カシューナッツと野菜の中華炒め:「与党委員長が高速新上限料金に前代未聞の反対」と普天間基地問題について思うこと
今日は、カシューナッツとカラフルな野菜を5品ほど使って鶏胸肉と炒め合わせた、とてもヘルシーな中華料理です。野菜は限定しませんので、買い置きの材料で気軽にできることと、安価で栄養価の高い鶏の胸肉を使用するので経済的な料理です。
また、胸肉は、炒めると硬くなると不評ですが、この場合は小さなサイズに切るので、軽く炒めるのがポイントです。火の通りも速い上、炒め直す間に余熱で火が通りますから、肉の表面の色が変わる程度で充分です。炒めている間にどんどん色が変わって行く鶏肉を見ていると、普段、火加減でわかりにくい加熱の状態が肉眼で確認できます。実験のようなつもりで鶏肉を見ていると面白いです。
作り方のポイントは、火の通り方が早いもの遅いものを見極め、遅い材料は下茹でしたり油通し(➠Hint&Skill)をして、予め八割方火を通しておくことで最後の仕上げで生焼けを防ぎます。油通しは、一度に全ての材料に予熱できますが、今日の方法は、にんじんの下湯でと、肉を軽く炒めるだけで、他の材料は生から炒めます。
作り方は、▶カシューナッツは生でもローストしてあるものでも、調理する前に弱火でフライパンで炒るか、オーブントースターなどで140度で10分ローストしてから料理に使います。こうすることで甘味が増し、香ばしくなります。▶野菜は全て1~2cmのサイコロに切り、にんじんは2分ほど塩茹でしておきます。▶肉は1cmのサイコロに切って下味の調味料に漬け込み、薄く油を引いたフライパンにのせてから弱中火にかけます。▶肉の色が変わり始めてから菜箸で肉の場所を変えて転がし、全体に色が変わった程度で火から下ろします。▶同じフライパンで生野菜のピーマンと玉葱を先に炒め、玉葱が透き通ったら筍とにんじん、肉の順に炒め合せます。▶最後に合わせ調味料加えて炒め合せ、胡麻油で香りをつけます。
☆➠お弁当に
材料
- 玉葱・・中1個(180g)
- ピーマン・・3個
- 茹で筍・・100g
- 人参・・70g
- 鶏胸肉・・250g(1枚皮なし)
- 胡麻油・・小さじ1
合わせ調味料
- 醤油・・小さじ1
- 酒・・小さじ1
- 塩・・小さじ1.5
- 胡椒・・適宜
- 片栗粉・・大さじ1
肉の下味調味料
- 酒・・大さじ1
- 片栗粉・・大さじ1/2
- 塩・・一摘み
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驚きました。高速道路料金改正案に与党内で物言いがついたようです。誰も言い出さないと諦めかけていたのですが、なんとなく嬉しいのでこのニュースを拾います。
民主党の川内博史衆院国土交通委員長は、15日の国土交通省政策会議で、高速道路料金改正案の矛盾を指摘した上で、正面から反対し法案を通さないとしています。
多くの高速利用者が負担増になる新上限料金制を批判し、「道路整備特措法改正案を通さない」と宣言した。(産経ニュース2010.4.17 00:30)
「民主党は高速道路の段階的無料化を言ってきたのに、値上げをしたら国民が理解しない。割引に使うべきお金を高速建設に回すのもおかしい」と述べた。たしかに、この法案は民主党が衆院選マニフェストで掲げた「高速道路無料化」と「コンクリートから人へ」の公約と矛盾している。
この実質値上げ問題は、エープリルフールネタに挙げたほど、何と言うか当時呆れたのです(➠「民主党の成長戦略は新たなる道路建設にあった」この計画には気付かなかった)。あれは、極東ブログのエープリーフフールネタで知った青天の霹靂とも言うべき衝撃でした。
それまで予算を組んでいた3兆円に、値上げ料金で得た分を上乗せし、そこから道路整備に回すという案が目論まれていたのを知ったのです(実質的には、料金収入分をそのまま回すということ)。現実に、その読みの通りに進んできているのです。ここにも何度も書いたことですが、国民を馬鹿にした与党のやり方だと批判してきました。この声が川内さんに直接届いたのなら嬉しいのですが、これは国民の誰もが首を傾げていることです。もし、改正案の通りに法案が可決すると、6月から新料金になり、これまでストップしていた道路建設が予想どおり再開するでしょう。そこで、新たに設けられた地方の道路は赤字になり、その維持のため、再び料金の見直し騒ぎとなるでしょう。結局、政府が管理する道路のために税金が使われるのです。その頃には、民主党のマニフェストなどは忘れ去られ、「増税が本意ではない」くらいの一言で片付けられてしまいそうな気がします。現に、今回のこの反対にあって、鳩山さんのコメントはこうです。
民主党の川内博史衆院国土交通委員長が「法案を通さない」と反対する考えを示したことについては「若干、誤解があるのではないか。『無料化の方向と違うではないか』という発想だと思う」と指摘。「無料化は無料化として方向性は追求されるべきだが、無料化にならないところにどのようなサービスをするかと言う方向で知恵を絞った」と説明した。(日本経済新聞2010・4・16 19:17)
そもそもマニフェストに公約している以上、「無料化にならない」という発言自体がありえないと国民は思うのですよ。それを公然と国民が承諾したかの如く前提において、「サービス」って何でしょう。どういう意味で言われているのでしょう。一律軽自動車1000円、普通車2000円の改正案のどこにサービスが存在するというのでしょうか。そういうあふぉーな言い回しで誤魔化されたくないというのは私ですが、「無料化は追求されるべき」だとするなら、これを実質の値上げだとして、川内さんが反対しているのがその正当性だと思います。
また、川内さんが胸を張ってこのような前代未聞の反対発言が何故できるのかですが、
川内氏が強気なのには理由がある。先週、党内の最高実力者である小沢一郎幹事長に面会して持論を開陳、小沢氏は「川内君に任せる」と応じたのだ。
とあります。生方さんの解任騒ぎの時、小沢さんは影の黒幕的に叩かれ風評がたった経緯があるからか、こんなにすんなり了承してしまってよいのでしょうか、どうなのでしょう。この法案が通らないと建設関係からの票集めに不利になります。だからでしょうか、
平野博文官房長官は16日の記者会見で「何が何でも通してほしい」と強調。前原誠司国交相は同日、日頃疎遠な山岡賢次国対委員長を訪ね、「法案を通して」と談判した。
このように人が動き出すのかもしれません。前原さんが発表した改定案は、党内で充分議論されていないということが表面化したかに見えます。が、気になるのは、ここで沖縄普天間基地移転問題で鳩山さんがコケルと、国民からの支持が得られなくなり、先の参院選もともすると衆参同時選挙の可能性も出てきます。国民のマイナスイメージ払拭のため、選挙の前の予防策なのかもしれないと思えてきます。それにしても、前原さんに談判しないよう言い含めることはなかったのでしょうか。政治的な動きに裏はつきものですが、小沢さん自身のお尻に火がつくような動きもあるようです(参照)。
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