2010-07-04

2010.7月参院選与野党の選挙公約と選挙について(その2)

 「選挙の入場券を冷蔵庫に貼り付けてあるのとかを見かけると、この現実に目をそらしてはならんという、オブセッションが起きる。」(普通に言えよ!)はい、こんなにつまらない気持ちで国政選挙を迎えるのは嫌だな、と思ってしまう今日この頃だ。ニュースでは、期日前の不在者投票で既に投票を済ませている人の数を報じている。私もかつてそれで投票したことがあったが、今回は、多忙でもなんでもなく、また、旅行にでるような余裕が、お金にも心にもない。がっくし。
 何故こういう気持になるかは「2010.7月参院選与野党の選挙公約と選挙について」でも触れたとおり、

自民と民主には票を与えないようにするためには、二人区以上の候補者が立っている選挙区では、他党に投票するということになる。もちろん、「たちあがれ日本」には一議席も与えないようにとするとなると、ではどうするか?「みんなの党」?

 前のエントリーではここで終わっている。つまり、この選挙は消費税でもマニフェストでもなく、争点がはっきりない中での選挙だと捉えてる。では何の選挙かといったら、政権をどの党に任せるか任せないかだけでしかない。そういう観点には絞られてきたのは確かだ。今日はこの続きとして、Twitterで拾った記事や、見つけた情報などからさらに考えてみることにする。
 まず、「みんなの党」に関しては、票を入れないとはっきりした。色々理由はあるが、具体例を一つ見つあげておこうと思う。 言葉は悪いが、渡辺喜美さんは消費税に関して二枚舌なところがあるのだという話を知った。本当はどうなのかと言う思いから、ネットで検索をかけてみたら民間テレビ番組中にその発言があった事を見つけた(参照)。渡辺氏は「法人税を下げて国の財源、消費税を上げて地方の安定財源にする。」とはっきり言っている。これは、二枚舌というよりも、もしかしたら経済のことがわかっていないだけなのかもしれない。「小さな政府」を言う政党なら、増税を言うのは、消費税に関してもあり得ないことだ。これで「みんなの党」が私の選択肢からはっきりと消えたのだ。除去法を使って何処に票を投じるか決めなくてはならないような情けなさだが、致し方ない。
 次のTwitter情報は、「枝野さんて話し方にブレがなくて、民主党内きってのディベート力だわね」なんて思っている方がいたらこちらは必見だが、だからといって民主党の明日を左右するということでもない。では何か?この記事の内容に他党の情報も含まれるのでクリップした。

➠「枝野幹事長 不用意発言で四面楚歌 与野党・支持団体も敵ばかり…」(MSN産経ニュース)

 問題は話す能力ではなく、本音が潜んでいるかどうかだと思う。言うことにブレが生じるということは、考えに一貫性がないということだ。そこで、自ら発した言葉に責任を取るのが怖くなって何も言えなくなるような政治家もいれば、周囲がもつ自身への疑念の空気が読めない為、更なる墓穴を掘る政治家もいる。枝野氏は後者らしい(産経ニュースによると)。頭を丸めるだなんて野蛮だと思っていたが、政界にはお遍路という道が敷かれているのだろうか。
 引き続きTwitterでクリップしたこの記事は、「虚構新聞」マンマじゃないのかと思ったくらい呆れた。現実の首相としてダメ押し的に。

➠「財政破綻したとき、誰が困るかご存じですか」―菅首相(asahi.com)

 まだギリシャの破綻をネタに、国民に脅しをかけている。非常に低レベルな物の言い方だ。と共に、日本はギリシャの破綻とは違う。これに関しては「物価を上げなで消費税だけ上げるの?菅流経済政策について」でしっかりその違いを辿ったばかりだ。菅さんに歯止めを利かす人物は、党内には既にいないようだ。

 さて、今日のまとめだ。
 自民と民主に加えて「みんなの党」にも票を投じないということがはっきりした。すなわち、保守なら「国民新党」リベラルなら共産党か社民党が残ることになる。間違っても「たちあがれ日本」には投じない。小党は論外。ということかな。そうかな?

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