2010-07-14

「ねじれ国会」で郵政改革法案はどうなるのか

 9月の衆院選までに、この政府が処理しなくてはならない案件は、簡単には解決できそうもない大きな問題を含んでいると、昨日の極東ブログ(参照)を読んで確認したばかりだ。特に、郵政改革法案は、衆院ではわずか6時間で強引に裁決してしまい、「国営化」には反対の私としては腹立たしかった。そして、参院選で与党が大敗したため主導権が野党に変わった。このことは、この法案を前のように強引なやり方で通すというようなことにはならない、じっくり審議されるということにつながるものとしてよかったと思った。国会で結論を出すに足る充分な審議を経ての結論として、国民新党の提出している改革法案が可決されるのであれば、その結果には私も文句はない。
 さて、昨夕、ぼんやりネットのニュースを見ていたら、小さな記事だが嘘かと思うほど驚いた。

➠自見郵政担当相、郵政改革法案の臨時国会提出の意向を強調(REUTERSロイター)

臨時国会に向けた同法案の扱いは「動かざるごと山のごとしで、きちっと閣議決定したもの(法案)でいきたい」と、通常国会に提出した法案を再提出する意向を強調した。

日本郵政グループをめぐっては、郵便事業会社の「ゆうパック」での配達遅れや、ゆうちょ銀行のATMでシステム障害が生じるなどトラブルが相次いだ。担当相は「極めて遺憾」と述べながら「法律(郵政改革法案)を通していただいて、(郵政グループの)士気をあげたい」と語った。

 なんだか火事場泥棒的でいやらしいやり方をするものだと思った。ペリカン便を吸収して事業拡大を参院選前に合意したのも意図的としか言いようがないが、そもそも準備不足が講じて荷物に遅配が出たわけで、そこにかこつけて「士気をあげたい」とは、何と言うか、民間ではそんな事はあり得ないことだ。職業人としての意識のなさが講じて起きた業務上のミスは、政治とは関係ない。人の仕事に対する士気を上げるためにといいながら、亀井氏の長年の怨念を晴らす道具にして欲しくない。
 亀井氏は、かつてこの郵政民営化に反対だった為、自民党から離党している人物だ。郵政担当相辞任の再、民主党とはこの法案を採決するという合意文書まで取り交わしている。先の参院選では議席を失い、また「ねじれ国会」という結果が出たため、郵政改革法案を裁決するには不利な情勢になりつつある。
 先の通常国会で強引に裁決してしまった時、野党は相当の非難を浴びせた。その気持に偽りのないことを信じたい。

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