2010-08-24

極東ブログ「王妃オリュンピアス―アレクサンドロス大王の母(森谷公俊)」について

 まじっすかっ!漫画本の前に歴史書で指針を掴めという指令が出た。というか、これは漫画に対する私の偏見で、冒涜ですね。最近あっちこっちの有名ブロガーが漫画本を推奨しているというのもたまたまの話ではないようです。結構内容があるらしい。

王妃オリュンピアス―アレクサンドロス大王の母(ちくま新書)

 昨日のエントリー(参照)の影響で、私にとっては飛躍的な進歩をしたと、注文した時点で既にそう思って満足でした。昨日も話したとおり(参照)、私は漫画が苦手なのです。内容をどうこうよりも、「漫画を読む」という肉体的感覚すらシュミレーションしていないのですよ。でも、紹介があってから、この漫画を読んだという多くの人の声をTwitterで聞きました。面白いとも話していました。

 昨日のエントリで扱った「ヒストリエ」(参照)に関心のある人なら、今後の展開の指針ともなる部分も多く、かなり興味深く読むことができるだろう。この機に再読してみると、「ヒストリエ」の著者岩明均氏も本書を読んで得た着想がありそうだなとすら思った。

 こうなると乗りかかった船なんで、一緒に面倒見ないと駄目そうですね。と注文をまずして。

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 内容紹介の部分で面白さとして触れているのは、歴史に疎い私でも知っているという、オリュンピアスの夫暗殺疑惑です。夫フィリッポス二世は、娘のクレオパトラの結婚の祝宴でパウサニアスに暗殺されたとしていますが、この黒幕に妻のオリュンピアスがかかわっているという場面は、昔のアメリカ映画だったかで何度も見て知っている部分です。ちょっとNetで探した感じだと、私が大昔に見た映画よりも新しいもので、「アレキサンダー」という映画が2004年に公開されたようです(参照)。レビューの一部にオリュンピアのことはこう書かれています。

紀元前356年、フィリッポスと西方の王国の出身である妻オリンピアス(アンジェリーナ・ジョリー)の間にアレキサンダーが生まれる。彼が物心ついた頃には既に、父と母は激しく争っていた。大酒を飲んでは男女構わず手を出す粗暴なフィリッポスを嫌悪していたオリンピアスは、快楽と狂気の神ディオニュソスへの崇拝に魂を捧げ、世界の頂点に立つという野望を息子に注ぎ込むのだった。

 しかしながら、紹介の本書ではオリュンピア暗殺説を否定しているらしい。へー。と、思ったのは、妻の夫暗殺を疑った方がストーリーになるからというのと、扱っている映画も大抵はそういう筋書きになっています。この大酒のみの女ったらしな夫は、妻に殺されても仕方がないということを肯定的に見たほうが無難なのです。ところが、その辺の書き方がちょっと小粋な書き方になっているらしい。
 私は、映画を見てしまっているのですが、おそらく歴史書の方が丁寧に文字で追うことができそうです。画像と言うのは、見ている時の印象がその場限りなので、詳細は飛んでいます。歴史書はその点、新鮮かもしれません。
 昨日は、この歳になってマンガの手解きを受けるのかと思ったのですが、その指針のために歴史書を読むことになろうとは、とほほです。
 なんせ歴史には疎いので、文句は禁物です。黙ってついて行きましょう。

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