2010-05-22

紫アスパラガスのこと:六カ国協議は破綻なのか、気になるクリントン発言と日本のスタンス

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 旬が過ぎてしまわないうちに慌てて書くことにしたのが、これ、「紫アスパラガス」のことです。このアスパラガスを、長野県の伊那の片田舎で見つけるとは予想だにしなかったことです。シャキシャキとした食感と甘みもさることながら、一般のアスパラガスとは違う仲間でアブラナ科だと知ったのは、ずいぶん前のことです。今日は、このような野菜があるのだということのお知らせになってしまうのですが、今後の栽培に大いに期待するものとして記しておきたいと思います。
 畑を始めた一昨年、白アスパラを育てたいと思ったときのことでした。昔、他所の国で食べた紫アスパラガスのことを思い出して、ついでに種を買って育ててみたくなったのです。が、しかし、ただでさえ難しいと知ったグリーンアスパラでさえも育てた経験はなく、その上、ど素人ときていますか、ここは一拍おいたのでした。因みに、最初の種は発芽はしたのですが、越冬ができずに朽ちてしまい、翌年は、苗を買って植えましたが、越冬できずに朽ちました。そのような経緯もあって、今後は、アスパラガスには二度を手を出すまいと思ったところなのです。今年は、念願の白アスパラガスにありつくことができましたし(☛レシピ)、その上、紫アスパラにも出会えるとはラッキーなことです。 紫アスパラガスのことを調べると、何だか大変な物らしいということがわかりました。

⇒まだあまり認知度が高くない紫色のアスパラガス参照
南ヨーロッパの地方では一般的に流通し、食材として知られていますが、全国で一番アスパラガスを生産している北海道でも「幻」と言われる程紫アスパラを栽培している農家はまだまだ少なく、栽培されるようになってからの年数も浅い、収穫量と収穫時期が限られてしまう為、貴重なアスパラです。

で、栄養は、

糖度、グルタチオン、ポリフェノール(アントシアニン)、ビタミンCなどがグリーンアスパラより豊富に含まれています。
特に、ポリフェノールには抗酸化作用という効果があり、体内の活性酸素を取り除く働きがあります。活性酸素が関わっている病気は主にガン、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、腎炎、肝炎などがあり、これらの病気の原因となっています。
ポリフェノールを摂取してその原因となっている活性酸素を取り除くことによって、予防することが出来ると言えるでしょう。

 ほう、すごいものです。特にポリフェノールという言葉に引きつけられてしまいます。この後に「栽培方法」が続くのですが、そこはもうパスです。種から栽培するそうですが、育てるのが難しく、収量もあまり望めないそうで私には無理無理。

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 味の濃さが信条の紫アスパラガスは生でも食べられるほどらしいですが、私は軽く塩茹でしてからそのままで齧ることにしました。湯引きをして霜降りにした鶏のささ身のお刺身(鶏わさ⇒レシピ)に添えて頂きました。
 太くて長いアスパラガスですが、切って湯でると断面から味が流出するので、できるだけ切らずに丸のまま大きなフライパンなどで茹でます。湯は80度よりも高くならないようにキープしながら、2%の塩を加えて茹でます。根元の部分を親指の爪を立てて硬さを見て、芯の部分が硬くなかったら笊に上げて冷まします。

***
 哨戒艦沈没事件で、その原因となっていた魚雷が北朝鮮から発射されたものだと断定された直後、クリントン米国務長官が来日したのは昨日でした。岡田外務大臣との会見の様子と、その直後のインタビューが同時通訳によって放送されたのを聞いて些か驚きました。日本のすぐとなりの国同士の今後と、日米韓の関わりが大いに気になるところなので、一連のニュースをピックアップしておくことにします。
 まず気になったクリントン長官の発言ですが、アメリカは北朝鮮を相手に戦争を起こすとでも言っているように聞こえたのです。

⇒6カ国協議の破綻示唆か=「同じやり方ではいかぬ」-米国務長官(時事ドットコム)

クリントン米国務長官は21日に行った日米外相会談後の共同記者会見で、北朝鮮の核問題への対応について「これまでと同じやり方ではいかないだろうし、同じであってはならない」と述べた。

同長官は「北朝鮮は脅しの政策をやめ、非核化の約束を果たし、国際法を守らなければならない」と強調。その上で「地域だけの対応ではなく、国際的な対応が必要だ」と指摘し、国連安全保障理事会などの場で実効性の高い非核化措置を追求すべきだとの認識を示した。

6カ国協議の議長国である中国は早期の協議再開が重要との立場を示しており、同長官の発言は中国の反発を招く可能性もある。

 この記事で「破綻」というのは煽りではないかと思ったのですが、昨日のNHKニュースで聞いた中で、クリントンさんの言う「We(私たち)」とは、「日米韓」の意味なのか「アメリカは」の意味なのかで随分意味が違ってきます。「We」がどの立場なのかはっきりしなかった点が気になったのです。そして、ソウル・ロイターによると

⇒朝鮮半島は戦争へと向かっている=北朝鮮2010年 05月 21日 12:08

韓国哨戒艦の沈没は北朝鮮の魚雷が原因である可能性が濃厚とする報告書が発表されたことを受けて、北朝鮮は21日、朝鮮半島は戦争へと向かっており、韓国との合意をすべて破棄する用意がある、との見解を示した。

 韓国はこれまで、経済回復への影響を懸念し、北朝鮮に軍事的な報復措置に出る計画はないことを明確にしており、国際社会と協力して北朝鮮への制裁強化などを求めていく考え

 また北朝鮮は今回の報告書の内容を不服として、自国調査団を韓国に派遣する意向を示しているが、聯合ニュースが韓国国防当局者の話として報じたところによると、韓国側は北朝鮮の調査団受け入れを認めない方針。

 この記事を読む限り、韓国は「制裁強化」という姿勢ですが、これに対して、北朝鮮はかなり強気です。昔から、北方限界線(NLL)海域では、南北の武力衝突が繰り返されてきている中、昨年11月に起きた大青海戦で、韓国側が北朝鮮艦艇に甚大な被害を与えた事件に対する「報復」が今回の魚雷問題なのです。これが、北朝鮮というお国柄なのだと思いますが、目には目を歯に歯をということなのか。
 クリントン発言と南北朝鮮の発言から推測すると、「相手の出方次第では始めますよ」と言っているように解釈できます。昨日まで私は、六カ国会議でなんとか北朝鮮を呼び戻し、この緊張を暖和できるのではないのかと願っていましたが、クリントン発言が中国の反発を招くような事態になれば、この六カ国協議も破綻したということではないかと思ったのです。話し合いの場がないとなると、大変厄介な問題であるとともに、日本が韓国に協力的になるということは、ここで戦争が始まれば日本と中国の関係はどのようになるのか大いに気になります。
 日本は、緊張状態の関係間で、クッション的な役割りとして六カ国会議が再会できるように働きかけ、アメリカの顔色を見ながら中国の面子を守りつつ、旋毛を曲げやすい北朝鮮を上手く誘い出すような役割りが外交的にできたら、「六カ国協議の破綻」を回避できるのではないかと思います。最悪の事態を招かないよう力を注いで欲しいです。

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