五色中華サラダ:ポーランド政府機墜落への「鳩山追悼発言のオチ」通じない時、さてどうするか
「五色」というのは、特別なものを五種類という意味ではないです。これが日本語の面白さですが、「いろいろ」という意味があります。今日の鮮やかなサラダは、冷蔵庫の野菜を見繕って色の鮮やかさを意識して作ったので、「五色(ごしき)サラダ」としました。偶然、五種類の具の寄せ集めになりましたが、「いろいろ」という意味です。
ところでカラーピーマンだけ、少し取り上げてみたいと思います。野菜の買い置きを意識している君達、我が息子が実例なのですが、玉葱や人参、じゃが芋が冷蔵庫によく転がっています。根菜のビッグTHREEかもしれませんね。特に、カレーの面子ですし。これに何が足りないかというと、葉物です。が、葉物は長く置けないし、料理にしても使いこなしはまだ難しさがあるらしいです。
簡単に保存法を言うと、直ぐに軽く茹でて(➠godmotherのHint&Skill)ラップに包んで冷蔵庫に置くか、水で洗って新聞紙に包んで野菜保存袋に入れて立てて冷蔵庫に置くかがよいと思います。たとえこのような方法を知っていたとしても、あまり買わないでしょうね。で、保存が効いて栄養の点で優れているというのが、ピーマンです。ピーマンを追熟させたカラーピーマン(パプリカ)もさらにビタミンを多く含むと聞いています。色のついた野菜はビタミンAと教わったでしょうが、ピーマンにはビタミンCがレモンに匹敵するほど含まれているそうです。しかも加熱に強く、むしろ加熱した方が吸収されやすいのです、と。だから、是非ピーマンを買い置きしましょう。今日の料理にも少し加えましたが、カラーピーマンは丸ごと使い切らなくても、切り口にしっかりラップを当てて包めば相当長く日持します。
さて、今日のサラダのメインでもある春雨は、緑豆春雨を是非使ってください。野菜と合わせて食感が良く、麺にコシがある上、時間が経ってもくったりしません。春雨にコシを残すように熱湯で戻し、春雨と同じくらい細く切った野菜と錦糸卵に味つけして和えます。多めに作ればお弁当のおかずにもなります。そのためにも、時間が経っても味が薄まらないように上手に作ります。
春雨の戻し方は、袋に書いてある通りがよいと思いますが、私は、長年使い続けているせいか、いつの間にか自分のやり方が身につしています。ボールで春雨の10倍の熱湯を注いで木の蓋(落し蓋など)をして5分蒸らし、水で洗い流します。水気をここでよく切って、下味のついた野菜と和えます。
水が出て味が薄まらないポイントは、和える順番と野菜の水止めです。和える順番は、胡麻油を先に和えてコーティングします。次に酢や醤油、塩で表面に味付けします。これと並行して行う「水止め」が、この場合は下味の役目もします。
材料
- 緑豆春雨・・50g
- きゅうり・・1本
- 卵・・1個
- 片栗粉・・小さじ1/2(+同量の水)
- パプリカ赤・・1/4個
- 竹輪・・1本
- 胡麻油・・小さじ1
合わせ調味料
- 米酢・・大さじ1.5
- 砂糖・・小さじ1
- 塩・・小さじ1/2
- 薄口醤油・・大さじ1
作り方
- 熱湯を沸かし、春雨をボールに置いてお湯を注ぎ、蓋をして5分蒸らしたらざるに取って流水でもみ洗いし、笊に揚げて水を切る。
- 卵を解きほぐし片栗粉小さじ1/2を同量の水で溶いて卵に混ぜる。
- 大きめのフライパンか中華鍋を温めて(弱火で)油を薄く引き、2の卵を中央に流し入れて鍋を大きく回して卵を薄く広げる。
- 3の卵の周囲が剥がれてきたら両手で静かに剥がしとって冷ます。
- きゅうりは斜め2mmに薄切りし、横に倒してさらに千切りする。
- カラーピーマンは繊維に平行に2mm幅に千切りにする。
- 竹輪は、縦にに等分して斜めに薄くスライスする。
- きゅうりとカラーピーマンを小ボールに取り、塩をひとつまみ(三本指でつまんだ量)入れて塩和えし、水気を絞る。
- 続けて酢を大さじ1(分量外)を回しかけて軽く揉み、もう一度絞る(水止め)。
- 3の薄焼き卵を適当な幅に切って重ね、1~2mmの千切りにする(錦糸卵)。
- 1の春雨も食べやすい長さに切ってボールで錦糸卵、きゅうりとカラーピーマン、竹輪に胡麻油で和える。
- 合わせ調味料を加えてさらによく混ぜ合せてでき上がり♪
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鳩山Twitter発言
昨晩は、ポーランド大統領機墜落、緊迫するタイ情勢などへの対応に追われました。「カチンの森事件」の追悼式典への大統領の強い思いが、この悲劇につながったのでしょうか。あらためて、ポーランド大統領をはじめ亡くなられた方々に追悼の意を表したいと思います。(2:08 AM Apr 11th Keitai Webから)
ポーランドの大統領機の墜落後、鳩山首相がTwitterでこのように発言したのはもう済んだことですが、この発言には私も呆れ返ってしまい、取り上げようかどうしようかと迷っていたところへこちらで取り上げていました。
「もうなんなんだろこの人」(finalventの日記)
鳩山さんの発言が、一国の首相の発言として相応しくないという理由に
事故はその思いゆえに肯定できるものでもないでしょうし、戦略的な意味がなければ他国の首相がこうした領域に触れないのは常識でしょう
というコメントの追記にしても、私も全く意見は同じです。たとえ、どのような理由や背景があったにせよ、触れないのが常識でしょう。それで私の言いたいことも収まった気がしたのですが、このエントリーのコメント欄に、このレベルの文脈が読めていないと感じる人の発言内容を見て、少し引いてしまいました。その人物を批判する意味ではなく、あくまでも私のテーマとしてですが、こういう通じない人とNETでは同居している訳です。きっと相手もそう思うでしょう。
NETでは、話題の提供者の意図に関係なく、意見を持ち寄れる場でもあるので、いろいろな意見が飛び交うのは然りですが、そこに世間をマイナス方向に騒がす誤解や曲解が生まれたら速やかに正すというのも、作業としては簡単です。ですが、それが通じているか、または、誤解が解けたかというと、それはどこまでも分からないことです。これが考える切っ掛けとなりました。
「言った」「聞いた」の関係には私と相手の間に侵害すべきではない領域があります。これを侵害することなく通じ合いを求めようとする段階で、例えば異世代に起因する理解度の違いや、個人差としての判断能力などの違いもあって、平行線を辿る相手なのかもしれないと感じることもあります。今回の例がこれに当たるのかもしれません。
相手に届いたと実感できるまでメッセージを送れるかと言ったら、それも難しいものです。ある程度伝えて、これ以上は通じないと感じたら、深入りしないという方法もありますが、あまり後味のよいものではないです。 問題の発言をしたのはいい大人である日本の首相なのですが、世間にもまれて汚れていないからなのか、世間擦れしていない育ちなのでしょう、首相になって始めて摩擦が起きても気づかないくらいドロップしているのかもしれません。時々とっ拍子もない発言をする首相です。
今回の「追悼の意」も、余計な言葉があるがために批判対象になるのです。それを聞き流せないとするこちらの常識がエントリーの内容ですが、思考的に焦点が合っていないかなと懸念する推定若い人のコメントのことを思うのです。彼の腹には落ちていないのだと感じます。コメント欄で飛び火を起こしている内容から、腹に収まらないといった勢いを感じます。
この一連のことを私事に置き換えると、「責任が持てる発言」または、「言葉に責任をもつ」ということはできないのだと思います。「できる」のではないかと思っていたのは驕りでしかないようです。では、「できない」ところからスタートするということですか、これは。何だかとてもキツイです。
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コメント
作りました!
昨夜の夫のおかず用に練習して、「うん、美味しい」と言われたので、今朝も作り、娘のお弁当に焼きガンモと一緒に入れました。
水止め、という言葉を知らなかったので、勉強になりました。お惣菜として売られている春雨サラダはちょっと私には味が濃すぎるのですが、自分で調味できるとさっぱりできて、たくさんいただけるものができますね。冷やし中華のタレもこんな感じで作ればいいのでしょうか。
お弁当箱の様子が、とてもきれいになって嬉しかったです。
投稿: ピース | 2010-04-19 07:58
ピースさん、そうですね。慣れてくれば、人のレシピも次第に自分の好みになってくるので、よいと思いますよ。レシピの件ですが、以前作ったタレです。味噌と醤油と両方あるので参考にどうぞ。
味噌ダレ➠ http://godmothers.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-b426.html
甘酢ダレ➠ http://godmothers.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/all_e61a.html
投稿: ゴッドマー | 2010-04-19 08:50