2010-05-02

ポン酢でいただく蒸し野菜:5月1日の読売新聞社説「何かの冗談だろうか」まったく

 天気はとても良く、この季節らしく風邪が爽やかで、日中はぽかぽか陽気。夕方少し肌寒さを感じるという、空気が美味しい。ああ、いい季節。日本の各地は、いずこもこんな感じですね。そして、夕方には、なんとなく温かいものが食べたくなるのもそろそろこの時期が最後になるのです。

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 今日は、冷蔵庫の野菜を一掃するような献立で、野菜を中華蒸篭(せいろ)で蒸して、ポン酢でいただくレシピです。これ以上あまり書くことがないので、今日は簡単で良いかと思いますが、それでもちょっと気を置いた方が良いこともあるので書いておこうかと思います。火の通り方が違う野菜をそれぞれどのように切るかと、配置の仕方くらいが気を置くところです。
 根菜は、葉物よりも時間がかかるので、その事を考慮して薄めに切ります。また、白菜の白い部分は、じっくり火を通すと甘みがのるので蒸気が当たりやすい場所に立って置きます。切り方は、斜めに包丁を寝かし、筋に対して直角に切ります。こうすることで、厚みが薄くなった部分から火が通りやすくなります。隙間を作れるようなもやしは底の部分に敷いて、その上には火の通りやすい玉葱や葉物を置くと良いです。
 そして栄養面のことで特に、野菜のβカロチン(ビタミンA)は、脂に溶ける性質があるので、一緒に油分を取ると吸収を助けると言われています。つまり、ポン酢に胡麻油やオリーブオイルなどを数滴垂らして食べると良いです。または、この蒸し野菜の他のおかずに例えば、豚肉の生姜焼きや鶏の唐揚げなどを組み合わせると良いと思います。 もっと踏み込むと、野菜を袋に入れてオリーブオイルなどでコーティングする、というのも絶妙な味わいがあります。その場合は、塩と胡椒や酢などをつけて食べます。

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 野菜のつけダレは、酢1:醤油2に昆布を漬け込んだ作り置き調味量をポン酢として、ここに柚子胡椒、韓国の甜麺醤(てんめんじゃん)、中国の風味豆鼓、桃屋のキムチの素、タバスコなど、好みの辛味を加えます。

材料

  • 白菜・・6枚
  • エリンギ・・2本(40g)
  • もやし・・1/2袋
  • 人参・・1/2(70g)
  • 新じゃが芋・・1個(80g)
  • 新玉葱・・1個
  • スナップえんどう・・6本
  • ポン酢・・手製の酢昆布醤油➠レシピ
  • オリーブオイル・・適宜
  • 柚子胡椒・・適宜

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 5月1日の読売新聞社説「何かの冗談だろうか」(finalventの日記
 「郵政改革法案 民間と共存の道を探るべきだ(5月1日付・読売社説)」には、久々にぶったまげた。笑うにも笑えない、正気の沙汰とは思えない内容で久々のヒットです。こんな社説を世間に晒して、善良な国民が解釈を間違ってもいけませんので、あえてここで拾わせて頂きます。
 まず、何が書かれているかですが、タイトルの通りで、預金限度額がほぼ倍になることで国民から多額の預貯金が集まるのを見込む政府では、その活用方法を色々と検討しているという話が出ていています。(毎日.jp

 郵政改革法案は「日本郵政の経営の自由度を高める」ため、金融2社の新規事業を認可制から届け出制に移行させる。しかし、金融2社の完全民営化見送りなど、政府関与の度合いはより強まることに。政府内では早くも、巨額の郵政マネーの運用先を巡る発言が相次いでいる。

 「取らぬ狸の皮算用」とでも言いたくなるのですが、このような動きに揺れたのか乗ってしまったのか、執筆氏は次のように「社説に」私見を書いています(この場合、社説が執筆氏の私物化していて、とても「社説を」書いたとは言い難いです)。

 郵政に集まった資金のうち、貯金の8割、保険の7割が低金利の国債で運用されている実態も変えていく必要があろう。
郵政マネーを、新興国の鉄道建設など、外需獲得を狙う日本企業に対する融資や、地方活性化に役立つ投資に回すアイデアもある。これまで、国債購入に充てられていた巨額資金を、効果的に活用する意義は大きいのではないか。
とはいえ、ゆうちょ銀は融資経験に乏しい。まず、ノウハウの蓄積と人材育成が先決だろう。政府系金融機関などとの共同事業から始めてはどうか。
中小零細企業向けの融資や、住宅ローン、教育ローンなど個人向け業務は、中小金融機関と競合する。協調融資や商品の相互供給など、共存共栄の工夫がほしい。
亀井郵政改革相は、約20万人の非正規雇用の半数を正規雇用にするよう求めているが、人数ありきでは困る。意欲と能力の高い人を厳選すべきである。

finalvent氏のコメントは

なんかの悪い冗談だろうか。
 財投が復活すれば尻ぬぐいは税金。
 経営を立て直すとかいうなら、投資ノウハウは米国金融とかに流れる。小泉選挙のとき郵貯マネーが海外にむしり取られるといか言っていた変な人たちがいたが(ずいぶん嫌がらせも受けたが)、郵貯が民営化するなら普通に個人投資だが、国営銀行がそれやるというのだから呆れる。

 ここで出てきた「財投」というのは、「財政投融資」のことです。つまり、政府が郵貯や簡保の資金を使って、特殊法人などに投融資をする事業のことで、先日も行われた刷新会議で廃止や削減の対象となった事業所などのことです。今まで、国会などのチェックが十分に及ばなかったので、「第二の予算」としてムダな事業や天下りの温床となっていたのです。これらを一掃すべく民主党は、「郵政民営化」「小さな政府」を掲げて、国民から政権を任されたのです。刷新会議での予算獲得はしょぼく終わったようですが、国会でもチェックの目を入れますよ、という牽制球を投げたくらいの成果は得られたのでしょうか。これらの事業を見直すという点はよいと思いますが、問題はこれからです。片方で削減パフォーマンスをやっておきながら、片方で新たな温床を作り出すようなことがあってはならないのです。こんな理屈は誰でも分かることですが、今の政権では、この矛盾を通してしまったわけです。そして、この5月1日の読売執筆氏は、間違った方向へ進もうとしているこの郵政改革にエールを送り、国民を煽っているかのようにも取れる社説を書いているのです。
 頭がおかしくなかったら、何でしょう。
 丁度連休でもありますし、2~3日私の頭を冷やしてまいります。では。

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コメント

■郵政改革法案、閣議決定 ガバナンス、構造的問題が顕在-郵政民営化ブラにみるNPOの重要性?

こんにちは。郵政改革法案が閣議決定して、法律として成立します。この法案、亀井さんが力説する全国一律のサービスを実現するという良い面があるとともに、悪い面として、全国一律のサービスを実現するため預金限度額をひきあげるので、民業圧迫になるのではという反対意見もあり、どちらにも理があると思います。しかし、これ、海外から特に欧米先進国のの視点からみると、何か日本には、民間営利企業と政府という選択肢しかないように見えて、奇異な感じすらします。こうしたサービスなど本来なら、非営利民間企業が行うべきと思います。日本では、郵政営利民営化ばかり論議されていて、郵政非営利民営化については、ほとんど論議されていません。これに関しては、日本では、非営利企業(NPO)の歴史が短いため認知度が低いこと、さらには、財政民主主義を標榜する財務官僚などの抵抗が強いためだと思います。全く残念なことです。しかし、日本でも、こうした面にも気を配り、社会変革にむすびつければ、明治維新にも匹敵するような偉業に結びつく可能性もあると考えます。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。

投稿: yutakarlson | 2010-05-02 13:09

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