山葵のお浸し:山葵の下ごしらえ:クルクミンサプリと肝炎キャリアー歴の話
諏訪では山葵(わさび)栽培は聞きませんが、長野県の安曇野地方では水栽培が盛んで、身近に山葵を感じるところです。前にも書きましたが、「安曇野」という地名が私は気に入っていて、安曇野ナンバーがあったら取得するのになぁとさえ思うほどです。さて、そういう地域性からか、この辺りでは花わさびが手に入ります。凄く普通に束で売っているのです。アブラナ科で白い可憐な花が咲き、山や川で自生しているのが見つかることもあります。東京からこちらに来て、始めて花わさびを食べた時は感動的でした。これなら、山葵を擂らなくても、花山葵と一緒にお刺身を食べれば、そのままカルパッチョじゃん、と思ったほどでした。それが手軽に家庭でできるのですから、これだけでもここに住む価値があるというものです。
今日は、この花わさびに魔法をかけて、ピリっと辛いあのおろし山葵のような風合いに変身させます。そして、出来上がったピリ辛の花わさびは、出汁醤油でお浸しにしたり、刺身と一緒に簡単なカルパッチョを作ったり、応用は様々です。
因みに、山葵の根も葉も、そのままで辛さはありません。洒落た蕎麦屋さんで、よく山葵の根がそのまま出て来ることがありますが、あれは、待っている間に擂って置いておくのですよ。
では、下ごしらえです。
用意するもの:
・花わさび300g・ボール・密閉できる容器か袋・塩と砂糖各小さじ1
- お湯を沸かす。
- 花わさびを洗って3cm位に切り、ボールに入れる。
- 塩と砂糖をふりかけ、手でよく揉み込んでひたひた位に熱湯をかけ、2~3分密閉してから軽く絞る。
- 茎の青い色が変わらないうちに冷水に容器ごと浸して冷やす。
- 3を密閉容器に移し、5~6時間冷蔵庫でおくと辛味が出る。
- 出来上がった「花わさび」を軽く絞って、鰹節をかけて出汁醤油をかけてでき上がり♪
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実は、「ウコンの力」 って、先日秋田の友人宅で始めて飲んだのです➠これ。
5月の連休で、秋田の友人宅で過ごした二日間のことでした。ご主人がお祝い事続きで、連日飲み会だからというので、彼女がスーパーで「ウコンの力」を買っていたのです。肝臓を助けるし、悪酔いしないからだと言いながら、私の分もついでに買ってくれたのです。「ウコンの力に助けてもらっぺさ」とか言いながら、始めて飲んだのです。効果の程は、全く分かりませんが、私がこのドリンクを知ったのはそういう経緯からでした。で、話は飛びますが、ウコン(ターメリック=黄色の成分)の代わりにクルクミンカプセル中の粉末でパエリアを作るという話にちょっと驚いたのです。何かと話題豊富なブログなので、直ぐにのっかるんですが、この展開は一体何?
*うこんの力?(finalventの日記)
⇒時は来た!それだけだ ウコンの力って本当に肝臓に効くの?一例⇒Efficacy of curcumin to reduce hepatic damage indu... [Vet Ital. 2010 Jan-Mar] - PubMed result
研究は普通に多いほう。
ただし、クルクミンが、ということ。日本ではクルクミンを精製した製品はあまりないんじゃないかな。
ちなみに、純度の高いクルクミンのカプセル製剤を私は料理に使っていますよ。昨晩パエリア作ったけど、これの色付けにも。ターメリックと違って、泥臭い臭いがなくて便利。発色もいい。
このように書いてあると単に、ああ、カレーにも使えるじゃん、ナイス!で、終わるのですが、私にとっては少し意味合いが違います。ついでなので話をすると、以前、B型肝炎キャリアーだったので、肝機能には敏感に反応するというのもあるのです。
B型肝炎は、C型肝炎のように肝硬変から肝癌へ移行するリスクも低く、私のように知らぬ間に抗体がプラスに転じてしまう可能性の高い性質をもっているのですが、抗体がつかずにずっとキャリヤーのままの状態の人も多いのです。ウイルスが活発に体内で増え続けている時は、感染力も強く、特に血液感染するので、怪我での出血や出産時の母子感染には配慮が必要ですし、生まれた子どもには、生後数時間以内にだけ効力のあるガンマーグロブリン投与によって、ウイルス感染を防ぐための免疫をつける注射をします。しない選択もありますが、ほとんどは投与します。私が出産した時も当然、子ども達にはガンマーグロブリン注射を討ってもらいました。その後、いつかHBs抗体が陽性に転じることを願って、定期的に血液検査を続けていました。そして、ついに、40代後半にプラスに転じたのです。そうなれば、人に移す心配も、自分が肝炎疾病を患うことも無くなるのです。「B肝」と呼ばれるキャリヤーの頃から、肝機能やその健康維持には気を使ってきているので、抗体があるとは言え、何かと敏感に反応してしまうのです。
さて、クルクミンのことですが、「ウコンの力」100mlを調べると、クルクミンは30mg含まれているようです。凄く低いので驚きました。そもそも、クルクミンは水に溶けにくいので、体内に吸収されにくいそうです。普通に食物から摂取するのは難しいと思うので、サプリのお世話になると良いのではないかと思うのです。飲酒の時のためというよりも、肝機能を助けるためのサプリメントとしての話です。何が良いかというと、クルクミンの成分であるポリフェノールは、主に抗癌や抗酸化作用が期待できるのです。クルクミンには馴染みがなくても、ポリフェノールならピンときますよね。抗酸化作用を一言でいうと、「成人病予防効果」でしょうか。老化に伴ってホルモンがアンバランスになり、酵素の働きが鈍くなりがちな部分に有効に働きかけるなどがありますから、できれば補助的なものとしてサプリメントの効果に期待したいと思います(➠クルクミン参照)。
調べてみるとウコンは様々な形態で、各メーカーともに揃えているようですが、日本のサプリメントは非常に高価で、しかもクルクミンの含有量も少ないです。ウコンには有害性があるようですが、抽出物のクルクミンにはほとんど副作用などもないようです。アメリカ製と比較すると、歴史的な違いのものかどうかわかりませんが、精製されたクルクミンが、300~400mg含有で50~60カプセル/1000円前後程度の価格です。ぶっちゃけ、米軍基地にいるアメリカ人の知人に頼んでサプリメントを買ってもらっていた事もあるくらいなので、入手は難しいことでもないと思います。アメリカならショッピングセンター(大規模店)の内部に普通に陳列して売ってる商品です。
話のついでに調べただけですが、実際、少しサプリで補うとよいかもしれません。クルクミンを取り立てて考えてはいませんでしたが、あると良いと思いました。早速取り寄せてみようかと考えています。それにしても、肩をすぼめてカプセルからクルクミンの粉末を取り出し、カレーに混ぜる光景は何とも怪しげに映ることでしょうね。和歌山のヒ素ぢゃないけど、、。
あら、「ウコンの力」のことがすっかり飛んでしまいましたが、クルクミン摂取が良いということですね。嬉しい情報ありがとう。
追記:昨夜のログで、メーカーは、アメリカの「Nature's Plus」だそうです。
Nature's Plus RT @nabeso: @finalvent そういえばクルクミンカプセルはどこのを使っているのですか?
(about 9 hours ago via Echofon)
参考までに、個人輸入も出来るようです(➠アルマジャパン)
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コメント
ウコンの力は効きますよ。二日酔いに。酒に弱いのであまり飲まない方なんですが、うっかり飲みすぎたときにこれ飲んだらよくなりました。
あとは先に飲んでおいて二日酔いの防止にも。
高いだけのことはあるなぁと思いました。
投稿: じゃくすい | 2010-05-13 08:09
あら、じゃくすいさん、コメントありがとう。
効き目が分かるその1は、お酒が強くない人の話に限りますね。お酒の効果も覿面だけど、回復の方もわかりやすいですね。実は、私はめっちゃお酒に強ので、ほとんど酔わないのです。いくら飲んでも同じなので、途中で水に変わるのです。キライじゃないけど沢山飲みたいという方でもなく、、。秋田は酒豪ぞろいの県なので、キリが無く飲み続ける人もいます。体には良くないですよね。
投稿: ゴッドマー | 2010-05-13 10:28