夏野菜のカレー風味スープ
夏野菜を使った熱いスープです。暑い時には冷たいものと思いがちですが、返って温かいものを食べるとその時は暑くて汗が出ますが、それが逆に涼しさを呼ぶと言うことにもなります。もともと発汗は、体温を下げるための体の仕組みです。おっと、ここにホメオパシーの原理が当てはまるのかな?とか直ぐに思ってしまいます。いや、あるかも。発熱したらお風呂に入ると言うのは、確か、そのような気がします。
さて、関西で育ったみず茄子とピーマンのお荷物、第二便が届いたので、早速今日のスープに使わせてもらいました。みず茄子はあくがないのでスープの色が悪くなることもなく、何だか普通にカレー色が鮮やかに出来上がったのが嬉しかったです。このスープはカボナータ同様で、どんな野菜を入れてもそれなりに美味しくできるのです。また、カレー粉を少し加えてピリッとさせると、食欲も増進します。
スープの出汁は鶏がらで取るのがベストだとは思いますが、あいにく切らしていたので、手羽先を低音で茹でてスープを取りました。もっとショートカットすると、肉を焼いてから水を注して茹でるというのが一般的かも知れませんが、それよりもやや丁寧に低温で茹でるというだけの話ですが、余分な脂を抜き、肉がパサつくようなことも起こりませんので、是非一手間かけてみてください。
鶏がらスープが取れたら鶏肉だけ引き上げ水気を切っておきます。この鶏肉は、後で焼き色をつけて香ばしくしてからスープに加えます。
別の鍋で、野菜を炒め、旨味を引き出してからスープを加えて煮込みます。この時、炒めると甘みや旨味が引き出されて美味しくなる野菜はどれか?というのは使う野菜を見分ける必要があります。また、軽く炒めただけでは旨味が引き出せないような厚切りの茄子やズッキーニなどは、フライパンでじっくり蒸し焼きにします。また、じゃがいもは一緒に煮込むと煮崩れるので、半分に切ってラップで包み、8分ほど電子レンジで蒸し、蒸気を飛ばしてから最後に加えます。
煮込み時間は短めに10分程度で味付けをしたら出来上がりです。
材料
- 鶏手羽先・・10本
- みず茄子・・大3本
- ズッキーニ・・25cm1本
- パプリカ・・1/2個
- ピーマン・・3こ
- 玉ねぎ・・中1個
- にんじん・・大1本(200g)
- じゃが芋・・中3個
- 水・・3リットル
- ローレル・・1
- 胡椒・・適宜
- カレー粉・・大さじ2
- 塩・・小さじ2
作り方
- 鍋に3リットルの水を溜め、洗った手羽先を中火で加熱し始める。
- 70度まで温度が上がったらあく取りシートをかぶせ、温度を保ちながら40分茹でる。
- その間にじっくり蒸し焼きにするみず茄子とスッキーニを1cm~1.5cmの厚みに切りそろえ、直ぐにフライパンにオリーブオイルを引いて並べて焼き始める。
- 次に、玉ねぎは縦に8等分、パプリカは横半分に切って交互に三角形に切り、ピーマンも同様に切る。にんじんは乱切りにする。じゃが芋は皮のまま半分に切ってラップに包み、8分蒸す。
- 1のスープから鶏肉を笊に上げて水気を切り、もしも、スープが濁っていたら火力を揚げてあくを浮かせて掬い取る。
- 大き目の煮込み鍋にオリーブオイルを引いて鶏肉の皮目に焼き色をつけて、別皿に取り出し、オリーブオイルを注し(分量外大さじ1)、玉ねぎ、にんじん、パプリカ、ピーマンを炒めてしんなりさせる。
- ここでスープを注ぎ入れ、3の茄子とズッキーニ、ローレルを加えて煮込む。沸騰し始めたら火を弱め、あくを掬い取る。
- 最後に、6の手羽先と4のじゃが芋を一口大に切って加え、煮立ったらカレー粉、塩、胡椒で味を調えて出来上がり♬
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