赤毛瓜(アカモーウィ)の冷たいスープ:沖縄の瓜
沖縄の野菜が長野の片田舎諏訪で手に入るとは驚きました。霧が峰高原に20歳代の若い人たちが農場をしていて、彼らが面白い野菜を沢山育てているのです。聞くところによると、今日のアカモーウィは、大変丈夫な瓜で病気もしない上、害虫の心配もないので無農薬で育てられるそうです。考えてみればそうです。「食べたい野菜」を育てるよりも、農薬に頼らずとも強い野菜を育てて食べた方が自然です。
さて、早速ですが、アカモーウィは瓜ですから、漬物や生でサラダにしたりなんにでも良いようです。この暑い時期ならではの、冬瓜や夕顔(干瓢=かんぴょう加工)に倣ってスープにしてみました。
そうですね。食感はナタデココにやや似ていて、ぬめりの様なつるんとした感じはないのですが、癖がなく非常に食べやすい野菜です。切った部分は正にきゅうりなのですよ。
種をくりぬいて皮を剥き、水から茹でて、沸騰してから火を止めて予熱でじっくり火を通します。ぬるま湯程度まで冷めるとアカモーウィもすっかり透き通った状態になります。ここから鶏がら出汁で煮込み、味付けします。
今回は、いつも入れているトウモロコシと、食感の変化をつけるために中国のコシのある緑豆春雨を加えました。つるつるとした春雨に柔らかいながらも噛み応えのある春雨は、なかなか美味しかったです。
材料
- アカモーウィ・・1本(600g)
- トウモロコシ・・1本
- 中国産緑豆春雨・・50g
- 鶏がら出汁・・1500cc
- ローレル・・1枚
- 塩・・小さじ2
- 胡椒・・適宜
作り方
- アカモーウィを縦半分に切り、スプーンで種をくり抜き、表面の皮を剥く。
- 鍋にたっぷりの水をとり(分量を覚えておく)、1を水から茹で始める。
- 沸騰したら1%の塩を加え、そのまま透き通るまで冷ます。
- トウモロコシは蒸して火を通し、一粒ずつにほぐす。
- 春雨は水で洗い流して適当な長さに切る。
- 鍋に鶏がらスープ1500ccをとり、3のアカモーウィとローレル、塩を加えて煮始める。
- 沸騰したら4のトウモロコシと5の春雨を加え、塩で味を調える。
- 出来上がったら水に鍋ごと浸して冷まし、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす♪
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