あっさりしたビビンバ(ごまかしナムル?):小沢さんの「起訴相当」は民主党のここ一番になるのか
胡麻油の香りとピリ辛の甜麺醤の甘味噌が、卵と野菜に絡んでご飯が美味しい韓国のビビンバは、とてもヘルシーな料理です。気になるのは、野菜の高騰ですね。ニュースから毎日聞こえてきますが、食べないわけにもいかず、家族の健康を担っている主婦にとってはやりがいのある事で、むしろここをチャンスとして食事作りに励むというものです。そういう中で、昨日は良いことも聞きました。ニュースの話ですと、すべての野菜が高騰するわけではなく、例えば、温度が上昇さえすれば育つ葉物は、それほど高騰しないそうです。高騰するとされる果菜類の茄子やきゅうりのような、花を咲かせた後に実をつける野菜は寒さで花が落ちてしまったりするため、収獲が減るのだそうです。 葉物が豊富なだけでも感謝ですね。そういう意味で今日のビビンバは、どんな野菜を何種類使ってもよい、自由な発想で作れる丼物だと思います。そして、なんとなく献立を考えていた時に、何故、ビビンバの野菜はそれぞれに味付けして別々に乗せるのだろうかという疑問が湧いたのです。
ビビンバというのは、最後にのせた牛肉のそぼろの中央に生卵をのせ、その後直ぐに混ぜ込んで食べるじゃないですか。で、レストランで見ていると、ネタは別々に厨房に用意してあるのですよね。仕込みの時は一種類ずつ作るのでしょう。ここで、家庭料理では、そういうことをわざわざしなくても良いのじゃないかと思ったのです。食べ方に決まりがあるのではなく、推測ですが、ネタの仕込み時の問題かなと。但し、食材によっては下準備が違うので、一緒に味付けできるものとそうでないものはあると思います。そういう訳で、今日のビビンバは短時間で品数の多い豪華な一品となりました。
ビビンバの野菜は、そうですねぇ、全部で5種類くらいの具がのっていると賑やかで気持ちも楽しくなりますから、今日は、冷蔵庫の野菜と相談しながらできるだけ取り入れてみました。因みに今日の具材は、全て塩茹でした後に軽く味付けしています。しかも、茹でるお湯が汚ごれない物から順番に、同じお湯で湯通ししたのです。その後、ずべて一緒に混ぜ合せて味付けしたので、手間も時間もすごく短縮できました。今まで、すごく手間のかかる作り方をしていた訳です。私は、外食のビビンバをお手本にしていたので、ちょっと頭が硬かったかもしれませんね。
こんな訳で、入手しやすい旬のじゃが芋や葉物、一年中お値段が安定しているもやしなどをふんだんに取り入れて、豪華なビビンバができ上がりました。忘れいましたが、辛味のもとになる甜麺醤は、好みの量を銘々にご飯に混ぜて食べると良いと思い、野菜などの下味には使用していません。これなら、苦手な人も辛味を抜くことができます。
材料(3~4人分)
- 茹でた野菜・・450g (総量)
- 醤油・・大さじ1
- 切りごま・・大さじ2
- にんにくの擂り卸し・・適宜
- 生卵・・人数分
生野菜
- ほうれん草・・100g
- 人参・・30g
- じゃが芋・・150g
- 茸(椎茸+エノキ茸)・・50g
- もやし・・50g
- 韮・・30g
牛肉のそぼろの材料
- 牛肉・・170g
- 醤油・・大さじ1.5
- 砂糖・・大さじ1.5
- 胡麻油・・小さじ1
作り方
- 牛挽肉と分量の調味料を小鍋に入れて混ぜて、下味をつけておく。
- もやしのヒゲ根と芽を摘み取る。
- 人参とじゃが芋はマッチ棒くらいの千切りにし、じゃが芋は3分ほど水にさらして笊にあげておく。
- 椎茸は2~3mmの幅のスライスに、エノキ茸は3cm程のぶつ切りにする。
- 鍋に2リットルのお湯を沸かし、沸騰したら40g(2%)の塩を加えて、まずもやしを10秒ほどお湯に浸して笊に上げる。
- 椎茸とエノキ茸も同様に10秒ほど浸してから上げる。
- じゃが芋と人参は、再沸騰してから30秒ほど加熱してから笊で引き上げる。
- 最後にほうれん草と韮の色変わる程度に下茹でし、水に軽く通してよく絞る。
- 野菜が冷めたら両手で軽く絞ってボールに取り、分量の醤油、切り胡麻、にんにくの擂り卸しを加えてよく和える。
- 1の鍋を弱中火にかけ、よくかき混ぜながら肉に火を通し、出て北水分が全て蒸発するまで煮詰める。
- 温かいご飯を器に盛り付け、9の野菜を上敷いて10の牛肉のそぼろをかけて生卵を落としたらでき上がり♪
***
民主党小沢幹事長の陸山会事件で「不起訴」の審判が、昨日、検察審査会で全員一致で「起訴相当」と議決された。これには少し驚いた。というか、元々市民団体の摘発で裁判に至った経緯があるので、不起訴処分に終わったのに対して不服だったというのは、市民感情としては理解できる話です。これからこの問題は取調べに入るのだと思いますが、判決を覆すには「現状、この筋で新証拠はなさそう。なので、共謀共同正犯での公判維持は難しそう。ということで、これで一気にエンディングということにはならないと思う。」(finalventの日記)という意見も出ていて、確かに、裁判となると少し弱いかなとは思います。私には難しい事はよくわかりません。検察審査会ということが少しぼけていたので調べてみました。
検察審査会(けんさつしんさかい)とは、検察官が独占する起訴の権限(公訴権)の行使に民意を反映させ、また不当な不起訴処分を抑制するために、地方裁判所またはその支部の所在地に設置される、無作為に選出された国民(公職選挙法上における有権者)11人によって構成される機関。
検察官の不起訴判断を不服とする者の求めに応じ、判断の妥当性を審査するのが、検察審査会の役割である。これは、アメリカの大陪審制度を参考にしたものである。
検察審査会の議決は、検察官の恣意的な判断によって、被疑者が免罪され、犯罪被害者が泣き寝入りする事態を防ぐという役割を有する。(Wikipedia)
今回「起訴相当」と議決された事件は、まだ記憶にも新しいことです。検察の処分に対して不甲斐なさも感じましたし、小沢さんの秘書が拘置され、有罪判決が出たというのに、証拠不十分で小沢さんを起訴できなかったあれは何だったのかと、あっけなく出たような判決だったことを覚えています。
特捜部は2月、小沢氏の元秘書で陸山会の事務担当者だった衆院議員・石川知裕被告(36)ら3人を同法違反罪で起訴した。その一方で、小沢氏については「虚偽記載を具体的に指示、了承するなどした証拠が不十分で、共謀は認定できない」として不起訴にしていた。(asahi.com)
そして、昨夜(27日)小沢さんは、「やましいことはない」として、幹事長を続投すると発表したそうですが、私にはこれが理解できません。今まで、野党からの国会招致の要求にも一切応じてこなかったのは言うまでもないことですが、民主党の数の問題でそれが許されてきたとすると、それが民主的で合法とは思えません。引き合いに出すのも何ですが、自民党が与党時代は、国会招致には応じてきたと思います。
一方、自民党の谷垣禎一総裁は党本部で記者団に「政治とカネの問題についてだれ一人責任を取ろうとしない体質をさらに追及していく」と述べ、小沢氏の国会招致を引き続き求める考えを示した。(毎日jp)
民主党を養護するつもりはないですが、せっかく政権を勝ち取ったのですから、頑張ってもらいたいという気持ちは当初はありました。ところが、これまでの経緯で、鳩山さんと小沢さんというトップの二人がしていることは、民主党にとってマイナスの事ばかりです。参院選前のこの時期に、市民団体からの審議で「起訴適応」になったということは、司法に跳ね返ってきた政治への不信が、国民の審判によって表面化し、権力に屈することのない対等な立場にたったということですから、検察に対しても大きな意味があると思います。むしろ、小沢さんご本人の嫌疑として向き合わずしてどうするというのでしょうか。その姿勢が、選挙に影響しないわけはないと思います。このまま居座るのは選挙で惨敗するというよりも、政治家としての敗北に向かっていると思います。
| 固定リンク
コメント