極東ブログ「清少納言智恵の板」和製パズルの御成りぃ <(_ _)>
おお、なんだかとても厳かなものというような名前の和製のパズルがあったものだ。知らなかった。「清少納言の知恵の板」(参照)と呼ばれている日本古来のパズルだそうだ。昨日のタングラムだけでも充分楽しめると思っていたが、今日は、この名前に惹かれて読んでみると、な、なんと昨日ちょっと日本のパズル文化を腐したので反撃が来たかと思ったほど驚いた。
申し訳ございませんでした。昨日私は「日本は一つブームになると何処も彼処もそれ一色になるので流行り廃りでどんどん消えて行ってしまうと感じている(参照)と言ったばかりなのだ。
起源については、1800年代の中国とする説が有力のようだが、実際の文献として遡及できる最古のものは日本の「清少納言智恵の板」であり、冷ややかに考えればタングラムの起源は日本だとしてよさそうに思う。
その場合、「清少納言智恵の板」のカットからタングラムのカットに変化したことになる。自分が学んだ言語学や聖書学の類推すからすると、その派生を合理的に示唆する数学的な指標みたいなものがあればよいのだが、よくわからない。直感的にはタングラムのほうが単純なカットのようにも思えるが、シルエット形成のディテール部は「清少納言智恵の板」と同様であり、そもそもシルエット・パズルを想定してカットされたなら、「清少納言智恵の板」が原型にあると見てよいようにも思える。あと、この発想は、折り紙から来ているのではないかという思いからも、タングラムの起源は日本ではないかと私は思う。
「そもそもシルエット・パズルを想定してカットされたなら、「清少納言智恵の板」が原型にあると見てよい」という部分が、何故そうなのかよく解らないが、「折り紙から来ている」というのは、私もそう思う。理由は、折り紙の歴史の方がはるかに古いし、実際、紙を図のように折ったら直ぐにできたからだ。正方形の折り紙さえあれば、図のように折って切って直ぐに作れる。ついでなので、紹介の画像の四角と三角「抜き」のパズルをやってみた。
四角は直ぐにできたが、三角はちょっと時間がかかった。それに紙を切っただけのピースだからか、テーブルクロスにへばりついて持ち上げにくく、板張りに移すと指が触れただけで動いてしまうのだ。やっぱり黒檀かなとかいい加減に想像をめぐらせて、買う算段へと頭が動き出した。
それと、やってみて思ったのは、7ピースというのがいい塩梅。3個くらい形作っていくと手持ちの4ピースでできそうかでそうもないかの判断ができ、直ぐにリセットしてやり直しが効くのは、次への意欲がばりばり湧いてくる。3000とか5000ピースのジグソーパズルとは遊びのスピードとリズムがかなり違うと感じた。そして、7ピースだと候補があまりないので、10回もやり直せばそれなりに答えに到達できるのも、達成感がその都度得られて良いと思う。
これは楽しい。しっかし、私のはそこらのノートの紙だ。知り合いの木曽の木工店に頼んでみようかとさえ思った。シッシッ!て言われるだろうけど。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント