2010-07-03

極東ブログ[書評]タングラム・パズルの本 Tangram Puzzles: 500 Tricky Shapes to Confound & Astound(Chris Crawford)について

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Tangram Puzzles: 500 Tricky Shapes to Confound & Astound/ Includes Deluxe Wood Tangrams
Chris Crawford
 このような本の紹介は嬉しい。中学年以上くらいの子どもさんへの知育遊び「パズル」の本の紹介だ(参照)。エントリーでは10歳くらいの子どもさんへの気の利いたプレゼントにされたらしいが、内容から、低学年でも充分遊べるかもし れないと思った。
 疑似体験型のゲーム機やソフトが出回る中、欧米では地味に、このような本がきちんと残っていることに感心する。というか、多様性の中のひとつなのだと思 う。こういっては何だが、日本は一つブームになると何処も彼処もそれ一色になるので流行り廃りでどんどん消えて行ってしまうと感じている。パズル遊びの楽 しさはよく知っているので、興味を覚えた。
 実は、私はパズルや木製の玩具が好きで、昔から見つける度に買っては子どもに与えていた。子どもが幼い頃に買い与えた玩具は、殆ど木製 だった。いつかまた、世に出る日が訪れんとも限らないと思い、それらは今でも健在で、物置にしまい込んでいる。
ニキーチンの知育遊び この本の紹介で思い出したのだが、「キーチンの知育遊び(B・P二キーチン)」(暮らしの手帳社)だ。付録ではなかった積み木も、読後、別途注文して子ども達に与えていた。本書は、積み木に二キーチン氏の哲学があり、その考え方を読まないと与え方がわからないで終わる積み木遊びなので、じっくり親が取り組む必要ある。 ちょっとしたプレゼントには向かない気がする。実は、これも残してある。嗚呼、懐かしい。
 子ども達の年齢で、与えると夢中になる時期があって、想像の世界 は延々と広がるようだ。あのような遊びをしている子どもが最近はいないのか、小さな子どもがゲーム機に夢中になっている姿を多く見る為か、すっかりこのよ うな玩具の事を忘れていた。そして、iPhoneやiPadのアプリケーションソフトにもパズルがあるというのには驚いた。指先でスライドさせて移動させ るのだろうと思うが、擬似的な体験としては面白いかもしれないが、パズルは床に座り込んで、顔を床に埋め込んでしまうかのようなあのスタイルでじっ くり遊ぶという、あれがいい。
 パズル用の木片が付録になっている点と、リング綴じがお薦めのポイントらしい。それには私も賛成だ。木片を当てて遊ぶのに、リング綴じだと本が安定して よいと思う。いつか、誰かのプレゼントのために注文しておいてもよいと思っている。
 私の周囲の友人は、私よりもやや年上ということもあってか、娘さんやご子息に、既に子どもさんもいる方が多い。ここに取り上げた理由も、お孫さんへのプレゼントにどうかと思った。ここを見てくれているので、この思いが届くとよいと思っている。

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