2010-05-25

アドボー炒飯(アドボーの煮凝りリメイクレシピ):郵政改革法案にWTOから物言いがついた

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 とうとうアドボーがお弁当のご飯になってしまいました。このアドボーを知っている方なら、きっと納得するはずのご飯のレシピです。しかも非常に簡単でシンプルなのです。使用した調味料は、アドボーを食べた後に残しておいた煮汁だけです。アドボーを作った鶏肉の部位にもよりますが、骨付きを使うと、翌日はプルンプルンの煮凝りとなるコラーゲンたっぷりの煮汁です。
 この煮凝りの材料になっている調味料は、タイ産のナンプラーと酢に少々の水です。にんにくの香りをオリーブオイルに移し、このオイルで焼き色がつくまで焼いた鶏肉に、火が通るまで煮た料理です。このアドボーの最新レシピがあまりに手軽にできることから割と頻繁に作るので、その都度、煮汁をご飯にかけて「猫まんま」にするのがフルコースになっています。そのことからヒントを得て、アドボーに合うピーマンだけを一緒に炒めた炒飯にしてみたのです。アドボー好きならたまらない炒飯です。
 アドボーを作るときには、煮汁を多めに作ることを心がけているのですが、ご飯にかけるのが楽しみな人が家族に多いので、完食してしまうため残ることは少なったのです。今回は、最初から炒飯を目論んでいたので、最初に50cc程取り置いておきました。

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 さて、アドボーの作り方の最新版は手羽先で作っています(☛レシピ)。手羽先は、余分な油の少ない部位なので、先端の関節から先を切り取り、二本の骨の間で二つに切り分けて料理しています。もし、手羽元を使用するのなら、70度のお湯で40分ほど茹でて、アクと余分な脂をアク取りシートに吸わせます。これで手羽元の肉の身離れが良くなり、パサつきのない下茹でができ、その上茹で汁はスープのストックになります。時間があれば手羽元がお勧めです(☛手羽元の下茹で方法)。
 段取りは、残しておいた煮凝りとみじん切りのピーマン、冷ご飯(お櫃で冷めたご飯がベスト)を用意したら直ぐに取り掛かります。 オリーブを少量フライパンに落とし、ピーマンの色が変わるまで炒めたら冷ご飯を加えてほぐれるまで炒め、最後に煮凝りを加えて全体に混ざったらでき上がりです。

⇒お弁当に

材料

  • 冷ご飯・・茶碗に3杯
  • ピーマン・・1個
  • アドボーの煮凝り・・50cc
  • オリーブオイル・・小さじ1

***

 18日から協議に入った郵政改革法案のことが気になっていて、少しニュースをフォローしています。その中で、昨日、民主党が成立させたいとしている原案に違法性があると報じているのを知って、この法案が通らない事を望む私にとっては吉報なのかもしれないと思い、ニュースをひろってみました。
 昨日は、小沢さんが自信満々に郵政改革法案を成立させるという約束したとういのです。
⇒郵政法案 成立の公算 小沢氏『今国会』を確約(東京新聞)2010年5月24日 朝刊

約二万人の郵便局長で組織する全国郵便局長会は二十三日、政権交代後初の通常総会を名古屋市内で開いた。民主党の小沢一郎幹事長が来賓としてあいさつし、十八日に衆院で審議入りした郵政改革法案について「今国会での成立を約束する」と述べた。

 これには驚いた。と言うか呆れたのですが、有言実行型の小沢さんですから、この全国レベルの郵便局長会でのこの発言は強行採決ありきと思います。この団体の背後には相当数の票がまとまるという目論見でしょうし、7月の参院選までに何としても成立させたいという行動の現れでしょう。

⇒小沢氏、郵政改革法案の会期内成立を強調 民主、採決強行も辞せず(MSN産経ニュース)2010.5.24 22:04

民主党の小沢一郎幹事長は24日、党本部で開いた定例記者会見で、全国郵便局長会(旧全国特定郵便局長会)や日本郵政グループ労働組合(JP労組)の念願である郵政改革法案を今国会で成立させることを改めて表明した。6月16日の会期末まで3週間あまりとなり、国会日程は窮屈だが、民主党は採決強行も辞さずに成立を図る方針だ。

与党側は強引な審議日程のセットや強行採決で世論の批判を招くリスクも抱える。しかし、小沢氏は、予想される参院選の公示日(6月24日)が1カ月後に迫る中で、郵政改革法案を成立させ、郵便局長会やJP労組の組織票を固める方が得策と判断したようだ。

 亀井さんがかつて自民党を離党したのも小泉郵政に猛反発したからで、亀井さんが背後で勝利の旗を揚げて喜ぶというのは馬鹿馬鹿しいとは言え心情は分かります。が、民主党は、本来はこれに反対すべきことです。民主党が小泉政権前に郵政民営化を叫び、小泉さんが民営化を叫んで政権をとっていた時は、民主党はどういうわけかここで反対したのです。そこから手の平が返ってしまったのは、単に政権獲得のための選挙戦略の流れなのだと思います。
 先日のテレビ放送で、小泉さんの元第一秘書だった飯島勲さんの話が面白かった。選挙では、国民が投票するのはマニフェストに対して5%だというのです。そう政治家は見ていると言うのですが、そのような数字が出ても可笑しくないとは思いました。ですからそれを逆手にとって、選挙は票まとめの手腕に掛かっているのだそうです。素人の私は一生懸命政治を勉強し、歴史の紐を解いて勉強しています。が、少しわかってくると惨憺たる思いになるのも然りです。5%の国民のために、マニフェストに対して真面目に政治を行うよりも、政治家ゲームに没頭する方が面白いからでしょうか。政治家のすることがおかしなことをしていると表面化して始めて、政府も首相もみな嘘つきになるわけです。
 このような中で、ちょっと知って驚いたことがあります。WTO(世界貿易機関=World Trade Organization)が、郵政改革法案に対して違法性があることにふれてコメントを出しているようなのです。この機関がそれほどの権威があるということを知って驚いたのですが、「内国民待遇」を侵害すると言うことらしいのです。

WTOの基本原則のひとつで、輸入品に適用される待遇は、国境措置である関税を除き、同種の国内産品に対するものと差別的であってはならないと、されている。内国民待遇原則は、このように輸入産品に国内産品より不利でない待遇を与えることによって、WTO加盟国の国内における「隠された貿易障壁」を除去することを目的とするもの。(Wikipedia)

 WTOの基本原則

  1. 自由(関税の低減、数量制限の原則禁止)
  2. 無差別(最恵国待遇、内国民待遇)
  3. 多角的通商体制

 このような大きな原則性を欠いてしまうほどのことだとはつゆ知らず、もし、この法案を通すようなことでもあれば訴訟も辞なさい、という話が出ていると聞いてじっとしてもいられず、慌てて調べて勉強したところです。

⇒米欧WTO担当大使、郵政改革法案に「強い懸念」表明(日本経済新聞)2010/5/21 21:00

日本、米国、欧州連合(EU)の世界貿易機関(WTO)の担当大使は21日、日本が4月末に閣議決定した郵政改革法案について協議した。米欧は日本郵政グループの民営化路線を修正する同法案に「強い懸念」を表明。「民間企業の競争条件がさらに不利になる」と指摘した。郵便貯金の限度額引き上げなどに対しても「問題がある」との見解を示した。
 協議は米欧が提案し、ジュネーブの日本政府代表部で開かれた。米欧はWTO協定が約束する「内国民待遇」を郵政改革法案が損なう懸念があると主張。WTO提訴については明言しなかったものの、法案がこのまま可決されれば、提訴に踏み切る可能性もある。
 米欧は限度額引き上げだけでなく、日本郵政傘下のかんぽ生命保険が外資系保険会社が得意とする「がん保険」への参入を検討していることを警戒。協議でも事業拡大を控えるよう求めた。
 日本は「郵政民営化の方向は維持されており、改革法案の目的は民営化に伴って発生する問題を改善すること」と説明。「国際ルールとは整合的に対応している」と主張したが、「現状でも民間企業は不利な扱いを受けている」とする米欧との溝は埋まらなかった。米欧は今後も日本との協議を続ける方針だ。

 どう考えても、今の政府は郵政を国営化に向けているし、民営化の途上にあると、どう説明されても大きな政府に向かっているとしか考えられません。このことと、WTOが懸念を持っている内容とはまったく違う文脈ですが、問題になっている部分のメインではあります。WTOがどこまでこの政府にバッシングするのかとても興味深いです。亀井さんのゴリ押しが、世界に通用するとは思いたくありませんし。

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コメント

欧米の一部の連中が難癖をつけていますが、郵政民営化の闇を明らかにすれば引き下がるでしょう。本国のアメリカ人が、聞いたらそんなことを日本でしていたのか怒るようないかさまをいろいろとやっている出はありませんか。租界を作るような、第三分野の保険の独占などは、本国ではとうてい許されなかったことでしょう。自国の悪に目をつぶっている外交は駄目です。最近発表された、総務省の検証委員会の報告書を英訳して渡した方がいいのじゃないですか。外務省は外国の国務省の手先になってはいけません。

投稿: Orwell | 2010-05-25 15:13

Orwellさん、コメントありがとうございます。根本的に、私は郵政民営化は大きな政府の方向性だと、日本経済の上ではそう思っていて、それは財政破綻を意味すると思います。だからといって小泉内閣で設けた今の郵政民営化に問題がないとも思いませんが、このデフレから日本経済を立て直すためには少なくとも政府が懐を肥やすと国債の買取が始まり、結局は無駄な国営事業が増え、天下りの温床となるような事態になると思います。記事にも書いていますが、日本経済の立て直し問題と、海外からのイチャモンは一緒の議論ではないと思いますが、民営化の加速にブレーキをかけるものではないいかと、内心ほくそ笑んでいます。

投稿: ゴッドマー | 2010-05-25 16:06

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