2010-04-02

ささ身と野菜の餡かけご飯:これ、ささ身だとは気づきませんよ:「選挙」というギャンブルの恐ろしさ

 強い風に木がざわめき、ガラス窓にものすごい勢いで雨が吹き付ける音、空がビュービュー唸る音で夜中に目が覚めてしまいました。昨日、東京の桜が満開になったとニュースで聞いたのを思い出し、この風でどのように姿を変えてしまうのやらと気になりました。

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 今日のおかずは、春野菜としての小松菜ではなく、冬場の小松菜を使った、栄養バランスの良い餡かけご飯です。この地域では、九州からの新じゃがいもなどが出回る頃まで地元の冬の野菜を見かけますので、丁度、梅の花と桜の花がほぼ同時に咲くのと似ています。今日はラッキーです。
 いつも話しますが、越冬野菜は味が凝縮されていて、強い甘みと旨味をしっかり持っています。このインパクトが大きいので、他に使用する具材はおとなしい味のものにしました。また、ささ身の使い方は今回は少しいつもと雰囲気を変えています。

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 一口大の斜めの削ぎ切りにして手の平でぎゅっと潰して、平らにしてから片栗粉をまぶしています。ささ身の水分も抜けない上喉越しもよく、さっぱりしたささ身に炒め物の味が絡むので、大変美味しくでき上がります。一見、豚のヒレ肉のようにも見えますが、これがささ身だとわかるのは食べてからです。意外な美味しさになるのでちょっと驚かれるかもしれません。

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 さて、この料理は野菜炒めが基本的になっていますので、炒めた野菜にスープを多く加え、そこにとろみがついていればオッケーです。そのまま食べても良し、ご飯にのせるも良しです。味付けは塩と隠し味の砂糖を少し使っているだけなので、香りに葱と生姜胡麻油を好みで少々最後に数滴がよろしいかと思います。

材料

  • ささ身・・4本
  • えのき茸・・1パック
  • 長葱・・1本
  • 生姜・・1片
  • 小松菜・・1/2束
  • 木綿豆腐・・1/3(150g)
  • 片栗粉・・大さじ2

調味料

  • ガラスープ・・300cc
  • 塩・・小さじ2
  • 砂糖・・小さじ1
  • 胡麻油・・小さじ1
  • 胡椒・・適宜

作り方

  1. 小松菜は、2%の塩を入った70度のお湯で色が変わるまで下茹でして水を絞り、5cmに切りそろえる➠godmotherのHint&Skill参照
  2. 豆腐は一口大に切り、えのき茸は石づきをとってほぐしておく。
  3. ささ身は一口大に斜め削ぎ切りにし、手の平で潰して軽く片栗粉をまぶし、余分な粉を払っておく。
  4. 長禰宜は5mmの小口大に切る。
  5. 深めの鍋かフライパンに油を少量引き、小松菜とえのき茸を軽くほぐすように炒める。
  6. 鶏がらスープを加えて一煮立ちしたら豆腐を加えて煮立ったら、塩、砂糖、胡椒で味を整え、3のささ身をひとつずつ加えて火を通す。
  7. 最後に小口に切った長葱と千切りの生姜を散らし、胡麻油で香りをつけたらでき上がり♪

***

 国民新党の亀井さんや民主党の小沢さんの一連の動きは、参院選を見据えての票まとめのため、選挙の勝利に向けたものだったということが浮き彫りになり、政治家の体たらくな姿を見せつけてくれたものと思います。国会議員の名声や知名度は、如何に効率良く票を取りまとめるかの手腕に掛かっているようです。その姿には、自身の品性にかけて政策を全うするという精神の持ち合わせはなく、如何に選挙で票を集め野党に圧勝し天下をとるかという、国盗りのギャンブルに走っているように映ります。 政治家として、本来の力を発揮しない人物達をその舞台に上がらせておくのは、それ相応の結末しか生み出せないのだということがよく分かりました。
 何故こんなことを話し出すかというと、実は、市議だった友人が身近にいて、彼女から選挙の内情を聞いて驚いたのです。私が驚くというのは、議会ということに無知だからかもしれません。誰でも知っていることなのかもしれませんが、思ったことを書いておこうと思います。
 彼女は市議を三期努めて、県議で落選してから議員を離職したのです。彼女の町づくりへの意欲は大したものだと、当時は陰ながら応援していましたので、急に辞職した事をいつか聞いてみたいと思っていたのです。答えは一言で、「票集めのための仕事はしたくないだけ」だと言うのです。ええ、それってあまりにも当たり前の事なので、その文脈が最初は読めませんでした。つまり、市議になる前は「政策」だと信じていたそうです。そして、その考え方を変えられないから辞めたのだと言うのです。この矛盾に私は驚いたのです。票集めに奔走するのが議員の仕事だ、と言っても過言ではないそうです。
 議案の賛否一つにしても、「どちらにつけば自分の選挙で有利か」、ということを常に念頭に置いて動かなければ後で馬鹿を見るそうです。この話を聞いて、亀井さんがなりふり構わず郵政改革をゴリ押しで決議したのを思い出し、そして、昨日、静岡県連が

◇小沢氏に辞職要求も 連合静岡会長ら反発毎日jp

連合静岡の吉岡秀規会長は31日の記者会見で「党の低支持率の原因は小沢氏のカネの問題にある」と明言。2人擁立について「小沢氏が辞職願を出せば、真剣に向き合う」と辞職まで突きつけた。県連の牧野聖修会長は毎日新聞の取材に「小沢さんが参院選で本当に勝ちたいなら『政治とカネ』の問題について説明すべきだ」と踏み込んだ。

 なりふり構わずに強行すると、このような事態を引き起こすことになるという一例に過ぎませんが、小沢さんにこれほど烈しく反感をしかも、団体単位でぶつけてきたのは、未だかつてなかったのではないかと思います。 傍若無人な小沢さんの態度に、それまでの賛同者が豹変してしまったのでしょう。これは、私の友人が話てくれたことを「なるほど」と頷かせることでした。
 思うに、議員の話が同じ党の中で噛みあわなかったり、公約違反だ嘘つきだと国民から言われても馬耳東風でいられるのは、話の接点が違うからとも言えます。議員が賛同者の目線に立てばわかることだと思いますが、偉くなってしまうとこういう事に気づかなくなるのでしょうか。養護するわけではないのですが、小沢さんも勿体無い事をしているものだと思います。
 私の友人は、あのまま議員を続けるには忍耐など要らないと言っていました。同化してしまえば、苦しむこともないというのは、そういうことなのですね。彼女も、地位を捨てた馬鹿者には違いないのですが、今は普通に幸せそうです。

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