極東ブログ「フィナンシャル・タイムズ曰く、間違えられた男・小沢」cool!芥川がカンダタを永久に葬ったわけ
FT(ファイナンシャル・タイムズ)の記事を読むとなんだかすっきりします。批判が上品で、単純な批判に終わらないのが何ともcoolです。が、極東ブログも負けちゃいない(参照)。FTが 「ダンテが語る九層の地獄」とくれば、日本は「蜘蛛の糸」があるわい。と、いうわけでをお笑い地獄にさらに面白さを加えている。もうこうなると、楽しむっきゃない。
ダンテはウェルギリウスの導きによって地獄の九圏を通って煉獄山に辿りつき、頂上へ近づくにつれて清められて行き、天界へと昇天しますが、蜘蛛の糸のカンダタは、糞根性が悪い。覚えていますか?「蜘蛛の糸」のあらすじ。
大泥棒のカンダタは、生前の悪事の末、地獄に落とされてしまったが、天上から見ていたお釈迦様は、踏み殺そうとした蜘蛛を助けたことを思い出し、地獄から救い出してやろうと細い糸を垂らしてやるのです。中ほどまで必死にその糸をのぼって下を見ると、他の罪人が糸を伝って登ってくるのに気づき、これでは細い糸が切れてしまうと思って「下りろ」と叫びます。その途端、カンダタのつかまってる部分からプツンと切れてしまったというお話です。もし、カンダタが「気をつけてみんなも登っておいで」と罪人達にそう声をかけていたら、命はどうなっていただろうか。
カンダタが菅さんだとしたら、地獄の罪人は誰よ?私じゃない。あれは民主党の議員ですよ。と、思ったのですが、その人達を選んだ国民も含まれるのではないでしょうか。そうなると自虐ネタじゃん。
また、小沢氏については、極東ブログのまとめではこんな風。
フィナンシャル・タイムズは、小沢氏をなるほど多細胞生物(doubtless a multi-celled organism)だと呼び、かつては重要な政治家であったと評価しつつも、外交で何を考えているのかわからないと論じている。内政面でもかつての政局混乱を想起させている。
確かにどこかでアメリカ人のことを「単細胞生物」と、小沢氏が言ったのが話題になりましたが、小沢氏の外交センスを見たら「多細胞生物」としっぺ返しされても仕方ないというものです。これも笑えるのですが、笑っている場合じゃありません。理由は、そう言われている小沢氏が代表になる公算が大きいのです。国民はというと、どうやら79%で小沢氏を主要ポストに置くなという意見らしい。へー、世論調査があったのか。知らなかった。確かに小沢さんのイメージはよろしくないと思う。
前にもかきましたが(参照)、私が小沢氏は代表になるべきじゃないと思う理由は
その小沢さんは「国民の生活が第一」とは言うものの、日本の将来のビジョンは何一つ示していません。小沢さんが力を注いできたのは、「政局」に関してではないかと、その足跡を辿ると思います。民主党が野党時代、自民党と連立を組もうとしたり、比例定数削減に向けた選挙戦略を企てたりしてきました。総理大臣になりたい人ではなく、総理大臣を裏で操るのが好きな人物に写っていました。その小沢さんが菅さんと一騎打ちをここでするというのであれば「国民の生活が第一」と言われている言葉の通りになるような具体的な政策の提示が必須です。
自民党を離党した頃は、大物政治家として尊敬する小沢さんでもあったのですが、野党としての民主党になってからは一匹狼と化して、私利私欲で動いているのではないかと感じるようになったのです。主要ポストに就いた途端に、独裁者に変貌したかに見えたのです。実態の数々もあったと思います。その小沢氏に菅さんは媚(こび)を売る必要はないのに、何故か弱腰。
79%は小沢➠×。だから、菅さんこのことに気づくべき!!極東ブログがこんなことを言うと直ぐに石が飛んでくるから私が全部言っちゃうけど、菅さんはどっち向いて選挙してんのよぅ!まったくもぅ、です。解散総選挙で菅➠○を何故考えないかな?小沢さんが焦っているように見えるのは、この「王手」を打たれることに恐れているのではないかな。
経済音痴な菅さんが、国民にお願いして代表をやらせて欲しいと、こっちを向いて頭を下げれば、国民は見捨てないと思いますよ。菅さんは今の土俵で、小沢さんと戦うつもりらしいですが、そうではない。そんな無駄な戦いはやめて、こっちを向くのです。そういう事が分っていないのが全共闘世代の政治家だと言われるゆえんです。いろいろ言われているけれど、小泉さんは、この点においては人気を鷲づかみにしたし、何があっても国民は我慢したし、何よりも政治が面白かった。何故か心地よさがありました。
菅さん、このままでは糸が切れてしまいますよ。嗚呼、今日は31日か。
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