と表明。中国は7月末からレアアースの輸出を規制してきたが、禁輸が事実ならば、日本への圧力を強めるのが狙いとみられる。
 レアアースは、ハイブリッド車や携帯電話の部品の製造に欠かせない希少鉱物資源。世界の年間産出量12万トンのうち中国が9割以上を占める中、日本は需要の9割を中国に依存している。

 政府間では連絡が取れていないということですが、実際、国内に入ってきていないのですからこの件は、事実でしょう。これは、中国のやり方というものですが、先のクリントン氏の日米安保条約に関する言及が中国にどう働くのかが気になります。

 尖閣諸島領有権に関して触れた極東ブログのエントリー「尖閣諸島、領土と施政権」は、当時の中国と日本の関係はどのようだったか詳しく知ることができます。 

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鶏肉のぶつ切りとトマトのシンプルなスープ:放り込むだけで30分!

 スープと言えばスロークッカーが十八番になってしまった私ですが、今日のスープは違います。普通に厚手の鍋で作る「放り込むだけスープ」の定番にもなるかと思うほど「美味しい、簡単、安い、速い、栄養満点なスープ」なのです。こういうスープを考えるのは、息子達の健康管理からですが、私が実際手を下すわけではないので、せめてレシピくらいはと思ったのです。

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  末の息子曰く、都内とは言え、西東京から世田谷までの通学時間は料理時間のスケジュールを著しく乱すそうです。そういう生活でも、野菜と鶏肉の旨味がたっぷり取れると元気も出てくるのではないかと思うのです。まあ、ここを見るかも問題ですが、そういうところから思いついた次第です。スープのベースがあれば茹でた野菜を後から加える事もできますので、まずは、30分でシンプルなスープを多めに作っておくとよいかと思います。今日は、そのレシピからです。
 手順は、潰したにんにくをオリーブオイルでソテーして香りをオイルに移します。ここに肉の皮目を下にして軽く焼き色が付く程度にソテーし、冷凍トマトのぶつ切りとタイム、ローリエを加え、煮汁が半量になるくらいまで煮込みます。この後水を加えて一煮立ちさせ、アクを掬います。最後に、塩と胡椒で味付けをしたら出来上がりです。

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 まず、鶏のもも肉のぶつ切りを使ったのには理由があります。鶏がらで美味しいスープをとる場合も同様ですが、骨が切断されていると濃いスープが取れます。これは豚骨でも同じです。しかしながら家庭の包丁ではなかなか骨のぶつ切りはできないので、肉屋さんに骨付きで切ってもらうか、骨付きのぶつ切りもも肉を購入します。因みに探してみたら、アメリカ製やブラジル製の冷凍だと¥500~¥600/1kgくらいです。国産のぶつ切りは特にそういう加工品はなく、ももの骨付きを切ってもらうことになります。
 トマトは、我が家は畑で熟したトマトを冷凍しておいたものを使いますが、缶詰のカットやホールトマトで代用できます。これににんにくがあれば調理スタートです。
 そうそう、鍋ですが、蓋付きの厚手鍋がベストです。かと言って、圧力鍋はこの場合不向きです。骨の切り口が弱くなっているところへ圧をかけると粉々に粒状に散って口に残ってしまいます。
 ここで出来上がりなので、このままチキンスープとしても良いですし、別に茹でたじゃが芋やにんじん、セロリ、キャベツ、パスタなどを賑やかに加えて、ミネストローネのようなスープのバリエーションも楽しめます。

材料

  • 鶏もも肉ぶつ切り・・500g
  • 完熟冷凍トマト・・500g
  • 水・・800cc
  • にんにく・・3片
  • タイム・・小さじ1/3
  • ローリエ・・1枚
  • オリーブオイル・・小さじ2
  • 塩・・小さじ2

作り方

  1. 冷凍トマトを室温にしばらく置いて皮を剥き、ヘタを取って大きめのぶつ切りにする。
  2. にんにくを潰す。
  3. 厚手の鍋にオリーブオイルを引いてにんにくをソテーする。
  4. 肉の皮目を下に並べ、中火で軽く焼き色が付くまで焼く。
  5. 4に1のトマトを加えて蓋をして蒸し煮し、煮汁が半分くらいになるまで15分ほど煮込む。
  6. 5に水を加え、タイムとローリエを加えて一煮立ちさせアクを掬う。
  7. 塩と胡椒で調味して出来上がり♬

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2010-09-23

極東ブログ「スウェーデン総選挙に見る社会民主主義政党の凋落」なんて、やだやだ

 極東ブログの今日のエントリー(参照)を読み終わってから感じたことをまず言わせてもらいます。「がっくし。私ってなんて忙しい世の中に生まれたのだろう。民主的な社会は生きているうちには見ることができないのだぁ」という、落胆のような感嘆のようなです。最初にため息をついてから書くのをお許しください。
 本文冒頭で触れている「スウェーデンが「社会民主主義のメッカ(Mecca of social democracy)」とも呼ばれる国であるということが、このエントリーの読みどころではないかと感じ、非常に興味深く思いました。ともするとこれは、現代社会の動向を掴む大きな鍵だと思いました。
 まず、「社会民主主義」ってどういう主義?ということが気になります。きちんと掴む必要があります。こんなこといまさら何?かもしれませんが、定義を書いておいた方がよいように思います。そして、引いてくるのはWikipedia ですが、これも今後書き換えられてゆくのかもしれないという変な気持ちになったので、あえて引用します(参照)。

社会民主主義(しゃかいみんしゅしゅぎ、英: social democracy)は、社会主義思想、民主主義思想の一つであり、自由・民主主義社会における中道左派思想の一つである。政治的目的としては、自由競争市場経済や資本主義経済により発生する、労働者の貧困、失業などの問題を議会や政府の管理と介入により軽減・解決し、実質・実態としての政治的・経済的・社会的な公正や機会平等、人権保護、環境保護、国際協調と国際社会との共生を追求する。また実際に政治運動を進める際には特に労働運動との密接なつながりのもとに行う。

 この社会民主主義は、日本の現在の民主党が党の目指す社会をまんまで行くような思想と言えます。結論から言うと、現民主党は、戦後の自民党の劣化型でありヘタレ政党だと思う私ですが、世界からは特に突出しているわけでもなく、見渡す限り何処も同じだということなのです。その理由にというのも変ですが、今回のスウェーデンの選挙で、僅差で勝利したのは中道右派で、20議席をスウェーデン民主党が取ったからです。ここで誤解なきよう付け加えてあるのがスウェーデンの民主党のことです。わが国の民主党の実態はさておき、それとは違います。でも、実態は同じじゃん、と気づくのも直です。この民主党は、先に挙げた社会民主主義の全く逆を行っていて、かなり保守的と言えます。同様の例として挙がっているのが、フランスとアメリカの現在の状態なので、あっぜーん、なのです。

 フランス・サルコジ政権によるロマ不法移民追放も、表面的にはつい右派的な傾向であるかのようにも見られるが、むしろこうした欧州各国の政局の状況からすると、国民戦線の台頭に先行してその芽を摘む動向と見たほうがよいかもしれない。

 はっ?、「国民戦線の台頭を専行してその芽を摘む」とな。つまり、サルコジ政権の足を引っ張る奴らの活動の原因となるものを先に掃除しちゃいましょうということです。

 さらに広義に見るなら米国に置けるティーパーティの台頭もこうした傾向にあると言えるかもしれない。共和党的な動向と見られてきたティーパーティもすでに共和党と軌を一にしているわけではない。

 はぁー?オバマ政権の「大きな政府」に反対して立ち上がった運動団体の名称ですが、そういえば、最近噂も聞かなくなりました。なんとなくですが、この運動の母体と言うのは白人種が多く、それだけで反オバマと言うのに充分かと思います。この時代に人種的に集合する団体と言うのは、既に偏った団体です。これが既に劣化したとなると、アメリカの中間選挙でどういう行動を取るかが鍵ですか?

高福祉高負担を目指す政党の退潮と再編成は、現在の英国の政局でもキャメロン政権による高福祉リストラが中心的な話題となっている。
 おそらく日本の現民主党政権も終了後には同種の傾向が出てくるか、存外に現民主党が変質せざるをえなくなるだろう。スウェーデンの「民主党」を思えば、「民主党」という名のまま右派政党化しても国際的にはそれほど違和感はない。

 世界の主要国ですらこうなのです。だから、何?
 だから、日本も現民主党が同様になるか。ならないとしたら、それは民主党が長続きしないで終了し、新たに立ち上がった政党が純然たる右派政党であるほかないということです。景気で言えば、一番底に行く手前の中途半端なデフレを長く持ちこたえ、そういうイヤーナ状態です。一番底に仮に着いたとしても跳ね返りを見ずに二番底へと落ちる、みたいな、そんな感じですかね。


注)ティーパーティー運動( ティーパーティーうんどう、英:Tea Party movement )とは、2009年からアメリカ合衆国で始まった、バラク・オバマ政権の自動車産業や金融機関救済への反対、さらには財政政策[1]や医療保険法改正[2]における「大きな政府」路線に対する抗議を中心とした保守政治運動である。
オバマ大統領の就任式の直後から始まったことから反オバマ運動としての側面もある。
「ティーパーティー」(Tea Party)という名称は、当時の宗主国イギリスの茶法(課税)に対して反旗を翻した1773年のボストン茶会事件(Boston Tea Party)に由来しており、同時にティーは「もう税金はたくさんだ」(Taxed Enough Already)の頭字語でもある(Wikipedia)。

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日本の安全保障問題の最高責任者は誰?―極東ブログ「財政再建か、安全保障か」が問う

 尖閣諸島沖の衝突問題から発展して中国は領有権を打ち出してきている点で、これからの成り行きを思うと緊張してしまうのですが、昨日のNewsweek日本語版のコラム「日米弱体化のスキが生んだ尖閣問題」(参照)で、ちょっと違った角度で中国を見ていることに驚きました。日本と安全保障条約を交わしている当該国としては当然な見方なのかもしれませんが、日に日に熱くなっていると思われる中国の国民感情とは別に、中国政府のスタンスに着眼しているからこそだと思いました。

「中国は、日米両政府の関係は冷め切っており、アメリカは他のことに気を取られていると感じたのではないか」と、先週日本にいたリチャード・アーミテージ元米国務副長官はメディアに語った。「だから中国は、アメリカがどこまで見逃してくれるかを試している」

もし尖閣諸島で日中が軍事衝突することになれば、理論上アメリカは日本の助けに馳せ参じるということだ(ただし、領有権を認めたわけでもないのにそんな負担はバカげていると鼻で笑うアメリカの専門家もいる)。

 これでは日本はまるで「中国のリトマス試験紙」ではないかと思った部分なのですが、日米関係が冷え切ったと周囲に見られているというのも観念的な表現で、何をとってそう見られているのかは分りませんが、日本の首相がころころ変わっても、アメリカの姿勢はあまり変わっていないというか、元々相手にされていない節はあると思います。但し、ここでG20が開催され、菅首相とオバマ氏の会談も予定されているので、両国の関係をアピールするチャンスにはなると思います。また、台湾の着眼点は、尖閣諸島とは目と鼻の先だけあってより具体的だと思いました。

台湾では日本メディアの報道を受けて20日、日本は72年以来で初めて「南西諸島」を焦点とした陸上自衛隊の1万3000人規模の増員を検討していると報じた。

 この件に関しては、私もうかつで、ソースを抑えていませんでした。慌てて検索した始末ですが、日経の「陸自定員1万3000人増要望へ 新防衛大綱で」(参照  )によると

 陸上自衛隊が東アジアの安全保障情勢などを踏まえ、定員を現在の15万5千人から最大で1万3千人多い16万8千人に増やす案を検討していることが19日、分かった。年末までの策定を目指す新たな防衛計画の大綱(防衛大綱)に盛り込みたい考えだが、財政事情が厳しい中、増員に強い反対論が出るのは必至だ。

陸上幕僚監部は中国海軍が活動を活発化させている南西諸島を念頭に、島しょ防衛の強化が必要として防衛省内局と定員増の調整に入った。沖縄県の尖閣諸島(中国名・釣魚島)を巡る日中間の摩擦などを背景に、島しょ部での抑止力の向上には政府・与党の理解が得やすいとの判断もあるとみられる。

 政府がこのように動いているとは知りませんでしたが、その元になる「核の傘」がどう機能するのか、日本政府はアメリカとの協議を一切行っていません。先日、極東ブログの「財政再建か、安全保障か」(参照)で触れている、イギリスの例と照らした日本の安全保障の問題そのものです。

日本は、あまりにも明確だが、憲法によって軍隊を持つことができない。かろうじて可能なのは自国防衛のみだが、これも非核三原則から核防衛は放棄している。このことが、米国との同盟で核の傘に入ることと同義であったのは戦後史で明らかだろう。
 英国では自国の核防衛がどうあるべきか首相に問われると高級紙が言明する。そして一国の首相たるものはそれに答えている。
 日本で同種の問いを菅首相に提出したときどのように答えるだろうか。
 麻生元首相は2009年7月、日本の有事の際、米国による「核の傘」がどのように運用されるのか、米国と具体的な協議をするために定期協議の開始を米国と合意した。麻生政権が倒れた後、この定期協議の計画は潰えている。

 話は逸れますが、極東ブログの記事というのは、その時々のトピックスのみならず、後々に変動する情勢を検証する時に基準になる内容を持っているので、情報に筋が立てられます。それだけ中立的に書かれているのだと思います。
 さて、日本政府はこの先日中問題をどう解決してゆくつもりなのか?全く手の内を見せないので分りませんが、もしかすると「手の内」のようなものはないのでしょうか?気になったのは、昨夜FNNが報じた「尖閣諸島中国漁船衝突事件 仙谷官房長官、ハイレベル協議呼びかけも中国外務省は拒否」(参照)では、このように報じています。

仙谷官房長官は「できれば、早急に(日中双方の)ハイレベルの話し合いというものが行われた方がいいだろうと、いうふうにも思っております」と事態打開への意向をにじませた。
しかし、中国外務省は22日夜、この呼びかけを拒否した。
こうした中、菅首相は、政府専用機でアメリカへ向け出発した。
菅首相は、日本出発前に「日中の関係についてはですね、この問題は冷静に対応していくと。特に新たな予定を何か考えているかということであれば、特に新たな予定は考えておりません」と述べた。

 あらら。今のところ具体的に言及できないのか、方策がないからそう答えているだけなのか?菅さんのコメントではとても不安になるのです。益々アメリカとの関係をアピールする時なのではないかと思います。そのためにも、アメリカの「核の傘」にどこまで日本はお世話いただくのか、協議を持っていただきたいです。

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里芋とベーコン、揚げ出し豆腐の含め煮:里芋の旬をいただく:スピード料理

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 先日NHKあさイチご飯でおいしかった「里芋とベーコンの炒め物」(☞レシピ)の組み合わせに甚く感動してしまい、あの組み合わせで何か違った料理法で楽しみたいとぼんやり考えていました。これにヒントとなった料理があります。
 ここのレシピを参考に、ぶりさんから高野豆腐のゴーヤの中華旨煮を作ってみた(参照)と知らせをいただき、早速飛んで見に行ったら、なんて美味しそうに出来上がっているでしょう、とびっくり。変なもので、自分のレシピなのに我が事は飛んでしまうのです。ここに書いた時点で、多分紐付きではなくなって、すっかり公共物のようなスタンスに変わってしまうようです。
 さて、ここで閃いたのが里芋のつるんとした食感と、揚げ出し豆腐の食感を出汁で味わうという料理。これまで油の扱いが楽だという理由もあって高野豆腐を多く使ってきましたが、思い切って木綿豆腐にしました。その代わり、しっかり水気を抜いて表面の片栗粉が油で剥がれ落ちないように薄く軽くまぶしてみました。
 何故豆腐の揚げ出しを敬遠するかというと、まず、しっかり水を切るのに時間がかかることと、片栗粉が剥がれ落ちやすいので油がいっぺんに汚れて老化が早くなるのです。また、水切りが充分でないと油が跳ねるので、後の掃除に気を使からです。但し、食感はつるんとしたプリンのようになります。要は、「プリン」と「扱いやすさ」を天秤に掛けてみてどちらか良い方を選べばよいのです。

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 結果はかなり美味しくできましたが、勿論、高野豆腐でも良いと思います。今日のメインは里芋なので、その選択は自由でよいと思います。里芋の使いきりを心がけても、残る時は残るものです。少しでもそれなりにできる含め煮です。
 また、里芋は洗って耐熱皿に載せ、レンジで(600w)で5分蒸し、そのまま冷まして余熱で完全に火を通します。皮を剥いて煮込むだけなので時間はかかりません。

材料

  • 里芋・・250g
  • 舞茸・・1パック(120g)
  • 木綿豆腐・・300g
  • ベーコン・・70g
  • 鰹出汁・・250cc
  • しょうゆ・・大さじ1
  • 酒・・大さじ1
  • 味醂・・大さじ1
  • 片栗粉・・大さじ1.5

作り方

  1. 木綿豆腐は食べやすい大きさに切り軽く重石をして水抜きし、布巾で良く水気を吸い取る。
  2. 里芋は洗って耐熱皿にのせラップをふんわりかけて6分蒸らし、そのまま冷ます。
  3. その間に舞茸をほぐし、ベーコンを1cm幅に切る。
  4. 揚げ油を180度に加熱する間に、1の豆腐に刷毛で片栗粉を軽くまぶして揚げる。
  5. 2の里芋の皮を剥き、5mmの厚さに輪切りにする。
  6. テフロン加工の鍋にベーコンを並べて中火で加熱しながら油を出し、5の里芋と2の舞茸を炒める。
  7. 舞茸の香りが出てきたら出汁を加えて煮立たせ、酒、醤油、味醂と4の揚げ豆腐を加えて3~4分煮込む味見をして塩で調節する♬

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2010-09-22

極東ブログ「前田恒彦・大阪地検特捜部検事逮捕」ではまだ問題を残すとしている

 前田恒彦検事の逮捕を知ったのは、早朝の真っ暗な時間に届いた新聞によってでした。「えっ!」と真夜中の玄関先で一人驚いて声するのも不気味だよなぁと、声を低くして、子犬の糞の始末をしてからゆっくり読みました。そして、「たった今、今日のエントリーを書き終えたばかりなのに」と、腹立たしく思ったのでした。続けて三本のエントリーをまとめて書く意欲はありませんでしたので、まあ、前代未聞のニュースだからと慌てて書くこともないかと思い直しました。が、どうも事件が良くつかめないのです。
 その後、朝のNHKニュースで何度も繰り返し聞いているうちに、国の司法に携わる大元で、このような事件がそんなに簡単にスピード逮捕できるのかな?しかも、村木厚子厚労省元局長の無罪が確定したばかりなのです。なんというタイミングのよさだろうかと思うと、変な疑念がわいてきたのです。その辺りの悶々が一気に吹っ飛ぶような内容が暴かれるのを期待して、不謹慎ながら極東ブログに思いを馳せていたのです。
 遅ればせながら、この事件は、村木厚子厚労相元局長の不正を取り調べた、検察の前田恒彦容疑者元検事が、改ざん行為による証拠隠滅の罪で逮捕されたのです。だったら、隠滅しようとした証拠と裏づけは何よ?というところですが、そこが釈然としないのです。極東ブログのエントリーで随分すっきり見えてきたのと、逆にはっきりしない点が浮き彫りになった形です(参照)。
 結果はというと、うーん、事件の鍵になっているFD(フロッピーディスク)の前後の事実関係と、前田恒彦容疑者の改ざん行為の文脈が読めないところが有って自分がもどかしかったです。が、最後の部分でやっと全体が繋がって見えてきました。ただ、事件の全容とまでは行かないので、ここでは途中経過として極東ブログの情報を含めて追っておきます。
 まず、担当主任検事は「上村被告によるFDデータの改ざんの有無を確認するために専用ソフトを使った」と説明したそうですが、大手セキュリティー管理会社によると、このソフトはデータを書き換える際に使われるもので、改ざんの有無をチェックする機能はないといっているそうです。しかも、前田恒彦容疑者の話では、該当ツールでデータの改ざんを確認していたと話しているので、そのツールがわからないと事実関係の確認が不十分だということになります。これが不明瞭な点です。
 そして、検察は、前田容疑者を故意犯とみているにもかかわらず、前田容疑者は過失を主張しているというのです。ここでとてもびっくりしたのは、前田容疑者元検事が逮捕されたということは、同じ職場である検察内の他の検事から事情聴取を受けたということです。言葉は汚いですが、共食いのようなものです。この状況下で「過失」とは信じがたい供述だと思ったのです。具体的には「遊んでいた」と表現しているそうですが。村木元局長のケースを同様に並べてみると、なんとなく不公正を感じます。村木さんは、自分の主張など聞いてくれなかったと言っていました。そして、もっと驚くのは、エントリー後半です

 どういうことなのだろうか?
 合理的な推論をするなら、前田被告も大阪地検もFDの日付改竄をさほど重視していなかったということだろう。実際バレバレのFDを村木被告にあっけらかんと返却にしている。
 別の言い方をすれば、公判を左右するような組織ぐるみの改竄工作というより、証拠管理のずさんさに適切に対応できていなかったというように見える。

 もしも、この推察が正しかったら、村木さんが本当にお気の毒で仕方ありません。そのような初歩的なミスで人の人生を変えてしまうことになるのです。裁判後の第一声で「無駄な時間を費やしてしまった。」と冷静に答えている姿が思い出されます。
 また、何とも残念なのは、解決していない上疑問点が残ることです。大阪地検が事態を知りながら立件までに時間がかかった点です。極東ブログでは、

 ただ、こうした構図から見直すと、疑問点は、大阪地検が事態を知りながらこの間、相応の対応をしていたのではないかというほうに移る。検察が追い詰められているように見えながら、それなりに今回の騒ぎはスケジュール的な展開なのではないか。

という含みを残しています。

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極東ブログ「興興(コウコウ)の憂い」にこたえるなら

 現在、二つの事柄が中国では問題になっているようです。
 タイトルの興興(コウコウ)とは、今月9日神戸の動物園で亡くなった雄のパンダの名前です。このことは、日本人なら大半の人が知っていることだと思います。これが一点。そして、尖閣諸島での中国船と日本の巡視船が接触事故を起し、中国船の船長が日本で拘束されているこの二件に関して、中国の猛烈な非難と抗議が日に日にエスカレートしているということは昨日も触れました(参照)。さて、興興の死と船の衝突事件と、一体何が関係あるというの?というのが日本の普通の市民の持つ疑問。中国では、日本でパンダが殺されたというデマがネット上で飛んでいるそうです。それが、日本以外の主要国の新聞に堂々と報じられているそうです。

 中国民衆の怒りも爆発したかに見えた。デモの光景が日本のメディアに伝えられた。が、私の知る限りではあるが、なぜか日本のメディアに伝えられなかったことがある。あの悲劇の興興との関連である。興興が中国に反感をもつ日本人によって殺されたというのだ。ネットの噂らしい。
 そんなものメディアで報道することじゃないし、日本人は知らなくてもよいということかもしれないが、国際的には報道されていた。20日付けワシントンポスト「Boat collision sparks anger, breakdown in China-Japan talks」(参照)はこう伝えている。
17日付けテレグラフ「Tensions between China and Japan rise over disputed gas field」(参照)も珍妙に報道していた。
フィナンシャル・タイムズはこの問題を社説で論じていた。17日付け「Bye bye, Kou Kou」(参照)である。国際的な高級紙らしく冒頭が格調高い。

 三紙が並べば充分というものです。ここで何が言いたいかですが、中国というお国柄を理解することが大事だと言いたいのです。そう言う私が、実は中国はおかしいと思うのです。だから、私がおかしいのです。事の良し悪しはどちらの尺度も当てはまらないということを前提で、ここから話を進めます。まず、船の衝突事件のことからです。
 私は、この尖閣諸島沖での事故の件で、日本の政府が間違った措置をとっているなどとは思っていません。それどころが、中国のわけの分らない抗議や反発によって、民間レベルの友好的な催事の中止などと混同することなく、できれば事を難しくしないで穏便に運べないだろうかと願っています。
 ところが、「国交相、中国副局長の表敬を辞退 APEC観光相会合で」(47ニュース)という情報を見て驚いたのです。仙谷官房長官が日中に自制を呼びかけたばかりだというのに、うちの馬鹿な馬淵さん何考えてんの!と、ちと怒りを感じたのです。いえ、その理由が、例えば、身の危険を感じるような暴動が現地で起きているなどという死活問題でもあるというのなら分りますが、「諸般の事情だ。外交ルートでさまざまな対応を政府全体でしており、国交省として判断した」と、言うのです。これじゃわけが分りません。極東ブログで予言(笑)のあった馬渕国交相は、私も「ほう」と思ったので取り上げました(参照)が、極東ブログの言葉を借りると「そこは菅内閣である。耐えた。」という体裁を作らないと駄目なのですよ。馬淵さん流にやっちゃ。
 こうして日本の政府に何が漂っているかが透けて見えてくると、私の不安は益々募りました。中国と穏便に話を進める気が、この政府にはあるのかよ!と言いたくなりました。不安なくせに下品極まりない言葉が口をつくのは、理性的な思考回路など望めたものではありません。が、フィナンシャル・タイムズが指摘している陰謀論好きの中国という国に、日本は、まんまと乗せられているような気がしてきたのです。そして、この件と前後してパンダの報道を知り、日本政府は中国に対してどう対処するつもりなのか、といろいろ考えていました。

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 昨夕、極東ブログの見解(参照)を知って、なんとなく眠れないまま考え事と夢の間にいた私が思っていたのは、「興興の憂い」も一転する予感がしたのです。不幸中の幸いとは言いたくないのですが、中国の要求で日本ができる最大のことを差し出すのはどうだろうか?と思いました。昨日は「裏取引でもない限り解決できないのではないか」と、思っていたことに「心」を添えるということです。

 とはいえ、日本政府としても日本人としても、興興の件については、最大級の誠意を見せるべきであろう。不当な死だからという賠償ではないとしても、それ以上の恩義をきちんとした金額で示したほうがよいのではないか。

 こういう友好的な気持ちを表すことは大切だと思ったのです。
 中国の要求する船長引渡しに関しては、「あいよ」と言うわけにもいかず、ここは、法治国家ですから日本の法律で解決するほか方法はないですが、興興の賠償は、日本は興興に希望や夢をもらったわけです。どれだけの人がパンダに癒され楽しませてもらったかをこの際、金銭と、それに友好の気持ちを添えて「弔う」のでよろしいのじゃないかと、そう思ったのです。尖閣諸島の問題や船長の話は、それからでも良いのではないでしょうか。
 さて、菅政府はどのようにこの問題を解決するのでしょうか。

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秋刀魚の刺身:刺身の旬は今(こういうのを人生で味わって欲しいな)

 秋刀魚(さんま)が庶民感覚で食べられなくなるという危機感は数年前から言われていて、今年はその日がついにやってくるのかとひやひやしていました。それというのも、先月の秋刀魚の価格はハンパじゃありませんでした。ですから、食べたい気持ちを棚上げして他の魚でしのいだのです。それに、10月頃には秋刀魚漁が回復するかもしれないとの予想が立っていた向きもあったのです(参照)。その予想が当たったのかどうか分りませんが、今日の新生サンマの価格は、平年並でした。Netの情報ではいまだに不漁は続いているとの事ですが、一尾130円というのは別にお高いと感じるお値段ではありません。

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 昔は、初秋刀魚は、七輪で炭をおこして焼き、ついでにほだ木から椎茸をちぎって乗せて焼いたものです。お醤油の焦げる香ばしさと、秋刀魚の脂が焼ける臭いに誘われて、待ちきれずにご飯茶碗ご飯をついで待ち構えていたほどです。当時としても、わざわざ七輪に火をおこす家庭も少なかったですが、田舎に移り住む前からの私の憧れでした。
 さて、サンマの旬は秋言いますが、寒くなってからの秋刀魚には脂が乗って良く肥えているので確かにそう思いますが、魚屋さんに言わせると、刺身は今が旬だとのことです。脂もほどほどにのっている上、身も締まっているからだそうです。今だけだと聞けば食べたい気持ちが逸り、早速秋刀魚の刺身にしました。レシピもあったものではないので、今日は秋刀魚の刺身のお勧めに終わりそうです。高通事情が良くなったお陰でここ長野の山奥に住んでも、新鮮な生の魚にありつけるのは嬉しいです。

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 捌き方は、頭と尻尾を落として腹から肛門に向けて斜めに切り取ります。「斜め」というのは、内臓を包み込んでいる部分の骨と皮を切り取る意味です。刺身ではこの部分は思い切って切り取ってしまうのです。ここで内臓を洗い流し、ここから手開きする場合もありますが、シャープな切り口が刺身の信条なので包丁で三枚に卸します。中骨が気になるほどであれば、骨抜きであたります。ここまで下ごしらえしておき、食べる直前に皮を引きます。
 皮の引き方は、頭側を左に皮がまな板に当たるように横に置き、頭側の切り口の皮を斜めに傾けた包丁で抑えながら、皮だけを左右に揺するようにゆっくり引きます。斜めに削ぎ切りして皿に盛り付けます。

材料

  • 新サンマ・・3尾
  • 大葉・・数枚

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2010-09-21

何が尖閣諸問題なのか、もう一度極東ブログ「鳩山由起夫首相の尖閣諸島帰属問題意識について」と照らしてみる

 昨日の極東ブログの「財政再建か、安全保障か」(参照)で、日本の安全性を政治家は今後どのように確立してゆくのかという疑問が浮上し、具体的には今起こっている尖閣諸島における中国船との衝突問題を取り上げました(参照)。分りきったこととして再度書くこともないと思ったのですが、中国との友好的な交流という趣旨で訪中を予定していた各団体のキャンセルが相次いでいることを知って、民間レベルでの問題と政府間の問題が錯綜し始めているような気がしてきました。
 現代界での最新情報の例ですと、「上海万博1千人招待中止、外務省「極めて遺憾」」(YOMIURI ONLINE)では、

外務省は20日、万博視察のため21日から上海入りする予定だった日本の大学生ら1000人の青年訪中団が、中国側の申し出を受けて急きょ訪中を中止したと発表した。

 同省は、中国側に「訪問直前の決定は極めて不適切かつ遺憾」と抗議した。尖閣諸島沖の日本領海内での中国漁船衝突事件を巡る報復措置の一環とみられる。日中両国首脳が関係発展の象徴として重視してきた青少年交流にまで事件の影響が拡大、両国関係がさらに冷え込む可能性が出てきた。

 と、報じています。文脈からすると、中国側からの申し出により日本側で断念していることが分ります。
 一方、政府の見解はというと、フジニュースネットワーク(参照)よれば前原外相は

「(中国が閣僚級交流をやめるということだが?)われわれは、あくまでも国内法にのっとってやっていく、それだけです」と述べ、中国側が求める中国人船長の早期釈放には応じない考えをあらためて示した。

とコメントしているようです。
 国は国で、民間は民間なのですが、何か足りない気がするのです。民間レベルの催事ではあるけれど、中国とは戦争しているわけでもない。沖縄県の尖閣諸島沖で中国船と日本の巡視船が接触を起こした事故なのです。たかがこのレベルとは言いませんが、日本のメディアは、少し騒ぎ過ぎの印象を感じます。
 で、国民レベルで知っておく必要があると思うのは、中国が主張している尖閣諸島の占有権は、そもそも何の根拠もないことからだということと、尖閣諸島は日本の領土だということだと思います。ここで中国に反発感情をむき出しにすることは、中国の思うままになるだけなのです。と、国民はそれでよいと思いますが、国の対応はというと、水際だけでは済まされないと思います。
 尖閣諸島の問題で改めて認識する上では、極東ブログの「鳩山由起夫首相の尖閣諸島帰属問題意識について」(参照)に古い歴史から非常に詳しく解説されています。中国が尖閣諸島の領有権を持ち出す背景が歴史にもあるにはあるのです。

 1971年12月には、今度は中国人民共和国、つまり、大陸共産党政府が、尖閣諸島の領有権を主張した。尖閣諸島が中国大陸棚上にあることや、竹島問題でもありがちのなんやかやの古文書を持ち出す理屈である。

 ところが、沖縄返還が実現した時、尖閣諸島は石垣市に属していると琉球政府が認めていたため、自動的に日本の領土となったのです。事はそう簡単に運んだのかどうか分りませんが、こうあります。

 沖縄が日本に返還されることが決まった1969年、国連アジア極東委員会(ECAFE)が尖閣諸島海底に石油が埋蔵されている可能性を示唆した。これを受けて、中華民国、つまり台湾国民党政府は、その海域を自国領土と見なしていることから、米国ガルフ社に石油採掘権を与え、台湾国民党政府自らも尖閣諸島魚釣島に上陸し、中華民国国旗である青天白日旗を掲揚し、国際報道を行った。
 この事態に琉球政府は困惑した。琉球政府としては、尖閣諸島は石垣市の所属と見なしている。1969年5月、石垣市は尖閣諸島に住所番地を記載したコンクリート標柱を設置、翌年1970年9月、尖閣諸島魚釣島の青天白日旗を撤去した。
 日本としては、すでに沖縄返還が確約されているとの立場から、同じく1970年9月、尖閣諸島が日本の主権下にあることを宣言した。

 このことを中国当局が知らないなずはないのですが、このところの中国側は、中国の領土だと主張しています。憶測ですが、日本に言いがかりをつけているかに見えるのも、分りきった当たり前のようなことに付け入るのが中国の手口と思います。では、日本は中国相手に何ができるというのか?裏取引でもするしかないのでしょうか。

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ロールチキンのバターソテー ブラックカラントソース

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 畑に三年前に植樹したブラックカラントに今年始めて実が生りました。ジャムでもお馴染みで、大して珍しいものではないのですが、家で育ったということで愛着があるのです。一度はうっかり草刈り機で切ってしまったですが、それがかえって反発的なエネルギーを引き出す結果になったのか、目を見張るほどのスピードで育ちました。実が生ったといってもほんの僅かで、摘まんで食べれば直ぐに終わるという数でした。それを後生大事に持ち帰って作ったソースが今日のメインレシピです。
 ブラックカラントの生を食べてみないと分らないとはこのことで、非常に酸っぱい実です。まっ黒近い色の実を見るとかにも美味しそうに感じますが、皮の内側だけやや甘く感じる程度です。ジャムにしてヨーグルトと一緒に食べると時、「カシスレッド」とはこの色なんだと気づきます。フランス語でカシス、日本ではクロスグリと呼ばれています。
少なかったのでジャムではなく、肉料理のソースにしたいと思っていたため、軽く煮込んでソース状にして冷凍しておいたのです。肉を焼いた後の肉汁を含めて味付けしたました。

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 肉は、鶏胸肉の厚い部分を観音開きにして肉たたきで均一の厚さにのばし、コクと香りをつけるためにベーコンとチーズを挟んみ、色付けに茹でたにんじんを巻き込みました。香ばしく焼き色をつけたあと輪切りにしてソースを載せれば出来上がりです。

材料

  • 鶏胸肉・・1枚
  • ベーコン・・2枚
  • 溶けるチーズ・・2枚
  • にんじん・・30g
  • タコ糸・・60cm
  • バター・・10g
  • じゃが芋・・中2個
  • ブラックカラントソース・・100cc
  • 塩・胡椒・・適宜
  • 白ワイン・・小さじ2

作り方

  1. にんじんを5mmの厚みで縦にスライスし、薄い塩水で柔らかく茹で、5mm幅に細長く切る。
  2. 鶏の胸肉の皮を剥がしとり、中央の繊維の切れ目に浅く包丁を入れて左右に観音開きに開く。
  3. 肉叩きで2を均一の厚みに叩いて伸ばて軽く塩・胡椒(分量外)をし、、ベーコン、チーズ、にんじんをのせて端から巻き上げ、大雑把にタコ糸で開かないように固定する。
  4. じゃ芋を皮付きのまま5mmの厚みに切る。
  5. フライパンにバターをのせて中火にかけ、じゃが芋と3の肉をのせ、弱中火で蓋をして蒸し焼きする(約3分)。
  6. 蓋を取って、今度は時々転がしながら水分が飛ぶようにゆっくり焼いて竹串がスッと通ったら取り出す(7~8分)。
  7. フライパンに残った肉汁にブラックカラントを混ぜながら半分になるまで煮詰め白ワインを加えてアルコールを飛ばし、塩・胡椒(分量外)で調味する。
  8. 6の肉のタコ糸を外し、3cmほどの輪切りにしてじゃが芋と一緒に皿に盛り付け、7のソースを回しかけて出来上がり♬

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2010-09-20

極東ブログ「財政再建か、安全保障か」―政治家の資質も問われているのぅ

 日本の安全保障問題をこうも具体的に分りやすく示すものはないだろうと思う冴えた記事だと思います(参照)。
 実は、先週辺りから尖閣諸島海域付近で中国と揉め事を展開し始めた日本のことが気になっていたところです。船の衝突が原因だったこの件は、今朝も、日本が拘束中の中国側の船長の拘束期間を延長すると報じ、「北京観光祭に不参加」と、各団体が安全確保が困難という判断の元に不参加を決めているそうです(毎日jp)。
 この尖閣諸島領土問題は、本来は問題になるはずのないことだという日本の発言が、中国は、つまり日本の領土に不当に入国して、自国の旗を立てて中国領土だと言い張って聞かない。と、そういう馬鹿げた態度の中国なのだと了解していましたが、こうも中国が執拗に領有権を主張すると、日本の議員までもがおかしな発言をし出すものだと思っていたろでした(SANSPO.COM参照

蓮舫行政刷新担当相(42)は14日の記者会見で、尖閣諸島周辺での海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件をめぐる中国政府の対応に関し「(尖閣諸島は)領土問題なので、毅然とした日本国としての立場を冷静に発信するべきだ」と述べた。
 尖閣諸島について「解決すべき領有権の問題は存在しない」とする政府見解と矛盾する発言。蓮舫氏はこの後、記者団に「誤解を与える表現だった。尖閣諸島は歴史的にも国際法上もわが国固有のものだ」と発言を修正した。

 それにしても、このような問題を馬鹿げたとは言いがたい。理由は、日本政府が中国政府を突っぱねたところで、分けのわからない船が近づき日本の領海で問題を起こし、そのことで現に市民の友好的な祭事に不参加ともなると、問題を拗らせるのではないかという懸念も湧いてくるものです。
 これは、私個人の思惑でしかありませんが、極東ブログの指摘にもあるとおり、日本の65%の面積を有するイギリスという小さな島国の問題です。自国の核保有と財政問題をどう解決するかを首相と一メディアであるファイナンシャルタイムズ紙が対等に意見交換するという、なんと質の高いメンタリティーかとまず驚きました。そして、当然気になるのは、鳩山さんから騒ぎ出した沖縄普天間基地問題は、今回の代表選でも、基地をどこに移転するかという各論で終わっています。麻生さんが取り組み始めたような、日本とアメリカの同盟における「核の傘」がどうのように運用されるのかという根本の議論は皆無なのです。国民も全く知らないままです。政府が知っているとも思えません。だから、恐ろしくて仕方がないという国民感情が出てくるのも当然で、「抑止」の意味が彷彿としているのです。
 先の中国とのことで、例えば中国が攻撃を仕掛けてきたらどうするのでしょう。中国は在らぬ主張をする中、突然攻撃されたらどうするのでしょう。蓮舫議員などは、領土問題だと失言するほどわかっていません。もっとも、鳩ポッポも東京都知事の石原新太郎氏を激怒させた失言もあったほどなので、民主党の議員さん達は無知な方が多すぎますが。
 イギリスの今回の例は、日本が比較しやすい小国の話しなので貴重な内容だと思います。それにしても、英国が日本の「国力」の半分ということは知りませんでした。国力の比較には、政治家の知的水準は含まれていないようですね。

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極東ブログ「日本人と進化論」に見た時代の話

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「日本人のための 宗教原理」)小室直樹)をぼちぼち読んでいて、キリスト教の堕落と仏教の堕落は全く違うというあたりから人々にとっての神はどう存在していたかという昔話が非常に面白く、小室さんの話のリズムについ乗ってしまうのです。そうそう、先日極東ブログでなぞなぞ問題になった女性は誰?(参照)で触れていたルターの話も当然、この本に出てきます。マルティン・ルターの奥さんがその答えでしたが、カトリックに疑問を感じたルターがプロテスタントを興し、その後修道女と結婚したのは、それは委員会?みたいなちぐはぐとした歴史に面白さを感じるのです。
 この先を読みながら、そういえば山本七平さんの話に「現人神(あらひとがみ)」について、日本人の奇妙な矛盾の話しがあったのを思い出しました(これが「日本教」と呼ばれているのです)。極東ブログを探してみたら、私が前から探していた小室直樹VS山本七平の対談で取り上げられていました(参照)。ひゃー、2005年のエントリーです。進化論と現人神の両方を信じられる日本人のメンタリティーってなによ?みたいなことにはなっていませんが、話の展開が大変面白く、「日本人のための 宗教原理」から一旦途中下車して寄り道をしてしまいました。
 このお二人の対談の中身は、日本人が誰も気づかない矛盾を何故だろう?と、真剣に話しているのです。遠い昔の話だとはいえ、この一見どうでも良いようなこと、つまり、このことを知らないと生きて行かれないような現実的な問題でもない、ちょっと浮世離れしたような話を真剣に語り合っている風景が、何とも素敵に写るのです。私は、そういうことに夢中になっている男性に引かれるところがあって、こういうのが好きなのです。
 話を戻すと、人間の起源はサル。私たちはサルの子孫なのです。おサルの籠やだほいさっさ♬んで、昭和天皇も先祖はサルなのですが。ここから先は今の人には通じない話だと思いますが、天皇は、昔は「現人神(あらひとがみ)」といって、人間の姿をした神様と信じられていたのです。私には大昔の記憶に、それがそうだと言える人々を見た経験があります。天皇家に起こる婚礼の時の写真などは額に納めて飾られ、「天皇は神様」だということを本当に信じてたのです。そこでこの二人は、サルの子孫である天皇が何故「現人神」なのだ?本人が矛盾を感じる筈だろうと、当時、日本人が誰もそのことを疑わなかったのが変じゃないのか?と、探求が始まったのです。俺達発見者!的な乗りにロマンがあるなぁと引かれました。
 ちょっと我に返ると、このようなのんびりした時代は古臭く感じられ、いえ、古い話しなのですが、現代社会では不要かもしれません。先日Twitterで小室直樹さんが亡くなったという話が持ち上がり(デマなのかどうか未確認)、古きよき時代を思う私がTwitterで語れなくなってしまったのがちょっとありました。寂しさなのですが、懐かしさのような。そして、小室直樹さんの動画を見ていたら、若い人達は、その姿を初めて観たとか、亡くなったと聞いてどれほど偉大な学者だったかを知ったという若い人の反応に対して、気持ちがぐっと引いて行くのを感じました。老いることに引け目を感じるような感覚なのですが、社会で老人と呼ばれる自分を想像したくなかったのかもしれません。

 彼は、日本にキリスト教が根付かなかったのは、それが「科学」と言いかえられた「何らかの宗教的なもの」による宗教対宗教の対立ではないかと見ている。そして、日本人とっての進化論の受容というのも、実は、ある種の伝統的な宗教的な世界観の表出にすぎないだろうともしている。
 昭和天皇がダーウィニストであることに違和感のない精神性こそ日本文化そのものであり、そして、たぶん、山本七平が指摘した状況は、なお現代日本にも、若い人にすら、当てはまっているように思える。

 この最後にかかれた一文に力を感じるのですが、「なお現代日本にも、若い人にすら、当てはまっているように思える。」という感覚が、前段で私が思っていたことなので、そう思う私が実は引いてしまう今なのです。時代の差と相互理解を寸断してしまうほどかけ離れてしまっているのは私なのだと、その自分が恐怖なのだと気づいたのです。
 おかしな巡り会わせですが、二人の対談が面白おかしく感じられる私って古いんだぁと実感しました。山本七平さんの本はもう古いと言われるところなのでしょう。ですが、私にとっては、父親から知識を学ぶような感覚で二人が入ってくるので心地よくてたまらないのです。

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豆腐と丸茄子のスパゲッティー:豆腐と丸茄子のソテーのリメイク

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 今年はバジルが沢山葉をつけてくれたので、思いのほか沢山のバジルソースができました。お陰で冷凍庫には所狭しとトマトや豆類、ソース類で一杯です。暑いのには閉口しましたしたが、日照が長くて野菜が良く育ち、味が乗ったおいしさが際立ちました。特にバジルソースは絶品で(☞レシピ)、焼いた豆腐や茄子につけるだけで上等のオードブルで(☞レシピ)、今年の夏は本当に良く食べました。先日、少し多くおかずがあった日にこの豆腐と茄子のソテーが残り、翌日これをどうしようかと考えて作ったパスタです。昨日のお昼にも作ったのですが、ここで紹介しておこうと思えたので書くことにしました。
 食べやすく切った豆腐と茄子のソテーとパスタを一緒に炒めただけなので、レシピと言うほどたいそうなものではありませんが、我が家のように少人数では、豆腐一丁をソテーしてしまうと食べ残すことが気になって、作るのをやめようかと迷います。これは、どちらの家庭でも同じ悩みではないかと思います。

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 今日のレシピは、残ることを全く心配しないで思いきって豆腐一丁をソテーし、切った豆腐の枚数分の茄子のスライスを同様にソテーします。これを交互に並べたオードブル風の一皿をまず味わいます。そして、残ったら翌日はパスタ、という流れになればこのレシピが少し役立つかもしれません。
 残り物を使ったレシピの紹介のつもりですが、どちらかというと、バジルソースを作って豆腐と茄子のソテーを食べてもらいたい意向の方が強いかもしれません。
 とても簡単ですが、一応レシピも添えておきます。

材料(二人分)

  • スパゲッティー・・160g
  • 豆腐と茄子、トマトのオリーブオイルソテー☞レシピ
  • 残りもの・・1/3
  • 塩・・小さじ1/2
  • 胡椒・・適宜
  • 茹で汁・・100cc
  • オリーブオイル・・小さじ2
  • バジルソース・・適宜

作り方

  1. 鍋にお湯を沸かしてスパゲッティーを袋通りに茹でる。
  2. その間に同時進行で、豆腐と茄子のソテーを食べやすい大きさに切る。
  3. フライパンにオリーブオイルを引いて2を炒め、軽く塩と胡椒で炒める。
  4. 麺が茹で上がる直前に茹で汁を3にとってのばし、笊に上げた麺の水気を切って一緒に炒め合わせる。
  5. 麺が馴染んできたら味を調えて皿に盛り付け、バジルソースを回しかけて出来上がり♬

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2010-09-19

極東ブログ「日本はどうなるのか」の追記について:「菅改造内閣の印象」より

  昨日の極東ブログの「日本単独為替介入の意味」(参照)の最終段落への追記は、私がエントリーを書き終わった直後に知ったことでした。追記の理由は、誤解を回避するためだとTwitterでお知らせがありました。その部分に目を通してみて、追記前の部分に誤解はなかったと確認したのですが、むしろ追記分部の「政調機能」を特記されたことが、新改造内閣に新たな印象を持ったのです。

 日本はどうなるのか? 少なくとも鳩山氏がいない分だけ鳩山政権よりはマシだし、政調機能のない小沢政権の可能性よりはマシだろうから、これで少し我慢するしかないのではないか。マシというならずっと麻生政権のほうがマシだったがもう自民党は壊れてしまったし。

 小沢さんに関しては様々な感慨もあり、個人的にはどことなく応援したい気持ちは残るのですが、民主的な政治、国会を望む私が、今の小沢さんでは駄目だとはっきり判断する部分があります。それは、幹事長に就任した途端にまるで独裁者のように豹変したことでした。民主政治たらんとするところの議論をしなくなった氏には呆れたのです。議論せずに法案を通してしまうようなことを黙認したのは、幹事長の椅子に就いていた当時の小沢氏の政治姿勢が透けて見えた部分でした。案の定、小沢氏の代表立候補の時点で出された政見では、「政調機能」に関して何も触れていませんでした。つまり、これは、民主政治の遂行者ではないという決定的な欠陥を持った代表だという証でした。ですから、極東ブログで追記された一言の意味は大きいと印象づいたのです。
 さて、新内閣がスタートしたばかりですが、その不安も他所にちょっと嬉しいニュースを知りました。昨夕Twitterで流れた記事でした。

➠国家戦略室:政策立案・調整の司令塔に 玄葉担当相(毎日) 

 玄葉氏は首相指示書に「予算、税、財政、経済、成長戦略が書いてあった」と指摘。「菅首相が一時シンクタンク機能に特化したいとの思いを持たれたが、その後の党内議論もあった。政調会長兼務で国家戦略担当相に就任したので、あるべき国家戦略の姿を追求できる姿が整った」と述べ、方針転換する考えを示した。

 このコメントに関して思ったのは、玄葉さんの成長です。それというのも今年7月19日のfinalventの日記の番外にクリップされていた記事を思い出したのです。

➠民主党政調会に暗雲 首相批判噴出で玄葉氏矢面に 予算編成で混乱も (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 「党内で民主的な手続きをとらずに発言したとは問題だ。北朝鮮じゃないんだから。菅さんに政策を白紙委任したんじゃない!」
 16日に開かれた拡大政調役員会。小泉俊明衆院国土交通委員会筆頭理事は、参院選前に突如出た首相の消費税10%発言に怒りをぶちまけた。さらに「政調会を提言機関ではなく政策決定機関にしないといけない」とも主張した。
 玄葉氏は「それだと自民党と同じになる。何とかいいバランスを考えたい」と応じたが、小泉氏のあまりのけんまくに役員会は険悪なムードに包まれた。

 コメントには、「自民党と同じでよいのだが。」と、一言添えてあったのが印象に残っていました。ここで何かの議論があったのかどうなのかは気になっていましたが、激怒して小泉俊明衆院国土交通委員会筆頭理事が言い放った「政調会を提言機関ではなく政策決定機関にしないといけない」に対して「それだと自民党と同じになる」という反論では、売り言葉に買い言葉で、子どもの喧嘩のように感じたのです。これは、かつての与党である自民党を意識する野党気質そのものだと感じ、お話にならないと思っていたのです。
 それだけに、今回の玄葉氏の表明は、一皮剥けた感じがするのです。少なくとも昨日の朝日社説の言う「 独断専行を政治主導だと誤解した政治家が少なからずいた。」(参照)ようなことはなくなるのではないかと思います。また、幹事長のお目付け役的な立場からの「鶴の一声」もなくなって、文字通り適材適所が望めます。この政調会の定義づけは、民主党の礎となることを期待します。

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旬のキノコのトルテローニとホワイトソソース(市販のワンタン皮使用):包み方の動画付き

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 キノコの季節が到来です。もっとも、希少なキノコを除いては一年中不自由なく入手できるのですが、秋らしさは忘れたくないものです。今日は、香りの素晴らしいキノコのトルテローニです。
 トルテローニというのは、パスタと中に詰める具、絡めるソースの三拍子揃って一品になります。コリコリに凝って作ろうと思えば際限なく追求できる料理だということを了解した上で、今日はかなり手間を省いて作りました。一流品は外食でと思いますし、家庭料理の域はそこそこのところまで追いかけ、どこで手打ちとするかという模索の途中ではあります。

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 今日は、香りの良いマイタケとブナシメジにエリンギをプラスして、にんにくとタイム(粉末)をオリーブオイルでじっくりソテーし、水分を抜いて旨味を凝縮したキノコの具にしました。
 皮は、市販のワンタンで包みました。そうです。今日の合理化は、パスタをワンタンの皮で代用してみたのです。どうなることかと思ったのですが、厚さが均一で手作り感はありませんが、ソースが良く絡むので具の美味しさが引き立ちました。忙しい主婦にとって、トルテローニの手作り版として、皮がいつでも入手できる市販のワンタンの皮というのはありがたいものです。余談ですが、最近業務用の皮というのが冷凍でもあるそうです。レストランで頂くものは全て手作りのオリジナル、と思い込んだら違う、ということも無きにしも非ずです。

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 作り方の手順は至って簡単。キノコを細かく刻んで、みじん切りのにんにくと一緒に弱火でソテーします。ここで注意するのは、ソテーするのは「強火」が基本で、これは、キノコから水分が出ない方法として勧めていますが、きょうは逆です。弱火で、ゆっくり水分を飛ばしながらソテーします。こうすることで旨味が凝縮され、美味しくなります。また、時間があれば、日陰に1~2時間干すとビタミンDが補給でき、水分も蒸発するのでお勧めな方法です。

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 出来上がった具は、冷蔵庫などで冷まします。普通はこの間に仕込んでおいたパスタをのばして正方形に切る作業をしますが、その手間は省いていますので、他の料理を用意したりします。また、分業するとしたらここまでの作業を前半として終わらせておき、後半を食事前にすると良いと思います。
 ソースは、玉ねぎのみじん切りが透き通るまでバターで炒め、生クリームを加えて半量になるまでに詰めたら、パスタの茹で汁でのばします。パスタの茹で汁は10%の塩を含でいますから、味付けも同時にできます。

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 さて、包み方も簡単です。四角いバスタを手の平にのせて中央に具を置き、対角の隅を合わせて三角形に閉じます。手製パスタではないのでパスタが張り付きにくいため、コップに水を用意して指先で濡らしながら閉じます。いつもならお絵かきで図解するのですが、たまたま作っている様子の動画を見つけたので参考にどうぞ。※私が作ったサイズは、動画のよりも一回り大きい感じがします。

➠お弁当に

材料(20個分)

  • マイタケ・ブナシメジ・エリンギ・・200g
  • ワンタンの皮・・30枚
  • にんにく・・1片
  • オリーブオイル・・大さじ1
  • 粉末タイム・・適宜
  • 白ワイン・・大さじ1
  • 塩・・小さじ1
  • 胡椒・・適宜

ソースの材料

  • バター・・10g
  • 生クリーム・・100cc
  • 玉ねぎ・・50g
  • パスタの茹で汁・・大さじ2
  • 胡椒・・適宜

作り方

  1. キノコの具を作る。
  2. 全てのキノコを大き目のみじん切りに切る。
  3. にんにくと玉ねぎをみじん切りにする。
  4. フライパンにオリーブオイルを引いて弱火でにんにくソテーし、香りが立ってきたらキノコをソテーする。
  5. キノコから水分が出なくなったら塩と胡椒で調味し白ワインを加え、1~2分炒めてアルコールを飛ばす。
  6. 5のキノコをボールに取り、冷蔵庫で冷ます。
  7. ワンタンの皮を常温に戻し、6の具を画像のように30個に包む。
  8. 鍋に1リットルの湯を沸かしながら、別の場所でフライパンでバターを溶かし、玉ねぎが透き通るまでソテーする。
  9. 生クリームを加えて半量になるまで煮詰めたら一旦火から下ろす。
  10. お湯が沸いたら10%の塩(分量外)を加えてトルテろーニを10個ずつ強火で2分ほど茹でる。※浮いてからパスタがふっくら膨らんだら網で救い上げ、皿に盛り付ける。
  11. 茹で汁を大さじ2ソースに足し、好みのとろみになるまで煮詰め、トルテろーニに回し掛ける♪

☆ トルテリーニ(Tortellini):
   帽子形。丸い生地にフィリングを入れ、包み込んでから端を折り合わせる
☆ トルテローニ(Tortelloni):
   指輪形。四角い生地にフィリングを入れ、包み込んでから端を折り合わせる

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2010-09-18

 極東ブログ「日本単独為替介入の意味」今だから明かす本当の意味

 今回の日銀の為替介入に関する解説がやっと極東ブログから聞こえてきました(参照)。やっと、というのは、他のメディアからもいろいろと聞こえてきている中、アメリカ議会の日銀批判が前半に多く、これが何を意味するのか?を考えているうちに中国元に対してアメリカ政府がコメントを出すようなニュースと重なり、わけが分らなくなってきました。情報をつなぎ合わせても私の頭じゃ、日銀の介入目的が良く分らなくなって来ていたのです。
 読んでみて抑えておく点は、つまり「改造内閣のいわば国内向けショーということだった」の下りでしょうか。ショーを意図したのか、結果ショーになってしまったのかは兎も角、やっと介入が入ったのか、と胸をなでおろす国民が大半だとしたら意味はあったということでしょうか。弱腰の政府と実行力のない日銀バッシングの傾向に、少し穏やかな空気が漂えば、スムージング効果もあったというもです。

今回の為替介入は、改造内閣のいわば国内向けショーということだった。
 もちろん、これが日銀協調できちんとリフレ政策に結びつけばよいのだが、どうだろうか。フィナンシャル・タイムズはやや曖昧なトーンだが、正論も提言している。

 FTはいつも厳しいく言及する部分を残すのですが、今後の日銀姿勢を読む上で、いままでとの比較も念頭になければ判断のしようはないのです。

 非不胎化介入が継続されれば、日本経済のデフレ脱却の好ましいマイルドインフレにはなるのはフィナンシャル・タイムズも理解している。そして、それしか日本のデフレ脱却に手段がないなら、しかたない受け入れようというのだ。これはむしろ世界に向けて日本を擁護しているのだが、反面、本当にそれしかできないのだろうかとも疑念を持っている。
 どうなるのか。恐らく、日銀が長期に協調して非不胎化を伴う為替介入は続かないだろう。日銀は変わらないだろう。

そうですよね。うっかり頷いてしまうのですが、日銀の度量もここまでということでしょうか。ところが、このことよりも、FTが日本をここまで擁護する理由の方が興味深いのです。

 円安となれば日本経済が他国の輸出メリットを奪うことになるので、他国に好まれるわけはない。途上国にとっても欧州にとってもそうだろうし、米国議会にとってもそうだろう。フィナンシャル・タイムズの表現は曖昧だが、そうした米議会の動向に懸念を持っていた。

そうです。私が途中で混乱した理由に米議会の批判が強まったことに端を発しています。または、日本のメディアが騒ぎ立てただけだったのか。同時にオバマさんは、中国に対して中国元の協調性のなさにたいして批判を公開したのです。あれ?日本の円介入のことはどう思っているの?と、何故かスカを食らったような気がしたのです。無視?暗澹(あんたん)たる思いの中でちっとも要領をえなかったのですが、どうもここが本件の要点だったらしいです。

 この点はどうなったか。それが今回の為替介入の一番の要点であり、いらだつ米議会に対してオバマ政権側がどう反応するかという点が注視されていた。
 結果は、ガイトナー財務長官や財務省・FRB関係者は日本について沈黙を守った。オバマ政権は今回の日本の介入を黙認したと見てよい。その背景は、当然ながら、中国のほうが日本よりはるかに手に負えない問題となっているからだ。

 途中、私も思ったのですが、アメリカは中国に対してかなり手を焼いているというのは窺えます。日本の円高介入を黙認しても大丈夫。日銀はそこまで目を離しても度胸も度量もないですから、といってしまうとお終いですが、中国は、もはや日本を越える経済大国になり、そのスピードと金利政策のスピードが追いつかないのではないでしょうか。などと軽口をたたくのもよくないですが、なんとなく体型は成長している割に頭の方がイマイチな感じがするのです。そのくせ、人の話は聞かずに我が道を行くので困りものです。

 この先まで解説すると、またまたへんなとばっちりが来そうでうんざりするが、米国は対中国戦略に日本が同調するようにというメッセージを出しているのである。日本の財務省もそれを読んでいる。
 ただし、日銀はどうかわからないし、民主党の中枢側が理解しているかについても今回の失態を見る限り、みんなの党のように「本当にばかだ」と言うのでなければ、不明だとしか言えない。まあ、G20の様子を待ってみよう。

 財務省がそれを読んでいるのに、政治主導を合い言葉にする民主党がついて行かれないのがいつも問題なのですね。だからって、官僚と仲良くするとそこにはまっちゃうのは、やはり理解する頭がないのが問題な政府かもしれません。
 最後になりましたが、仙石長官の「82円が防衛線」発言はお粗末もこの上ないことです。私が投機筋の人間なら、攻撃する目標を教えてもらったようなものです。こんな馬鹿な失言、考えられない。せっかくの日銀ショーの見せ場を皆そっちに持って行かれたのじゃないでしょうか。賢いブロガーはずっと沈黙していましたよ。あまりにも知らなさ杉でがっくしです。
 G20でコケにされればしめたもの。世界が少しは日本に期待を持っているというものです。菅さんは、世界の主要国から厳しい意見を頂ける様にしてください。ポピュリズムは既に通用しません。

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極東ブログ「菅改造内閣の印象」で思うこと

 内閣改造は、内定する段階で公表されていたこともあり、開けてびっくり玉手箱というほどでもありませんでした。強いて言えば、小沢グループからは誰も入閣していないということでしょうか。それに関しては昨日も触れたとおり(参照)、かえって誰も関係していないことで小沢さんには別のチャンスが巡ってきやすくなったという捉え方ができます。それにしても見事に旧社会党色の濃い内閣に固めたものです。もっとも、民主党政権であるからしてその色が濃いのは然りですが、政権を獲得してしまうとどう変化するかといえば、管総理をはじめ皆さん借りてきた猫のように大人しくなってしまうのです。これは、官僚に魂を抜かれたからだと言う人もいれば、官僚に洗脳されてしまったと言う人もいます。永田町界隈ではいろいろとあるようですが、入閣すると老化現象が著しく、かっくり老け込むような気配も感じます。疲れちゃうのでしょうか。留任という形をとっているメンバーが新人を受け入れて教育すると言うような序列が存在するような歴史もない政権なので、概ねヒヨコ内閣と言う印象です。
 極東ブログの「崩壊予想」は(参照)、これまた単刀直入に言われているのでこちらも反応しやすいですが、この表現に対して意地悪な感じをまったく受けません。何故そう感じないのかと不思議な感覚です。菅内閣が長持ちしないと、内心思っているせいか?良く分りません。そうはいっても、お二人名前が挙がっているので触れておきます。

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まず、岡崎トミ子氏。この人物は、ネトウヨが吊るして多少楽しむ人材かもしれません。デモと言うのは、このことです。

2003年韓国への海外視察の際、元慰安婦関係者が毎週水曜日に行う日本大使館へ対する恒例の抗議行動(通称水曜デモ)に参加(大使館の公用車で送迎) し、応援のコメントをした。産經新聞は「国費を利用しての反日デモ参加」と報道した。そのため国会の内外から国会議員としての見識を疑われると批判された(参照)。

 この件で叩かれているので、同じようなことは繰り返さないだろうと思うのと、この消費者・少子化担当相というポストは、政権から離脱した福島瑞穂たんが担当したポストです。瑞穂たんは、ここで何のお仕事をしたんでしょう?全く印象になく、このポジション自体の必要性が良く分らないくらい存在の意義が見出せません。逆に言うと、ここに誰がいても概ね無害で、むしろ問題は、このポジションの見直し?位に思ってしまいます。

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 馬淵澄夫氏。(指名手配写真のようではないですか!)極東ブログではこの方が問題ではないかと取り上げています。耐震偽装問題でちょっと有名になった馬淵澄夫氏ですが、前原、真淵、辻本の関西トリオで頑張ってきたという印象ですから、おそらく、前原氏の押しで入閣でしょうか。
 ええ、私も危なっかしいと思わざるを得ません。前原さんが残した問題と言うか、現在は放置状態のように見えますが、八ッ場ダム問題や羽田空港ハブ空港化問題などが上がりますが、特に八ッ場ダムの問題は、住民感情とダム建設の是非問題が混同されて拗れています。ここに、就任後の挨拶に出かけた初っ端からある意味覚悟がいると思います。また、初入閣で年齢的にも若いので、歯が立たないのではないかと懸念します。 
 ねじれ国会はどうか?ええ、これが菅政権の命取りになのではないかと、すごく気になるところですが、ここに「55年体制が有利に働く」という観点には気づきませんでした。それもそのはずで、新内閣が旧社会党の色が濃いということが見えてこそ言えるのです。与野党としては二分されている国会も、旧社会党と自民党という臭いで嗅ぎ分けるとあまりねじれていない実態が見え隠れします。
 なるほど。妙に納得するものがあって、なんじゃこれは?結局「崩壊予想」をしたところでこの政権は飄々と生きながらえるのじゃないか?んで、小沢グループがじり貧ですと。私と全く正反対な見方がここで出てきました。ああ、じり貧は、チャンスがなくなったという意味ではないですね。小沢さんが首相に返り咲くようなことは日本にとって良い方向になるとは思っていませんが、このまま終わりではあまりにも気の毒に思うだけなのです。
 そして、「これで少し我慢するしかないのではないか。」だと。はあ、また我慢ですか?はあ、もうずーっとがまんのしどおしなのですけどね。

55年体制(ごじゅうごねんたいせい)とは、日本において自由民主党と日本社会党が二大政党として君臨し、政治を行っていた体制。1955年にこの構図が成立したためこう呼ばれる(参照)。 

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里芋ご飯:NHK「あさイチごはん」第二弾

だん 昨日のNHK情報番組の「あさイチご飯」で紹介の、「里芋のベーコン炒め」が美味しかったので、引き続き里芋ご飯も作ってみました(参照)。

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 芋類をご飯に入れて炊き込むというのは、戦前戦後の食べ物が少ない時代のご飯のイメージが強く、私自身は食べた経験が少なかった献立です。嵩増しの目的で炊いた貧しさを思い出すから嫌だと言っていた父のお陰と言えばそうですが、そのせいか、かえって炊き込みご飯が好きです。特に芋類を一緒に炊くというのでは、むかごご飯(☞レシピ)や薩摩芋や里芋のおこわ(☞レシピ)は味わいがあります。お米とは違った甘さと食感が混ざり合って、一度に二つ味わえるというのは炊き込みご飯の醍醐味だと思います。
 今日の里芋の炊き込みご飯には、磯の香りが一つのインパクトだというレシピで、オリジナルは乾燥若布を使用していましたが、四万十川特産の「青さ海苔」を頂いていたので代用しました。この海苔は、非常に細い繊維なので細かく切って、最後の蒸らしの時にぱらっとまぶして香りを移しました。また、青い柚子も香りは魅力ですが、私は磯の香りまでが限界で、香りを重ねて使わないのでやめておきました。

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 我が家は、お櫃を使い始めてから炊飯器は仕舞い込んでしまったのです。ですから厚手の鍋や土鍋を使って炊きます。今日は厚手の鍋を使用しています。時間も短縮できる上、ご飯が美味しく炊けるのは言うまでもありません。

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 放送でも繰り返し話していましたが、里芋の足は案外短く、傷みやすいので保存には注意が必要です。根菜は基本的には冷蔵庫では保存しません。できるだけ表面が乾燥している状態を保ちますが、冷凍保存もできないので早目に使い切るのが一番よいです。

➠お弁当に

材料

  • 里芋(小)・・200グラム
  • 米・・2合(360ミリリットル)
  • 四万十川青さ海苔・・適宜
  • 白子干し・・カップ1/3
  • 鰹出汁・・米2合の水分量
  • 酒、醤油・・各大さじ1
  • 黒炒りごま・・適量

作り方

  1. 米は、炊き始める30分間~1時間前に洗い、ざるに上げ水けをきっておく。
  2. 里芋は皮をむいて一口大に切る。
  3. (1)を炊飯器の内釜に入れて、分量の目盛りまでだしを入れる。醤油と酒を加えよく混ぜあわせる。
  4. (2)とわかめとちりめんじゃこを(3)の上にのせ、蓋をしないで強火で加熱し、沸騰したら蓋をして弱火で10分炊く
  5. 火を止めて青さ海苔を散らして10分蒸らす。
  6. さっくりと切るように混ぜて、器に盛り、仕上げに黒ごまを指でひねりながらふる♪

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2010-09-17

小沢一郎版「夷陵之戦」まだまだ続く

 民主党代表選挙が終わって直ぐに気になっていたのは閣僚人事でした。党を二分するような結果が数字に表れたことを思うと、敗れた小沢さん本人もそうですが、小沢さん側の議員はどのように新人事で配置されるのか、または、されないのかが気になるところでした。菅首相が選挙演説で何度もいい続けた「挙党体制」の本音が出てくるところではないかと思っていました。早々に仙石さんは留任、細野さんは退任が決まっていました。引き続き昨夕、Twitterで朝日新聞の関連記事のクリップが流れてきて少し驚いたのに、岡田克也外相が幹事長を受諾したと言うのです(asahi.com)。
 これには二つの思いがあって、一つには、これまで政権運営が難しい中、外相として外交上は事無きを得ていたと感じてただけに、留任が相応しいのではないかという点です。管総理が今後どのような頓珍漢を海外でやらかしても、外交の実務面で岡田さんが上手くまとめてくれるような、ある意味ノーマルなスタンスでフォローできれば良いと思っていました。
 もう一つは、民主党の「党三役」である「代表」、「幹事長」、「代表代行」の「幹事長」の椅子に小沢陣営からの起用の可能性がなくなったことは、その処遇の行方によっては小沢氏は再び代表の椅子を何処かで狙うのだろうか?という漠然とした期待を思ってました。「小沢」筋の議員が主要ポストに誰も就かないとなると、党運営は挙党体制とは言い難いし、実質的には管陣営で固まるのだとすると、そんな不条理なことがあっていいのだろうか?と、言う不満めいた気持ちもありました。
 一方、小沢さんは、昨夜23時のNHKニュースで「輿石氏“小沢氏とともに就任断る”」(参照)と結論したようです。いや、参った。というか、やっぱり小沢さんは種火を消してはいないのだと感じました。挙党体制とはいえ党三役に就けば、鳩山政権時の分裂の経験上、同じような失敗はできないでしょう。他の議員の反発も受け、益々小沢さんの評判を落とす結果になるかどうかは知りませんが、私はそう思います。所詮、菅とは水と油の関係のような、気まずいものが流れていそうです。
 小沢一郎版「夷陵之戦」(参照)とまで言わせるだけの小沢さんですから、簡単に引き下がることはないと思っています。輿石氏と共に二人揃って「代表代行」の椅子を蹴ったとなれば、挙党とは言葉だけなのは小沢さんではないか?つまり、「夷陵之戦」は終わっていないということではないかと思います。では、この先にどのようなチャンスがあるというのか?
 菅さんが首相の座を問われるのは、ねじれ国会をどう乗り切るかにかかっていると思います。ここで失敗をすると即座に責任を問われ、問責決議案が可決されれば解散ともなり兼ねません。または、辞任に追い込まれるか?そもそも、先の参院選で菅政権が承認されなかったために議席を野党に取られてしまったのですから、ねじれ国会が菅さんにとっては修羅場になるのは目に見えています。小沢さんが狙えるとすればここではないかと、そう下衆は勘繰ります。
 小沢さんの演説に「命をかけて」とありましたが、小沢さんの言葉に二言はないのであれば、菅政権で挙党体制と言っても小沢さんの実際の出る幕はないでしょうし、就任を断るのも当然と言えばそう言えます。大人の立ち居振る舞いをまたしても見せつけられたと感じました。

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里芋のベーコン炒め:NHK「あさイチごはん」より

 NHKテレビ放送には、「あさイチ」という情報番組があります。ゲゲゲの女房の直後の番組で、引き続いき毎朝観ているというわけではなく、テーマによっては見たり聴いたりしています。一昨日は「あさイチご飯」というコーナーで、里芋料理をめちゃくちゃ美味しそうに食べていた(参照)ので早速作ってみました。

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 テレビ番組の料理をそのまま作って美味しかった、と、ブログに書くことに何か意味でもあるのか?と、聞かれそうですね。実は、私は以前そう思ってました。番組用に選りすぐられた料理研究家による料理なので、それなりに美味しい料理を紹介しているに違いないのです。今更私如きがその料理を作ったからと言って、ここで紹介する意味などないと思っていました。
 ところが、中には会社勤めで番組が見れないとか、「NHKの該当ブログよりもgodmotherのブログは毎日見ているから、美味しいものだったらレシピの紹介をして欲しい。」という友人の話を聞いたのです。角度が変わればそういう意味もあるのかな、くらいの軽い気持ちですが、それ以来時々私の気に入った中から紹介するようになりました。よかったら参考にしてください。
 今回は、旬を迎えている里芋の炒め物の紹介です。番組では、美味しい美味しいの連発でした。それに誘われたと言うのもきっかけですが、料理方法にも好感が持てたのです。一旦電子レンジで火を通した里芋を炒め、味付けは醤油だけ、焦げた里芋の表面につけるという説明を聞いていただけで、忙しい会社勤めの人や、時間が押して忙しい時には持ってこいの料理だと思ったのです。また、確かに食欲をそそる響きがありました。「焦げた里芋に醤油が染み込む」って、それだけでもう香ばしさが部屋中に充満する様を想像していました。

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 動機はその程度でしたが、この、芋に火を通してから炒めるという方法は、肉じゃがの早煮(☞レシピ)や南瓜で私が作っている方法(☞レシピ)なので、とても美味しくできるのは既に承知しています。美味しさの確信はありました。
NHKのレシピよりも里芋が多いので、調味料は、その比率で多くしてあります。

➠お弁当に

材料

  • 里芋・・500グラム
  • ベーコン、しめじ・・各80グラム
  • 醤油・・大さじ1.5

作り方

  1. 里芋はよく洗い、耐熱皿にのせ、ラップをふんわりし被せて電子レンジ(600ワット)に8分間かける。
  2. ラップを取り、冷めるまで予熱で火を通す。
  3. ベーコンは1センチ幅に切り、しめじは石づきを取って小房にわける。
  4. 里芋が冷めたら皮をむき、食べやすい大きさに切る。
  5. フライパンに(3)のベーコンを入れていため、脂が出てきたら(3)のしめじと(4)を入れていためる。
  6. 里芋に焼き色がついてきたらしょうゆを鍋肌から回し入れ、鍋を振って絡める♪

パルメザンチーズを振りかけても美味しい、と話していました。

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2010-09-16

極東ブログ「そこで、クイズ! 頭を覆っているこの女性は誰でしょう?」分りませんでしたー

 中学で習う歴史上の有名な人って言っても五万といるし、その奥さんなんて分るわけがない。良く考えると、初めから当てられるという設定にもないはず(参照)。
 画像の女性の姿から、宗教的なことと関係のある服装だし、フランスで起きている「ブルカ」全面禁止法令が可決されたこともあって、それに何らかの関係があるのは推測できましたが、この肖像画には、見覚えすらありませんでした。私の時代の中学の世界史の時間に、本当にあったでしょうか?信じられない。そもそも、マルティン・ルターに奥さん(カトリーナ・フォン・ボラ)がいたということ自体知りませんでした。でも、よくよく考えると、プロテスタントはカトリックに対して抗議者という形で独立した派であるし何かと革新的であったので、聖職者とは言え結婚があってもおかしくはないと思ったので早速調べてみました。奥さんって、本当なんだわ!(参照

 カタリナ・フォン・ボラという元修道女と結婚したことでプロテスタント教会における教職者、牧師の結婚という伝統をつくったことでも知られる(なおプロテスタントでは万人祭司の強調から牧師は聖職者とは呼ばれない)。

 すっかり忘れてしまっていたプロテスタント教会のことはこの際さて置き、問題はスカーフのことです。(画像は異教徒のスカーフ)

 プロテスタントのもう一つの大きな源流となるカルバンはこの件についてどう考えていたか? 明確に、女性は頭を覆うようにと考えていた(参照)。プロテスタントの源流の習俗を色濃く残しているアミッシュの女性なども普段から頭を覆っている。
 つまり、パウロの時代に確立していた規則としてキリスト教徒の女性は頭をヴェールで覆うことは、キリスト教では派の差はない。そしてイスラム教成立以前のパウロということから推測されるように、イスラム教のヴェールも同様の起源であると見てよいだろう。男性用だがユダヤ人のキッパーも同起源だろう。

Headcoverings

 キッパーは知っています。アメリカでは見かけませんでしたが、ヨーロッパでは至るところで見かけました。頭のてっぺんに手編みの毛糸や綺麗な刺繍を施した丸いお皿のようなものを載せている姿です。知らなかった時は、○ハゲを隠すためか、そこをチャーミングポイントにしているのかと思ったのです。普通の人と変わらない服装の人もいましたが、昔だったからか、黒っぽいチョッキや黒っぽいズボン、白いカッターシャツというシンプルな服装の人が多かったです。
 脱線。戻して、「イスラム教のヴェールも同様の起源であるとみていよい」と、たった一言、ついでのようにエントリーに触れていますが、これが良く分りませんね。話題のイスラム教では「ブルカ」と呼ばれていますが、国によってその意味合いまでもが違うようなのです。Wikipediaにはこう書いてあります。

アバヤ
アバヤはアラビア半島の伝統的な民族衣装で黒い布で目と手足の先以外をすべて隠している。
ヒジャブ
ヒジャブはスカーフのような布で頭髪を隠すものである。もっとも普及しているものである。
ヒマール
ヒマールはへジャブより、隠す範囲が広がり、背中まで隠す。
ブルカ
ブルカはアフガニスタンで用いられている民族衣装で目の部分も網状になっていて完全に隠れている。
ニカーブ
ニカーブは目だけ見せるものである。色は黒が多い。
チャドル
チャドルはイランに多い服装である。顔だけ出して体全体を隠す。
ブルキニ
ブルキニは
近代になってから登場したムスリマ向けの水着である。イスラム教の戒律に合うように全身を覆うタイプの水着になっている。

 私がロンドンで出合ったこれらをまとった女性達は、決して一つの宗教ではなかったようです。また、上記の「ヒジャブ」はペルシャ語のカーテンという意味で、それからすると隔たりを作るためのものだとする説があります。それが本当であれば、女性を守る意味のヒジャブなのかもしれません。
 先のブルカの起源の話しですが、フランスで現在全面廃止しようとしているのは、イスラム教の女性にとっては節操感との品格と、神の前や男性の前でのあり方として正統なものです。それが禁止になるということは、恐怖を伴うことなのかもしれないと思うのです。これは大変だ。国で決められていることとは言え、一悶着あってもおかしくないです。どうなるのでしょう、フランスは。

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極東ブログ「なぜフランスはスカーフを禁止するのか」は繰り返される

 フランスの上院は14日、イスラム教徒の女性が被る「ブルカ」の着用を全面的に禁止する法案を可決したそうです(参照)。「ブルカ」の着用禁止に関しては、度々話題になっていることだとは思っていましたが、先日もコーラン焼却問題があり、宗教問題なのか法律制定の是非の問題なのか、といろいろ混同しやすいと思いました。特に、日本の宗教に対する考え方は世界から見れば特殊であると思うのと、イスラム教やフランスの「ライシテ(非宗教性)」を日本のメンタリティーで理解するのは難しいと思います。では、私がそれに詳しいのか?と言ったら理屈では詳しくはないですが、実体験から抵抗無く「そういうものだ」と、感覚的に理解できているとは言えます。それは、諸外国人に混ざっての学生だった経験からです。が、日本では誤解が起こりやすいとは思っても、その道理を説明するとなると少し難しいと感じていました。

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 前置きが長くなしたが、フランスの法律で「ブルカ」を禁止するかしないかを他国人がとやかく批判するのはナンセンスなので、ぶっちゃけ、その国の法律が気に入らないのであれば行かなければよいのです。ですが、これでは問題を理解したとは言えないので、いつまでも同じような議論が繰り返されてしまいます。平均的な日本人感覚での解釈だと、「宗教の自由を認めているのなら、法律を作ってまで「ブルカ」を禁止するのは間違っている。」と、いう意見が多いと思います。だからでしょう、今回のフランス議会の可決によってフランスが如何に国家権力を振りかざす国かという誤解から、イスラムをわざわざ敵に回しているなどと批判的な連想が増殖してしまいます。
 イスラム教徒はイスラム教の教えで全て行動します。「ブルカ」はイスラム教の決まりであり、国家の決まりなのです。何がここで問題になるかとういと、フランス国内でイスラム教徒の女性が新しい法案に従うとすると、自国の決まり事に矛盾した行為になるのです。これではまだ説明が不十分ですね。んじゃー「ライシテ(非宗教性)」は、そもそも何よ?それこそが宗教を不平等にしているんではないの?という疑問が出てきます。そう、これこそが私がきちんと説明できない部分なのです。極東ブログのこの説明は秀逸と言えます(参照)。歴史的背景からフランスのライシテの説明があるので、もしかしたらフランス人でライシテ(非宗教性)が曖昧な人もここで勉強になるかもしれません。
 本文から抜粋してしまうと、変に分ったつもりにってしまうことを懸念するのですが、全文を転載するには気が引けますので本意ではないのですが、少し抜粋させてもらいます。

フランスでは日本同様信教は自由であるが、同時に憲法で「非宗教性」が明記されている。端的に言えば、フランス国家はまったく諸宗教から独立していなくてはならない、ということであり、そのことから公共病院や公教育において、宗教性が厳格に排除される。

こうした問題の詳細は、フランス大使館の社会の項目の非宗教(参照)に詳しい。この文書は非常に面白い。読んでいてはっとさせらたのは、特に次の点だ。

以上のように非宗教性とは、単なる法的システムではなく、文化であり、エトス(倫理的規範)であり、また、論議を拒否する既成の言説によって精神を支配するような「聖職者至上主義」からの開放の動きなのである。クロード・ニコレ教授は、非宗教性のこの本質的な(そして体系化できない)側面を次のような言葉でみごとに明らかにしてみせた。聖職者至上主義による支配の試みに対して非宗教性が歴史的に成し遂げた勝利を、今度は、人間一人一人、市民一人一人が『自らの心において、絶えず実践していかなければならないのだ。人は誰しも、他人や自分自身に対して強制的態度を取りたがる小さな「帝王」や小さな「聖職者」、小さな「重要人物」、小さな「専門家」に、いつでもなりうるのだ。それは強制されてかもしれないし、誤った理論からかもしれないし、単に怠惰や愚かさによってかもしれないが』。しかるに、非宗教性は『そのことから身を防ごうとする、困難ではあるが日常的な努力なのである。(中略)非宗教性とは、知性と倫理の厳密さを最大限に高めることで最大限の自由をめざすことであり(中略)、非宗教性には、自由な思想が必要である。

非宗教性の本質は法によって体系化できるものではなく、自由を求める市民の義務とせよとするエートスなのだ。フランス革命は続くよ、どこまでもである。※エートス:道徳観(文脈からそういう意味と捉えてはどうでしょう)

 すごく納得できる説得力のある話だと思いましたが、これを受けて感じるのは、法の制定だけでは片手落ちになるような気がします。それよりも、フランスの「ライシテ」が理解させるようなフランス政府の努力も必要ではないかと思います。規則や模範によって行動を規制することが習慣となっている人や、それによって他国の宗教や慣習を規制できるという考え方で法律を制定すると、人の心情的なものがついて行かれなくなるのではないかと思います。

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 日本ではあまりこういう問題が起きません。何故でしょうか。そういう疑問から、日本人にとって宗教とは何だろうかと考えてみたくなって読み始めた「日本人のための宗教言論」(小室直樹)では、こう話しています。

 仏教は釈迦の教えではない。
 西洋人は仕方がないとしても、日本人もほとんどの人が誤解をしているのではないか。これは本当のことで、では誰の教えかというと、客観的に存在している法(ダルマ)のことを指す。仏教でいう「法(ダルマ)」とは、行為の規範を示し、慣例、風習、義務、法律、真理、教説など、さまざまな法則を指している。自然法則も超自然法則も釈迦が発見して衆生に伝えたのであるから、釈迦が発見しようとしまいと「法(ダルマ)」というのは厳然としてそこにある。だから、釈迦の教えが正しいというのは、本当の法(ダルマ)を発見したから正しいのであり、釈迦自らの教えだからではない。

 この後に、キリスト教を説明しながら西洋人と日本人の考え方の違いについて書かれています。日本人の宗教の捉え方の根本が分ってくると、外国の宗教やその教徒に対する誤解の存在がはっきりしてきて、問題は、そこから解かなくてはならないと思えてきました。今回の、フランスの法律の制定に対する理解も深めたく思いました。

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白花豆とトマトのチキンスープ(スロークッカー編)

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 やっと涼しくなって、豆のスープが恋しくなりました。材料を放り込んでタイマー設定し、スイッチをONするだけで美味しいスープができるスロークッカーの季節到来です。
 今日は、久しぶりの白い花豆をたっぷり使って、トマトベースにしました。具があっさりしているのでスープのコクは鶏の手羽中をいくつか一緒に入れました。豆も、下茹でなどの手間は一切不要なのです。と、言いつつ、今回はちょっとしたハプニングがありました。やってみないと分らないのが豆の鮮度です。
 新豆が市場に出回るのは晩秋から冬にかけてで、今は丁度その入れ替わり時期の直前です。買い慣れている地場産を扱うお店ではないところで買ったため、何時の豆か分りませんでした。今出回っている豆の最新は昨年度の豆で、この豆ならスロークッカーでは「弱」で6時間で出来上がるはずでした。ところが、遺すところ一時間というのに一部の豆にはまだ皺(しわ)が寄っている状態でした。こりゃ無理、と判断して時間を二時間延長したのですが、それでは待ちきれません。ということで、この日の夕食は変更したのです。
 このように、豆が収穫された年度がはっきりしないと料理時間が大幅に違ってきます。分らないのが普通だと思うので、豆料理だけは時間に余裕を持つか、年度のはっきりしたものを入手するのがよいです。

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 また、スロークッカー料理では水分の蒸発が少ないため、豆の三倍くらいの水で豆とスープ量のバランスが程よいと思います。また、同じ理由から、味付けも最初に殆ど決め、塩分だけを最後に調節する程度でよいと思います。

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➠お弁当に

材料

  • 白花豆・・300g
  • 完熟トマト(種無し)・・400g
  • 鶏手羽中・・6個
  • 水・・900cc
  • トマトケチャップ(Heinz)・・100g
  • 固形コンソメスープ・・1個
  • 塩・・小さじ1
  • ローリエ・・1枚
  • ラクレットチーズ・・適宜
  • アク取りシート・・1枚

作り方

  1. トマトを湯剥きして二つに輪切りにし、金笊の下にボールを置いてトマトをにぎって種を出す。
  2. ボールに溜めたトマト果汁と、粗微塵に切ったトマトだけスロークッカーの内鍋に入れる。
  3. 手羽先、白花豆は水洗いする。
  4. 塩以外の全ての材料を内鍋に入れ、「弱」で八時間にセットする。
  5. 豆に火が通ってふっくらしていることを確認してから塩で味を調える。
  6. スープ皿に注いで、チーズを好みの量のせて出来上がり♪

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2010-09-15

極東ブログ「小沢一郎版夷陵之戦」で、私が泣けてどうする

 兎に角、小沢氏は熱き男。故田中角栄氏の下で八尋護氏と共に誓った政治家としての志を、ここで奮い立たせなければいつやるのだ、と、同士の弔い戦の勢いを感じたのは、立候補に至った「小沢一郎版夷陵の戦い(参照)」とは。恥ずかしげもなく、ぼろぼろと涙がこぼれて泣けた。
 今朝ほどの私のエントリーでは語れなかった小沢一郎氏の昭和の話を、わざわざ持ち出してくれたのだろうか、という思いや、私自身の「時代錯誤」なのだと、箪笥の引き出しの奥にでも仕舞い込んでおく覚悟でいた古い話です。が、まるでその引き出しをひっくり返したかのような勢いで極東ブログ一面に広げられています。私が泣けるのも、この引き出しの秘密を暴かれてしまった恥ずかしさとも感じたのです。
 昨日の代表選挙の直前に、約15分ほどで小沢氏が演説した時の言葉を胸に刻んでおこうと、食い入るように聞いていた理由が引き出しの秘密でした。恥ずかしくてとても言えないことだと、エントリーに書けずにオブラートで包んでおいたはずの小沢氏への思い、それを代弁されてしまった。そんな感想を持ちました。その小沢氏は、まだ終わったのではないのです。

小沢さんは、「一兵卒」として党を支えると話しているそうですが、6月に幹事長を辞任した時もそう言って、実際は菅政権に批判的だった証として今回の出馬に至ったのです。言葉の通りの解釈では片手落ちになるような気がします(参照)。

 これは、菅さんにお節介をやいたのではないのです。「小沢さんを舐めるなよ」と代弁したかったのです。

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極東ブログ「菅首相、続投」で思うこと

 私の予想に反して、菅さんが小沢さんに圧勝した形で民主党代表選は幕を閉じました。これで少し静かになるというホッとする思いは隠せないのですが、思いと言えば、民主党国会議員票で小沢支持票が当初の組織票以上に伸びなかった点が予想外で、がっかりな点として残ります。良し悪しは別として、小沢一郎という議員の影響力は衰えているということを承服することなのだと、何故か自分自身に言い聞かせている私なのです。
 投票直前の約15分の演説で、「最後の演説になるかもしれない」と、言葉する小沢さんの顔を食い入るように見ていました。この代表選に賭ける意気込みを感じたと同時に昭和を駆け抜けてきた小沢さんの軌跡を思ったのです。その長きに渡る議員生活で培った力で、党内の議員を手玉に取るのはたやすいのではないかと思っていたのが外れたのです。これは、私の時代錯誤だったのだと思い、この点でがっかりしたのです。もう、昭和の影を引きずる議員は終わりなのだと実感しました。
 小沢さんが何度も繰り返し伝えていた「政権交代という形で国民から託された政治を、その理念に沿ってやり遂げる」は、菅さんによって、「マニフェストの通りに簡単に事は運ばない」に変わるのでしょう。「できることには限界がある」とも言っていましたが、そういう政治になるということです。極東ブログでは、この辺りのことを冷静にこう語っています(参照)。

しかし同時に、私は小沢氏の政治主導の理念は昭和の時代の懐かしい物語だと思っていた。中央の官僚制を打破し、地域主権としてみんなで地域を考え国を考えていくというのは、私にしてみると、終わってしまった物語に聞こえた。

 私は、残念ながらというべきだろうが、現代の政治の実質は一種の工学のようになったと考えている。国民の意見を反映するのが民主主義の本義ではあるが、実際の政策となれば、その背景の複雑さゆえに独自の専門知識からなかなか動かしがたい近似値しか出てこない。経済でも医療制度でも各種保障制度でも、理想は理想としてもテクニカルな前提からはある妥当な水準しか出てこない。そこを逸脱した理想を掲げても、政策には無理が出て全体の利益にはならない。

 現代の政治の実質から見ると、「逸脱した理想」になってしまうというのは理屈はそうですが、心にはやはりどうしても無念さが残ります。ここの切り替えの問題なのですが、私が生きてきた時代はずっとこの切り替え人生でした。この歳になってもまだこの切り替えを繰り返すのかと感嘆する思いは残ります。

 小沢首相が実現してまた鳩山元首相時代のような、理想が暴走するわけのわからない政治になるよりは、地味な菅首相の継続のほうがよいと私は思う。そして政権交代というのも無駄だったのだときちんと納得することができた点で、菅首相の続投はよかったと思う。

「政権交代というのも無駄だった」ということなのです。このことは、私たち国民もそう理解するのは当然ですが、菅さんを支持する若い議員さん達は、このことを理解していないように見受けられます。改革をするのだと言う抱負を抱いて邁進する意気込みを感じますが、「現実はそう簡単ではない」という道を菅さんは選んで行くでしょうから、矛盾に満ちた道のりになるでしょう。その支持するという初心を忘れないでいただきたい。
 今後の気がかりは、内閣人事です。選挙であれほど「挙党体制」を言い続けてきた菅さんの本音が出てくる部分ではないかと思いますが、すっかり党を二分した形に票が割れているのは無視できないです。小沢さんは、「一兵卒」として党を支えると話しているそうですが、6月に幹事長を辞任した時もそう言って、実際は菅政権に批判的だった証として今回の出馬に至ったのです。言葉の通りの解釈では片手落ちになるような気がします。

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甘塩銀鮭の切り身と夏野菜の包み焼き:カボナータのバリエーション

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 料理にバリエーションを生み出す時に私が意識していることは、出来上がった料理が新鮮な印象を与えることです。見た目が違うことや味付けの意外性が話題になるだけで、その料理は成功と言えます。その時は唯一私も嬉しいと感じるときです。今日のバリエーションは、この夏殆ど冷蔵庫に毎日のように常備して食べていたカボナータ(☞レシピ)と鮭の包み焼きです。

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 鮭は何処にでも売っている甘塩の銀鮭の切り身ですから、超手ごろな食材です。この鮭に細かく切り刻んだカボナータとチーズをのせて包み、オーブンで焼くだけですが、包みを開けて食べるということが既にわくわくすることです。とても豪華な包み焼きに変身しました。

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 鮭の扱いで注意したいのは、切り身では鱗を下ろしてないので、蒸し焼きだと口の中に不愉快に残ることもあります。そこで裏技です。家庭菜園用ではありますが、バーナーで鱗だけを焼きます。焼けた部分がめくれてくるまで10秒ほど当てているだけです。この下処理をするとしないでは出来上がりがまったく違います。
 また、甘塩の鮭は、本当にありがたいほど丁度よい塩加減なので味付けはしません。そのまま細かく刻んだカボナータをたっぷりのせ、ミックスチーズを散らして包み込みます。

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 今日のカボナータは、茄子、ズッキーニ、パプリカ、トマト、きゅうり、にんじん、玉ねぎでした。この材料も夏場に採れるその時々の野菜なので、特に珍しいものでもありません。総じてあり合せの野菜と手ごろな甘塩鮭の切り身だけで作る包み焼きです。
 ※間違って途中までアルミホイルを使用したため、説明と画像に矛盾がありますが、最終的にはクッキングペーパーで包んでからオーブンで焼いています。

材料(2個分)

  • 甘塩銀鮭の切り身・・2枚
  • カボナータ・・300g
  • ミックスチーズ・・60g
  • クッキングペーパー・・33cm×25cm×2枚

作り方

  1. 鮭をアルミホイルにのせ、バーナーで鱗を焼く。
  2. カボナータを2cmほどの大きさに刻む。
  3. クッキングペーパーに1の鮭をのせて2のカボナータをたっぷりかけ、チーズをのせたら封をする。
  4. オーブン、またはオーブントースターの温度を230度に予熱し、10~15分焼く♪

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2010-09-14

極東ブログ「コーラン焼却騒ぎはなんだったのか」で実感した敵意

 アフガニスタンで起きたテリー・ジョーンズ人形の火炙りを報じる記事にTwitterで遭遇し(参照)、それを拾って読むうちに気分が悪くなり、あのような映像を見なければよかったと後悔していました。日本ではあまり見かけない光景ですが、指導者の肖像画を焼いたり、像を吊るしたり頭を叩き壊したりするのは、反対派の行動にあることです。日本人では、小泉元首相の靖国神社参拝に対する抗議と反対運動が、中国でヒートアップした時がそうでした。あの焼かれるシーンに、酷く気分が悪くなるのです。擬人化された人形とはいえ、それが焼けてゆく様を見るのは、それがたとえ誰であれいい気持ちはしません。
 50名ほどの小さなカルト集団の主導者テリー・ジョーンズのコーラン焼却宣言の話は、クリントン氏やオバマ大統領が直々に批判するなど、世間を騒がしたことは事実です。それに対してアフガニスタンで起きたテリー・ジョーンズ人形焼却集会も、少し過剰な反応ではあると思いました。ただ、あのような挑発的なことにのって、アメリカの何処かで対抗するような騒動が起きなければ良いと思ったのです。
 夕方、その人形を焼く様を目にした後、報道のあり方についてもひとしきり話しました。この話をするうちに気づいたのですが、視覚を通して受けたインパクトは、それに反応した私自身の内在する感情を無意識のうちに引き出すのだということです。
 先日からこのコーラン焼却騒ぎについては、メディアの馬鹿騒ぎ位にしか思っていませんし、くだらないと思って、胸中に何か残るようなこともなかったのです。それは、昨夕も変わりなかったのですが、不覚にも、人形を焼くというのに私は嫌悪感があったのですね、まんまとそこに引っかかったのは事実です。対象によって反応のしかたは違うからでしょう、このコーラン焼却騒ぎの当初の報じ方には私には反応する対象がなかっただけのことだと気づきました。
 この会話の後半で、私は、「アフガニスタンではもろに本気になってしまっているのが怖いですが。」と率直な感想をレスした時、「アフガンを敵視することは益なし。」と言われて、確かに、「怖い」と感受した無意識の感情は、「敵対視」という動的な意識に変化することなのです。このような感情を持つなと言われているわけではなく、このような感情に気づいたら無意識の領域に閉じ込めておくのではなく、意識化しておくことなのだと思いました。このことに気づいた後は、アフガニスタンの今回の行動も冷静に見ることができました。
 私自身のことを言うと、「怖い」という感情は、「敵対視」として対象物を排除するように働きかけ、無意識に自分の中で戦争が始まることことなのだと感じました。それは、心の中で善が悪を打ちのめそうとすることなのです。アフガニスタンという悪に、わたしの善が戦いを挑むのです。これが、戦争を生み出す心のメカニズムのようなものでしょうか。
 極東ブログのこのエントリーの最後のメッセージは、わたしの心にはずっしりと響きました(参照)。

どの社会にも理性的な行動を取れない極端な人びとはいるものだが、彼がその社会の大半の良心を表してるわけではない。偏った報道やそうした偏向報道を元にした糾弾は無意味な敵意しか生まない。

 今回私が反応した画像は、アフガニスタンに敵意を持つ良い材料だったのです。こんなに些細なつまらないことで、私はアフガニスタンを敵に回そうとしたのです。メディアの力を実感した出来事でした。

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ピーマンカレー:「息子の好きな普通のカレー」にピーマンどっさり!

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 今日のカレーは、ピーマンをどっさり入れた市販のカレールー使用のピーマンカレーです。このカレールーは、昨年、「普通のカレーが食べたい」と息子に言われ、ネット上でそれがどんなカレーなのか教えてもらって(☞レシピ)からこっち、私も時々作って食べているのです。ピーマンをどっさり加えた理由は、自然の成り行きなのです。
 兎に角この秋は、畑の夏野菜の生育がロングランを記録しています。本来ならお盆を過ぎれば涼しくなるため、茄子やピーマンは皮が強張って、次第に枯れて行きます。ところが、この夏暑かったせいか、夏場の最盛期には休んでいたかのように今頃になって激しく花が咲くのです。リズムを狂わせたのは野菜も同じだったようです。形も大きさも不揃いの家庭菜園ピーマンなので、今日のようなカレーに、適当に刻んで煮込むことにしました。鬼のいない間の洗濯とはこのことで、息子がいたら「普通のにして」と、言うに決まっているのです。ぅっしし。因みに普通のカレーのレシピはこちら☞
 市販のカレールーといっても各社ものすごい種類と品数を取り揃えているものですね。スーパーでうっかり足を止めると、目移りして選べなくなります。その点、ローカルな行き付けの昔ながらの商店には、号令でもかかっているのかしらと疑ってしまうほど「ハウスバーモントカレー」しか置いていません。店主のお歳が皆、70歳前後なので頑なに律儀なお商売をなさっています。田舎の高齢化社会を語るのであれば、昔ながらの商店に出向くと良いです。

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 さて、息子がいないので遠慮なくピーマンをどっさり入れることにしましたが、バランスを考えて、じゃが芋にんじん、玉葱は、加えるピーマンの分量だけ差し引いて、量を減らして加えてあります。これで、カレーの濃度はいつものとおりにできます。
 存外にピーマンとカレーの甘さがマッチしているので驚きの美味しさです。画像を見る限りでは、ピーマンの存在が分りにくいのですが、かなり大量に加えています。それでも、カレーはカレーで、もしかしたら息子にも違和感がないカレーかもしれないと感じました。今度帰ってきた時に作って食べさせてみようかと思いました。
➠お弁当に

材料(6皿分)

  • ハウスバーモントカレー(中辛)・・6皿分
  • 鶏胸肉・・250g(1枚
  • 玉ねぎ・・1個200g
  • じゃが芋・・中2個(100g)
  • にんじん・・1/2本(100g)
  • ピーマン・・300g
  • 水・・850cc

作り方

  1. 肉を一口大に切る。
  2. 人参はスライサーで薄く切る
  3. 玉葱は2cmのくし型、じゃが芋は一口大に切る。 ※新じゃが芋は皮は剥かずに使用
  4. ピーマンは種を取り出し、横に置いて5mmの幅にスライスする。
  5. 厚手の鍋に油を引き、玉葱がしんなりと透き通るまでいためたら、人参とじゃが芋、ピーマンをを加えて炒める。
  6. 全体に油が回ったら水を加え、灰汁を掬う。
  7. 煮立ったら弱火で15分煮込む。
  8. 鶏肉をのせて色が変わるまで煮込んだら一度火を止め、ルーを割り入れ蓋をする。
  9. 予熱でルーが溶けたら再び火をつけて、弱火で10分程煮込んで出来上がり♪

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2010-09-13

ウォールストリートジャーナル曰く「Japanese Kingmaker Bids to be King」

 昨日、Twitterで拾ったウォールストリートジャーナルの英語版(参照)のタイトルに引かれて読んでいたのですが、後から日本語版が出たのでそちらに目を通したところ、あまり皮肉もなく、真面目に書いてあったのでちょっと意外でした(参照)。話は小沢さん個人の動きや政見、次世代教育などの政治家としての姿勢についてですが、小沢さんになる可能性が大きいことを思えば、選挙前に書いておくべきことは網羅されている記事だと思います。

小沢氏は、同じ党出身の日本のリーダーを退陣させるため、対決の場である14日の代表選に向かって走り出した。勝者が手にする賞品は、彼が常に逃がしてきたもの、「首相の座」だ。 

 このように始まって、結構長いコラムで民主党代表選挙について書いていますが、肝心の国民はというと、どうでしょうか。私は、実質、国の首相を決める選挙だと言うのに、盛り上がりを感じないのは仕方がないと思っています。国民がこの選挙に直接関係するわけでもない上、政権交代後の民主党には呆れてしまっているので今更誰になっても同じだという諦め感もあるのです。気になる点といえば、金融政策の話があまり出てこない点です。つまり、ないのかもしれません。菅さんの話も並べて書くべきですが、最終的には小沢さんがこの選挙には勝つのではないと思っているので、棚上げして置きます。
 問題は小沢さんの金融政策です。殆ど何も触れないのを奇異に感じていますが、「小沢 金融」と、検索をかけても出てきません。政治主導と言いながら日銀と話をしないのは、国民にしてみればおかしなことです。また、国民が選んだ政治家が日銀に意見を言わないのなら国民の声は反映されようがありませんし、日銀の独壇場になってしまいます。ジャーナリストの神保哲生氏は、

小沢:(日銀について) 金融政策は政府があれこれ言うべきことではない。金利も低いのので金融政策には限界がある。市場介入をすべき。しかし日本一国だけでは効果があがらない。しかし、それくらいの覚悟でするべき。円高は海外への投資にはプラス。資源の無い日本にとっては資源に投資する好機。tjimbo 

 と、話していますが、この話が実話で、「金融政策は政府があれこれ言うべきことではない。」と小沢氏ご本人が言及したのであれば、これは問題です。日銀の白川総裁は、今まで、外国や日本のメディア、経済評論家、経済学者から相当の批判をされていますが、経済が安定するに足るような策を講じません。日銀は、インフレは嫌うがデフレは好きだから、と風評もたっていますが、トンと動く気配がありません。国民はその生活の苦しみをここ何年も味わっています。この声を政治家が受け止めたなら検討し、日銀とも話し合わずして誰が国民の声を経済に反映させると言うのでしょうか。小沢さんの民主政治と国民が思う民主的な政治への要望にはズレがあるのだと感じる部分です。ここがわたしの一番の不満です。
 いつも数字を提供しながら具体的で説得力のある経済の話をしてくれる高橋洋一さんのコラムでも、小沢さんが金融の話しをしないことに批判的です(参照)が、その理由がまた泣かせるのです。

 代表選の最中、金融政策に言及すると、マスコミから、中央銀行の独立性を損なうとの批判が出るから避けているという見方もあるかもしれない。しかし、こんな批判は、日本のメディアが不勉強なだけだ。金融政策の目標に言及することは、先進国で共有されている考え方である。

 事実、5月下旬に、バーナンキFRB(連邦準備理事会)議長が来日して講演したときにも、金融政策の目標を中央銀行が独立して決めるのではなく、政治で決めるのは民主主義国家では当たり前といっている。しかし、このときも、日銀に洗脳されているマスコミはまったく報道しなかった。

 このところ日本のメディアの状態については私も触れていますが、各論に振り回されて肝心の核心部分から逸脱した記事ばかりが目立ちます。スキャンダル性がないと売れない新聞になると言えばそうですが(すみません。国民のレベルもその程度なので)、政局の話に持って行きたがっているという嫌いがあります。いい加減目を覚ましてもらいたいものです。

 ウォールストリートジャーナルの中で、小沢氏が勝った場合はどうなるのか言及されているのが気になりました。

専門家によると、小沢氏が勝つ方が、菅氏が勝つよりも、党分裂の可能性は低い。小沢氏を支持する国会議員は若い世代が多く、組閣のためには菅氏に近い先輩格の議員を選ぶ必要があるからだ。

 一方、小沢氏の勝利は野党の攻撃を引き起こすかもしれない。野党の批判が強まり、問責決議という事態になれば、参議院で過半数に満たない民主党は問責決議案を否決できない。もしそうなれば、衆議院解散と新たな選挙の可能性もある。

 このように、小沢さんに関しては賛否両論で、決めかねているという30名(今朝7:00のNHKニュースでは)ほどの議員票がどちらに動くかが、正に分かれ道のようです。実は、衆議院解散というのは悪くはないと、個人的には思っています。そもそも菅さんには解散したら?と思っていたほどですから。
 解散して一度コンパウンドしてはどうでしょう。そこから組みなおすというのも悪くはないきがします。

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中落ちのネバネバ丼(ネバネバサラダのバリエーション)

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 先日のネバネバサラダをヤズ(=イナダ)の刺身に絡めた丼ものが旨かったと、美味しいものを並べて満足げな話は愛媛のulalaさん宅のご飯でした(参照)。これを知って鮪でためしてみたいと思ったところへ、中落ちをゲット。おっと、鮪(まぐろ)の中落ちの話をしてこなかった気がします。
 この中落ちという名前からして、中の方のことだとは分ると思います。魚を自分で下ろすと分るのです。三枚に下ろすというのは、身の部分が二枚、真ん中の骨の部分を一枚と数えて三枚になります。その骨や、骨についている身のことを「中落ち」と呼んでいます。小型の魚の場合は、水から茹でて出汁をとったりしますが、少し大きくなると「粗煮(あらに)」と言って、醤油や砂糖で甘辛く煮付けます。マグロのような大きな魚になると、身の部分をこそげ取って刺身で食べるほどの切り身に匹敵する大きさになります。この部分が手に入るのは稀で、非常にラッキーです。脂も程よくのっていて身は甘く、本マグロの中落ちは、独特の酸味を感じません。中落ちは、形がある大きめの身の物から叩きのように身が崩れたような物まで様々ですが、手に入ったらどのようにでも料理します。

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 良く作るのは叩きですが、今日は、その叩きとネバネバサラダを最初に混ぜ合わせてしまいます。ネバネバサラダの出所はこちら☞で、食べ方は、そのままご飯と混ぜて、納豆の食べ方と同様です。これだけなのですが、私の脳内の「庶民の味」のイメージが重なる丼物です。

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 材料は、ネバネバサラダ(☞レシピ)に叩いた中落ちを混ぜ合わせるだけです。ダブるのですが、材料もそのままこちらにも書いておきます。※今回は、鰹節は加えません。
➠お弁当に

材料(ご飯3~4杯分)

  • 納豆(たれ付き・・1パック(90g)
  • 梅干し・・1つ
  • オクラ・・4本
  • 山芋・・1/6本(120g)
  • 沢庵(たくあん)・・2切れ
  • 卵黄・・1つ(全卵使用)
  • マグロの中落ち・・200g

作り方

  1. 梅干しの種を抜いて潰してペーストにする。
  2. 納豆は、挽き割りのように刻み、たれと卵黄を入れてまぜておく。
  3. オクラ、山芋、沢庵は5mm立方体くらいのサイズに細かく切って梅干しのペーストであえておく。
  4. 2を1に入れ、中落ちも加えて軽く混ぜ合わせて出来上がり♪

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2010-09-12

小室直樹さんの「日本教」に触れて

 「日本人は、何が一番大事だと思っているか。それは、人間そのものに対する好みが一番大事だと思っている。つまり、人間の都合が神様よりも大切だと考えているのが日本人。これは日本だけ。だから日本教という。」

 これは、小室直樹氏の「日本教」の説明の一部でした。また、

「イスラム教などは一切日本に入ってこなかったのに、キリスト教だけは鎖国をしても入ってきた。これは、キリスト教には危機感を感じたから日本教は必死で防ごうとした。但し、そのキリスト教は本物だったかというと違う。踏み絵をして実際隠れキリシタンを見つけ出そうとしたけど、ああして見つかった信者は偽者。信じているのは本当のキリスト教ではないと、僕は思っています。信じているものが本物であるなら、踏み絵如きは蹴飛ばせるものだ。だから、日本のキリスト教は本物じゃない。」

 こんな話をサラッとしていて、時折、山本七平さんの話が飛び込んだりしていました(参照)。お二人の対談を聞いてみたかった、と、何とも惜しい気がしました。
 「日本教」が日本人の精神そのものだということは、私にどのように当てはまるのだろうかと考えてみました。過去に解決できていないいろいろな引っかかりは、もしかしたらこの「日本教」で全てが解決できるのかもしれないなどと思っていました。自分自身のことが良く分らないという状態は、非常に不安定だということは前にも話したことですが、合点の行くときというのは楽な状態です。そう考えると、私はいつも悩みを抱えているのかもしれない。何処かでいつも答えを出したがって焦っているような状態かもしれない。そう思った時、自分に都合よく解釈して解決する道もあったのかもしれないと思いました。また、キリスト教には、人はあらかじめ救われるか救われないか決まっているという「予定説」が根底にあるます。だから、選択肢を前に悩む必要はもはやないとする生き方は、楽観的でもあるようです。
 昨日突然、ある青年が私に身の上話しをしてきました。じっくりそれを受け止めているうちに、「貴方はこうした方がよい」と、言いたくなる自分が見えて、ぐっと抑えたのです。彼の話しを聞けば聞くほど、何を求めているのか、何が彼には足りないのかが見えてくるのです。それは私が彼の母親であってもおかしくない年の差で、彼の母親のことも、彼自身の息子としての悩みも、その確執が透けて見えるのです。だから、言ってあげたいという衝動が湧いたのだと思いますが、せっかく彼が自分で解決しようとしているのですから、彼の出す答えが彼が決めた道へと繋がるのだと心を鬼にして黙っていました。が、この判断が、実は怪しげに思えてきたのです。人は何でも自分が決めるのが一番良いといいながら、実はそれは個人主義へ向かう道ではないだろうか?まるで「日本教」のような。だったらそれは、まるで私が歩んできた道じゃないのか、と疑心暗鬼が生じてきたのです。嫌なものだと思い始めると、気分がわるくなるようでした。このように自分自身が分らなくなるのは、自信のない状態で、人の話の相談になんかのれる器でもないと、そう思いました。
 彼に「どうしたいの?」と聞くと、良く分らないと言いながらも、「無条件の愛情とか、そういうものをひたすら他人に求めている」とだけ話してくれました。彼の年齢から、その「無条件の愛情を母親に求めている」とは真っ直ぐに思いえずに屈折してしまっているか、見えないでいるのか。よくぞそこまで自分を見てきたね、頑張ったね。と励ましてあげたいとすら思ったのですが、黙っていました。これでよかったとは思えず、また、考え込んでしまうのですが。
 小室さんは、宗教や政治、歴史に関して「原理」と語尾につく本を沢山書かれています。少し読んでみようかと思います。

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冷やしラーメン(冷やし中華じゃないよ!):あるコンビニのアイデアから

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 コンビニ弁当を自分で買って食べることは滅多にありませんが、売っている様々なお弁当のアイデアにはとても感心させられるものがあります。じっくりその作りを眺めては、私のお弁当にそのアイデアを取り入れることがあります。その案は、お弁当に生かすこともあれば食事の献立に役立たせることもあります。今日のラーメンはその一つで、冷たいラーメンです。
 思えば、今年の夏は冷たい麺を良く食べました。主に、パスタか中華麺でしたが、麺のタレは、中華なら「冷やし中華」として、濃い目で酸味を効かしたさっぱり系のタレをかけて食べるというスタイルですが、今日のは違います。冷たいスープのラーメン、つまり冷やしラーメンの試みは今日が始めてです。冷やし中華よりも多いタレがセットになって売っていたのです。これを発見して、冷たいスープを啜るのも悪くはないかなと思い、早速作ってみました。

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 スープと麺のコシが命だと言われているラーメンの冷やしですから、鶏がらのあっさりしたスープよりも鰹の出汁の方が味わい深いのではないかと思い、追い鰹で濃い和風出汁にしました。また、ツユが濃い色だと温かいラーメンを連想させるので逆効果になるような気がして、白醤油を使いました(なければ薄口醤油で)。麺ツユは麺一玉に対して200ccで、麺にひたひたにかかる程度にしました。それと具はですね、こう言っては何ですが、コンビニのそれは貧弱でいけません。家庭で作るからにはそれなりに豪華にします。冷蔵庫にある、ありとあらゆる野菜で冷やし麺に合う野菜を入れました。
 どうだ!何処へ出して見劣りしない、手製のコンビニ風冷やしラーメンができました。残暑とは言いがたい9月ももう半ばですが、もうしばらく暑い日が続きそうなので冷やしラーメンなどどうでしょうか。

材料

  • 中華生麺・・2玉
  • きゅうり・・1本
  • オクラ・・2個
  • 茗荷・・2個
  • 大葉・・4枚
  • 手製胸ハム・・70g
  • 細葱・・適宜
  • トマト・・小1個
  • 卵・・2個
  • ザーサイ・・40g
  • 麺ツユ
  • 鰹出汁・・400cc
  • 白醤油・・大さじ3
  • 塩・・小さじ1/2
  • 味醂・・大さじ1

出汁は多めに作って冷蔵保存します。

作り方

  1. 鍋に2リットルの水を取って加熱し、80度になったら削り鰹を一掴み入れて同じ温度で4分加熱後火を止めてそのまま冷まします。
  2. 1の鍋に沈んでいる鰹を掬い取り、加熱後、調味料を加えて味を整える。
  3. 2が沸騰したら鰹を一掴み加えて2分加熱後火を止めてそのまま冷ます(追い鰹)。
  4. ザーサイの塩抜きをする。
  5. 卵を好みの固さに茹でる。
  6. 麺を茹でるお湯を沸かしている間に、きゅうり、茗荷、塩抜きしたザーサイを千切りにし、オクラ、大葉、細葱、トマトも好みに切る。
  7. お湯が沸いたら麺の茹で時間よりも1分長く茹でて冷水に放って麺のコシをつけ、笊に上げる。
  8. 器に麺を盛り付け、具材をのせたら冷たいスープを回し掛けて出来上がり♪

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2010-09-11

極東ブログ「米人、小沢氏に答えるに、どうせ俺たちゃ単細胞生物」で思うこと

 今朝、早々に「ワシントン・ポスト曰く「 We hope DPJ officials take a multicellular view as they consider their choice.」」というセンテンスが流れて(参照)、ああ、遂に来る!と、極東ブログのエントリーの予告篇のような気がしていました。意訳は「米国としては、日本民主党のみなさんが多細胞生物らしい視点をもって首相選択を考慮してくださることを望むものである。」とつけてもらっています(参照)。
 この「多細胞生物」と言うのは既に承知の小沢氏のアメリカ人に対する失言のお返しなので、ワシントンポスト紙の言わんとする文脈も見えてきました。そして、これはたまたまだったのですが、先日亡くなった小室直樹氏(参照)と橋爪大三郎氏との「日本教講義」と題された「宗教的対話」という番組を今朝Netの動画(参照)で見て、この感化もあって、早く外国の意見が知りたくなっていたのです。この話は面白かったので、また、後日これに触れて書きたいと思いました。
 一ヶ月も前の発言とはいえ、小沢さんがアメリカに向けて「単細胞生物」と言ったのは、大きなディスアドバンテージだというのを日本人は理解していないのではないかと思います。こんなことを会話で言われれば、その場で「That's non of your business.」と、その場で切られてしまうに匹敵する言葉です。率直に人を非難したのですから何よりも酷い言葉であることの証拠に、ワシントンポストが社説でそれに呼応したのです。話の腰を初っ端から折ってしまった小沢氏に、米紙も、冗談にもならないのが今回の社説かもしれないと思い、私も原文を辿って読んでみました。
 ニューヨークタイムズも激しく態度を崩してしまっていますが、なにぶんにも、率直な本音のようなものがヒシと伝わってくる内容です。しかも、言い当てているようでもあります。
 一昨日は、スキャンダルの話で日本のメディアの杜撰(ずさん)さを取り上げました。その時に、何故日本の政治家だけがこのように潰されてしまうのか?と、Newsweekの記者に問われました。そして、私は、それが何故なのかと考えていました。昨日は、そのヒントに資本主義国日本で生き残るためには手段は選んでいられないからではないかと、言及はしませんでしたが、そこでやや納得といった心境でした。そして、そのように問うNewsweek紙の記者に「では、何故に欧米ではスキャンダルで潰されないのか?」と聞いてみたいと思っていました。昨日、クリントン夫妻の愛娘チェルシーさんの結婚にまつわる政治という背景と、クリントン氏のユダヤ人との交流に推察を交えて書きました(参照)。それが答えでもあったのですが、日本の政治家は、そういうのが下手糞なのです。上手に手を裏へ回さないのも日本人なのですよ。俗に言えば世渡りですが。精神構造が米国人とは違うのです。
 あまり関係ないかもしれませんが、小室直樹氏の話が面白かった。

三国同盟の時、日本は皆反対だった。散々反対したのにいつの間にか皆賛成になった。これは、空気が齎すこと。討論などしないでも空気で政治が決まってきたようなもので、自分が決めると言いたくないのが日本人。
秀吉であろうとも信長であろうとも、マゼランのような最終的決定ができない。これが日本人なのです。

と、こう仰るのです。この話しはきっと欧米人には伝わらないでしょう。小室先生の言われる「日本教」から来るのだそうですが、小沢さんのビジョンが見えないのも、鳩山さんが曖昧でブレブレなのも、菅さんが経済音痴なのに知ったような言い方ができるのも、みな空気で感じ取っているから。だから、はっきりと言えないし、言う必要がないのが日本人のメンタリティーなのだと。そう思うと憎めなくなりました。

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finalventの日記「朝日新聞社説 米国とコーラン―寛容を取り戻すとき」に、私も一言

 米フロリダ州のキリスト教会が、イスラム教の聖典コーランを焼却するというイベントに話題が集中しているようです。世界貿易センタービルの破壊行為の9月11日をその決行日としていたため、牧師には批判が集まり、昨夜までに大統領の強い批判やゲーツ国務長官の説得によって一旦は「現時点では予定を中止する」と表明したものの、イスラム教礼拝堂モスクの建設を中止したにもかかわらず、ジョーンズ牧師との合意は否定したため、再度コーラン焼却の決行を表明するなど態度が二転三転したという経過を辿っているそうです。
 finalventの日記では、朝日新聞の社説で取り上げているその記事の書き方について、当然ながら次のような批判しています(参照)。

朝日新聞は、ようするにキリスト教徒側の視点での、一種の転倒された優位を語っているにすぎないんですよ。そうでなければ、イスラム側があそこにセンターを作ることで、キリスト教徒たちの思いをどう考えるかという、そちら側の心情も配慮できるはず。

 朝日の社説がそれほどに酷いのかと読んでみると、ズバリな部分があった。

 自由で寛容な社会の構築は、米国の建国の原点である。初代のワシントン大統領は「米国は偏狭な価値観を認めず、迫害を助長することもない」との言葉を残している。教会の計画がこの理念に反するのは明らかだ。
 米国とイスラム世界との亀裂が広がることは避けねばならない。教会は今すぐ計画を撤回してもらいたい

これです。偏った擁護を公然と自社の社説に書いて、あなたの意見を国民の目に触れさせ、それでもってイスラム教を擁護することで仕返しを免れますよ、とでも言いたいのだろうか?と、その程度の価値しか持たない記事で、その価値観を朝日イズム的に蔓延させようとでも言うのでしょうか?朝日は、これ、止めないといけませんね。
 一昨日、極東ブログの「ドイツ連銀のザラツィン氏の失言」で触れていた新聞各紙の報じ方にもあったように(参照)、この朝日の社説は、その一番悪い例として分りやすい記事にまとめたものです。私も昨日、十把一絡げ的ではありますが、このコーラル問題を書くメディアの立ち位置に触れたところです(参照)。
 このところこういった偏った意見を社説に書く新聞社が多いのは何故だろう?社説は、偏った意見をいう場ではないでしょう。ますます話し合いができない世の中にしてしまいます。何故このような展開になってしまうのだろうか?
 際立っていると感じているのは、アメリカや日本は、政権交代したばかりですが、オバマ氏や今の菅さんなどから感じるのは、相手を批判する野党体質が時々露呈することです。今回のコーラン焼却を思いとどまらせるためにオバマ氏は批判したとあります(参照)。その前にクリントン氏もかなり牧師を批判していました(参照)。国のトップが片方を批判するということは、反対側を擁護することになります。だから、批判されている側は納得がいかなくなるのです。それを「大統領」という立場からではなおさらのこと「強い権力」で押さえつけてしまうと、その鬱憤は内包され異質の怒りになることが多いです。両者を引き合わせて話し合いの場を設けるなど、中立的なスタンスで事に当たればよろしいのに。と、そう思います。それも、そこまで立ち入る問題であるのならということです。
 世の中に怒りを溜め込んだ人間が多くなり、闘争へと進展するのは、歩み寄るという目的を持った話し合いの場がないことに端を発している、とそう思います。

 

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ゴーヤチャンプルーと同じ材料で、まったく違う中華旨煮

 今日は、ゴーヤチャンプルーと同じ材料で料理法を変えて作ってみた中華旨煮です。です、と言っておいて「旨煮」って、こういう料理?と半信半疑なので辞書で調べたところ、あるものですね。

うま‐に【▽旨煮/▽甘煮】
1. 肉や野菜類を砂糖・酒・醤油・みりんなどで濃いめの味に煮あげたもの。

と、あります。旨煮というからには旨くなくては意味がありません。実は、ゴーヤは惚れるほど好きというわけでもなく嫌いでもない野菜で、頂くと食べるというくらいの頻度でしか食べません。それでも目先を変えたいと思うのです。今日のアレンジは、ゴーヤチャンプルーに使う材料をそのまま生かして、料理方法をガラッと一新したというレシピです。これ、かなり美味しい!

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 まず、豆腐は高野豆腐に変えて、片栗粉をまぶしてカラッと揚げます。もうこれだけで味付けが楽しみになります。全体の味をまとめる餡の味付けは、最初に決めます。後でこの出汁に具材が足されますので、その量を加味して少し濃い目の味に仕上げておきます。味が調ったスープで揚げた高野豆腐を一煮して、高野豆腐がふやけたところで引き上げて皿に盛り付けます。残ったスープに下味をつけた豚肉を散らし、肉の色が変わったら油通ししておいたゴーヤを加え、煮立ったら解き卵を流しいれて餡にします。スープを吸ってつるんとした高野豆腐にたっぷり掛けて頂きます。

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 ゴーヤの苦味についてはすっかり取り去るのは無理ですし、苦味があるのがゴーヤなのであまり気にしませんが、種を包んでいる綿を良く取り除くと苦味が薄らぎます。また下ごしらえとして塩で揉むというものありますが、今日の料理では最初に高野豆腐を揚げるのでついでに温度の低い段階で油通しします。熱で苦味が変化するので、あまり感じなくなります。
 この夏の最後に、ゴーヤの旨煮は如何でしょうか。

➠お弁当に

材料

  • ゴーヤ・・1本(25cm)
  • 豚もも肉・・80g
  • 高野豆腐・・7cm×5cm5個
  • 生卵・・1個
  • 片栗粉・・大さじ1.5
  • 鶏がら出汁・・300cc
  • 白醤油・・大さじ3
  • 酒・・大さじ3
  • 塩・・小さじ1/2
  • 胡麻油・・小さじ2

肉の下味調味料

  • 塩・・一つまみ
  • 酒・・小さじ2
  • 片栗粉・・小さじ2

作り方

  1. 高野豆腐は水で戻して水気を絞って、6等分に切る。
  2. ゴーヤは縦に二つに切り開いてスプーンで種を取り除き、綿もできるだけこそげ取って5mm幅に切りそろえる。
  3. 豚肉は8mm幅に短冊に切りそろえ、下味調味料で和えてしばらく置く。
  4. 揚げ油を180度に設定し、160度位まで温度が上がったら2のゴーヤを入れて20秒で油を切って引き上げる。
  5. 油が180度になったら1の高野豆腐に片栗粉をまぶして揚げる。※油が静かになったら引き上げるタイミング。
  6. 鶏がら出汁を火にかけ、沸騰したら調味料で味付けし、5の高野豆腐を一煮して皿に盛り付ける。
  7. 残ったスープを火にかけ、3の肉の色が変わるまで加熱したらゴーヤを加えて煮立たせる。
  8. 卵を解きほぐして加え、かき混ぜてとろみがついたら高野豆腐にたっぷりかけて出来上がり♪

☆ぶりさんちの夕ご飯です。クリックでぶりさんのブログへジャンプします。

tuningcafe.blog

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2010-09-10

極東ブログ「チェルシーの結婚」に、何か問題でも?

 おっと、少しどころか随分前の話じゃないですか?この結婚話は(参照)。

少し旧聞になる。7月31日、ビル・クリントン元米大統領とヒラリー・クリントン現国務長官の一人娘、チェルシー・クリントン(Chelsea Clinton)さん(30)がニューヨーク州ラインベックにあるアスター・コーツ(Astor Courts)という豪邸で結婚式を挙げた。 

 こういう話、つまり「浮世話」であり、ゴシップ記事になり損なったようなことには非常に疎い私で、その手の情報はトンとないのです。クリントンさんの娘さんとなんだかいろいろ問題ありげなユダヤ人のご子息の結婚に、何か問題でも?というほど鈍感なのです。極東ブログでは、このエントリーで何を読ませようというのだろうか?その意図すらよく分らない。この辺は、同時代を生きてきても、関心の向け方が違うというか、リテラシー力を全開にしても付いて行けない開きを感じるところです。
 でも、「文脈を嫁」という指令を感じたので、キーワードをいくつか拾い、そこから食指を伸ばしてつなぎ合わせる努力をすべく、頑張ってみた。この手の話は朝飯前の人がここを読まれていたら、笑ってスルーしてくださいな。まず、そのキーワードですが、「知名度」「政治」「ユダヤ人」「クリントンパパの不倫」かな、と。
 クリントンパパが不倫をした相手というのは多分一人じゃないなはずだけど、発覚してスキャンダルになったのは1998年のモニカ・ルインスキーさん(名前も注目のこと)。彼女がユダヤ系だということと、不倫相手という関連は?あるかもしれない。因みにこの時のクリントン氏が公然と言い放った言葉というのは「I did have a relationship with Ms. Lewinsky that was not appropriate.」として、あまりにも有名です。
 さて、クリントン氏のこの不倫が、実は、愛娘チェルシーの結婚と深い関係があるのではないかと勘ぐっています。いえ、不倫とは関係ないと思いますが、クリントン夫妻はユダヤ人がお好きなのか、政治的にも商売的にもユダヤ人と手を組むのは大変なメリットがあるといわれているのは、アメリカ社会では特にそうです。ご他聞に漏れることは、よりによってクリントン家にある筈はないのです。移民という歴史を経て、ユダヤ人が主に自由にその力量を発揮できたのは、アメリカがそれを受け入れる国家だったからです。保守的なヨーロッパでは、30年前はまだ「ジューズ」とか「ジューイッシュ」と呼ばれて、偏見の目で見られていたほどですから、あまり表立った派手さはなかったです。
 エントリーの中では、1996年に親と共に社会問題討論会に民主党として同席したのが出会いだったということですが、新郎の父親が受刑者であれば、クリントン家ともなれば家柄を重んじて、ゴシップ記事のネタになるよう様なことは避けるのではないかという判断が過ぎるのです。が、何のことはない、時期はずらしたにせよ、めでたくゴールインしたというのも驚きです。日本の政治家なら、既におわっちんぐなのは先日も話したとおり(参照)、メディアが放ってはおきません。まず、大物政治家であれば叩きのめされて名前が消える話です。小渕さんのように自殺してしまう首相もいました。そして、その娘が同格の政治家の息子と結婚できるか?それは、人の噂も七十五日というくらいですから、二ヵ月半は最低静かにしていないと話が再浮上して薮蛇なことになりかねません。これが日本社会です。あの、途中ですが、極東ブログがこのエントリーを今頃挙げてきたのは、その辺への配慮かもしれませんね。ブロガーから漏れ聞き知ったメディアがどんなネタにするかしれませんですし。
 さて、クリントン氏が、下院議員であった新郎の母から二年間の在任期間で借りがある、とあります。この時期は、新郎と新婦が出会う少し前ですから、二人が最初に出会った件の討論会での引き合わせになった経緯に、クリントン氏からしたら娘を嫁がせることがお礼の意味と、ユダヤ人組織票の獲得に有利に働くという計算があったなんて誰も言っていません。が、クリントン氏は政治家としてスキャンダルを乗り切り、立派に大統領の職務を遂行したのです。
 私の下衆の勘ぐりはこの程度ですが、極東ブログのエントリーの終わり方に何か意味深なものを感じてなりません。知りたいなぁ、とは思うものの、これこそきっとお口にチャックなのかもしれませんね。
 では、これにて。

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極東ブログ「ドイツ連銀ザラツィン氏の失言」から思うこと

 「メディア検証の意味もかねて見ていこう。」と始まっている今回のエントリーは、「右派」とも「右翼」とも言われている異論者叩きにも関連する話として興味深いです。実は、メディアの取り上げ方に対する私自身の反応も気になるところがあり、振り返ってみたりしていることでもあります。昨日、未消化に終わった「日本を殺すスキャンダル狂い」(参照)のことも含めて考える中、良し悪しの判定よりも人間社会そのものを私自身がどう捉えるかということが先決問題のように思えてきたのです。この視点で今回は考えてみようかと思います。
 昨日のTwitterで、「日本「新右翼」解剖」という中国の人民日報社の新聞タイトルだけが流れてきました。この記事が何の意図だったのかはさておき、私が拾って読んだ時に思ったのは、アメリカで話題になっているコーランの焼却の是非(参照)をメディアがどう捉えるかと似ているのではないかということでした。つまり、ザラツィン氏のような発言を「異論」として、その論者を叩き潰そうとする傾向にある実態をどう報じるかが問題だと思うのです。異論に対して議論をするのであれば民主的だと思うのですが、真っ向から「言わせない」とするのはフェアーではないです。また、それが政府やメディアの姿であるとしたら改めなければそこが正常な人間社会にはなり得ません。とは思うものの、メディアはなかなかそのようなスタンスではないようです。
 極東ブログのエントリーに話を戻すと、ドイツのザラツィン氏の発言に関して報じた日経、朝日、毎日が取り上げている内容に曖昧な部分を残している理由は何故?と問うた時、三社とも当てているスポットの違いにも寄るのだとは思いました。このようにまとめています。

三紙以外にも共同や時事の報道があるが、概ね上述のような3つのタイプに分けられる。(1)要人に差別発言があったことのみに着目する、(2)差別から移民問題に焦点をあてる、(3)ユダヤ人の遺伝子への言及に着目する。

 ここまで読み進めている私の脳内には、昨日触れた「日本を殺すスキャンダル狂い」(参照)が視点にあって、この三紙にこのことを立証できる隙はないものかと勘ぐっていました。そして、Newsweekのコラムの引用で、

 逆鱗に触れたとしてザラツィン氏を葬ることで問題の本質である移民問題を封じ込めたとドイツ人の多くが感受している。このコラムはそのことのほうが問題だとしている。
 いずれにせよ、今回の背景にはこうした複雑な構成があり、日本といった外国への報道では受容にズレが出るのはしかたがない。
 ちなみに、同コラムはかなり示唆深い提言で締められている。

その提言とは

ドイツの政治文化を脅かすのは、極右よりも、(右派といった)異論の論者を叩き潰そうとする傾向にある。

 ここへきて、私が解ききれなかった問題にやっと近づいたと感じたのですが、口を封じ込めることは極めて非民主的な方法であるのに、今の日本ではそれが政治の舞台で堂々と行われている上、メディアはそれを食い物にするかの如く報じています。これに節操の存在もあったものではないと感じていましたが、私もこうして書く以上は言語には充分配慮しなければならないと痛感しました。
 さて、報道のあり方や受け止め方に関連したことで、昨日から書いています。その続きのようになるのですが、昨日のTwitterでの鈴木宗男さんの話題が、昨日のエントリーで未解決の、日本のメディアが何故スキャンダル狂なのかを解く大きなヒントになりました。遅ればせながらそこが見えてきたので触れておきます。

まず、ヒントの発端になったTweetから。

➠ムネオが自民党だったら評価は違ってたんじゃないかな。(finalvent)

どっちの評価?(godmother)

擁護論は少なかったんじゃないかな。(finalvent)

擁護論って、多いのかな?(godmother)

どう見ますか?(finalvent)

擁護論が急に多くなって、気持ち悪いなと感じています。(toronei)

なんでも政局論にするため、ダブスタと付け焼刃が大杉。(finalvent)

 私自身は、宗男さんを擁護する評価が世間で多くなっているのに気づいていなかったので、当初ボケたことを聞いていました。最後のレスで「なんでも政局論にするため」という部分で、これが、メディアが権力争い(政局論)にもっていきたがる前提だとすると、今回の宗男さんの判決を擁護するのが良いかどうかという狙いが見えてきます。ぶっちゃけた話が、話を面白くしたいのだと思います。また、最初の「ムネオが自民だったら評価は違っていたんじゃないかな。」は、現在は、自民党は野党ですから、野党を擁護することが果たしてメディアの狙いに叶うか?得になるか?と考えると、言わずもがなです。つまり、このようにダブルスタンダードが基本なのだと前提に置いておくと見えやすい文脈です。
 最初は、私にはまったく見えませんでしたが、先の極東ブログのエントリーにもあるとおり、メディアの報じ方一つで、一つの事柄なり人物を真実とは違ったものに歪めてしまうものです。職業人として、このことに自覚をもっていただきたいです。政治や経済は動いているという理由もそうですが、これにプラス駆け引きや、その元にある利害を排除して、一度良い記事を書かれてはどうかと思います。

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鰍(かじか)の煮つけ:砂糖を使わない上品な甘さの仕上がりに

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 鰍(かじか)とは、カサゴに属する魚のことです。非常に醜い色形をしているので、初めて釣り針に食い付いてきた時は食べられるとは思えない魚ですが、このような醜い魚ほど美味しいのです。オコゼにも似ています。で、大発見したのは「ハタ(ミーバイ)」(☞レシピ)にそっくりな食感と味なのです。お恥ずかしながらハタを食べたのは私の生涯でたったの一度だけですが、二度とこの長野で口にできるとは思わなかったので、良く味わったせいか良く覚えています。
 カジカにもいろいろな模様や色があって、今回のはねずみ色に濃い赤茶色の大小の斑です。そして、大きな子持ちでした。卵を抱いていると、身自体はあまり美味しくないと言われているのが魚ですが、とんでもない、カジカは大変美味しいのです。その筆頭が味噌汁なのですが、今日は卵が美味しそうだったので砂糖を使わずに煮付けました。甘味は味醂と酒だけなので上品です。
 頭を落として25cmですからかなり大きいです。輪切りでも良かったのですが、大きなまま煮付けて、箸で突くのも良いかと思い、背側に隠し包丁を入れて丸ごと煮つけました。因みに、魚屋さんに捌いてもらったので、卵も崩れずに綺麗に残っています。

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 かじかは漢字で「魚に秋」と書きますが、秋が旬だからだと聞いています。大半の魚の旬は秋なので重なりますが、今年は、秋刀魚や真鯖に恵まれない年になりそうなので、見かけたらカジカも是非食べてみることをお勧めします。

➠お弁当に

材料

  • カジカ・・2尾(頭なしで25cm)
  • 醤油と味醂・・各カップ1/2
  • 酒と水・・各1/4

作り方

  1. カジカの背びれ沿って両側の皮目に隠し包丁を入れる。※荷崩れ防止のためです。
  2. 平鍋に調味料を量り取って中火にかける。
  3. 2が沸騰してきたら1のカジカを並べ、落し蓋をして10分ほど煮る
  4. 煮汁が被っていないようならスプーンで掬って皮に数回かける
  5. 煮汁が半分以下に減ったら出来上がり。皿に盛り付けて煮汁を回しかける♪

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2010-09-09

Newsweek「日本を殺すスキャンダル狂い」―村上春樹さんのスピーチが心に滲む:極東ブログの試訳から引用

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 昨日のTwitterで流れてきたNewsweekのワールド記事、「日本を殺すスキャンダル狂い―Scandalmania」(参照)の視点に、はっとするものがありました。副題に、「民主党代表選の結果がどうあれ、些細な醜聞に過剰反応する社会がまた政治空白を生むなら意味はない」とあることで、何を言おうとしているのか察知できると言うものです。と書いて、この副題が何を意味するか感じない日本人が多過ぎるのかもしれないと思い直しているところです。
 先進国の中で、日本の政界のスキャンダルだけが「癌のように肥大化し、政治家の政治生命を奪うまで進行し続ける」という指摘から具体的に数々の疑問も投げかけられています。また「政治に空白を作り続けているのは、スキャンダルマニヤ」だと言及されています(参照)。
 このスキャンダルマニヤって誰?と考え始めると、鶏が先か卵が先かのループになってしまいそうです。
 例えば、このような示唆を受けて、何故そうなるのか?と、私だと考え始めるのです。すると、海外生活を思い出さざるを得なくなります。私にとっては、日本のそういう野次馬根性が嫌いで鬱陶しくてたまらなかったという理由から、海外生活は頗る快適なものでした。特に滞在先がイギリスだったこともあります。イギリスはアメリカと違って、直ぐに告訴だなんだと騒ぎ立てるよりも、馬鹿を相手にしなでクール(賢い)に立ち回るとことがあるので、あまり揉め事化しないで終わる印象があります。人に関心は寄せても立ち入らないし、陰でヒソヒソ話しということもなく、意見を述べる時ははっきりとした態度で話すいう国民性でもあるのか、私には合っていました。このような私が件のコラムを取り上げるというのは右よりになってしまう部分がありますが、擁護するとかそういう意味合いではなく、日本のことを思うと政治家をくだらないスキャンダルで引き摺り下ろすのは如何かと思います。国民が寄ってたかって政治家をつぶしてきたのです。そうですね、あえてここで取り上げたと言えば、社説者のセンスを問うて批判することは書きました。
 私も確かに批判的なことは書きますが、世間を騒がすだけに終わるのなら、また、誤解を生んだり、興味本位な冷やかしを助長したりする程度に終わる内容しか書けないのであれば止めようかと思ったほどです。
 ループを何処で切るかということがテーマだとすると、私ができるのは自分を切ることですが、振り返ってみるにスキャンダルを楽しんだり野次馬根性丸出しでここに書いてきたかと言うと、その気はないはず。私自身が好かないことなので、スキャンダル視点で触れた覚えもなしです。では、Newsweekのコラムをどうのように捉えて我が事にすればよいのか?と、その疑問に戻ってきます。
 日本人のこの気質はどうしたら改善するのだろうか?

 卵とシステムの話は、村上春樹がエルサレム賞を受賞した際のスピーチにもありました。今日の私は春樹さんのスピーチを引用するのでやっとですが、日本の日本人であることの誇りになる温かい話しとして時々思い出す部分です。極東ブログの試訳から抜粋です(参照)。

Please do, however, allow me to deliver one very personal message. It is something that I always keep in mind while I am writing fiction. I have never gone so far as to write it on a piece of paper and paste it to the wall: Rather, it is carved into the wall of my mind, and it goes something like this:

私の個人的なメッセージになるをお許し下さい。それは私が小説を書くときいつも心に留めていることです。メモ書きして壁に貼っておくとかまでしませんが、それでも私の心のなかの壁に刻み込まれているものです。こんな感じです。

"Between a high, solid wall and an egg that breaks against it, I will always stand on the side of the egg."

「私が、高く堅固な一つの壁とそれにぶつけられた一つの卵の間にいるときは、つねに卵の側に立つ。」

Yes, no matter how right the wall may be and how wrong the egg, I will stand with the egg. Someone else will have to decide what is right and what is wrong; perhaps time or history will decide. If there were a novelist who, for whatever reason, wrote works standing with the wall, of what value would such works be?

ええ、壁が正しく、卵が間違っていても、私は卵の側に立ちます。何が正しくて何が間違っているか決めずにはいられない人もいますし、そうですね、時の流れや歴史が決めることもあるでしょう。でも、理由はなんであれ、小説家が壁の側に立って作品を書いても、それに何の価値があるのでしょうか。

I have only one thing I hope to convey to you today. We are all human beings, individuals transcending nationality and race and religion, fragile eggs faced with a solid wall called The System. To all appearances, we have no hope of winning. The wall is too high, too strong - and too cold. If we have any hope of victory at all, it will have to come from our believing in the utter uniqueness and irreplaceability of our own and others' souls and from the warmth we gain by joining souls together.

今日私がみなさんに伝えることができたらと願うのはたった一つのことです。私たちはみな人間です。国籍や人種や宗教を越えることができる個人です。そして「偉大なる制度」と呼ばれる堅固な壁に向き合う壊れやすい卵なのです。見たところ、私たちには勝ち目がありません。壁は高くあまりに堅固で、そして無慈悲極まるものです。もしなんとか勝利の希望があるとすれば、それは、私たちが、自身の存在と他者の存在をかけがえなく取り替えのきかないものであると確信することからであり、心を一つにつなぐことのぬくもりからです。

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おからとひじきの出汁煮:臭みのないしっとりしたおからにする秘訣

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 今日は久しぶりのおからの炒り煮です。
 おからの説明は今更どうよと思うのでここでは省きますが、簡単に言うと、豆腐を作る時の絞りカスのことで大豆の「殻」です。これに「お」をつけて丁寧語として「御殻」と呼びます。絞りカスというとなんとなく悪いイメージになりがちですが、栄養的にも優れていて、ヘルシーな食材です。豆腐と同様に足が短く、腐敗しやすいので夏場は避けますが、薄味にして沢山食べられるようにしました。
 昔、私がまだうら若き主婦だった頃、おからの料理法を不思議に思っていました。何処かで美味しいおからの炒り煮を食べておからを見直した時、おからの魅力に取り付かれたのでした。生臭みがなく、なおかつしっとりとしていて出汁の味が染みているおからで、これが憧れで、どうしたらあのように作れるのだろうかといろいろ試行錯誤しました。今日のレシピは、その集大成と言ってもよいかもしれません。出来上がったおからからは、どれほどの手間をかけているかなどは計り知れないかもしれませんが、丁寧に作っています。
 まず、おからと具は別々に火を入れます。おからの生臭みは胡麻油などで充分炒り付けて、サラサラした粉状に煮あるまで炒って元々含んでいる水分を飛ばします。この作業ですっかりおからの臭いが抜けてしまいます。
 一方、具は、おからの中で味の存在感を出すために別に味付けをします。ここでいう味は、醤油や塩、砂糖などの味付けだけではなく出汁が重要です。コクのある濃い出汁を効かせて、醤油等の塩分はできるだけ少なくします。

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 出汁に良いのはアサリやホタテ、鰹節などで、出汁を取った後の身も後で和えますが、今回は鰹出汁を使っています。良く炒り付けたおからなら、重さの倍量の出汁を使って具を煮ておからを混ぜ合わせます。おからを加えてからは味付けはいじらないで一気に作り上げてしまいます。具を煮る時の味付けがポイントになるので、おからを足した分薄くなる味を推測して味付けします。この時、多少味が薄く出来上がっても、冷めると出汁のコクが出て薄味がかえって良い結果を生むものです。

材料

  • おから・・200g
  • にんじん・・70g
  • 油揚げ・・1/2
  • 乾燥芽ひじき・・18g
  • 鰹出汁・・400cc
  • 醤油・・大さじ3
  • 塩・・小さじ1/2
  • 砂糖・・大さじ1
  • 酒・・大さじ3
  • 胡麻油・・大さじ2

作り方

  1. 乾燥ひじきはたっぷりの水に浸して戻す。
  2. にんじんはと油揚げは3cmの短冊に切る。
  3. フライパンに胡麻油を引いて熱し、おからがサラサラになるまで良く炒り付ける。
  4. 別の鍋に出汁とにんじん、水を良く切ったひじきを煮る。
  5. にんじんに火が通ったら油揚げを加えて味付けをする。
  6. 5の味が調ったら3のおからを加えて炒り付ける♪

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2010-09-08

極東ブログの「多剤耐性アシネトバクターによる院内感染」からさらに、新タイプの大腸菌について

 先日、多剤耐性アシネトバクター菌の院内感染の件で帝京大病院の例を取り上げました(参照)。ここでは、極東ブログの「多剤耐性アシネトバクターによる院内感染」から、報道のあり方と情報の受け止め方がいかに重要かということを痛感しました。そして、9月6日夕方、NHKユースで栃木県の獨協医科大学病院で検出された「新タイプの耐性菌日本発検出」(NHKニュース参照)を知りました。

 去年5月、入院していた50代の日本人の男性患者に発熱などの症状が出たため検査したところ、血液から抗生物質が効かない大腸菌が検出されたということです。先月になって病院で菌の遺伝子を詳しく調べたところ、インドやヨーロッパで感染が広がっている「NDM-1」と呼ばれる酵素の遺伝子を持つ耐性菌であることがわかったということです。

 ここで、先日の帝京大病院の例と今回検出された新型という点で、一口に多剤耐性菌と括ってしまって良いのだろうかと疑問が出てきたのは、Twitterで「大腸菌が問題。耐性菌自体はコントコーラブル。」だという意見を聞いてからです。つまり、大腸菌と一口に言っても一種類ではないのです。この辺がまったくの素人で、調べるうちに、これはいろいろと誤解をしていたのではないかとだんだん怪しくなってきました。その後のコメントで「人間を宿主としていること、遺伝子変化が起きやすいこと。」ということを知って、ますます「耐性菌」が手強い相手なのだというアウトラインは分ってきました。充分とはいえないかもしれませんが、自分自身の混乱を回避するためにも調べたことをクリップしておくことにします。

 NDM-1の遺伝子を持つ耐性菌は、2年前にインドのニューデリーの病院の患者から初めて検出されたあと、ヨーロッパやアメリカで相次いで検出されています。大腸菌や肺炎かん菌から多く見つかり、健康な人の間でも感染してぼうこう炎や肺炎を引き起こし、死者も報告されていることから、先月にはWHO=世界保健機関が加盟各国に監視体制を強化するよう呼びかけています。これまで問題になってきたアシネトバクターや緑のう菌などの耐性菌は、病院内で抵抗力が落ちた患者の間で感染が広がってきましたが、NDM-1の遺伝子を持つ耐性菌は、病院内だけでなく、健康な人の間でも感染が広がるおそれがあるため、専門家は警戒を呼びかけています。(NHK ユース

 多剤耐性菌は大きく分けて、①菌②真菌(カビ)③ウイルス④腫瘍があり、これらが元で発病すると、多種の抗生剤に対して耐性を持っている生物なので、これまでの抗生剤が一切効かなくなるか、効きにくくなるということです。
 前段の獨協医科大学病院の例は、人間の体内を宿主としているため、遺伝子変化が起こりやすいということもあって非常に手強い相手だということになるわけです。
 以下は、耐性菌について日常的に起こっている凡例です。

「耐性菌」あるいは「薬剤耐性菌」という言葉を、お聞きになったことはありませんか?
これは、薬に対して抵抗力を持ってしまい、薬が効きにくくなった菌のことです。つまり、耐性菌にかかると、薬を使っても病気が治らなくなってしまうのです。
 有名な耐性菌としては、「MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)」があります。体が弱った人に、この菌が感染して血液中で増えてしまう(敗血症)と死に至ることもある、恐ろしい菌です。とにかく、薬(抗生物質)が効きにくいので、なかなか手に負えません。この菌は、すでに日本中に広がっています。身近なところでは「とびひ」。以前は、抗生物質を使うとすぐに治っていたとびひですが、最近は、抗生物質を使ってもなかなかとびひが治らない場合があります。調べてみると、その原因菌がMRSAのことがときどきあるのです。とびひからすぐに敗血症になってしまうことは、ほとんどありませんが、とびひが治らないのは、やはりつらい。
 その他には、「PRSP(ペニシリン耐性肺炎球菌)」というのもあります。これも、抗生物質が効きにくい。身近なところでは、中耳炎。この菌が中耳炎の原因になると、とても治りにくくなります(薬剤耐性菌)。

 これらの例のように、昔ならあまり心配しなかった伝染性も、甘く見ると命を落とすほどまで発展してしまうということは知っておくべきだと思いました。
 また、このような耐性菌が生まれた理由について、これは、抗生物質の乱用以外のなんでもないということです(参照)。

 その大きな原因は、抗生物質の乱用です。細菌感染症の治療の原則は、その菌に「有効な抗生物質」を、「適切な量」で「適切な期間」使用することです。これを守らず、「有効でない抗生物質」を使ったり、「量が少なかったり」、「投与期間が長すぎたり」すると、耐性菌発生の原因となります。
 「風邪には抗生物質は効かない」ということをご存じですか? 「風邪」のほとんどは「ウイルス」が原因です。抗生物質は「菌」はやっつけますが、「ウイルス」には効果がありません。ですから、「風邪」には抗生物質はほとんど効かないのです。「風邪」のうち、「菌」が原因のものは約5%といわれています。つまり、「風邪」の95%は抗生物質は効かないということです。
 ところが、日本外来小児科学会のワーキンググループの調査では、「37.5℃以上の発熱がある風邪の患者さんには必ず抗生物質を出す」医師が、157人中58人(37%)もいることがわかりました。これには、私も驚いてしまいました。不要な抗生物質を使い続けることによって、どんどん耐性菌が増えてゆくのです。高熱があって、細菌感染が疑われるようならまだしも、咳だけとか、鼻水だけで、抗生物質を使用するのはいかがなものでしょうか?

 「風邪薬」といって抗生物質を出す時代は終わったと思います。これからは、医師自身が耐性菌を意識した適切な抗生物質の使用方法を考えていかなければ、耐性菌が蔓延し、結局は自分の首を絞めることになりかねないと思います。

 昔から「風邪は万病の元」と言われ、私は、兎に角休養と栄養で風邪は治すもので、風邪を治す薬はないといわれて育っています。が、私よりも少し若い世代のお母さん達は、医者で処方される薬は飲むものだと信じています。医者の説明も、発熱時は抵抗力が低下し、他の菌が悪戯するのを予防するためだと言います。どれほどの確率かは分りませんが、確かに髄膜炎などの怖い病気を併発するのは知っています。問題は、風邪を引くたびに抗生剤をきっちり飲むことで多剤耐性菌を生み出し、抗生剤が効かなくなる厄介な病気にかかる可能性が将来強くなっても良いのかということを天秤に掛けているということです。

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 以前、極東ブログで紹介のあった「BBMに学ぶ医者にかかる決断、かからない決断―治療をためらうあなたは案外正しい(名郷直樹)」では、多剤耐性菌に限って書いてあるわけではありませんが、薬や医者に依存的である前に自分自身が病気とどう向き合うかとうい観点も含めて書いてある本です。

これくらい放っておいても大丈夫だよということであったり、治療をどんなに一生懸命したって、これくらいはうまくいかないよ、そんなことです。

 と、言い切っていますが、世界標準の医療データに基づいて提案されています。私の世代ではこの名郷さんが提唱することはその元から理解できますが、私よりも若い世代の方にとっては目から鱗が落ちるような新鮮さが得られるかと思います。

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牛肉の長芋巻きバター醤油ソテー

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 赤身の牛肉スライスで野菜を巻いて転がして焼いたのが好きで、とりあえず牛肉を求めに肉屋さんに行ってみました。売れ筋以外は全て塊り肉として冷蔵庫に吊るして保存していることは知っているので聞いてみるとおきなももを出してきて説明が始まりました。同じもも肉でも内ももと外はまったく違うことと、脂のまったく無い部分もあれば赤身だけの部分もあるというのです。 日頃スーパーなどに売っているスライスなども、品質を一定にして販売するのは大変な努力を要すると思いますが、消費側の私達が要求しなければもっと安価で手ごろな牛肉を食べられるような気がします。日本は、政治も政権代表者も変わるのであれば、国民も認識を変えなければいけないのではないかと感じました。 牛肉を買うついでにこんなことを思ったのは初めてですが、これからは馬鹿にできない問題だと思いました。

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 さて、大きな塊からたったの五枚、赤身の部分から切り出してもらったスライスには何を巻くのがよいか?大葉に擂り潰した梅日塩(うめびしお)を塗って巻き込むのは最初から決まっています。理由は、美味しいから。梅の酸味と牛肉が良く合うのと、巻いた後に、バターでソテーして醤油を絡めるのが抜群に美味しいからです。だったら癖の無い長芋などが良いだろうという理由だけで決まったレシピです。

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 手順は、大葉に小さじ1ほどの梅日塩を塗って、広げた肉にのせ、個々5mm角の棒状に切った長芋を巻きます。とじ目を下にしてバターで焼き色がつくまで焼いて時々転がします。長芋は大きく切るよりも細く切って束にした方が火が通りやすいです。理由は言わずもがなですが、間に空気が通る隙間ができるため、火が通りやすくなるからです。

材料

  • 牛ももスライス・・5枚
  • 大葉・・5枚
  • 梅日塩・・大さじ1・5
  • 長芋・・直径5cm×長さ7cmの輪切り1個
  • バター・・10g
  • 醤油・・小さじ2
  • 完熟トマト・・大1個

作り方

  1. 大葉に梅日塩を均一に塗る
  2. 牛肉スライスを広げて1の大葉を一枚ずつのせる。
  3. 長いもを5mm角に細長く切って1/5を1の肉にそれぞれ載せて端から巻き込む
  4. フライパンにバターを置いて中火にかけ、3の牛肉の巻き終わりを下にし、焼き色がついたら転がして場所を変えながら火を通す。
  5. 肉を焼いた後に1cmの輪切りにしたトマトを軽くソテーし、肉と一緒に盛り付ける♪

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2010-09-07

極東ブログ「小沢首相後の変化予想」を受けて雑感

 先日Twitterで、小沢さんについての話題がありました。「アメリカにしてみれぱとにかく日本に政府があればよし。」という言葉が妙に残っていて、何が気になってるのだろうかと静かに考えていました。
 以前の私なら日本を否定するようなことに対しては擁護する側で、それが当たっていても、どこかで見てみないふりをしていたようなところがありました。都合の悪いことには向き合わない、とでも言った方が分りやすいかな。そういう時というのは、自分の本心を隠さなければいられないのですが、その理由に私の力ではどうにもならないことであったり、それを諦めることであったりしました。昨日もTwiitterで、「例えばだけど民主党代表選挙とかもだけど国民が関与するものでもないし、こういうのは諦めるしかない。」と言われて、関与が可能なことにまでもずっと諦めてきているのが不満なのだと思いました。一つでも「これは良かった」と思える政治に、長いこと巡り会っていません。これが鬱積しているのだと思いました。
 昔は、海外で、現地の人に日本を悪く言われると、当たっている時は嫌な思いをしました。変ですが、このような経験から、愛国心のようなものが私にもあるのだと自覚したことがあります。恥ずかしい日本の恥ずかしい日本人ではいたくないという反発もあったかもしれません。国家の恥は私の恥でもあったのです。が、反発心すら起きない今の私は何者よ、なので、劣化してしまったのは私なのだとがっかりもしています。
 誰かも言っていたな、政治力ではどうすることもできないとなったら個人個人で対応策を考えるしかない、と。うーむ。それも困ったな、無力とはこういうことかと気持ちは沈む一方です。
 「アメリカにしてみれば応対さえしてくれれば誰でもいいよ今の日本は。誰が出てきても大差はないのだし。」と言われているようなものです。だから小沢さんでも対応できるということでしょう。ところが、先日も触れたように(参照)、小沢さんは国連至上主義をかたくなに持っている人で、今時このような考え方が通用するわけもないのです。この考え方は「冷戦とド・ゴール主義ともえるんだけど」と聞いて、直ぐには「ゴーイスト小沢」とは結びつかなかったのですが、簡単に言うと、フランスの「大国主義」のことです。国家の威厳を最重視する考え方で、孤立を好んで独自性に走る国家に向かうことだと解釈しています。当時としては、アメリカ批判です。まさかに小沢さんが首相になってもこのような国家を目指せるとも思っていませんが、なんとなく不安であるといえばそうです。
 今や歴史上の人物としてしか名を残していませんが、私が高校生時代まではこのド・ゴール大統領や毛沢東主席のことが外電から入ってきていました。「ド・ゴール主義」とはものすごく懐かしい名前を聞いたものだと、自分の生の記憶の人物は、今や歴史上の過去の人として浮かび上がったのです。私も古い人間になったのだと自覚せざるを得ません。
 懐かしい話ですが、中国が国交を開く前に北京空港にトランジットした時、滑走路から見た建物の正面には毛沢東主席の肖像画が掲げてあり、空港職員は皆人民服姿で、手には銃を持っていたのを覚えています。時は同じくして、フランスにはシャルル・ド・ゴール空港が開港し、冷戦と言われる第二次世界大戦の英雄として活躍した当時の大統領「シャルル・ド・ゴール」の名がついたのでした。この空港にもトランジットで下りたのですが、近代的な大きな空港という印象しか残っていません。
 話を戻すと、今回の民主党代表選挙で、どちらが選ばれても日本の今後にとっては良いことなどはありえませんが、小沢さんが当選しても対外的には別段大きな影響は無いと言えそうです。今更ゴーイスト風を吹かせても誰も相手にしないのではないかと思いますし、今の日本は、「大国主義」を持ち出してもそうなるだけの力もないというのが実態のようです。

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カラフルなじゃが芋とチーズのお煎餅(重ね焼き)

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 今年のじゃが芋の不作にはがっかりで、まともにじゃが芋料理ができないころころ小さなサイズばかりなのでなんとなく放置していたのですが、急に思い出して作ったのがこのお煎餅です。厳密には、じゃが芋とチーズの重ね焼きですが、どう見てもお煎餅なのです。しかもピザに使うミックスチーズが濃いオレンジ色に焼けてカリカリなのです。小腹が空いた時のおやつにも、朝食にも直ぐに作れて昔から子ども達には人気でした。子ども達が家から巣立ってからずっと作っていませんでしたがここ数日娘とその友達が我が家に泊まっていて、昔を懐かしみながら作ってみました。
 スライサーでじゃが芋をスライスしながらフライパンに直接散らして適当に広げ、塩と胡椒を振りかけてからチーズを散らして裏返し、チーズを散らしてまたじゃが芋をスライサーで散らす。これを好きな厚みになるまで繰り返すだけですが、チーズの層が三層くらいになるとじゃが芋とのバランスが良いように思います。

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 今回は、紫と黄色と白の三色のじゃが芋を使ったので綺麗な彩りになり、小芋独特のねっとりした食感とチーズのカリカリが人気でした。
 毎日作る献立から、全てとは言わないまでもここに書き記していると、後で振り返って見るのに結構便利なものです。これも長く続けてみるてわかることなのかと思いますが、書くことの価値というのは、書くときには分らないものだと思いました。

材料

  • じゃが芋の小芋・・250g
  • ミックスチーズ・・100g
  • 塩・胡椒・・適宜

作り方
☞「じゃが芋とチーズのお煎餅(重ね焼き)」参照

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2010-09-06

極東ブログ「多剤耐性アシネトバクターによる院内感染」から思うこと

 どう言ったらいいのやら、胸の痛む出来事です。極東ブログではこの問題をどのような視点で触れるのかなと思っていました(参照)。公的機関の病院内での感染である上、感染者数や死者を出している問題としても大きい。それに、これは後で考えが変わったのですが、多剤耐性アシネトバクターという菌にまつわる問題として、ブログでの扱いが難しいのではないかという印象を持っていました。つまり、最初は、この菌が厄介なのだと思っていたのです。ニュースなどの報道で、この菌が何かということは既に知る人は多いと思いますが、エントリーを読み進めるうちに問題意識が変わりました。まず、菌の正体は、以下のとおりです。

 多剤耐性アシネトバクター:複数の抗生物質が効かなくなった耐性菌の一種。アシネトバクターは皮膚や自然環境中に存在し、健康な人には無害だが、入院患者など免疫力の落ちた人が感染すると、肺炎や敗血症を引き起こし死亡する恐れもある。(時事ドットコム

 最近の社説を、書いてあるそのまま信じるということはお陰様でしなくなったので私にも耐性がつきましたが、大手新聞社説ではあまりにも当たり前の正論を書き連ねていて、それが問題の本質を逸らしているのではないかという点が指摘されています。

正論ではあるが「病院の管理がしっかりしていれば、ここまで広がることはなかったはずだ。死亡者も減らせただろう」との指摘は多剤耐性アシネトバクターに限らない。この細菌の日本での登場や背景なども理解する必要はあるだろう。同社説は簡素にこう触れている。

 極東ブログのこのエントリーで初めて知ったのですが、この耐性菌の存在を確認できてもその報告義務のないことや、それがやっと今後の課題になりつつある段階であるということです。また、その検出は昨年まではそう簡単なものではなかったということです。毎日新聞社説を例に上げて言われているように、「病院の管理がしっかりしていれば、ここまで広がることはなかったはずだ。死亡者も減らせただろう」という指摘についても、これが、言うほど簡単ではないという意味と、その当たり前が実はできていないという現実をきちんと説明されています。この部分については、ジャーナリズムにその生命線を問うような投げかけとも思えました。私自身はこの問題は、たやすく書けることだとは思えなかったので様子を見ていましたが、この菌が多剤耐性菌であることが大問題だと言いたいだけではないようです。例えば麻疹の例を引用されている通り、空気中にいつでも存在するような菌の悪戯を発見する努力や、それを調べようとするかしないかの医療機関に対する問いかけが重要だとしています。これは、非常に鋭い視点であると思いました。

 広義に感染症がどうであるべきかまで踏み込んだ議論となると、先の「麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか」で指摘されているのような根深い問題がいろいろとあり、簡素な正論ですませる大手紙社説のようにはいかない。

 一方、ここに込められた思いは、書く者として問われているのだということを強く感じた部分です。正論だけなら誰でも書けることで、むしろ正しく行うことの難しさを知らせることで市民個々の心に届くものがあると思います。書き方を誤ると、掘り下げて考察すべき点が見失われていることに気づきました。これは、宮崎県で発生した口蹄疫の時もそうでしたが、初期段階での現場の人間とそれを報じる側の役目がそれなりにあるということを思い知った事件でした。
 多剤耐性アシネトバクターに限らず、何を取り上げ、それを誰にどのように報じるかなのですが、こうして私も書く立場なので問われていることは同じなのだと気づき、感慨深いものがあります。

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冷凍カラスカレイのフリッター:初心者でも失敗のない揚げ方

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 カラスカレイはアブラカレイとは違う種別だと言われています。肉質自体は非常によく似ていて、脂を多く含んでいるのは勿論のこと、ソフトな食感はそのとおりだと思います。煮付けたりして火が通ると身が崩れやすくなるのですが、衣をつけて揚げ物にすれば扱いは楽です。また、フライのようなしっかりした衣だと良いのですが、普通の天麩羅の衣では扱いは少し難しくなります。今日は、そういった問題を一気に解消できるフリッターにしました。
 表面がカリカリで、時間が経ってもくったりいない衣は誰もが理想としています。その衣を目指して苦労して、このかた何年だったかな?自分。振り返ると昔はよく失敗もありました。その失敗の繰り返しから生まれ、今や定着している方法で今日は作ります。揚げ物の初心者でもまず間違いなく失敗しない方法だと自負していますで、恐れずに試してみてください。
 苦労の軌跡は一応こちら☞「豚ヒレ肉のフリッター:壇さん、大竹のまことちゃんを越える肉天とは:高校生が喜ぶヘルシーな肉料理」で触れましたが、大竹まことさんの肉天と壇一雄さんの本格フリッターを足して割ったようなレシピです。

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 具に下味をつけるかどうかは、食べる時にタレをつけたり塩をまぶしたりするかどうかもありますが、往々にして下味をつけると肉や魚は硬くなってしまいます。ところが、衣がしっかりしているフリッターではそういうことがありません。また、水分が揚げ油に吸収されずに静かに揚がります。これが講じて良いこともありますが、逆に今日のカラスカレイは冷凍なので水分は多いので、衣をつける前にキッチンペーパーなどでよく吸い取ります。

材料

  • 冷凍カラスカレイ(切り身)・・3枚
  • 付け合せの野菜・・レタス・にんじん・パプリカ・きゅうり等

衣の分量

  • 小麦粉・・50g
  • 溶き卵・・大さじ1
  • 黒ビール(ギネス)・・60cc

なければ普通のビール

作り方

  1. カラスカレイを解凍し、キッチンペーパーなどで水分をよく吸い取る
  2. 付け合せの野菜を水にさらしてしゃきっとさせ、皿に盛り付ける。
  3. 揚げ油の温度を180度まで上げる。
  4. 小麦に空気を含ませるように笊で振るう。
  5. ボールに溶き卵と分量のビールの半量を混ぜ合わせ、4の小麦粉をさっくり混ぜ合わせ、揚げる直前に残りのビールを混ぜる。
  6. 油の温度が180度になったら1のカラスカレイにたっぷり衣をつけて揚げる。
  7. カレイが表面に浮いたら引き上げて油を良く切り、器に盛り付けて出来上がり♪

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2010-09-05

極東ブログ「小沢首相後の変化予想」―第三身分の戯言など

 「果報は寝て待て」と言いますが、小沢総理を想定した今後の日本について、極東ブログでは早々に見解を示してくれました(参照)。憶測にあった不安材料が払拭されるようなことも起こらない上、嗚呼、小沢さんらしく正しくやるのだなと言う諦め感がさらに確定されたました。それよりも、書き出しにサラッと触れていることが、その先の内容よりも考えさせられたのです。自分自身の引っかかりなのですが、同じようなことを抱いた方もいるのではないかという気がします。

 前提は、ねじれ国会と称される参院の構成が変わらないことだ。小沢首相となっても、鳩山政権が成立したようなむちゃくちゃな暴走は生じない。構造的には誰が首相になってもレイムダックに近いような状態になる。ではどうするか。

 「構造的には誰が首相になってもレイムダックに近いような状態」というあたり、実は、もっと酷い状態を考えていたのです。「レイムダック」とは、使い物にならないという意味ですから、これ以上の悪いことなんてあるのか?と思ってしまいますが、小沢さんなら構造など不問にするのは朝飯前じゃないか、と懸念していました。
 20年前と変わらず、いまだに国連至上主義者だったということが、先日の菅氏との討論で露呈しました。日本が世界から取り残されてしまうようなことを自らの政治で導いてしまうような、そんな馬鹿なことにでもなったら困ると、以前は思っていたのです。これをド・ゴール主義だと昨日聞いて、化石化した古い考えであり妄想で終わると後で納得しました。結局、アメリカからは日本の首相が誰であろうと窓口さえあれば良い、というレベルまで落ちているようですから、問題が発生する元がないという結論に達しました。
 いつかの世論調査の結果にも表れていた通り、菅さんを支持する国民が79%で、小沢さんはお呼びじゃないのです。その小沢さんが舵取りに着いたらたまらないと言う感情的なものは残ります。その内容は兎も角、小沢さんが総理大臣を務めている間の国民は自暴自棄のような状態に陥ってしまうのではないかという懸念があったのです。それが、誰がやってもレイムダックという程度で済むのならと、期待するまでもなく我慢ならできると思った次第です。だから良かったという問題とはまったく違いますが、どっちにしても、未来無き人生を送るのです
 そして、現実問題として一体何がこの先起こるのか?という疑問は、もはや化石化したと言えるネオ田中角栄主義の再来を受け入れなければならなくなりそうです。小沢さんの政見が発表された時、ああ、またバラマキじゃないの!と憤慨した私ですが、田中角栄の秘蔵っ子小沢そのものですね。一部抜粋ですが、政見には言及さています。

2.日本経済の再生

  • 急激な円高に対処するため、緊急経済対策用の予備費として2010年度予算に計上した2兆円(国庫債務負担行為を含む)を直ちに全額執行し、住宅ローン供給の円滑化、エコポイントの延長など景気対策を実施
  • 円高効果を生かす一方、今後の急激な円高については、日本経済を守るために市場介入を含むあらゆる方策を果断に実施
  • 国の「ヒモ付き補助金」を順次すべて地方への一括交付金にあらためる。
  • 高速道路の建設は今後、国が建設費を支援して都道府県が自ら行う仕組み設。全国の高速道路網を速やかに完成。
  • 緊急経済対策と補助金の一括交付金化。地方の雇用を安定的に増やし、地方経済を活性化させることで、日本経済再生の起爆剤とする。

3.国民生活の再生

  • 年金制度の一元化を実施し、最低保障年金(月額7万円)と加入者の報酬比例年金という2階建て年金制度をスタート。制度創設に向けて国民的議論をおこし、年内に具体的方針を示す。
  • 子ども手当は2011年度に現行の月額1万3000円から2万円に引き上げ、2012年度から満額の月額2万6000円を支給

4.地域経済・社会の再生

  • 農業の戸別所得補償を拡充するほか、漁業についても2011年度から段階的に所得補償を導入する。

 これがバラマキの計画です。こんなことに喜ぶ国民が存在するのが、このバラマキ政治家を助長してしまうのです。田中角栄氏については以前も書きましたが、新潟の田舎を豊かにするためだけに国を動かした、言わば独裁者のような政治家はもう終わったと思っていただけに、小沢氏は角栄さんの精霊のようなものです。

 地方への、もっと露骨に言えば、地方土建中心のバラマキをやるということだ。ネオ田中角栄主義である。削減された「大手の企業」は念頭にない。
 小沢さんにとって民主主義というのは自政党を利する利益集団にバラマキをすることで、政治というのはその集団の党争でしかない。それはそれで、そういうものかというのはあるだろう。
 地方主権の名のもとに減額されたヒモなし金のバラマキは実施されるだろう。そしてひねり出すのは6兆円くらいだろうか。
 問題は、政策経費の20兆円側に手を突っ込むぞという宣言がされているが、それがどのように実施されるかはわからない点だ。構造からすれば、官僚との対決で大衆喝采を得てその背景で他党も飲み込むという構図を描きたいのだろう。

 田中角栄のいたした政治がいかがなものだったが通じる世代は、私達が最後ではないかと思います。また、私達の上の世代が日本の有権者人口の半数以上を占めていますが、この世代は、バラマキ大好き世代です。貯金して利息で膨れた懐の味を占めている世代ですから、郵政復活、農業漁業支援大歓迎なのです。小沢さんがネオ角栄主義である以上、徹底的にやると思います。また、有権者がそれを求めている以上こんなに素晴らしいことは無いじゃないですか。後のツケは、私達以下の世代が払うのです。
 もう一つ、舵取りがおかしな方向へ向かう理由があります。

 現時点で予想されるもう一つの変化は、菅・仙石・前原・岡田といったラインに適当に冷や飯を食わせつつも、民主党は一種の独裁党になることだ。政調を廃止にするからだ。小沢さんの理屈では政調がなくても政策会議があるとしているのだが。

 ここをよく聞き漏らさなかったと思います。「政策会議」の実態などは無かったのです。鳩山政権では、その発言のブレに驚くことが多々あり、党内意見がバラバラなことはよくありました。個々の意見はあるものの、一夜明けるところっと態度が変わって意見がひっくり返ることに驚いたのは記憶に新しいことです。その時一切姿を現さなかった小沢氏の僅かな発言から「ああ、また小沢さんの独裁政治」と思ったものです。

 ネオ田中角栄主義は大衆迎合として機能するだろうか。
 労組とマスコミが一生懸命に騒いでも、実際の利益構造の点からすれば、日本はすでに都市民が主体になっている。地方主権の名のもとに配分されたカネは実際にはさらなる地域格差となるだろう。政策経費から10兆円のカネをひねり出したとしても、それもただ労組・公務員といった利益集団を基本としたバラマキに終わるのではないか。ネオ田中角栄主義は単なる田中角栄主義のアナクロニズムに終わるのではないか。

 時代錯誤であるというのは勿論ですが、何処までいっても私達一般市民は政治の恩恵からは見放されてしまうようです。
 昨夕Twitterで「フランス革命から学ぶこと:「アンシャンレジーム」とかいうやつはキチガイ。」というのが流れてきて、「非主権在民」という大昔の格差社会に戻ることを思ったのですが、田中角栄主義まで戻ればもう十分でございます。そして、黙って見ているほかどうしようもないと思ったのですが、それだけではなさそうです。このバラマキのツケは私達「第三身分」の貧しい庶民が払う、と。

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ほうれん草とベーコンにとろとろ卵のパスタ:手順とコツ

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 大変シンプルなのに、作り方は決まっていないのが生野菜を使ったパスタかもしれません。今日のパスタのレシピがその基準になると良いと思ってポイントを絞って書きます。今後の応用として、キノコや魚介類にも役立つと良いと思います。
 まず、茹で上がったパスタの美味しいタイミングに、ほうれん草の食べごろとぴったり合わせるのがポイント③。ここはスピードと勘を働かせますが、ほうれん草に火が通ってから多少置いても劣化しないのが救いなので、茹で上がったパスタを待たせないようにします。そして、今日はそれだけではなく、とろとろにソテーした卵を載せるので、パスタとほうれん草を炒め合わせる前にとろとろの卵を素早く作って置きます④。この卵 を待たせるのは長くて30秒で、その間にパスタとほうれん草を炒めます②。文章にすると複雑な感じがしますが、直線上に書くと以下のようになります。

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 パスタを茹でながら同時に具やソースを作るのが基本で、茹でる時間よりも長くかかるような、例えばミートソースなどは、トマトソースを別に作り置いておくなどして下準備を整えておきます。そのような手間が一切ないのが今日のパスタです。話を簡単にすると、ベーコンとほうれん草の炒め物に半熟の炒り卵を載せた炒め物(右の画像)に茹でたパスタが加わっただけです。
 温度が重点ポイントの料理ですが、全ての仕上がりをパスタの茹で時間に合わせるようにします。いろいろな食材のバリエーションを経験すると、ポイントがつかめてくるので楽しくなってきます。

材料

  • パスタ・・80g
  • ほうれん草・・60g
  • ベーコン・・3枚
  • 卵・・1個

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2010-09-04

finalventの日記「納豆のネバネバサラダ」今日を乗り越える一品!

 朝夕の涼しさが少しだけ秋の気配を感じさせるというだけで、日中は猛暑の諏訪です。体に疲れが溜まっている感じがあってなかなかすっきりとしません。こうなると気になるのが食欲です。喉越しの良い麺類は嬉しいのですが、そればかりだと飽きてくるのです。困ったなぁと思いながら、冷蔵庫にあるものを見て献立を考えていた時、オクラが目に入り、オクラ納豆でもと思い出したのが「ネバネバサラダ」(参照 )でした。「五色納豆」とも呼ばれていたかな?何を入れるんだっけ?とfinalventの日記を探し始めて「納豆」でヒットしたのが晩御飯のおかずになりました。

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 このネバネバは良いことだらけなのです。納豆が体に良いことは誰でも知るとおりですが、長芋やオクラもそれと並んで素晴らしい滋養強壮効果があります。「ムチン」と呼ばれる成分がそのネバネバの正体で、胃壁を守る効果があり、たんぱく質の吸収効果もあります。「マグロの山掛け」はその最たる食べ方だと思います。「麦とろ」も、麦飯にとろろをかけた食べ方ですが、何杯お代わりして流し込んでも胃がもたれることはありません。これは、長芋の消化酵素のお陰だと思います。

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 さて、材料は全部冷蔵庫にあるものです。なんてラッキーなんだろうかと、この時点ですこぶる元気。書いてあるとおりに作るだけでした。どうでも良いことだけど、オクラはその断面が可愛いのであえてスライスにしましたが、卵黄だけしか入れないのは何故?という疑問はありました。あれは、個人的な好き嫌いの話しだくらいに思って無視。卵白も混ぜました。当然ながら納豆の姿が泡に隠れてしまった。また、これは故意にそうしたのですが、鰹節を最後にたっぷりかけると何も見えなくなるので、画像にはかかっていませんが、食べる時にたっぷりかけて混ぜ合わせるとぐー。この卵と鰹節が、このサラダの蛋白源ということで了解です。

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 実は、もっと手前の段階の疑問があります。このおかずは、「ネバネバサラダ」と称する「納豆かけご飯」でよろしいのですよね?出来上がってみたら、どう考えてもこれはご飯にかけて食べるスタッフとしか思えなかったのです。

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 ここで地元の宣伝ですが、今日の納豆は超大粒で名の知れた「川中島納豆」(参照)を使用しています。というか、私はこの納豆しか買わないのです。理由は美味しいから。大粒の納豆だからか豆の味は申し分なく、大きくてしかも柔らかいのです。1パック90gなので、二杯分のご飯に丁度良いのですが、もぐもぐ食べるおかず感覚で1パックは食べてしまいます。調べてみてびっくりしたのは、定価が210円とありますが、販売店によって80円代から140円くらいまでの開きはあるものの定価では売っていません。全国に卸しているのかどうか分りませんが、見かけることが是非買い物カゴに入れてください。
 そろそろ書くことがなくなってきたので、レシピの転載でもすることにします。
 梅干と沢庵で塩分を補い、沢庵のこりこりした食感と山芋のさくさく感を味わいながらご飯をもりもり食べて、元気に明日も乗り切りましょう。

材料(ご飯3~4杯分)

  • 納豆(たれ付き・・1パック(90g)
  • 梅干し・・1つ
  • オクラ・・4本
  • 山芋・・1/6本(120g)
  • 沢庵(たくあん)・・2切れ
  • 卵黄・・1つ(全卵使用)
  • 鰹節・・適量

作り方

  1. 梅干しの種を抜いて潰してペーストにする。
  2. 納豆は、挽き割りのように刻み、たれと卵黄を入れてまぜておく。
  3. オクラ、山芋、沢庵は5mm立方体くらいのサイズに細かく切って梅干しのペーストであえておく
  4. 2を1に入れて軽くまぜる
  5. 仕上げに、鰹節をたっぷりかけてできあがり!

ulalaさんちの晩御飯

ulalaさんの晩御飯

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2010-09-03

finalventの日記「今日の大手紙社説」について―落ちるところまで落ちる

 昨日の、NHK菅氏と小沢氏両氏の質疑応答の特集番組で、何を語るのかこの耳でしっかり聞いておくつもりでした。ところが途中、映像を見ながら居眠りをしてしまい、中間部分はすっかり抜け落ちてしまったのです。それでも、主要と思われる両氏の質疑応答を見て十分だという気がしました。今朝の「finalventの日記」(参照)に書かれた感想を思い出し、昨日のTwitterで会話した小沢氏の気になる点について、それらをどうしたものかと書くに書けないでいました。
 というのも、先日小沢氏が立候補した時点で当確予想が立ち(参照)、勿論小沢氏にですが、「もう日本は終わった感」が自分の気持ちに停滞していて、批判も反論も全て無力なのだと観念してしまったような心境で、先の言葉を失ってしまったというのが本心です。思いつくままに、兎に角書いておこう。そう思って書き始めました。
 小沢さんの昨日のあの態度というか、それは、存在感のあるずっしりとした貫禄が漂うものでしたが、私には慇懃無礼そのものに写っていました。「finalventの日記」にもコメントされていますが、「「俺に任せろ」以外のものはなにもなかった。」という一言に尽きるのだと思ったのです。せっかくなので全文引用させてもらいます。

➠今日の大手紙社説
 昨日の、菅・小沢討論が話題。たまたま後半と質疑応答を見たが、端的に言って、政治家の格が違い過ぎてお話にならなかった。質疑も事実上、菅さんを無視していた。それはそうだろう。これで小沢首相が誕生するのだが、これも結論から言えば、「俺に任せろ」以上のものはなにもなかった。
 小沢さんの話は、お話としては、20年来なんにも変わっていなかった。いまだに国連至上主義を掲げていた。経済は小渕路線と代わりはないだろう。
現実のところ官僚の利権はまだまだ大きいのでそこを削って、そして国債を毀損する形で下げるということになるのだろう。うまくいく可能性がゼロではない。菅さんよりましかもしれないとも思う。
 ただ、私は議会を事実上無視していく小沢さんにはついていけないと思った。民主党の強行採決の連発には恐怖した。郵政問題の揺り戻しは呆然とした(戻してもいいが議論をしろ)。
 私は民主制度の至上主義者である。政治の権力は多様な歯止めをかけけなくてはならない。民主制度にとって議会が最後の砦である。そこに敵として立ちふさがるものはどれほど賢くそして正義であっても、私の敵である。

 2007年、アメリカ船の給油問題に関して日本の態度をどうするかというとき、国連のグリップにしてしまって結論を避けた時点で「国連至上主義」だということは既に露呈していたことでしたが(「小沢民主党辞任問題で些細な床屋談義でもしてみるか」(極東ブログ)、それだけに恐ろしい決定力を持つものです。言い方を変えれば、国連が決定したことは何でもやるという考えを持つ政治のリーダーは、「民主制度に立ちはだかる市民の敵」だと言えるからです。国連の決定に従わない者は容赦しない、という考え方の持ち主とも言えるのです。小沢氏の「国連至上主義」がどれほど危険な考え方かということに、昨日は怯えたのです。中国とのパイプを持つと言われている小沢氏なだけに先の不安が直ぐに過ぎったのです。
 政権が民主党に移り、菅代表になる前までの幹事長としての小沢さんは、影の実権者であったとされています。当時の国会は酷いものだった。引用部分にもあるとおり、議会を無視していった小沢さんには二度とついて行けないとつくづく思いました。人生であれほどの権力行使に出会ったのは初めてでした。
 それが、ここで再び舞い戻ってくるのかという思いは、どうにもこうにも書けないという気持ちでした。
 昨日、Twitterタイムラインで少し気持ちが晴れたことがありました。

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いよっ! 平成の坂口安吾。『堕落論』:「日本よ正しく墜ちよ!」RT @ikedanob: まじめな話、落ちるところまで落ちるしかないと思うよ、70年代の英国ぐらい。だから小沢支持。(参照)。

 ほのぼのするのもどうよですが、中途半端にぐずぐずしているよりも、いっそのことどん底を味わうというものかと思いました。

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極東ブログ「[書評]日本語作文術 (中公新書:野内良三)」目から鱗?

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 キタッ!こういう本を読んだのよ、とかばらすと、ちっとも変わってねぇーじゃんって言われそうでヤダヤダなんだけど、でも、読む(参照)。前にも紹介されて「秘伝―文章のバイブル―村松恒平」(参照)を三年ほど前に読んだのですが、読んだだけでは文章は変わらないのです。でも、書評にはこうあるのです。

レベルは一般向け。高校生が読んでもよいくらい。大学生や新社会人も読んでおくと、一生のお得。悪文を書き連ねている私がいうのもなんだけど、これ読むと、それなりに文章がうまくなることお請け合い。

 なんだか泣けてきます。
 毎日こうして書いていると書き方のパターンが自分で分ってくるだけに、心のどこかで何とかしたいと悲願していることを擽られてしまいました。「日本語の作文技術 (朝日文庫:本多勝一)」と「理科系の作文技術 (中公新書:木下是雄)」のエッセンスを合理的に実用的に考察しているような本だというから、かなりな良書だということだと思います。読むと、本当に美しい文章が書けるようになるのだろうか?と、半信半疑な気持ちを見越したかのようなタイミングで例文が示されているので、うかれました。

  1. 彼は友人たちと先週の日曜日に桜の名所として知られる吉野を訪れた。
  2. 桜の名所として知られる吉野を先週の日曜日に友人たちと彼は訪れた。

 この例文には驚いた。読みやすさの点では二番目の文だと思いますが、なかなかこのような流れの文章は咄嗟には出てこないのです。昔、国語で習った文章の書き方は1で、誰が、何時、何処で、何を、どうしたみたいな模範的な法則があります。これが日本語の書き方のように教え込まれた嫌いがあり、先に突出してしまうのでどうしても1番の書き方になるのです。そして、この続きに書く文章とのジャンクション的な役割になる言葉が上手くつなげられずに苦労するのです。英語だと「that」などを用いて言いたい部分を後から補足的に付け足すことができ、しかも、関係代名詞を言うと、相手はじっと待ってくれます。このように、主語が長いのは日本語的によろしくないと思っていました。
 2の文章は、普通は直ぐに出てきません。これは私の場合ですが、まず、1のような文章が出てきて、次を書こうとすると流れがよろしくないと気づくのです。プツンと一旦切れた感じがして違和感が湧くのです。そこで書き換えを試みるのですが、何を主語にするかでかなり戸惑うのは常で、結局、「意味のまとまりのある文節を前に持ってくる」という解説のとおり、しっくり来る書き方にやっと落ち着きます。このような無駄とも思われる繰り返しを何度となくするのですが、原因まで考えたことはありませんでした。本書にはその理由と、それに反発的な思いが出て来る理由までもがかいてあるのだとか、本当に?また、「そしてその原則から句読点の規則も整理されている。」というのには驚きです。
 句読点も曲者で、文章の構成上泣かせてくれるのです。中学の国語の授業がしつこくインプットされている私は、正攻法的な句読点の打ち方から脱出できないまま毎日苦しんでいます。こうして文章を書きながら流れ出す言葉をキーボードに打ち込み、思考が止まるととりあえず句読点でも打っておくかみたいな癖もあって、文章が途切れ途切れになるのです。後から読み直しては消して書き直すことの繰り返しが始まり、一度土壷にはまると大変な目に合います。自分の書き方の癖が分ると何とか直せるのですが、さもなくば放置となり、随分後に読み直したときに始めて気づく悪文に唖然となることも少なくありません。
 読みにくい文章から脱出できるのであるなら労を厭わず、まずは読んでみようと思います。

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作り置きのミートソースから作るハンバーグステーキ

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 少し多目かな、と思いつつも作ってしまったミートソース(☞レシピ)を何とか塊の肉で食べたいと思ったので、ハンバーグステーキにしてしまいました。当初、余っても良いと思ったのは、シェパーズパイのトッピングやトーストにのせたり、作り直してスパゲッティーミートソースにもなるのでまったく心配なしなのです。が、今回は、残っていた分量が少なかったため、目先を何かしらに変えたいと思ったことも手伝って、まさかのハンバーグにアレンジしました。
 既に火が通った挽肉を?と誰もが思う不可思議な料理ですが、同量の生の挽肉を足しています。ハンバーグの美味しさを今更言うまでもないのですが、肉汁と旨味を中に閉じ込めて焼くところにあります。ところが、日本のミートローフと言われている松風焼き(☞レシピ)は、三分の一肉をわざわざ炒めて味付けをし、生の挽肉と混ぜ合わせて型に入れて焼きます。この方法で作ると、中の肉に独特の食感が生まれ、最初に味付けした肉が満遍なく混ざり合うので濃い味がする部分と、そうでない部分が入り交ざり、何とも言いがたい味わいになるのです。

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 このことをハンバーグに生かしただけですが、肉に旨味が加わってワンランク上になりました。ハデミグラスソースなどををつけながら食べるハンバーグは、肉質を改めて問う必要もなかったのですが、それでも、あのパサつき回避やジューシーに仕上げる努力は一体何だったのか?と思ってしまいました。火が通った肉と生の肉が混ざる時に、微妙に空気を含むのがその理由かもしれません。ふっくら仕上がったハンバーグを見るなり、感慨深いものを感じました。

材料(2個分)

  • ミートソース・・150g
  • 牛挽・・150g
  • 溶き卵・・1個
  • 塩・・小さじ1/2
  • 胡椒・・適宜
  • Heinzのケチャップ・・大さじ2
  • 白ワン・・小さじ2
  • 付け合せの野菜:ほうれん草、もやし、にんじんの炒め物

作り方

  1. 牛挽肉をボールでよく練り、塩と胡椒を混ぜ合わせる。
  2. 1に牛ミートソースを混ぜ合わせ、最後に溶き卵を加えて練り合わせ、小判型に形を整える。
  3. フライパンに薄く油を引いて2のハンバーグを並べ、中火で表面に焼き色がつくまで焼いて裏返す。
  4. ハンバーグを焼きながら同時に野菜をソテーして皿に盛り付ける。
  5. 肉の中心から透き通った肉汁が出てきたら一度引き上げ、残った肉汁とケチャップと白ワインを合わせたソースを作る。
  6. 5のソースに再び3のハンバーグを戻してソースを絡めたら皿に盛り付ける♪

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2010-09-02

極東ブログ「父と子の対話ということ」にふれて、考えてしまったな

 昼間の日照りで熱がこもった家が夜中に冷やされてきたのか、やっと涼しく感じる深夜の三時。重なって聞こえる、遠くや近くの虫の鳴き声が心地よい。そして、極東ブログの「父と子の対話ということ」(参照)を読んで、私の記憶の出来事も、確かこんな風に虫の泣き声の聞こえるような夜だった気がする。
 女子はおませだからか、母親に、父親と結婚した時の話を必ず聞く時が訪れるものだ。私が母親に聞いたときは父親のことが大好きで、結婚するならお父さんのような人と結婚したいと思っていた時だったと思う。そして、ある種の不安から、自分の夫として選ぶ時のサンプルのように父親を置き換えて見ていた気がする。父親の母に対する態度や、両親のやり取りを客観的に割りと冷ややかに観察していたと思う。それがいつしか自分の尺度となり、夫を選ぶ時になんらかの形で役立ったのかもしれない。また、親の姿が自分の家庭を築く尺度にもなった気がする。
 そういば、娘も私に同じ時期に夫との馴れ初めを聞いてきたことがあった。また、自分が付き合っている人物は、父親と似た性格の人だとか聞いたこともある。その時、ああ、女は皆そういうものかなと、自分の娘時代と重なった。
 極東ブログで紹介のあった「お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!(加納明弘、加納建太)」(参照)について、父親の青春を息子に語るなら、「息子に向かって「君のお母さんに私はこう恋をした」ということを語るべきではなかったか。子はそうした関係から生まれてきたものでもあるし。」という率直な意見を述べられているのが新鮮だ。先にも話した通り、私と娘は同じように、自分が聞きたい一心で自分から親に聞いているが、男子は自分から父親には聞かないということなのか?そういう対話が難しいと言っているようだが、今までこのことを疑問視したこともなかった。いや、改めて考えたことがなかった。考えてみれば、母親と娘の関係での対話は難しくないが、男親と息子の関係が同じであってもよいはずだ。私には息子もいるが、彼らがそういう質問をしてきたことはない。そういえば、と、思い出した。父親は、照れくさいから話さないのだろうか?父親からと言わず、親子で恋愛について話すような機会があれば、おそらく息子達は興味津々の思いで聞き入るのではないかと思う。
 去年だったか、息子から聞いた彼らの好きなタイプの女の子は、明るくて元気があって可愛い、だったかな。高校生の頃長男は、「可愛い子」と言っていた。男子が女の子に「可愛さ」を求める傾向があるのは、それはまだ成熟していないからだろうか。そう思う理由に、結婚相手にそれを求めてもいつまでも「可愛い」ままではないし、それを言うなら互いが変わって行くのである。現実は、特別に美しくはない。そもそも、彼らが目の前に見ている中年のおばさんが、母である。その母に父がかつてどう恋したか、これを話してやるには、プロポーズをし直すくらいの度胸がいるのではないだろうか。
 私は、辛うじて、結婚という関係で今こうしているが、これがたとえば離婚した場合、子どもにとっては父と母であることには変わりない。だから、どのような馴れ初めでその子が存在したかという、その時点での自分の親の話は、子どもは否定的には聞かないと思うし、また、話してやるのは親の愛情ではないかと思う。何故これを思うかと言うと、離婚家庭の多かった息子の同級生が、私の目からは非常に愛情に飢えているように見えたからだ。親のどちらと住んでいるにせよ、例えば両親がどれほ憎しみあっていても、子どもからしたら自分を生んだ両親であるがゆえ、どちらも否定できないというのが子どもの親を思う正常な気持ちだと思う。が、両親の離縁によってどちらかを憎むことで自分の心の場所を確保しなければならない、という状況を大人が作ってしまうのは心が病んでしまう。その姿を見てきたので少し触れたが、他意はない。
 どうも話が現実味を帯びてしまっていけないな。
 いや、現実なのだけど。親が子に話してやるという時、男親と息子の関係は、母親と娘の関係とは違うし、母親と息子の関係とも違う。父と子の対話で、父親が母親にどう恋したかを話すということは、母親を子に入れるということと同時に、子は、父を人として知るということではないだろうか。母親には両方の役割ができるものだが、父親は母親代わりはできないだろう。その父親が母親を子に入れるというのは、父親が母親をどう愛したかを語ること?そう思えてならない。現実には希少な話のように思えるが。

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焼き米茄子のミートソースとバジルオイル添え

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 私の手の平の長さほどもある大きな米茄子。さて、どう料理して食べようかと考えた末、やはり蒸し焼きの醍醐味を味わうのが一番だと考えたので、今日のレシピとなりました。
 蒸し焼くといっても丸ごとではなく、半分に切って切り口をフライパンの底に当てたまま焼くと、表面の皮が蓋代わりになって茄子の水分を閉じ込めてくれるのです。但し、食べる時に皮の内側が焼けていないと美味しくないので、最初の段階で穴が開かない程度に焼いておきます。どんなに大きな米茄子でも、この方法で焼くと5~6分で焼けてしまいます。
 次に、丸焼きのナスには何をつけて食べるのが良いか?一番美味しく食べる方法は何か?といろいろ思ったのですが、最近あまりお肉を食べていないと思ったので、牛挽肉でトマトソースにし、例の(参照)バジルオイルソースを追加にかけて、てんこ盛りにして食べる姿が脳内に完成しました。イザ!

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 茄子を焼いている間に、ちゃちゃっとミートソースを作ります。みじん切りにした玉ねぎとにんにくを炒め、じっくり旨味を引き出してから肉を炒めてトマトを投入。煮汁がなくなるまで煮込んで味付けします。バジルオイルソースがキリッと味引き締めるので、ミートソースの味付けは軽くします。

材料

  • 米茄子・・大1個
  • 牛挽肉・・100g
  • 玉ねぎ・・70g(小1/2個)
  • にんにく(みじん切り)・・大さじ1
  • 完熟トマト・・100g
  • 塩・・小さじ1
  • 胡椒・・適宜
  • バジルオイルソース・・適宜☞レシピ

作り方

  1. 米茄子は半分に切り、縦横に包丁目を浅く入れて火が通りやすくする。
  2. フライパンにオリーブオイルを大さじ1(分量外)ほど引いて茄子の皮目を1~2分焼き、裏返して切り口側を下にし、蓋をして5~6分蒸し焼く。
  3. その間ににんにくと玉ねぎをみじん切りにし、オリーブオイル少々で先ににんにくを炒めて香りを出す。
  4. 続けて玉ねぎを炒め、透き通ったら牛挽肉を炒める。
  5. 肉に火が通ったら完熟トマトをざっくり切って蓋をして形が崩れるまで蒸し煮する。
  6. 5の煮汁がなくなってきたら塩と胡椒で味付けする。
  7. 2の茄子に6のミートソースをかけ、バジルオイルをかけて出来上がり♪

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2010-09-01

民主党代表選のドタバタの中、お隣の国では何が起こるのだろうか

 菅首相が「挙党体制」を合言葉のように連呼し始めたのは、ニ三日前からになります。鳩山さんと何度か会談を重ねる毎に強調されていたような印象がありました。が、その中身がまったく聞こえてこないのを不思議に思っていました。ああ、これはこの政党の悪い癖なのだと、再び思うほかないことなのなのだとがっかりしたのです。それは、「挙党体制」という言葉の認識の違いなのかと疑ったほどです。この騒ぎを少しまとめておくことにします。
 「挙党体制」という言葉の元は、「挙国一致」という戦争中に用いられた言葉だということらしい。「一丸となって戦おう」の意味であるとすれば、菅、鳩山の面々がこのスローガンを派手にアピールするのは、小沢氏に「下りろ」というメッセージでも送るつもりだったのかとも感じました。鳩山さんがお膳立てした会談に小沢氏が応じるということは、小沢氏が下りることを意味するするのだろうかと思っていたのですが、まるっきり逆でした。
 昨日の午後五時過ぎのNHKニュースで、二人が会談に向かう様子を写していた時、小沢さんが満面の笑みを浮かべていたのに対し、菅さんは真っ暗で緊張したような顔をしていたのを見て「あかん」と思ったのが初めてでしたが、ここでの予想は的中しました。鳩山さんが仲介に入ってからこのニ、三日、久々に忙しくお仕事をしているのだという印象はありましたが、菅、鳩山VS小沢と見ると、子どもと大人ほどの違いを感じます。
 あれだけのお膳立てをしておきながら、何故交渉が失敗に終わったのか?とやや疑問に思ったのですが、考えて見ると、沖縄問題の結論を出す直前の鳩山さんの訪米で起こったことと同じだったのです。その大舞台においても手ぶらで行って、オバマさんに「お願いを申し上げてきた」で用が済んだと思う人でした。呆れたのはこちらですが、鳩ぽっぽは変わらない人です。小沢氏との交渉において、代表選から下りる事を快諾してもう為に、それ相応の土産物がなかったようです。

➠ポストめぐりせめぎ合い=交渉決裂、深まる溝-菅・小沢氏(時事ドットコム)
小沢氏は記者団に対し「首相は挙党一致の態勢をつくる形は取るべきではないとの考えのようだ」と批判した。これに対し、菅氏は出馬会見で「挙党態勢に反対したことはない」と反論。

 菅さんは、言葉で言った覚えはなくとも、小沢さんが満足するそれなりの条件提示がなければ、こう言われても仕方がないのです。このような結果を生みたくなかったら、小沢さんが首を縦に振るに足る条件の提示を覚悟しなければ交渉が不発に終わるのは当然です。単純にこれが原因。当初の私の推測が甘かったのもここでした。
 「挙党体制」が単に言葉として流れているに過ぎず、具体的な内容のないままスタートしようとしている菅内閣だということを露呈させただけです。小沢氏の会見後、直ぐに反論したそうですが、小沢さんの「人読み」は一枚も二枚も上手です。反論すること自体が、そもそも幼稚です。最後の話し合いの場で政策面の話も出なかった様子なので、代表選自体に興味はありませんが、先の不安も拭えません。それでも、多少なりとも期待していただけに昨日は疲れました。
 ところで、もっと気になることがあるのです。
北朝鮮の金正日主総書記が、訪中を終えて帰国しましたが、具合の悪い体調を押してまで訪中する目的が不明のままなのです。finalventの日記でもこのようなコメントをつけています。

➠朝日新聞社説 金総書記訪中―分水嶺に近づく北朝鮮 : asahi.com(朝日新聞社):社説

これがよくわからない。
後継者問題なのか、経済問題なのか。もちろん、双方なのだが、すでに北朝鮮のウォンは崩壊しているので人民元化するということではないのか。ただ、中枢はドルなんで、どうなんだろか。

 そして、高橋洋一氏が数日前のTwitterでつぶやいた事が気になって仕方がないのです。(参照

民主党さん、代表選にうつつ抜かしていますが、今の北朝鮮の情勢分析できていますか。代表選の最中に大変なことが起こるかもしれませんよ。

金正日氏の訪中と無関係とは思えないだけに不吉です。

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サラダ感覚の中華風野菜丼

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 しばらく暑さが続きます。夕方オーブンを使った料理をしてマイッタ。オーブンで温まった空気が上半身を、エアコンで冷めたくなった空気が膝下に停滞して気持ちが悪いと言ったらなかったです。体に疲れが溜まってだるさを感じます。
 少し元気を出さなくては!と、いうところで歯ごたえのある野菜をサラダのような感覚でご飯と一緒に食べるというのはどうだろうか。そう思って早速作ったのが今日の丼です。
 野菜に味付けしませんので、その分、鶏肉にたっぷりとタレをしみ込ませました。胸肉の繊維にしみ込んだタレは見た目にはそうでもないのですが、他には調味料を使っていないせいか、存在感はたっぷりあります。

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 使用した野菜は夏の野菜で、特別に調達する必要はないです。また、味付けのアクセントに塩漬けのザーサイの塩を抜いて、短冊に薄く切ってのせています。これが何処となくピリ辛の中華風になる秘密です。また、この味付けのポイントは、鶏肉のタレにあります。いつでも使えるように作り置いている、「酢昆布醤油」だけで味付けします。醤油2に対して酢が1、少々の昆布を浸して冷蔵庫に置いておくだけです(☞レシピ)。冬場はこれをポン酢の原液として、鍋の出汁で薄めたタレに使いますが、今日のレシピでは、肉のタレにします。
 大変シンプルな作り方ですが、酸味のある醤油でご飯が美味しく元気が出てきます。
 参考までに、このタレを使って同じような丼ぶり物として「豚ネギ丼」もあります(☞レシピ)。

材料(二人分)

  • ご飯・・二人分
  • きゅうり・・1本
  • 茗荷・・個
  • にんじん・・50g
  • ザーサイ・・50g
  • 鶏塩茹で・・150g
  • 酢昆布醤油・・大さじ3

鶏肉の塩茹で汁分量

  • 鶏胸肉(皮なし)・・1枚
  • 水・・400cc
  • 酒・・大さじ2
  • 塩・・大さじ1

作り方

  1. 鶏肉の皮を引いてはがす。
  2. 鍋に塩茹で材料を全て量り、1の鶏肉を浸して火にかける。70度くらいになったら温度を維持して20分ほど、竹串がスッと通るまで茹でて冷ます。
  3. その間に野菜を食べやすい薄さと長さに切る。
  4. 鶏肉が冷めたら繊維に沿って手で引き裂き、バットなどでタレに浸す。
  5. 器にご飯を盛り付け、野菜を散らして鶏肉をのせ、葱の小口切りをのせて出来上がり♪

ulalaさんちの晩御飯

ulalaさんの晩御飯

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