スズキのカルパッチョ・しかも和風
夏と言えば「スズキ」が旬です。産卵は冬場だと聞いていますが、正反対の真夏であるにもかかわらず、スズキは脂ものってよく肥えています。サイズはそれほど大きくないものでも、夏場のスズキなら一応おっけ。お奨めです。
小学か中学校の教科書に「スズキとオコゼ(阿川 弘之)」の話があったのをいつも思い出すのです。スズキとオコゼの会話は確か、美しい体つきのスズキが得意げにオコゼの醜い体つきを貶す話だったか。それでもオコゼはスズキに並ぶほど美味しい魚だということから、人を外見で判断しないというようなことを学んだのでした。その時から、オコゼを食べてみたいと悲願していました。また、スズキを見るたびに「心は美しくありたい」などと、ずっとこの年なるまで座右の銘のようにしてきたのです。ここだけの話ですが。
さて、カルパッチョですが、刺身と何が違うの?ですよね。刺身は、切り身にして山葵醤油で食べると決まっていますが、カルパッチョは違うのです。しかも、元は赤みの牛肉だったという話もあるのです。以前調べたのでこちらをどうぞ☞
で、今日は、あまりごちゃごちゃしないで、シンプルにオリーブオイルを切り身によくまぶすだけして皿に盛り付け、薬味と一緒に好みで付けダレは自由に変えることにしました。最近は、少し味考えが変わってまいりました。オリーブオイルをまぶすと食感が滑らかになり、旨味を引き出してくれます。味見をすれば分ると思いますが、これだけでも魚が美味しいのです。ここに何かつけるとすればさっぱりしたものがよいというだけで考えてみました。
付けダレのお奨め候補は、塩、ポン酢、カボス果汁、レモン醤油、バルサミコ酢(または中国の黒酢)、山葵醤油などです。
材料
- スズキ・・1尾(40cm)
- 大葉・・適宜
- 二十日大根・・2個
- 細葱・・2本
- 茗荷・・2個
- オリーブオイル・・大さじ1
- 付けダレ・・好みのもの
作り方
- スズキは三枚に下ろし頭側から皮を引く。
- 中骨を取り除き、斜めに削ぎ切りして皿の上でオリーブオイルをまぶし、10分ほど冷蔵庫で休ませる。
- その間に薬味を切り、タレを用意する。
- スズキにオイルが馴染んだら薬味と一緒に皿に盛り付ける♬
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