2010-06-27

極東ブログ「中国に人民元はない(田代秀敏)」:目糞は笑う日はもうない

 今日の極東ブログは、かなり手が込んでいると見た。面白い。
 タイトルは「中国には人民元はない(田代秀敏)」(極東ブログ)だが書評とは違う風味。では何か?と読み進めると、

ところで、中国ってほんとどうなるんだろうと本書を読んで中国のことが心配になる人がいたら、ご安心を。民主党政権で日本もそうなるから、気にならなくなるよ。

 ふーん、目糞は鼻糞を笑わないんだぁ。と、いきなりこうは書いていない。これは最後の段落の抜粋だ。ええええっ!と、ここでもっかい我にかえって長いスクロールを戻し、最初からじっくり読む。すると、じんわりと日本の将来が浮かび上がってくると思う。何処で変だと思うかは、どれも落とし穴だといえばそう言える。その場所が掴めると、日本の将来がくっきり見えてくる筈だ。そういう味わい方ができる内容で、大変面白い。もしかしたら、最近にない大傑作じゃないかと思った。
 ここで面白いヒントがある。タイトルは書籍の名前になっている。いつもの極東ブログ方式は、書評の時は[書評]というタグを最初につけている。このエントリーは、本の紹介もしているが、書評ではないという意味だ。PV的にはセンス無いと思っていたが、ある時と無い時の意味があるのだ。余談だが、前にここで、書評のタイトルでエントリーを掲げた時に、[書評]って頭についているとカッコ悪いしな、と消してしまった時、内容が書評なのに無いとタイトルとの関連付けができなくて困ったことがあった。やたらに取るものじゃないと思ったのだった。で、今日のは無いのだ。さてこれ如何に。
 これは、このエントリーを理解する上での大きな鍵になる。つまり中国という国を理解しないと、日本の成れの果てがどうなるのかわからないわけだ。そのような人は、まずこの本を読むこと。中国を多少なりとも理解していないと、せっかくの大予言が勿体無い話になる。え、私?私は満州引き上げ者の娘なので、そこいら辺はばっちり理解できているが、この本は早速注文してみる。ついでに、母が読んでも面白いのではないかと思う。
 と、ここまで茶化しのように書いているが、日本の民主党、もう、何とかしてくださいというのは、確か、今朝も書いたことだ(参照)。国民は、もっと利口にならないとダメだと思う。中国のように、身分の違いから若い農民工が都市部に集まるための苦労は無い日本だが、それだけに、問題は起こる。都市部の仕事は、民主党政権下では「大きな政府」が本体になるため、役所仕事が多くなるのは当然だ。経済成長を遂げていた頃を思い出すとよくわかるが、あっちこっちの道路や施設の建設に終われ、ゼネコンの入札が活気を見せるのかもしれない。ここで政府と民間企業との間には贈収賄が相次ぐ。また、生き残りを賭けた過当競争化が始まって手抜き工事が横行する。欠陥ビル何たらかんたらの話だ。そして、国内で二進も三進も行かなくなると活路を見出すために、海外進出をするよになる。これがまた繰り返されるのだと思うとぞっとする。
 中国は、経済成長を遂げて世界水準に近づけば近づくほど、染み付いた身分や階級意識だけが取り残され、新たな問題を生み出すのだろうと想像できる。ますます「袖の下文化」が繁栄するのは明白だ。ね、どこか似ている。

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