2010-05-21

豆腐と豚挽肉の和風ティラミス:子ども手当は「ナンセンスな庶民生活圧迫」になってしまうのか

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 お豆腐と挽肉の組み合わせで作るヘルシーなハンバーグにはまり、最近は頻繁に作っていますが、今日は、少し目先を変えてみようかと考えついた料理です。私としては、ハンバーグ以上に簡単で手間なしの料理だと自負します。そして、大和芋の滑らかさだとはとても想像の付かない食感に出会うことができます。
 包丁を使うのは、大葉と茗荷をみじん切りにするのみで、大和芋は卸して肉と一緒に混ぜるだけです。しっかりとした硬めの木綿豆腐を4枚に切り、具を等分して塗っては重ね、オーブンペーパーで包んで15分蒸します。出来上がった豆腐のティラミスに鰹出汁の餡をたっぷりかけて頂きます。

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 ところで、この場合の豆腐と挽肉の具の間の接着剤は必要ないのか?と言う疑問を持つ方がいるとしたら、その方はきっとかなり料理をしてきていると思います。水っぽい豆腐と、赤身とは言え豚肉ですから油です。この間に、接着剤として片栗粉や小麦粉などを振りかけるという発想があっても然るべきです。試してみると分かりますが、大和芋は粘性が強いので、挽肉に混ざっているというだけで充分接着できます。そのおかげで、あれやこれやと挽肉のつなぎを加えて練るような下準備が省かれるので料理全体が短時間になります。また、蒸している間の15分は貴重です。この空き時間に、野菜サラダ位はゆうに作れますので、お助け料理としてお勧めです。

【その他の料理例】

➠和風鶏肉ハンバーグステーキ

➠牛赤身スライスで豆腐入り和風ハンバーグ

材料

  • 豚赤身の挽肉・・150g
  • 木綿豆腐・・1丁(400g)
  • 茗荷・・2個
  • 大葉・・10枚
  • 大和芋・・100g
  • 塩・・小さじ1/2
  • 柚子の皮(冷凍保存の)・・適宜
  • オーブンペーパー・・33cmx33cm

とろみ餡

  • 鰹出汁・・150cc
  • 白醤油・・大さじ1/2
  • 酒・・大さじ1
  • 片栗粉・・小さじ1(+同量の水)

作り方

  1. 豆腐は平笊に乗せて15分ほど置き、包丁を横にして豆腐の厚みを4等分する。
  2. 大葉と茗荷はみじん切りにする。
  3. 大和芋は卸す。
  4. 挽肉をボールで混ぜて、3の大和芋を最初によく混ぜ合せ、2の大葉と茗荷、塩を順番に混ぜ合せる。
  5. オーブンペーパーの中央に豆腐を置き、4の具の1/4を平らに塗り豆腐を重ねる。
  6. 5を繰り返して豆腐を4段に重ねたらおーぶんぺーぱーで包み込み、紙の端を豆腐のそこに仕舞い込んで紙から豆腐がはみ出さないようにする。
  7. 蒸気が勢い良く吹き出している蒸し器で15分蒸す。
  8. 蒸している間に、鰹出汁に調味料を加えて調味し、水溶き片栗粉でとろみをつける。
  9. 人数分に切り分け、柚子の皮を散らして8の餡をかけてでき上がり♪

***

 ⇒子ども手当は根本の設計からやり直せ(日本経済新聞:社説) 2010/5/20付

 民主党は当初、現行の扶養控除と配偶者控除をやめて財源にあてる方針だった。子ども手当と重なる15歳以下の子供への扶養控除は11年以降に順次廃止し、高校無償化に伴い高校生の子供がいる世帯への特定扶養控除も減額すると決めたが、配偶者控除の廃止については専業主婦家庭の反発を恐れて見送ったままだ。

 逃げずにきちんと議論するのが筋である。控除の廃止で一部に負担増となる世帯も出る。低所得世帯への影響を避ける工夫をしつつ、子育ての重要性を説明して納得してもらうのが政治の責任だろう。

 日経が社説で取り上げた、この「子ども手当」の財源不足の実態に関しては、きちんと書かれているので少しほっとした記事でした。とは言え、このままでは私たちの暮らしが変わるわけではなく、世論を反映させるという意味では、日経が取り上げたことに嬉しく思います。一方、この財源不足の背景には民主党の失敗があるということと、暗礁に乗り上げている問題の詳細という点で、ここで少し明らかにしておきたいと思い、触れておきます。

日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)

 昨日ここで紹介した高橋洋一さんの新書(参照)、「日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える」が届き、夕方の空いた時間に読み始めたこともあって、この「子ども手当」に対する民主党の現在の対処を甚だしく思ったのです。状況は新聞が伝えているとおりなのですが、このような後付によるほころびの繕い方をしていたのでは、どの法案もfinalventさんの言う「結局ナンセンスな庶民生活圧迫になるだろう。」になってしまうのは目に見えています。
 ところで、何がナンセンスなのか?ですが、子ども手当は、「子どもは社会の子どもとして、国が育てる」という思想のもとに「子ども手当」と称し、かつての自民党が施行していた「児童手当」とは質が違うという民主党の訴えの元にスタートした法案でした。国民は、その思想の是非よりも、結局今までの暮らしがどう変わるのかという点に誰しも焦点を当て、当時、算盤をはじいて損得を考えていたのは事実です。何を隠そう、政権が交代することの一番のメリットは、安心生活の保証をどの政党に任せるかの選択ができることなのです。言い換えれば、政権交代の意義は、予算の組み直しなのです。そのための選挙ですから、今までよりも良くなってこそです。それをマニフェストにアレだけ掲げておいて、実際は、実現どころか、計画性のない予算案と実現性の望みすらない財源とにらめっこをし、なんとか政党の危機を脱する方法はないものだろうか級の窮地なのです。ナンセンスな選挙だったと振り返る以外ありません。実質の増税ですから。
 子ども手当に予算が回らなくなった仕組みは簡単で、財務処理上の問題と、政治主導に不可欠な概算要求基準(シーリング=予算の上限)を廃止した事にあるようです。高橋さんの説明で私も納得したのですが、前政権(自公政権)が各省庁に申し入れていたシーリングを廃止させ、新たに発足した鳩山政権のシーリングへと差し替えを命じたのです。つまり、前政権の予算枠にあった児童手当の1兆円が使えなくなってしまったのです。この計画性のなさに、考え方などが存在する訳もありません。また、配偶者控除も議論されずに宙に浮いたままですから、どこからもお金が入る宛てがないわけです。児童手当の財源から子ども手当へは充当されない、という単純な事に、何故この鳩山政府は気づかなかったのか。 政権交代が急だったとしても、順序通り、予算の検討がなされていれば、このような事態にはならなかったでしょう。これも、高橋さんの本に詳しくわかりやすく書かれています。
 次。参院選のマニフェストに配偶者控除を明記できないので、金額は無記名にするという決定を下したとNHKニュースでは聞きましたが、日経でもこうまとめています。

 この制度を続けるのなら、社会の活力を維持するために重要な少子化対策であると政策目的を明確にしたうえで、効果的な制度を考えるべきだ。そして支給額の上乗せうんぬんを言う前に制度設計を根本からやり直し、持続可能にする必要がある。

 私個人としては、この制度が悪いとは思っていませんし、このような日本の政府の考え方は高等であると思うし、尊重もします。ですから、これを持続可能にするには、予算の立て直しをして前政府の予算から組み直す以外に方法はないと思います。それを誰がするのかが問題ではあると思います。

日経が書いているのでついでですが、長妻さんが脇で言い出しているこれ、

長妻昭厚生労働相は「子ども手当の上乗せの一部を保育所整備などにあてることも検討する」と発言しているが、ちゃんと予算をはじき財源を確保したうえで、この問題に迅速に対応する必要がある。

 ごもっともだと思います。
 これ以上国民を混乱の渦に巻き込まないで欲しいです。

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