牛すじの味噌煮込み(スロークッカー):「普天間飛行場撤廃失敗の背景にあるもの」オスプレイの真相に見る政府の考え
久しぶりの牛すじの煮込みです。煮込みはスロークッカーのお得意料理なので、鍋に仕込むまでの下準備をして、全体で8時間後にはでき上がります。8時間は調理時間としては長いと、スロークッカーを使い始めの最初は思ったのですが、沸騰させない状態で水の温度からゆっくり加熱を始めるので、実際は4時間を過ぎた頃からやっと温度が90度くらいに上がります。
今までにもいろいろ作ってきましたが、圧力鍋と違って肉の繊維を破壊しないので、でき上がりは缶詰の肉のような感じになります。肉が極端に縮むようなこともなく、煮立たせないように加熱するためか煮汁がほとんど減りません。ここがポイントです。煮汁が減らないということは、最初に作った味がそのまま肉に染み込み、煮汁自体の味もそのままなので、最終的に味が薄いと感じることです。かと言って、最初から濃い味付けをしてしまうと、後で修正が効きません。
このような理由から、最終段階で味付けを調整するつもりで、最初は薄味から始めます。今回のレシピはその事を顕著に感じることができるので、味見をしながら進めると良いです。まず手順ですが、大まかに分けると牛すじの場合は三段階あります。
アクや脂を抜くために水からの下茹でが最初の段階です。肉は塊のままで軽く水洗いしてから沸騰後、5分で茹でこぼします。普通に鍋で牛すじを煮る場合は、下茹ででは沸騰させないようにアク取りをしますからもっと長く、約一時間近くアク取りをします。今回短時間の下茹でで完了できる理由は、次の第二段階でもアク取りシートを使って6時間下茹でするからです。わずか5分の沸騰で大半のアクを出してしまう理由は底にあります。
第二段階では、肉のアクを抜きながら柔らかく煮込みます。茹でこぼしたあとは、余分な脂を取り除き、適当な大きさに切り分けます。分量の水と酒、山椒の佃煮を加えてアク取りシートを被せ、6時間「弱」で加熱を開始します。
第三段階では、いよいよ味付けです。スイッチが切れたら、下茹でした大根とこんにゃくを加え、調味料を加えて2時間「弱」で仕上げ調理します。ここで煮汁の味が薄いと感じたら、最後の30分ほどで味噌で味を調整してでき上がりです。
実山椒の佃煮は、塩漬けを戻して作った自家製です(参照☛)。市販の佃煮か、なければ八角を代用してもよいです。
材料
- 牛すじ・・500g
- こんにゃく・・2/3丁
- 大根・・400g
- 山椒の佃煮・・大さじ3
- 細葱・・2本
- 七味唐辛子・・適宜(または一味唐辛子)
- 水・・カップ3
- 酒・・カップ1
- 大根・・400g
- アク取りシート・・1枚
調味料
- 味噌・・120g
- 味醂・・60cc
- 砂糖・・大さじ3
作り方
- 牛すじは軽く水で洗ってたっぷりの水で下茹でしながらアクを掬い、沸騰後5分で茹でこぼす。
- 肉の余分な脂などを取り除き、適当な大きさに切り分ける。
- 内鍋に肉、分量の水、酒、山椒の佃煮を加えてアク取りシートを被せ、6時間「弱」にセットしてスイッチオン。
- スイッチが切れる頃合を見て、大根をかまぼこ型に切って米の研ぎ汁で透き通るまで茹でる。
- こんにゃくは5mmの厚さに切って真ん中に切り口を作ってねじりこんにゃくにし、さっと下茹でする。
- スイッチが切れたら4の大根を洗って、5のこんにゃくを鍋に入れ、分量の調味料を煮汁で溶かして加え、2時間「弱」でスイッチオン。
- 途中味見をして、味噌で調節する♪
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沖縄基地移転問題の最終結論は5月中という約束を果たすべく、鳩山さんを中心にこの話題でニュースが賑わっています。そのニュースを摘まみながら結論の方へ関心が向くためか、気になるのは移設先の話がとんと出てこない点です。合わせて、何を検討しているのか、その事案が見えてこないのと、滑走路の長さがやたらに問題視されているのが気になっていました。
移転の話がとんと出てこないという時点で、できそうもないことばかりを並べただけのマニフェストに結局終わっているのかという評価しかありません。この思いは思いとして、極東ブログでは「沖縄問題の取り組みはもう破綻した」と。福島さんよりは私の方が若干この問題をクールに見ているかな、という程度ですが、それにしても「破綻」と表現するのは勇み足ではないと、読み進めると、この私にも理解できます。さて、その中身とは。
どうも、オスプレイを配備する将来の計画に対して、飛行場の広さが限定されるらしい。
オスプレイってよくわかりません。これ何?
コレが、調べたらヘリコプターのように垂直離着陸ができて、飛行距離が長く、スピードもかなり早い輸送機だそう。
- 貨物を載せず24人が乗り組んだ場合はヘリコプターのように垂直離着陸が可能
- 最大積載量を積んだ場合は垂直離着陸できない。離着陸には約487m(1600フィート)が必要
- 上空でエンジンを停止させて着陸する『オートローテーション』飛行訓練や単発エンジン着陸訓練、編隊離着陸などの習熟訓練には、最短で約792m(2600フィート)、最大で約1575メートル(5170フィート)が必要。(Wikipedia)
500mの滑走路とか1500mと騒いでいるのは3番の太字部分、コレが理由?
つまり、1500mの滑走路は普天間基地でしか対応できないうえ、移転案のシュワーブ(辺野古)陸上部に、500メートル四方のヘリポートを建設してしまうとオスプレイの離着陸の際邪魔っけになるので、当面は普天間基地の滑走路を使用するしかない、と。その上で、米軍ホワイトビーチのある勝連半島の沖合に人工島を10~15年もかけて建設を予定し、完成した段階で基地機能を全面的に移す計画なのだとか。つまり、ホワイチビーチ沖に飛行場ができるまでは普天間を使うしかないのです。が、それもあっさりと「ホワイトビーチ沖に飛行場を作る意味はない」と、この後に続きます。
※「+」の印がキャンプシュワーブ(辺野古)、普天間飛行場は宣野湾市の西側、うるま市から突き出した半島がホワイトビーチ
何処か外国の話でもしているのかしらと思うような気の遠くなるような話です。「米軍ホワイトビーチ」って、外国のどこかのリゾートビーチじゃないのですよ。ホワイト・ビーチ地区とは、沖縄県うるま市(沖縄本島)の突き出した勝連半島に所在する、在日アメリカ海軍の港湾施設です。遠い将来の話であるにせよ、普天間からこのホワイトビーチに移転するのは、「辺野古がホワイトビーチになるくらいの差しかない。その差にどれほどの意味があるというのだろう。」と、話しているのは、地図上から見てもそうですが、そもそも沖縄本土から基地がなくなるという構想も、マニフェストもあったものではないという、何だかコレって詐欺?ですか?と問いたくなる話です。
これで、移転問題は空論なのだとはっきりしました。沖縄の地理関係と、垂直離着陸ができるとは言え、オスプレイの訓練には1500mの滑走路が必要だということを知らなかったので、話が掴めなかったです。了解!
しかし、私が了解して終わらせる問題ではないです。
☆画像の参考先:「シュワブ陸上など県内2案、米に移設候補地提示へ」(2010年3月18日 読売新聞)
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